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第1章 『動き出す世界』
第4話 次は魔法
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「前回言った通り、魔法を顕界させる為には己の魔力を血管に通すイメージで体に循環させる必要があります」
そう言って魔法指導者のシーナ=フォン=ベルベリットは、掌を上に向ける。
すると直ぐに淡い緑色の光がシーナの手のひらに集まった。
あまりの美しさに、ソランも見入る。
シーナ=フォン=ベルベリットはアルステラ王国直属の魔法指導者で魔法師団長だ。
年は若く、35才くらいでたれ目の、おっとりとした美人。
魔法師団の制服である青い袖付きのマントの中に着た動きやすそうな白い服は彼女の豊満な胸をこれでもかと強調している。
「できたら、その循環させた魔力をこのように集めます。さぁ、ソラン君もやってみて!
初めはなかなかできないと思うけど繰り返し練習するのが大切よ。体中に流れを作るイメージで。」
「んっ!」
ソランが掌に意識を集中させる。
すると体の中によく分からない何かの『流れ』を感じた。更にソランはその『流れ』を掌に集めるよう意識する。
……が、何か起こる気配は無い。
「駄目だ、出来ない」
もう一度、掌に意識を集中させる。再び血流の様な『流れ』を感じる。今度は先程とは違い、より確かな感覚だ。そのまま掌に意識を持っていくと、『流れ』が掌に集まっていくのがハッキリと分かった。
これならいける。これを、外へと放出するイメージで、ゆっくりと、ゆっくりと...
「んっ!!」
掌が少し引っ張られる様な感覚がする。直後、ソランの掌が淡い緑色に光った。ソランは魔力を練ることに成功したのだ。
「なにか流れのようなものを感じはしたが、これが魔力の流れなのか?」
「1日でできるなんて...え、ええ。その流れが魔力の流れで合っています。次はイメージをもっと固めて、実際に魔法を発現させてみましょう。」
シーナは集めた魔力を小さな炎に変えた
「『灯火』の魔法は手のひらに小さな炎を灯すイメージです。
頭の中だけでは、完璧にイメージ固めるのは難しいから、詠唱もしてみましょう。
呪文は、『魔力よ集え、炎となりて我らを導け』です」
促されるがままにソランは頭に小さな炎が燃え上がる様子を浮かべた。先程の様に魔力が身体に流れる感覚がした。それをそのまま、掌に持っていく。次は放出させず、掌に留めるイメージで。
「魔力よ集え、炎となりて我らを導け・・・『灯火』」
・・・呪文を詠唱した。確かに魔力の流れが外へ出る感覚はあったが、その流れが火種になる事は無かった。ソランは魔法を発現させる事が出来なかったのだ。
「駄目か……」
「私もそうだったけど、始めはなかなか難しいから、焦らずゆっくり練習しましょう。
大丈夫。そう心配することじゃないですよ」
「……分かった」
「それと、毎日魔力を練る練習をしてみてください。慣れてきたら、魔力を広範囲に広げる練習もしてみてください。これは後に教える『魔力察知』に繋がるからです。それに魔力の制度を上げれば、魔法を発現させることが出来るようになるかもしれませんし。」
城の書庫で見たが、人間族は魔力適正は低いがどんな人でも下位魔法の初級なら1~2週間程で使えることが出来る。
ソランは魔力の流れは感じることが出来るが、魔法を使える兆しは一向にない。
俺は、魔法すら使えることが出来ないのではないか。
そんな考えが頭を過る。
「これで今日は終わりにします。
今日教えたことをちゃんと復讐するんですよ」
そんな大きな不安を抱え、自分の部屋へと戻るのだった。
そう言って魔法指導者のシーナ=フォン=ベルベリットは、掌を上に向ける。
すると直ぐに淡い緑色の光がシーナの手のひらに集まった。
あまりの美しさに、ソランも見入る。
シーナ=フォン=ベルベリットはアルステラ王国直属の魔法指導者で魔法師団長だ。
年は若く、35才くらいでたれ目の、おっとりとした美人。
魔法師団の制服である青い袖付きのマントの中に着た動きやすそうな白い服は彼女の豊満な胸をこれでもかと強調している。
「できたら、その循環させた魔力をこのように集めます。さぁ、ソラン君もやってみて!
初めはなかなかできないと思うけど繰り返し練習するのが大切よ。体中に流れを作るイメージで。」
「んっ!」
ソランが掌に意識を集中させる。
すると体の中によく分からない何かの『流れ』を感じた。更にソランはその『流れ』を掌に集めるよう意識する。
……が、何か起こる気配は無い。
「駄目だ、出来ない」
もう一度、掌に意識を集中させる。再び血流の様な『流れ』を感じる。今度は先程とは違い、より確かな感覚だ。そのまま掌に意識を持っていくと、『流れ』が掌に集まっていくのがハッキリと分かった。
これならいける。これを、外へと放出するイメージで、ゆっくりと、ゆっくりと...
「んっ!!」
掌が少し引っ張られる様な感覚がする。直後、ソランの掌が淡い緑色に光った。ソランは魔力を練ることに成功したのだ。
「なにか流れのようなものを感じはしたが、これが魔力の流れなのか?」
「1日でできるなんて...え、ええ。その流れが魔力の流れで合っています。次はイメージをもっと固めて、実際に魔法を発現させてみましょう。」
シーナは集めた魔力を小さな炎に変えた
「『灯火』の魔法は手のひらに小さな炎を灯すイメージです。
頭の中だけでは、完璧にイメージ固めるのは難しいから、詠唱もしてみましょう。
呪文は、『魔力よ集え、炎となりて我らを導け』です」
促されるがままにソランは頭に小さな炎が燃え上がる様子を浮かべた。先程の様に魔力が身体に流れる感覚がした。それをそのまま、掌に持っていく。次は放出させず、掌に留めるイメージで。
「魔力よ集え、炎となりて我らを導け・・・『灯火』」
・・・呪文を詠唱した。確かに魔力の流れが外へ出る感覚はあったが、その流れが火種になる事は無かった。ソランは魔法を発現させる事が出来なかったのだ。
「駄目か……」
「私もそうだったけど、始めはなかなか難しいから、焦らずゆっくり練習しましょう。
大丈夫。そう心配することじゃないですよ」
「……分かった」
「それと、毎日魔力を練る練習をしてみてください。慣れてきたら、魔力を広範囲に広げる練習もしてみてください。これは後に教える『魔力察知』に繋がるからです。それに魔力の制度を上げれば、魔法を発現させることが出来るようになるかもしれませんし。」
城の書庫で見たが、人間族は魔力適正は低いがどんな人でも下位魔法の初級なら1~2週間程で使えることが出来る。
ソランは魔力の流れは感じることが出来るが、魔法を使える兆しは一向にない。
俺は、魔法すら使えることが出来ないのではないか。
そんな考えが頭を過る。
「これで今日は終わりにします。
今日教えたことをちゃんと復讐するんですよ」
そんな大きな不安を抱え、自分の部屋へと戻るのだった。
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