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高校一年生、桜川高等学校合唱部
12話「メンバー決め」
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...寝た後、五時半に起きてしまった。
カレーライスは、あっという間に消化されて、
空腹。
あ...オニギリ、セブンで買ったっけ。
昼ご飯だったオニギリ三つを、一つ食べてしまう。
明太子。美味しい。
あっという間に食べ終わる。
洗濯して、室内干し。今日は金曜日。
...メンバー決めだ。
いろんな事を思い出す。
..,港先生に、何十回もおこられたよなあ。
合唱の度に、最悪と言われて。
悔しかったなあ。頑張って練習したら褒めてくれた事もあったっけ。
メンバー決めにはいりたい。
じゃないと、じゃないと、ムダになってしまう。
制服のシワを取り、冬服を着る。
今日は特に寒いらしい。
今までの、五ヶ月間。無駄にはしない。
...........あ。歌乃は、きっと、メンバーになる。部長も。
...でも。星子は、どうなるんだろう。
港先生に、あんな事言われて。
どうなるんだろう。
家事をして、六時49分くらいになる。
寮をでる前に、一度、時の旅人を、もう一度歌う。
...♪やはり良い曲だ。
コンコン!!!!
優しいノックの音がする。
誰だろう。
「あっ!歌乃ー。」
「ルア、ゴメン、歌ってた?」
「歌ってたけど..,大丈夫。どーしたの?」
「一緒に、朝練行かない?」
「あされん?」
「いつもは、アタシ、放課後にレッスンとかなんだけどさ。
今日は少し朝練しとかないとなー。って」
歌乃が笑う。
「ん、いーね。私も行く」
扉の横にある、カードキー入れから、カードキーを取ると、
電気が消える。部屋のドアを閉じてカギが掛かったのを確認して、歌乃と、
学園と寮の扉まで歩く。
「ふう。いよいよ今日か。」
「ルア、心配なの?もしかして」
「...まあ、心配だよ。」
「でも、ルアって、確か、小3から声楽してるんだから、
今年、8年目なんじゃ?」
「ま、八歳からしてるからね。
でも、さ。声楽と合唱違うし、
それに、歌乃は、小2からしてるんでしょ。」
「まーね。でもたった一年じゃん、差」
「一年はでかいよ~。部長は、うまいし合格なんだろーな」
緊張するなあ。
カードをタッチする。人気はあまりない。
「アタシ、自分に自信はある。
メンバーにはなれるとおもう」
「歌乃は自信満々だねえ」
「それより、四川さんとか、星見空先輩がどうかな。って思う。」
「四川って、四川星子さん?星子さんは、分からない。
上手いんだよ。上手い。ただ、港先生が、どうするかなー?ってかんじじゃない?
星見空先輩は、大丈夫じゃない?副部長、ってことは、
上手いんじゃないの。」
「...星見空先輩。
コーラスでしょ。だから、ルア見てなかったかもしれないけど、
アタシ、多分。星見空先輩は、雪葉先輩がいないと、
上手に歌えない。まちがいはしないけど、機械音みたいな。
」
「え、じゃなんで、コーラスなの?」
「本人はそれを、自覚していないのよ。コーラスの方が好きなんだと思う。
だからこそ、雪葉先輩の近くである、
副部長、っていうわけなんじゃない?...てか、ルア
、副部長の見空先輩は、星見空先輩って呼ぶのに、
雪葉先輩は、部長って呼ぶよね。何で?」
「え、よく考えたらそうだよね。何でなんだろ?」
しかし、やはり雪葉先輩より、部長って呼んでしまう。
う~ん
音楽室で朝練しようと思い、開けようとする。
...あれ?誰かいる?
中には、フルートとチューバ、トランペットが朝練していた。
知らない曲だ。
「あ、吹奏楽部が朝練してたか...」
私が言うと、演奏が止まる。
フルートの、ショートカットの、黒髪の女の子が近づいてくる。
え、え、え...
ガラッとドアが開く。
「きゃあっ!!!な、なんですか」
言うと、フルートの女の子はキラキラした目で、
私の手を取る。
「ねえねえ!入部希望?今からでもフルートは人少ないし大丈夫!
私、二年の、フルート奏者の町下 鈴空!!(まちしも りんあ)
あ、ねえ、それにさ!もしかして、合唱部?」
「そう、です。」
「あ、やっぱり!?
なまえは!?」
「合唱部一年のメロディの、戸崎ルアです。」
「ルアって珍しい名前だね。由来は。」
「るんるんした...そら、らしいです、」
「うん。分からない。黒髪の子は?」
「高島歌乃、同じく一年のメロディです。」
「うんうん。今日メンバー決め何でしょ。」
「...?何でそれを?」
「だって、吹奏楽部がメンバー決めの時演奏するので!
私ピアノできるから頼まれちゃった♪」
「えっ...?で、でも、吹奏楽部も、コンクール、ありますよね??」
「うん。そうだよ、後少しで県大会。だから、センセーは断ったんだけど、
歌の演奏とか、たのしそーじゃん??
一ヶ月前にメンバー決めって遅いよね。
だから、センセーに両立条件で認めてもらったんだー。
あ、ちなみに、私はコンクールメンバーだよ♪
...実はね。フルートにもソロがあったんだ。課題曲に。
それもできなかったんだけどね。」
「あ、そうなんですか...」
「うん。じゃー、ホント、がんばってね!!合唱コンクール!
ガショコン?」
「がんばります!先輩!」
「先輩!ああ、嬉しい...」
「さようなら!」
先輩という言葉に喜んでる先輩を置いて、ミュージカル教室へ。
誰もいないし少しくらい大丈夫であろう。
ー♪ー♪♪♪ー♪ーーー♪ー♪♪
時の旅人を何回か二人で歌うと、人が集まってきて、先生も入ってきたので辞める。
気づけば8時。
「では、出席を取ります」
出席をとる。
一時間目は、高卒資格の為の、歴史
二時間目、バレエ。
三時間目、国語。
20分休み
四時間目、ジャズ。
昼休み
五時間目、クラシック
六時間目、ピアノ
七時間目、声楽。
そして、授業が、終わった。歌乃と、花、心と
部室へ向かう。
やはり、ザワザワして、すでに、パイプ椅子を並べてる一年もいる。
「ふー、並べたねー」
腕を伸ばす。
吹奏楽部の先輩用のイスもおく。
審査の港先生の椅子と、審査される、生徒の椅子、
副顧問の椅子。
四つの椅子を起き、廊下にある長すぎる椅子で待つ。
港先生は廊下でいう。
「皆さんにお知らせがあります。」
?
「コンクールは時の旅人では出ません」
...え??
「コンクールは、星空の麗でいきますよ。」
「えー!?」
星空の...麗!?きいたことない!!
部長しかしってそうもない!
部長は立ち上がり、
「先生、星空の麗って物凄く難しいやつですね!?
歌詞、曲、全てが合唱の最難関レベルの...!
有名な最強の作詞作曲家、羽森川桜の!」と言う。
「そうです。皆さん、三分のみ、暗記のじかんをあげます。」
渡された紙には、
星空の...麗。
光る空に浮いた麗らかな星に
そっと乗ってお散歩するお姫様
清らかに優しく
歌う王子様
満月に乗ってあなたの所まで(ま~で)
サビは、...こんな感じ。
キラキラした歌詞だ。
ただ、問題は...リズム、だ。
歌詞の下に、音符がある。
...!!ピアノができないと...歌えもしない、の!?
歌乃は!
歌乃は、汗だくだった。
歌乃は、声楽で、音符はそこそこ読める。だが、
正確には読めない。
でも、ここでは教えてあげれない...!!
すっ...
服すれの音がする。
星子が手を上げた。「あの!港先生」
「なんでしょうか。」
「私。メンバー決め、辞退します」
えっ...!?
「...どうしてでしょうか?暗記する時間もありますよ。
アナタには、ピアノもできたはずです。
前、音楽室で、授業で弾いてましたよね。」
そ、そうなのか...
「私、時の旅人が好きでした。
時の旅人をやりたかったんです。
星空の麗なら。やりたくありません」
星子がはっきり、言う。
港先生は...何て言うんだろうか。
「そうですか。」
...え??
「分かりました。では、メンバーにはなれません。
お帰りください」
!
嘘,..
「...メンバーにはなりたいんですっ
時の旅人に戻してください!あんなに練習したのに」
「メンバー決めを辞退、というのはそう言うことです。早くお帰りを。」
その言葉に、星子が目を見開き、ショックを受ける。
そして、力なく、はい、といい、寮に向かった。
「...では、三分立ちましたよ。名前順に、メンバー決めをします。
喋っては、イケません。」
どんどん、入ってく。
私は...31番目。
あ...どうしよう。
この、時に暗記しないと。
隣の部長は、真っ直ぐ、正面を見つめていた。
時間は、あっという間だった。
部長が、ニコニコ戻ってきた。
音楽室は防音なので歌声は聞こえなくて。
直ぐに、自分のばんがきて。
暗記は、うろ覚えで、なんとかできた。
「し、失礼します。」
ガラリ。
「戸崎ルアさん。歌は、経験者なのでしょうか?」
「はい。今年8年目です」
「そうですか。スゴいですね。」
「ありがとうございます。」
「では、どうぞ。」
なるべく、華やかに。キラキラと。
~♪
なんとか、歌えた。間違えなかった。
でも結果は分からない。....
寮に行くまで...何も分からなかった。
結果発表の日。
「よんだもののみ、メンバーとします。
伊川そうた、小野雄平、過大夕、.....」沢山の呼び声。
「赤崎葵」
葵だ!
葵の方向を向いて、良かったね!と合図する。おう!と葵は、ぐっとする。またまたたくさんの声。
星子は、呼ばれない。
星見空さんは、呼ばれていた。
「高島歌乃」
..
「西野森雪葉」
「...戸崎ルア」
!!!
これだけで、もの凄く、
胸が、いっぱいになった。
つづく
カレーライスは、あっという間に消化されて、
空腹。
あ...オニギリ、セブンで買ったっけ。
昼ご飯だったオニギリ三つを、一つ食べてしまう。
明太子。美味しい。
あっという間に食べ終わる。
洗濯して、室内干し。今日は金曜日。
...メンバー決めだ。
いろんな事を思い出す。
..,港先生に、何十回もおこられたよなあ。
合唱の度に、最悪と言われて。
悔しかったなあ。頑張って練習したら褒めてくれた事もあったっけ。
メンバー決めにはいりたい。
じゃないと、じゃないと、ムダになってしまう。
制服のシワを取り、冬服を着る。
今日は特に寒いらしい。
今までの、五ヶ月間。無駄にはしない。
...........あ。歌乃は、きっと、メンバーになる。部長も。
...でも。星子は、どうなるんだろう。
港先生に、あんな事言われて。
どうなるんだろう。
家事をして、六時49分くらいになる。
寮をでる前に、一度、時の旅人を、もう一度歌う。
...♪やはり良い曲だ。
コンコン!!!!
優しいノックの音がする。
誰だろう。
「あっ!歌乃ー。」
「ルア、ゴメン、歌ってた?」
「歌ってたけど..,大丈夫。どーしたの?」
「一緒に、朝練行かない?」
「あされん?」
「いつもは、アタシ、放課後にレッスンとかなんだけどさ。
今日は少し朝練しとかないとなー。って」
歌乃が笑う。
「ん、いーね。私も行く」
扉の横にある、カードキー入れから、カードキーを取ると、
電気が消える。部屋のドアを閉じてカギが掛かったのを確認して、歌乃と、
学園と寮の扉まで歩く。
「ふう。いよいよ今日か。」
「ルア、心配なの?もしかして」
「...まあ、心配だよ。」
「でも、ルアって、確か、小3から声楽してるんだから、
今年、8年目なんじゃ?」
「ま、八歳からしてるからね。
でも、さ。声楽と合唱違うし、
それに、歌乃は、小2からしてるんでしょ。」
「まーね。でもたった一年じゃん、差」
「一年はでかいよ~。部長は、うまいし合格なんだろーな」
緊張するなあ。
カードをタッチする。人気はあまりない。
「アタシ、自分に自信はある。
メンバーにはなれるとおもう」
「歌乃は自信満々だねえ」
「それより、四川さんとか、星見空先輩がどうかな。って思う。」
「四川って、四川星子さん?星子さんは、分からない。
上手いんだよ。上手い。ただ、港先生が、どうするかなー?ってかんじじゃない?
星見空先輩は、大丈夫じゃない?副部長、ってことは、
上手いんじゃないの。」
「...星見空先輩。
コーラスでしょ。だから、ルア見てなかったかもしれないけど、
アタシ、多分。星見空先輩は、雪葉先輩がいないと、
上手に歌えない。まちがいはしないけど、機械音みたいな。
」
「え、じゃなんで、コーラスなの?」
「本人はそれを、自覚していないのよ。コーラスの方が好きなんだと思う。
だからこそ、雪葉先輩の近くである、
副部長、っていうわけなんじゃない?...てか、ルア
、副部長の見空先輩は、星見空先輩って呼ぶのに、
雪葉先輩は、部長って呼ぶよね。何で?」
「え、よく考えたらそうだよね。何でなんだろ?」
しかし、やはり雪葉先輩より、部長って呼んでしまう。
う~ん
音楽室で朝練しようと思い、開けようとする。
...あれ?誰かいる?
中には、フルートとチューバ、トランペットが朝練していた。
知らない曲だ。
「あ、吹奏楽部が朝練してたか...」
私が言うと、演奏が止まる。
フルートの、ショートカットの、黒髪の女の子が近づいてくる。
え、え、え...
ガラッとドアが開く。
「きゃあっ!!!な、なんですか」
言うと、フルートの女の子はキラキラした目で、
私の手を取る。
「ねえねえ!入部希望?今からでもフルートは人少ないし大丈夫!
私、二年の、フルート奏者の町下 鈴空!!(まちしも りんあ)
あ、ねえ、それにさ!もしかして、合唱部?」
「そう、です。」
「あ、やっぱり!?
なまえは!?」
「合唱部一年のメロディの、戸崎ルアです。」
「ルアって珍しい名前だね。由来は。」
「るんるんした...そら、らしいです、」
「うん。分からない。黒髪の子は?」
「高島歌乃、同じく一年のメロディです。」
「うんうん。今日メンバー決め何でしょ。」
「...?何でそれを?」
「だって、吹奏楽部がメンバー決めの時演奏するので!
私ピアノできるから頼まれちゃった♪」
「えっ...?で、でも、吹奏楽部も、コンクール、ありますよね??」
「うん。そうだよ、後少しで県大会。だから、センセーは断ったんだけど、
歌の演奏とか、たのしそーじゃん??
一ヶ月前にメンバー決めって遅いよね。
だから、センセーに両立条件で認めてもらったんだー。
あ、ちなみに、私はコンクールメンバーだよ♪
...実はね。フルートにもソロがあったんだ。課題曲に。
それもできなかったんだけどね。」
「あ、そうなんですか...」
「うん。じゃー、ホント、がんばってね!!合唱コンクール!
ガショコン?」
「がんばります!先輩!」
「先輩!ああ、嬉しい...」
「さようなら!」
先輩という言葉に喜んでる先輩を置いて、ミュージカル教室へ。
誰もいないし少しくらい大丈夫であろう。
ー♪ー♪♪♪ー♪ーーー♪ー♪♪
時の旅人を何回か二人で歌うと、人が集まってきて、先生も入ってきたので辞める。
気づけば8時。
「では、出席を取ります」
出席をとる。
一時間目は、高卒資格の為の、歴史
二時間目、バレエ。
三時間目、国語。
20分休み
四時間目、ジャズ。
昼休み
五時間目、クラシック
六時間目、ピアノ
七時間目、声楽。
そして、授業が、終わった。歌乃と、花、心と
部室へ向かう。
やはり、ザワザワして、すでに、パイプ椅子を並べてる一年もいる。
「ふー、並べたねー」
腕を伸ばす。
吹奏楽部の先輩用のイスもおく。
審査の港先生の椅子と、審査される、生徒の椅子、
副顧問の椅子。
四つの椅子を起き、廊下にある長すぎる椅子で待つ。
港先生は廊下でいう。
「皆さんにお知らせがあります。」
?
「コンクールは時の旅人では出ません」
...え??
「コンクールは、星空の麗でいきますよ。」
「えー!?」
星空の...麗!?きいたことない!!
部長しかしってそうもない!
部長は立ち上がり、
「先生、星空の麗って物凄く難しいやつですね!?
歌詞、曲、全てが合唱の最難関レベルの...!
有名な最強の作詞作曲家、羽森川桜の!」と言う。
「そうです。皆さん、三分のみ、暗記のじかんをあげます。」
渡された紙には、
星空の...麗。
光る空に浮いた麗らかな星に
そっと乗ってお散歩するお姫様
清らかに優しく
歌う王子様
満月に乗ってあなたの所まで(ま~で)
サビは、...こんな感じ。
キラキラした歌詞だ。
ただ、問題は...リズム、だ。
歌詞の下に、音符がある。
...!!ピアノができないと...歌えもしない、の!?
歌乃は!
歌乃は、汗だくだった。
歌乃は、声楽で、音符はそこそこ読める。だが、
正確には読めない。
でも、ここでは教えてあげれない...!!
すっ...
服すれの音がする。
星子が手を上げた。「あの!港先生」
「なんでしょうか。」
「私。メンバー決め、辞退します」
えっ...!?
「...どうしてでしょうか?暗記する時間もありますよ。
アナタには、ピアノもできたはずです。
前、音楽室で、授業で弾いてましたよね。」
そ、そうなのか...
「私、時の旅人が好きでした。
時の旅人をやりたかったんです。
星空の麗なら。やりたくありません」
星子がはっきり、言う。
港先生は...何て言うんだろうか。
「そうですか。」
...え??
「分かりました。では、メンバーにはなれません。
お帰りください」
!
嘘,..
「...メンバーにはなりたいんですっ
時の旅人に戻してください!あんなに練習したのに」
「メンバー決めを辞退、というのはそう言うことです。早くお帰りを。」
その言葉に、星子が目を見開き、ショックを受ける。
そして、力なく、はい、といい、寮に向かった。
「...では、三分立ちましたよ。名前順に、メンバー決めをします。
喋っては、イケません。」
どんどん、入ってく。
私は...31番目。
あ...どうしよう。
この、時に暗記しないと。
隣の部長は、真っ直ぐ、正面を見つめていた。
時間は、あっという間だった。
部長が、ニコニコ戻ってきた。
音楽室は防音なので歌声は聞こえなくて。
直ぐに、自分のばんがきて。
暗記は、うろ覚えで、なんとかできた。
「し、失礼します。」
ガラリ。
「戸崎ルアさん。歌は、経験者なのでしょうか?」
「はい。今年8年目です」
「そうですか。スゴいですね。」
「ありがとうございます。」
「では、どうぞ。」
なるべく、華やかに。キラキラと。
~♪
なんとか、歌えた。間違えなかった。
でも結果は分からない。....
寮に行くまで...何も分からなかった。
結果発表の日。
「よんだもののみ、メンバーとします。
伊川そうた、小野雄平、過大夕、.....」沢山の呼び声。
「赤崎葵」
葵だ!
葵の方向を向いて、良かったね!と合図する。おう!と葵は、ぐっとする。またまたたくさんの声。
星子は、呼ばれない。
星見空さんは、呼ばれていた。
「高島歌乃」
..
「西野森雪葉」
「...戸崎ルア」
!!!
これだけで、もの凄く、
胸が、いっぱいになった。
つづく
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