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8年前のこと。(2人は12歳)
敵か味方か
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(12歳の里久 視点)
佑希に、そのままって言われたから、勢いで 入れたい とか言っちゃったけど…。
引かれてないかな、なんて不安に思ってる。
さっき、思ってて口から出かかった言葉が佑希に届いたのは、
本当にびっくりした。
理由は今のところわかんないけど。
父さんか母さんに聞けばすぐわかる気がするからいいや。
今は、とりあえず佑希に従っとこ。
…なにか思惑が有るみたいだし。
それをこの謎の伝達機能?で言ってくれればいいのに、なんて。
もしかしたらそれどころじゃないのかな。
別のことで頭がいっぱいかもしれない。
邪魔はしないほうがいいよね、、、
そんな事をなんとなく考えてたら。
「仕方ない」とか言って、へらへらが足の拘束を解いてくれた。
逃げるチャンスじゃん!って思ったけど、何故か足に力が入らない。
単純に寸止めされてるせいかな。
それとも気絶してる時に何か飲まされたのかも。
って、それじゃやばくない!?
佑希にいれたいっていったのは僕だけど、
それは今を乗り切るため、隙を見せさせるためだったんだよね、、、
僕一人がいれるならともかく、
多分この人達も佑希にいれようとするよね?
さっき4Pとか聞こえたし。
それはだめだ!絶対に佑希の体がもたない。
なんとかとめないと!
けど、言っちゃった手前、やっぱいいですとはいいづらいなあ、、、
この危機的状況をなんとかしようと頭をフル回転させてたとき。
prrrrrrr....
突然コール音がした。
みると、真面目男がスマホに目を落としてる。
真面目男は、へらへらに、
「少し話してくる。」
と言って部屋を出ていった。
何の話だろう?
なんて考えてながらふと前を見ると。
佑希が、腕時計を一瞬へらへらに向けたのをみた。
へらへらは今、自分の携帯を見ていてそれに気づいてないみたいだった。
なに!?佑希はなにをしてるの?
なんで教えてくれないの?
もしかして僕だけ傍観者側に移ってたりするの?
あるわけないことまで想像しちゃうほど、
気が狂いそうなほど、僕にはなにも起こらない。
けど、
今僕がなにか行動すると、
佑希がしてることの妨害になりそうなことだけはわかった。
だから、黙っていようと決意したその時。
ガチャリ。
ドアが開いた。
僕は、そこに真面目男が立っていると思い、
また地獄の時間が再開するのか、って
絶望しかけたのだけど。
そこには2つの人影があった。
1つは、真面目男の。
そして、もう一つはー。
「お待たせ。」
「遅かったじゃん。父さん。」
ーえ?
佑希に、そのままって言われたから、勢いで 入れたい とか言っちゃったけど…。
引かれてないかな、なんて不安に思ってる。
さっき、思ってて口から出かかった言葉が佑希に届いたのは、
本当にびっくりした。
理由は今のところわかんないけど。
父さんか母さんに聞けばすぐわかる気がするからいいや。
今は、とりあえず佑希に従っとこ。
…なにか思惑が有るみたいだし。
それをこの謎の伝達機能?で言ってくれればいいのに、なんて。
もしかしたらそれどころじゃないのかな。
別のことで頭がいっぱいかもしれない。
邪魔はしないほうがいいよね、、、
そんな事をなんとなく考えてたら。
「仕方ない」とか言って、へらへらが足の拘束を解いてくれた。
逃げるチャンスじゃん!って思ったけど、何故か足に力が入らない。
単純に寸止めされてるせいかな。
それとも気絶してる時に何か飲まされたのかも。
って、それじゃやばくない!?
佑希にいれたいっていったのは僕だけど、
それは今を乗り切るため、隙を見せさせるためだったんだよね、、、
僕一人がいれるならともかく、
多分この人達も佑希にいれようとするよね?
さっき4Pとか聞こえたし。
それはだめだ!絶対に佑希の体がもたない。
なんとかとめないと!
けど、言っちゃった手前、やっぱいいですとはいいづらいなあ、、、
この危機的状況をなんとかしようと頭をフル回転させてたとき。
prrrrrrr....
突然コール音がした。
みると、真面目男がスマホに目を落としてる。
真面目男は、へらへらに、
「少し話してくる。」
と言って部屋を出ていった。
何の話だろう?
なんて考えてながらふと前を見ると。
佑希が、腕時計を一瞬へらへらに向けたのをみた。
へらへらは今、自分の携帯を見ていてそれに気づいてないみたいだった。
なに!?佑希はなにをしてるの?
なんで教えてくれないの?
もしかして僕だけ傍観者側に移ってたりするの?
あるわけないことまで想像しちゃうほど、
気が狂いそうなほど、僕にはなにも起こらない。
けど、
今僕がなにか行動すると、
佑希がしてることの妨害になりそうなことだけはわかった。
だから、黙っていようと決意したその時。
ガチャリ。
ドアが開いた。
僕は、そこに真面目男が立っていると思い、
また地獄の時間が再開するのか、って
絶望しかけたのだけど。
そこには2つの人影があった。
1つは、真面目男の。
そして、もう一つはー。
「お待たせ。」
「遅かったじゃん。父さん。」
ーえ?
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