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2エバンス11慧人バーサス
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三人纏めてかかって来い
などと言い放った慧人だが
セオリー通りに一番御し易い者から
落とすべく風祭の機体へ
迫撃をかける。
『どわっ!。
俺からかっ。そう来なくっちゃな。』
しかし風祭が軽口を
叩いて居られるのも今限り。
風祭の乗る機体より
少し高度を上げた位置より
ライフル2射、マシンガン斉射のち
風祭の回避運動と反撃射を読み
一瞬で下方へ廻り込み
急襲、ブレード2連撃により
沈黙させた。
『なんだ……?。
今の動き…。
あんな機動不可能じゃないのか?!。
機体性能で可能だとしても
Gでブラックアウトするはずじゃ…。』
『黒いのが一瞬でやられたある。
次は私が行くあるね。』
『シャオっ!
先走らないでっ。』
(遅かった…。)
シャオの言葉を待つ暇も無く
慧人は一気に上昇、
太陽を背にした位置より
ライフルを4連写すると同時に
シャオ機に肉迫、
回避地点へほぼ0距離からの
機銃掃射、沈黙させた。
『ひっっ!。
……………負けた ある。
慧人 流石あるね。』
その位置から直ぐ
フェリアの機体に向け
ライフルを二射したが、
流石に今の隙に距離を取っていて
威嚇の意味しかなかった。
(フェリア、
シャオを沈黙させている間に
突っ込んで来るかとも思ったが…。
そう甘くは無いか。
さて、…。)
慧人は機体を上昇させる。
太陽を背にする位置は
どうやら取らせてくれないらしい。
両機はお互い旋回しながら
機銃掃射とライフルを連写するが
決め手には程遠い。
慧人は弾幕を回避しながら
接近を試みるものの
フェリアの機体
ネイ プラキアスの性能が
慧人の機体
カーテ ストラダーレ エバンスを
上回っており
特にスラスター出力では
圧倒的であり
容易に接近を許さないのであった。
『フェリア、
久しぶりに剣術で
決着をつけないか?。』
このままでは埒のあかない事を
覚ると慧人はフェリアに
近接での打ち合いを
申しでる。
『………………。』
(おそらく近接では
機体の性能差を活かせない。
………………。
かと言ってこのままだと
永遠の追いかけっこ。
反撃の糸が掴めない。)
フェリアは激しく思考を
巡らせる。
脳内シミュレーションで
行き着く先は
堂々巡り。
フェリアは覚悟を
決めて剣術で勝負する事を
慧人に告げる。
『慧人、
分かったわ。
久しぶりに剣術で勝負よ。』
両機はお互いの距離間を
15mまで詰め
間合いを図る。
フェリアは中段
正眼の構え。
慧人は脇構え
陽の構え。
二人は長刀を微動だにしない。
お互いの動き、隙を伺う。
数秒が
引き延ばされたような
長い時間に感じる。
機動兵器ATEでの勝負だと言う事を
完全に思考から外し
自身の肉体で繰り出す
剣技のイメージを練る。
いや、ATEを操る上で
更に己の剣技を上乗せする様
イメージを膨らませる。
身体だけで行う場合は
身長差、つまりは体格も
大きく左右するであろう
初撃。
その差を操縦技術
機体出力で全て補ってしまうであろう。
そして、其れが可能な距離感。
フェリアが息を呑んだ瞬間、
慧人の機体の切っ先が僅かに動く。
其れを、見逃さずフェリアが
一気に踏み込む。
しかし、この切っ先の微動は
釣りだった。
張り詰めた緊張感に
耐えられなくなったフェリアは
その雰囲気に呑まれ仕掛けてしまう。
これは実戦経験の量にも
よるものだろう。
懐に突っ込んで来る
フェリアの切っ先をチョンと
いなし右脇にスッと体を入れると
フェリア機を送るように
背側面を袈裟斬りに
打って取る。
両機が静止し
凪の時間が訪れる。
と、同時に
慧人の機体に緊急通信が
二人の雌雄を決する時を
味あわせ無い無粋な雰囲気で
割って入るのだった。
などと言い放った慧人だが
セオリー通りに一番御し易い者から
落とすべく風祭の機体へ
迫撃をかける。
『どわっ!。
俺からかっ。そう来なくっちゃな。』
しかし風祭が軽口を
叩いて居られるのも今限り。
風祭の乗る機体より
少し高度を上げた位置より
ライフル2射、マシンガン斉射のち
風祭の回避運動と反撃射を読み
一瞬で下方へ廻り込み
急襲、ブレード2連撃により
沈黙させた。
『なんだ……?。
今の動き…。
あんな機動不可能じゃないのか?!。
機体性能で可能だとしても
Gでブラックアウトするはずじゃ…。』
『黒いのが一瞬でやられたある。
次は私が行くあるね。』
『シャオっ!
先走らないでっ。』
(遅かった…。)
シャオの言葉を待つ暇も無く
慧人は一気に上昇、
太陽を背にした位置より
ライフルを4連写すると同時に
シャオ機に肉迫、
回避地点へほぼ0距離からの
機銃掃射、沈黙させた。
『ひっっ!。
……………負けた ある。
慧人 流石あるね。』
その位置から直ぐ
フェリアの機体に向け
ライフルを二射したが、
流石に今の隙に距離を取っていて
威嚇の意味しかなかった。
(フェリア、
シャオを沈黙させている間に
突っ込んで来るかとも思ったが…。
そう甘くは無いか。
さて、…。)
慧人は機体を上昇させる。
太陽を背にする位置は
どうやら取らせてくれないらしい。
両機はお互い旋回しながら
機銃掃射とライフルを連写するが
決め手には程遠い。
慧人は弾幕を回避しながら
接近を試みるものの
フェリアの機体
ネイ プラキアスの性能が
慧人の機体
カーテ ストラダーレ エバンスを
上回っており
特にスラスター出力では
圧倒的であり
容易に接近を許さないのであった。
『フェリア、
久しぶりに剣術で
決着をつけないか?。』
このままでは埒のあかない事を
覚ると慧人はフェリアに
近接での打ち合いを
申しでる。
『………………。』
(おそらく近接では
機体の性能差を活かせない。
………………。
かと言ってこのままだと
永遠の追いかけっこ。
反撃の糸が掴めない。)
フェリアは激しく思考を
巡らせる。
脳内シミュレーションで
行き着く先は
堂々巡り。
フェリアは覚悟を
決めて剣術で勝負する事を
慧人に告げる。
『慧人、
分かったわ。
久しぶりに剣術で勝負よ。』
両機はお互いの距離間を
15mまで詰め
間合いを図る。
フェリアは中段
正眼の構え。
慧人は脇構え
陽の構え。
二人は長刀を微動だにしない。
お互いの動き、隙を伺う。
数秒が
引き延ばされたような
長い時間に感じる。
機動兵器ATEでの勝負だと言う事を
完全に思考から外し
自身の肉体で繰り出す
剣技のイメージを練る。
いや、ATEを操る上で
更に己の剣技を上乗せする様
イメージを膨らませる。
身体だけで行う場合は
身長差、つまりは体格も
大きく左右するであろう
初撃。
その差を操縦技術
機体出力で全て補ってしまうであろう。
そして、其れが可能な距離感。
フェリアが息を呑んだ瞬間、
慧人の機体の切っ先が僅かに動く。
其れを、見逃さずフェリアが
一気に踏み込む。
しかし、この切っ先の微動は
釣りだった。
張り詰めた緊張感に
耐えられなくなったフェリアは
その雰囲気に呑まれ仕掛けてしまう。
これは実戦経験の量にも
よるものだろう。
懐に突っ込んで来る
フェリアの切っ先をチョンと
いなし右脇にスッと体を入れると
フェリア機を送るように
背側面を袈裟斬りに
打って取る。
両機が静止し
凪の時間が訪れる。
と、同時に
慧人の機体に緊急通信が
二人の雌雄を決する時を
味あわせ無い無粋な雰囲気で
割って入るのだった。
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