1 / 4
第1話
しおりを挟む
小さい頃グレースは幼馴染に恋をしていた。名前はハリー2歳年上なので兄みたいな感じだった。
学園に通い始める年齢になると姉のシャーロットと付き合っていることを知ることになりグレースは泣いてすがり姉と別れて自分と交際してとお願いしたことがある。
時は流れてシャーロットとハリーは付き合い続けて婚約し叶わぬ恋となった。まだハリーのことが好きだったグレースは結婚を伝えられて頭を殴られたようなショックが体を貫き心が緩やかに暗く沈んでいくのを感じる。
(あれ?ハリーがいる。なんか荒れてる?)
「もうシャーロットとは別れる!あんな奴だとは思わなかった!」
「ハリー落ち着いて。シャーロットも反省してるみたいだから…」
「反省?シャーロットはまたあいつのところに行っているんですよ。もう僕達は終わりです」
どうやらハリーは姉と喧嘩したらしい。話を聞く限りだと姉が浮気したことが原因みたい。喧嘩することもめったにない幸せいっぱいのラブラブのカップルだと思っていたのに、まさか姉が浮気してるなんて。
姉はこの場には居ない。ハリーは酒の勢いを借りて姉への不満を言い放っていた。それを聞いて母親のローラは同情の言葉をかけて説得している。
「ハリー大丈夫。飲みすぎだよ」
「グレースありがとう。こんなことならグレースと付き合えばよかったな…」
ハリーは酒に酔ってるから本気で言ってないよね?でも今でもハリーのことが好きなグレースは自分の胸のドキドキを感じるほど嬉しかった。
「グレース少しの間ハリーのこと見ててくれる?シャーロットを直ぐに連れ戻すように伝えてくるから」
「うん」
「グレースそばに来てくれ。昔みたいに頭を撫でてあげる」
「ハリー私はもう子供じゃないからね。それよりもお酒臭いよ」
「なんだよ?グレースまで僕に冷たくするのか?昔はいつも僕の後ろをついてきてくれて慕ってくれてたのに…」
「ハリー今日は泊まって行ってね」
従者に姉のシャーロットのことを伝えた母ローラが戻って来た。酒に酔っているハリーに今日は家に泊まって行きなさいと言う。
「そういうわけでグレースよろしくな」
こんな状態のハリーを帰らせることはできないし姉の婚約者なので泊まることに問題はないけれど、ハリーに恋心を抱いているグレースは彼のことを見ると息苦しいくらい頭が一杯になっていた。
翌朝、ハリーは帰る様子もなく酔いもさめてリビングでボーッとしていた。
学園に通い始める年齢になると姉のシャーロットと付き合っていることを知ることになりグレースは泣いてすがり姉と別れて自分と交際してとお願いしたことがある。
時は流れてシャーロットとハリーは付き合い続けて婚約し叶わぬ恋となった。まだハリーのことが好きだったグレースは結婚を伝えられて頭を殴られたようなショックが体を貫き心が緩やかに暗く沈んでいくのを感じる。
(あれ?ハリーがいる。なんか荒れてる?)
「もうシャーロットとは別れる!あんな奴だとは思わなかった!」
「ハリー落ち着いて。シャーロットも反省してるみたいだから…」
「反省?シャーロットはまたあいつのところに行っているんですよ。もう僕達は終わりです」
どうやらハリーは姉と喧嘩したらしい。話を聞く限りだと姉が浮気したことが原因みたい。喧嘩することもめったにない幸せいっぱいのラブラブのカップルだと思っていたのに、まさか姉が浮気してるなんて。
姉はこの場には居ない。ハリーは酒の勢いを借りて姉への不満を言い放っていた。それを聞いて母親のローラは同情の言葉をかけて説得している。
「ハリー大丈夫。飲みすぎだよ」
「グレースありがとう。こんなことならグレースと付き合えばよかったな…」
ハリーは酒に酔ってるから本気で言ってないよね?でも今でもハリーのことが好きなグレースは自分の胸のドキドキを感じるほど嬉しかった。
「グレース少しの間ハリーのこと見ててくれる?シャーロットを直ぐに連れ戻すように伝えてくるから」
「うん」
「グレースそばに来てくれ。昔みたいに頭を撫でてあげる」
「ハリー私はもう子供じゃないからね。それよりもお酒臭いよ」
「なんだよ?グレースまで僕に冷たくするのか?昔はいつも僕の後ろをついてきてくれて慕ってくれてたのに…」
「ハリー今日は泊まって行ってね」
従者に姉のシャーロットのことを伝えた母ローラが戻って来た。酒に酔っているハリーに今日は家に泊まって行きなさいと言う。
「そういうわけでグレースよろしくな」
こんな状態のハリーを帰らせることはできないし姉の婚約者なので泊まることに問題はないけれど、ハリーに恋心を抱いているグレースは彼のことを見ると息苦しいくらい頭が一杯になっていた。
翌朝、ハリーは帰る様子もなく酔いもさめてリビングでボーッとしていた。
1
あなたにおすすめの小説
【完結】他の人が好きな人を好きになる姉に愛する夫を奪われてしまいました。
山葵
恋愛
私の愛する旦那様。私は貴方と結婚して幸せでした。
姉は「協力するよ!」と言いながら友達や私の好きな人に近づき「彼、私の事を好きだって!私も話しているうちに好きになっちゃったかも♡」と言うのです。
そんな姉が離縁され実家に戻ってきました。
“妖精なんていない”と笑った王子を捨てた令嬢、幼馴染と婚約する件
大井町 鶴
恋愛
伯爵令嬢アデリナを誕生日嫌いにしたのは、当時恋していたレアンドロ王子。
彼がくれた“妖精のプレゼント”は、少女の心に深い傷を残した。
(ひどいわ……!)
それ以来、誕生日は、苦い記憶がよみがえる日となった。
幼馴染のマテオは、そんな彼女を放っておけず、毎年ささやかな贈り物を届け続けている。
心の中ではずっと、アデリナが誕生日を笑って迎えられる日を願って。
そして今、アデリナが見つけたのは──幼い頃に書いた日記。
そこには、祖母から聞いた“妖精の森”の話と、秘密の地図が残されていた。
かつての記憶と、埋もれていた小さな願い。
2人は、妖精の秘密を確かめるため、もう一度“あの場所”へ向かう。
切なさと幸せ、そして、王子へのささやかな反撃も絡めた、癒しのハッピーエンド・ストーリー。
彼はヒロインを選んだ——けれど最後に“愛した”のは私だった
みゅー
恋愛
前世の記憶を思い出した瞬間、悟った。
この世界では、彼は“ヒロイン”を選ぶ――わたくしではない。
けれど、運命になんて屈しない。
“選ばれなかった令嬢”として終わるくらいなら、強く生きてみせる。
……そう決めたのに。
彼が初めて追いかけてきた——「行かないでくれ!」
涙で結ばれる、運命を越えた恋の物語。
君を幸せにする、そんな言葉を信じた私が馬鹿だった
白羽天使
恋愛
学園生活も残りわずかとなったある日、アリスは婚約者のフロイドに中庭へと呼び出される。そこで彼が告げたのは、「君に愛はないんだ」という残酷な一言だった。幼いころから将来を約束されていた二人。家同士の結びつきの中で育まれたその関係は、アリスにとって大切な生きる希望だった。フロイドもまた、「君を幸せにする」と繰り返し口にしてくれていたはずだったのに――。
婚約破棄、ありがとうございます
奈井
恋愛
小さい頃に婚約して10年がたち私たちはお互い16歳。来年、結婚する為の準備が着々と進む中、婚約破棄を言い渡されました。でも、私は安堵しております。嘘を突き通すのは辛いから。傷物になってしまったので、誰も寄って来ない事をこれ幸いに一生1人で、幼い恋心と一緒に過ごしてまいります。
我慢しないことにした結果
宝月 蓮
恋愛
メアリー、ワイアット、クレアは幼馴染。いつも三人で過ごすことが多い。しかしクレアがわがままを言うせいで、いつもメアリーは我慢を強いられていた。更に、メアリーはワイアットに好意を寄せていたが色々なことが重なりワイアットはわがままなクレアと婚約することになってしまう。失意の中、欲望に忠実なクレアの更なるわがままで追い詰められていくメアリー。そんなメアリーを救ったのは、兄達の友人であるアレクサンダー。アレクサンダーはメアリーに、もう我慢しなくて良い、思いの全てを吐き出してごらんと優しく包み込んでくれた。メアリーはそんなアレクサンダーに惹かれていく。
小説家になろう、カクヨムにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる