時缶 第1話

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時缶 第2話

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「…とりあえず説明してくれる…?君は…どちらさん…?」
彼はとりあえずそう言った。
「アナタヲタスケニキマシタ!ワタシハジカンヲモドスコトガデキマス!!」
缶はそう言った。
「とりあえずその片言どうにかならない…?聞きづらい…」
彼は目を細めながら言った。
「はい!できますよ!竜斗さん!私はあなたを助けにきました!」
缶は驚くほど流暢に話し出した。
「時間を戻しあなたの後悔を消し去ります!」
彼は口を開けながら聞いていた。
「待て!なにそのSFチックなやつ!?訳が分からん…」
それはそうだろう。
いきなり拾った缶が喋り出し、挙句の果てには時を戻すなどと言っている。全てをすぐに飲み込む人の方が珍しいだろう。
すると缶が
「じゃあ試してみましょう!なにか後悔してることはありませんか?」
彼は半信半疑で答えた。
「昨日、今日のおやつのために人気のプリン買いに行ったけど俺の目の前で売れきれた…とか?」
缶は笑顔で
「その後悔、なくしましょう!」
昨日の年と日付を打ち込んでください!」
と言った。
すると彼は、はいはいと思いながら打ち込んだ。
すると缶が目の前が見えなくなるほど光だし、気がつくと…。
「……ここは…。」
目の前は外だった。外にあったを見ると明らか今の時間ではない。服装を見ると昨日の服装でカバンを持っていた。
「は、嘘だろ…。ガチじゃん…」
スマホを見て彼は気を失いそうになった。
日付は昨日。時間は買いに来た時間の1時間前である。
「こ、これなら買える!!」
彼は列に並びプリンを見事に買った。
すると目の前が眩しくなり、
気付くと家にいた。
目の前にはあの缶詰が。
「買えましたか?」
「あぁ、買えた。あれ、プリンは?」
彼はキョロキョロと周りを見回した。
「きっと冷蔵庫です!昨日買ったあなたは多分冷蔵庫に入れるはずです!」
正直3分の2ほど既に信じていたが、微妙な顔をしながら冷蔵庫を見た。
「う、嘘だろ…プリンがある…」
彼は目を丸くし、震えた。
「改めまして、私は時缶。未来のAIです。」
そう缶は答えた。
私はようやく全部飲み込んだ。
「ま、まさか…そんなことがあるなんて…。」
すると時缶は
「注意があります!これをお金儲けのために使うのは許されていません。自分の後悔をなくすために使ってください!使えるのは5回です。それだけです!」
彼は何回も頷いていた。
そうこうするうちに時間は昼過ぎになった。

                                   第2話   完
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