異世界はいい世界~異世界転移しても使えるギャグの考え方~

女神に会いました。

「ん？ここはどこだ？」

辺りを見渡すと真っ白な空間。どこまでも続くその空間に少しの不安を覚える。

「目が覚めましたか？」

「うぉ？！」

先程まで誰もいなかったはずの背後から声が聞こえる。
その声に反応して振り返るとそこには言葉では表すとこが出来ないほどの美しい女性が立っていた。

「私は女神ミリアです。」

「お、おう。で、その女神様が何のようですか？」

肌の露出が多く、しかし下品では無いその素晴らしい衣装、ぷるんと揺れる大きな胸……

「ふふ、女神の美しさに目がmeの虜ですね。」

「え？」

まさか、目の前のとても美しい女性(女神だというのが本当だとしたら仮にも神)がダジャレを言うなんて思っていなかった俺はきょとんと、間抜けな顔を晒した。

「あら？次郎さんはダジャレがお好きなようですし、緊張しているだろうと思って、ダジャレを言ったのですけど……失敗でしたか？」

少し不安そうな表情を浮かべる女神。

「あ、いや、あなたみたいな美しい女性がダジャレ言うなんて思ってなくてびっくりしてただけですよ！」

あー、なんか気が動転して美しいとかなんとか言っちゃった～……恥ずかし……。

「そうですか？まあ、程よく緊張もとけたようですし本題に入りましょうか。」

「本題って……さっき女神って言ってましたよね？もしかして、異世界転生ですか？」

ワクワクした期待のこもった目で女神を見ていると

「そのあたりも今から話していきたいと思います。」

と苦笑しながら答えた。


いやぁ、異世界転生出来るのは楽しみだな。怖いなと思うところもあるがチートを貰えば大丈夫だろう。

貰えなかったら……その時のことは考えたくないや……。