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51 恋路の終着点
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「今日で、一週間か」
月島に手紙を渡してから、丁度一週間後。俺はホテルのラウンジで玲二と向かい合って座っていた。
玲二には、用事を済ませた後にも何だかんだ理由をつけて付きまとわれ、結局、最後まで一緒に過ごす羽目になってしまった。
まあ、話してみれば意外と波長が合い、それなりに楽しい休暇を過ごさせてもらったのだが。
そんな長いようで短かった玲二とのドライブも、今日で終わりである。
だが。
「さあ、約束の日だ。送ってやるから、もう自分の家に帰れ」
「……嫌だ。そしたらアンタ、兄貴のところに行くんだろ?」
今日になって、玲二が俺の行く末を阻んでいた。
始めから期限付きで同行を許可していたのだが、いざ約束の日を迎えた今、帰らないと言い出し始めたのである。
原因は、今日までの旅程を思い返せば、察しがつく。
今まで、赤裸々に悩みを打ち明けられる相手が居なかったのか、玲二は次第に兄弟関係以外の悩みも相談してくるようになっていた。
俺もそんな玲二を放っておけず、まるで本当の兄のように真摯に助言を行った結果、妙に懐かれてしまったのである。
つまり、兄と呼ばれて満更でもなく、ついつい世話を焼いてしまった俺にも責任の一端はあるのだ。
「頼むから駄々をこねるなよ、また遊んでやるから」
「アンタに、兄貴のところへ行って欲しくないんだよ」
「だからそうやって兄貴と対抗するのはやめろって。俺が亮介の元に帰ったって、お前との関係は変わらないよ」
「変わらないのが、嫌なんだよ。……なあ、アンタ。薄々感づいているんだろ?」
「……」
やんわりとした拒絶を振り払われ、口をつぐむ。
そうだ。俺は気付いてしまっていた。
玲二の瞳に宿る、微かな……しかし、確かにそこにある熱に。
「確認しておきたいんだが、その気持ちは、兄貴のものが良く見えているって訳じゃないのか」
煙に巻くのを諦めて、玲二が傷つくと分かっている問いを敢えて口にする。
案の定、玲二は眉を顰めて首を横に振った。
「信じてもらうのは難しいかもしれないけど、違うんだ」
「お前がそう言うなら信じるよ。だが――」
「待ってくれ!」
俺の口から零れかけた否定の言葉は、玲二の悲痛な叫びによって遮られる。
縋るように掴まれた腕から、玲二の身体の震えが伝わってきた。
「アンタの答えは分かってる。分かってるよ。でも、せめてさ、オレの気持ちくらい聞いてから答えてくれないか」
揺れる声音を聞いて、罪悪感に苛まれる。玲二は、ちゃんと理解しているのだ。
それでも言わずに諦めたくはないのだろう。かつて、想いを伝えられないまま月島の元彼女に振られてしまったのときのように。
「出会ったばかりでこんな話をされても困ると思う。だけど、オレには今日しかないんだ。このままアンタを見送ったら、俺はまた何も言えないまま終わってしまう」
「……分かった。聞くよ」
ならば、せめて真っ直ぐ気持ちを受け止めてやろう。
俺は居住まいを正して、静かに玲二の言葉を待った。
「オレさ、アンタにぶん殴られたとき、すげぇ痛かったけど、ちょっと嬉しかったんだよ」
言葉を選ぶように考え込んでいた割には、妙な内容を口走り始めた男に胡乱な目を向ける。俺の視線に気づいた玲二は、「別にマゾって訳じゃない」と慌てて否定しながら付け加えた。
「兄貴と見分けてもらえて嬉しかったんだ! アンタに兄貴と似てないって言ってもらえたとき、オレは、救われたんだ」
初めて、玲二が柔らかい笑みを見せる。その笑顔は、まるで憑物が落ちたかのように穏やかな笑みだった。
この顔をさせたのが、俺だと言うのだろうか。俺は、そこまでのことをしたのだろうか。
「きっとアンタには、俺がどれだけその言葉を求めていたかなんて、分からないんだろうけどさ」
戸惑う俺を見て、玲二が悲しげに笑う。
そして、一度瞳を閉じ、囁くような声を落とした。
「なあ。……オレじゃ、駄目か?」
「……!」
奇しくも、それは月島に告白されたときと同じ台詞だった。
思わず言葉を詰まらせた俺の動揺も知らずに、玲二は言葉を重ねる。
「まだ、確証はないけれど。きっとオレは、アンタのことが好きになる」
「……玲二」
「オレ、兄貴と同じくらい顔も良いし、収入もあるぜ」
「それを自分で言うのかよ」
「そんで、兄貴より正直だし、アンタの嫌なことはしないし、絶対優しくする」
「……そうかもな」
「だったら、いいだろ? このまま、兄貴の元になんて帰らなければいい」
玲二はしかめっ面で、俺の両腕を掴んだまま離さない。
本当に分かりやすい男だ。息も合う。一緒に居て、悪いということはないだろう。
もし、もっと別の出会い方をしていたら。
もし、俺が月島と出会っていなければ。別の未来もあったかもしれない。
けれども。俺は、この先共に歩んでいく人間を、既に決めていた。
「駄目だ」
「……ッ」
「俺は、月島亮介が好きなんだよ。ごめんな」
俺の言葉を受けて玲二が俯き、絞り出すような声で言う。
「兄貴の代わりでも、構わな――」
その言葉だけは口にさせたくなくて、無理矢理口を塞いで黙らせた。
「お前は誰の代用品でもないよ、玲二。お前はお前だ。亮介の代わりには、なれない」
囁くように落とした言葉に、玲二が項垂れる。伏し目がちな瞳には、瞬きの度に様々な感情が過ぎっていた。
玲二はその全てを飲み込むように硬く目を瞑り、大きく溜息を吐く。
やがて、感情に整理をつけたらしい玲二は、最後に寂しそうな笑みを浮かべていた。
「やっぱ、駄目か。そう言ってくれるアンタだから、惹かれたんだけどな」
「その気持ちだけ受け取っておくよ、ありがとな」
「いいや、礼を言うのはオレの方だ。急な話だったのにちゃんと向き合ってくれて、しっかり振ってくれて……ありがとう」
吹っ切れた笑みを浮かべた玲二は、静かに俺との距離を開いていく。
そして、手を伸ばしても届かないところまで下がって立ち止まった。
「兄貴がアンタに惚れた理由が、分かった。分かって、しまったよ」
その顔は髪に隠されていたが、それで良かったと思う。
顔を見てしまったら、きっと苦しくなる。そう思うほどには、俺も玲二を憎からず思っていた。
「オレは、ここまででいい。一人でゆっくり帰るさ」
「……そうか」
落ち込む玲二を慰めてやりたくて、しかし上手い言葉が思い付かずに押し黙る。何を言っても、逆効果になってしまう気がした。
しばらく口を開けたり閉じたり無意味に繰り返していたが、やがて玲二が顔を上げたのを見て、そんな心配は杞憂であったことを思い知る。
玲二は憂いの無い笑顔を浮かべて言った。
「行ってらっしゃい。聡義兄さん」
それは、始まらなかった恋へ別れを告げる言葉だった。
胸に微かな痛みを覚えたが、玲二を見習って、精一杯の笑顔で別れを告げる。
「ああ、行ってくるよ」
背中を向けて歩き出す。
玲二の姿が視界から消える最後の一瞬。見えてしまった綻びは、俺の胸の奥にしまっておくことにした。
◆
玲二と別れた後、俺は懐かしいホテルの一室でスマホを眺めていた。
画面に表示されているのは、久しぶりに見る名前と、端的に送り付けたメールの一文。
『十八時、××ホテル、二〇三号室』
軽率な約束から、全てが動き出した日。初めて月島に抱かれたこの場所で、俺は扉が開く瞬間を待ちわびていた。
「……」
あの日とは、逆の立場である。月島も、こんな気持ちで俺を待っていたのだろうか。
今日こそはと意気込む自分と、結局何も変えられないのではないかと怯える自分がせめぎ合っていた。
「今更、弱気になってどうする」
ポケットに入れた小さな箱の存在を確かめ、己を鼓舞する。
今度は、俺の方から変えてみせるのだ。依存と執着で絡み合ってしまったこの関係を。
これから先も長く共にあるためにも、目先の幸福に囚われず、正すべきものは正さなければ。
(目先の幸福よりも先、か)
ふと、月島と旅行に行った際に手に入れた、ラピスラズリの逸話を思い出す。あの石は、目先の幸福ではなく、本当に正しい未来へと導いてくれるという。
導かれた先で幸せを掴めるかは、今日の話し合い次第だ。
俺は決意を新たにして、己の想いの表れを握り締めた。
唐突に、ノックの音が室内へ響き渡る。
思わず身を固くして扉を見守っていると、ゆっくりとドアノブが回され、少しやつれた男が顔を覗かせた。
「……篠崎君」
甘く、低く、優しい、何処までも深い愛情を濃縮したような声が、たった一言で俺の胸を満たしていく。
たかが一週間離れていただけなのに、名前を呼ばれただけで、全てを投げ出して抱き付きたくなるような衝動に駆られた。
熱を宿した瞳も、躊躇いがちに垂れた眉も、柔らかく弧を描く唇も、不安そうに握られた拳も、所在なさげな仕草も、全てが愛おしい。
けれども、今は駄目だ。
浮かびかけた笑顔を押し隠し、俺は努めて冷静に月島へ語り掛けた。
「久しぶりだな、月島」
月島に手紙を渡してから、丁度一週間後。俺はホテルのラウンジで玲二と向かい合って座っていた。
玲二には、用事を済ませた後にも何だかんだ理由をつけて付きまとわれ、結局、最後まで一緒に過ごす羽目になってしまった。
まあ、話してみれば意外と波長が合い、それなりに楽しい休暇を過ごさせてもらったのだが。
そんな長いようで短かった玲二とのドライブも、今日で終わりである。
だが。
「さあ、約束の日だ。送ってやるから、もう自分の家に帰れ」
「……嫌だ。そしたらアンタ、兄貴のところに行くんだろ?」
今日になって、玲二が俺の行く末を阻んでいた。
始めから期限付きで同行を許可していたのだが、いざ約束の日を迎えた今、帰らないと言い出し始めたのである。
原因は、今日までの旅程を思い返せば、察しがつく。
今まで、赤裸々に悩みを打ち明けられる相手が居なかったのか、玲二は次第に兄弟関係以外の悩みも相談してくるようになっていた。
俺もそんな玲二を放っておけず、まるで本当の兄のように真摯に助言を行った結果、妙に懐かれてしまったのである。
つまり、兄と呼ばれて満更でもなく、ついつい世話を焼いてしまった俺にも責任の一端はあるのだ。
「頼むから駄々をこねるなよ、また遊んでやるから」
「アンタに、兄貴のところへ行って欲しくないんだよ」
「だからそうやって兄貴と対抗するのはやめろって。俺が亮介の元に帰ったって、お前との関係は変わらないよ」
「変わらないのが、嫌なんだよ。……なあ、アンタ。薄々感づいているんだろ?」
「……」
やんわりとした拒絶を振り払われ、口をつぐむ。
そうだ。俺は気付いてしまっていた。
玲二の瞳に宿る、微かな……しかし、確かにそこにある熱に。
「確認しておきたいんだが、その気持ちは、兄貴のものが良く見えているって訳じゃないのか」
煙に巻くのを諦めて、玲二が傷つくと分かっている問いを敢えて口にする。
案の定、玲二は眉を顰めて首を横に振った。
「信じてもらうのは難しいかもしれないけど、違うんだ」
「お前がそう言うなら信じるよ。だが――」
「待ってくれ!」
俺の口から零れかけた否定の言葉は、玲二の悲痛な叫びによって遮られる。
縋るように掴まれた腕から、玲二の身体の震えが伝わってきた。
「アンタの答えは分かってる。分かってるよ。でも、せめてさ、オレの気持ちくらい聞いてから答えてくれないか」
揺れる声音を聞いて、罪悪感に苛まれる。玲二は、ちゃんと理解しているのだ。
それでも言わずに諦めたくはないのだろう。かつて、想いを伝えられないまま月島の元彼女に振られてしまったのときのように。
「出会ったばかりでこんな話をされても困ると思う。だけど、オレには今日しかないんだ。このままアンタを見送ったら、俺はまた何も言えないまま終わってしまう」
「……分かった。聞くよ」
ならば、せめて真っ直ぐ気持ちを受け止めてやろう。
俺は居住まいを正して、静かに玲二の言葉を待った。
「オレさ、アンタにぶん殴られたとき、すげぇ痛かったけど、ちょっと嬉しかったんだよ」
言葉を選ぶように考え込んでいた割には、妙な内容を口走り始めた男に胡乱な目を向ける。俺の視線に気づいた玲二は、「別にマゾって訳じゃない」と慌てて否定しながら付け加えた。
「兄貴と見分けてもらえて嬉しかったんだ! アンタに兄貴と似てないって言ってもらえたとき、オレは、救われたんだ」
初めて、玲二が柔らかい笑みを見せる。その笑顔は、まるで憑物が落ちたかのように穏やかな笑みだった。
この顔をさせたのが、俺だと言うのだろうか。俺は、そこまでのことをしたのだろうか。
「きっとアンタには、俺がどれだけその言葉を求めていたかなんて、分からないんだろうけどさ」
戸惑う俺を見て、玲二が悲しげに笑う。
そして、一度瞳を閉じ、囁くような声を落とした。
「なあ。……オレじゃ、駄目か?」
「……!」
奇しくも、それは月島に告白されたときと同じ台詞だった。
思わず言葉を詰まらせた俺の動揺も知らずに、玲二は言葉を重ねる。
「まだ、確証はないけれど。きっとオレは、アンタのことが好きになる」
「……玲二」
「オレ、兄貴と同じくらい顔も良いし、収入もあるぜ」
「それを自分で言うのかよ」
「そんで、兄貴より正直だし、アンタの嫌なことはしないし、絶対優しくする」
「……そうかもな」
「だったら、いいだろ? このまま、兄貴の元になんて帰らなければいい」
玲二はしかめっ面で、俺の両腕を掴んだまま離さない。
本当に分かりやすい男だ。息も合う。一緒に居て、悪いということはないだろう。
もし、もっと別の出会い方をしていたら。
もし、俺が月島と出会っていなければ。別の未来もあったかもしれない。
けれども。俺は、この先共に歩んでいく人間を、既に決めていた。
「駄目だ」
「……ッ」
「俺は、月島亮介が好きなんだよ。ごめんな」
俺の言葉を受けて玲二が俯き、絞り出すような声で言う。
「兄貴の代わりでも、構わな――」
その言葉だけは口にさせたくなくて、無理矢理口を塞いで黙らせた。
「お前は誰の代用品でもないよ、玲二。お前はお前だ。亮介の代わりには、なれない」
囁くように落とした言葉に、玲二が項垂れる。伏し目がちな瞳には、瞬きの度に様々な感情が過ぎっていた。
玲二はその全てを飲み込むように硬く目を瞑り、大きく溜息を吐く。
やがて、感情に整理をつけたらしい玲二は、最後に寂しそうな笑みを浮かべていた。
「やっぱ、駄目か。そう言ってくれるアンタだから、惹かれたんだけどな」
「その気持ちだけ受け取っておくよ、ありがとな」
「いいや、礼を言うのはオレの方だ。急な話だったのにちゃんと向き合ってくれて、しっかり振ってくれて……ありがとう」
吹っ切れた笑みを浮かべた玲二は、静かに俺との距離を開いていく。
そして、手を伸ばしても届かないところまで下がって立ち止まった。
「兄貴がアンタに惚れた理由が、分かった。分かって、しまったよ」
その顔は髪に隠されていたが、それで良かったと思う。
顔を見てしまったら、きっと苦しくなる。そう思うほどには、俺も玲二を憎からず思っていた。
「オレは、ここまででいい。一人でゆっくり帰るさ」
「……そうか」
落ち込む玲二を慰めてやりたくて、しかし上手い言葉が思い付かずに押し黙る。何を言っても、逆効果になってしまう気がした。
しばらく口を開けたり閉じたり無意味に繰り返していたが、やがて玲二が顔を上げたのを見て、そんな心配は杞憂であったことを思い知る。
玲二は憂いの無い笑顔を浮かべて言った。
「行ってらっしゃい。聡義兄さん」
それは、始まらなかった恋へ別れを告げる言葉だった。
胸に微かな痛みを覚えたが、玲二を見習って、精一杯の笑顔で別れを告げる。
「ああ、行ってくるよ」
背中を向けて歩き出す。
玲二の姿が視界から消える最後の一瞬。見えてしまった綻びは、俺の胸の奥にしまっておくことにした。
◆
玲二と別れた後、俺は懐かしいホテルの一室でスマホを眺めていた。
画面に表示されているのは、久しぶりに見る名前と、端的に送り付けたメールの一文。
『十八時、××ホテル、二〇三号室』
軽率な約束から、全てが動き出した日。初めて月島に抱かれたこの場所で、俺は扉が開く瞬間を待ちわびていた。
「……」
あの日とは、逆の立場である。月島も、こんな気持ちで俺を待っていたのだろうか。
今日こそはと意気込む自分と、結局何も変えられないのではないかと怯える自分がせめぎ合っていた。
「今更、弱気になってどうする」
ポケットに入れた小さな箱の存在を確かめ、己を鼓舞する。
今度は、俺の方から変えてみせるのだ。依存と執着で絡み合ってしまったこの関係を。
これから先も長く共にあるためにも、目先の幸福に囚われず、正すべきものは正さなければ。
(目先の幸福よりも先、か)
ふと、月島と旅行に行った際に手に入れた、ラピスラズリの逸話を思い出す。あの石は、目先の幸福ではなく、本当に正しい未来へと導いてくれるという。
導かれた先で幸せを掴めるかは、今日の話し合い次第だ。
俺は決意を新たにして、己の想いの表れを握り締めた。
唐突に、ノックの音が室内へ響き渡る。
思わず身を固くして扉を見守っていると、ゆっくりとドアノブが回され、少しやつれた男が顔を覗かせた。
「……篠崎君」
甘く、低く、優しい、何処までも深い愛情を濃縮したような声が、たった一言で俺の胸を満たしていく。
たかが一週間離れていただけなのに、名前を呼ばれただけで、全てを投げ出して抱き付きたくなるような衝動に駆られた。
熱を宿した瞳も、躊躇いがちに垂れた眉も、柔らかく弧を描く唇も、不安そうに握られた拳も、所在なさげな仕草も、全てが愛おしい。
けれども、今は駄目だ。
浮かびかけた笑顔を押し隠し、俺は努めて冷静に月島へ語り掛けた。
「久しぶりだな、月島」
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