ドリームミュージカル

ぱっりん

文字の大きさ
15 / 61
高校一年生、桜川高等学校合唱部

14話「歌乃とルア(歌乃目線)」

しおりを挟む
私は、歌乃。高島、歌乃。
7歳のころ、劇団守とゆう、ミュージカル劇団で、劇をしたら、
とても楽しくて、一番上になりたくなった。
トップに。
でも、トップになるには、ミュージカル最高峰の、
劇団宇宙の方がいい。そのため、この高校に来た。
初めは、友達何て要らないと想ってたけど、
少し寂しかったりもした。
皆、話しかけてくるけど、メイクも、何も、興味がなくて。
ある人は、私に、なんで、成績学年一位なの?教えてよ。と言った。
そんなの、知らない。勉強すれば、いいだけじゃない。
今は便利な物が沢山あるんだから。
そんなかんじで、寮に居ることが増えてたアタシ。
でも、合唱部に、憧れの、大好きな、港先生が新しくくると聞いて。
見学する事にした。
教室の前にいると、あっ!と誰かが声を上げた。
「...何?」
自分に向かってあっ!とか言われると、少し腹が立つかも。
「いやあの.,.」
あ、あのこか。
同じクラスの、女の子。後ろの席で、確か、戸崎ルア。
ルアって珍しい名前。そう言おうと思ったけど喉に突っかかって出てこなかった。
戸崎さんは、うろたえながら、
「高島、さんも合唱部体験するの?」
と言う。あ。喋った。ずっとうろたえてるから、永久にそうなのかとかおもってた。
「うん」
...そっけないかも。
会話は途切れた。気まずいな...
部長がきて、友達?ときかれたとき、どーでしょーね。と言った。
なんでかは、分からない。それを聞いて、戸崎さんは、ホッとしていた。
その後、港先生が来た時、ドキドキが止まらなくて、戸崎さんの手を掴んでしまった。
暖かい。と思ったのを覚えている。
そして、港先生に勘違いされてしまった。
ど、どうしよう。勝手に、部活に入れてしまった。
怒るよね。殴られても、文句は言えない。
セブンのカフェスペースで、謝罪する。彼女の返事は、
もういいよ。だった。私も合唱部気になってたし。って。
...!本当?っと思ったけど嬉しくて、ありがとう!と言った。
名前は、ルア。
彼女は、私が好きな人も、初友達も。弱みも。全部知ってる。
だから、ルアって呼んだら、彼女は、私を歌乃って、呼んだ。

読書に集中してしまうと、ただでさえ、あまり声が聞こえない。
書くのも同じ。
ルアが話してるのに、聞こえなかった。

春祭り。
ルアが、私を歌乃ちゃん、と呼んだ。
...歌乃ちゃん?それって、特別じゃない。
ただの友達と同じ。アタシにとって、ルアは特別なのに。
そう思うと、思いが爆発して、初めて他人に思いをぶちまけた。
ルアとハグする。暖かくて、泣いてしまった。
きっと相手にはばれていない。
仲良くなった。
でも、普通の友達だった。
けど、夏祭りで、応援すると言われたあの時。
このことは、親友だ。と思った。

心から

誕生日も、過去に帰り道で教えてもらったのを、間違ってないはずと、
チャレンジした。
いつもたべてる洋菓子店だから怒るかもだけど、これ以外知らなくて、
マカロンと、ぬいぐるみをあげた。
あと、何でもする券。
ルアは、なににするかな。とドキドキしたら、
私とイチャイチャしたい、だった。
嬉しくて、ルアとは、結婚したい、と一瞬思った。
ルア。こちらこそありがとう。
そう、思う。

つづく
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

鐘ヶ岡学園女子バレー部の秘密

フロイライン
青春
名門復活を目指し厳しい練習を続ける鐘ヶ岡学園の女子バレー部 キャプテンを務める新田まどかは、身体能力を飛躍的に伸ばすため、ある行動に出るが…

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

処理中です...