異世界はいい世界~異世界転移しても使えるギャグの考え方~

地球にさようなら~明日もアースで生きたかった~

どーも、俺の名前は尾屋次郎おやじろう
どこにでもいる平凡未満な学生です。
イキナリ自己紹介とかくさいやつだなって思ったでしょ？
学生の自己紹介がくせぇ！ってね！ははは……。

でもさ、こんなふうに悠長にしてるけど実はそんなこと言ってる暇じゃ無いのよね。

目の前にトラック迫ってきてるのよ。

これはいわゆる現実逃避。パニックになって変なこと言い出すのと一緒だよ。
なんでこうなったかなんて自分にもわかりゃしない。

ただ、現実は非常でどんなに頭の中で思考しようとも身体は動かないし迫ってくるトラックは止まりゃしない。

このままじゃ死んじゃうよなぁとか、自分轢き殺したトラックの運転手の後の人生はどうなるんだろうとか考えちゃうよね。

あー、もう間に合わないや。
運転手の顔も絶望に染まってるね。うん。

ま、少しでもこのあとマシな人生送れるように運転手には祈るだけ祈っとこうか。

グットラック！トラックだけに……ｸﾞｼｬ!


最後まで言う暇も無く1人の少年は意識を失った。