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押印すれば何でも自分のものになる不思議な判子を手に入れたので、片思い中の幼馴染に押してみた
しおりを挟むある日、不思議な判子を手に入れた。
一見、何の変哲もないただの三文判だ。
何が不思議かと言えば、それで印を付けたものが俺の物になるという点だ。
「……判子を拾った」
「落とし物か?」
「分からない。ただ、俺のフルネームが入っているようなんだ」
「怖っ、なんだそれ。とりあえず押してみるか?」
幼馴染兼同僚の桂木が取り出した手帳に、判子を押し付ける。
現れた印影は、"東雲 祐司"。
まごうことなき俺のフルネームだが、こんな判子を作った覚えはない。
「見覚えあるか?」
「……無いな。やっぱり作った覚えはないわ」
「うちの会社にお前と同姓同名なんていたかな……ま、とりあえず総務部に届けておけばどうだ」
「それもそうだな」
当たり障りのない幼馴染の結論に、軽く頷いて同意する。
そして、判子に興味を失った俺は、借りた手帳を幼馴染へと差し出した。
「ほい、ありがとうな」
「……何してるんだ?」
「え?」
その時の不思議そうな顔が忘れられない。
手帳をまじまじと眺めた幼馴染は、当然のようにこう言った。
「それはお前の手帳だろう?」
呆気に取られた俺を残して、幼馴染は会議があると言って駆け出していった。
後に残されたのは、俺と、幼馴染の手帳……そしてあの判子だ。
「……は?」
最初は何の冗談かと思ったが、俺は数日もしないうちにその威力を思い知ることになる。
仕事を終え、早々と帰宅した俺は、判子の効力を確かめるべく早速兄の財布に押印を施した。
その効果は絶大で、兄は自分の財布を目の前にしながら、「俺の財布を知らないか?」と問いかけてきた。
次に、自室の壁に押印してみた。
そして登記謄本を引っ張り出して確認してみたが、名義は父親のままだった。
さすがに駄目かと思ったが、書類を目にした母親が言った。「あれ?権利者の名前……間違ってるわね」と。
ここまでくると、流石に判子の力というのを信じざるを得ない。
俺はとんでもない物を手に入れてしまったようだ。
それならばと、自分が借りている駐車場に押印してみた。
これで駐車場代が浮くのではないかと思ったが目論見は外れ、普通に賃料を請求された。
何故だろうかと考えたが、答えはすぐに分かった。雨で印影がかき消されていたのだ。
「なるほど、大体分かってきたな」
どうやら判子の力が及ぶのは、ハッキリと印影が残っている間だけらしい。
そして、あくまでも人の認識が変えられるだけであって、物体を改変する力は無いようだ。
建物に押印して俺の所有物にしても、建物の契約書まで書き換えられる訳じゃない。便利なのか不便なのか分からない力だった。
でも、それで十分だった。
俺が一番欲しいものは、それで手に入るのだから。
「桂木、ちょっと来い」
「なんだ?」
「首の後ろ、虫に刺されてるぞ。薬塗ってやるから座れよ」
「そうか……? 助かる」
俺の話を聞いて、桂木は戸惑いはしたものの、疑うことなく目の前に腰掛けた。
俺はその背後に回り込み、震える手で判子を取り出す。
「……少し捲るぞ」
「おう」
おずおずとシャツの襟首を引き下げ、外から見えない位置に判子を押し当てる。
印影に欠けが無いか念入りに確かめて、更に上から絆創膏まで貼ってやった。
「くれぐれも引っ掻くなよ」
「なんだ、過保護だな」
そう言ってけらけらと笑う桂木に変化はない。
けれども判子の効力はこの一ヶ月で念入りに調査済みだ。主に兄で。
大丈夫、何も不安に思う事など無い。
そう自分に言い聞かせ、俺は何でもない風を装って口を開いた。
「ところで桂木、お前今晩暇か?」
「ああ、何も無いぞ」
そうだろうな、と声には出さずに呟く。なんせ、予定が無いことは桂木自身の手帳で確認している。
「それなら、久々にお前の家に飲みに行ってもいいか?」
「大歓迎だ! よし、今日は定時で上がるぞ!」
「賛成だ、きりきり働くとしようか」
どことなくいつもよりテンションの高い桂木を横目で見ながら、そっと口の端を歪める。
我ながら卑怯なやり口だ。それでも、今更やめるつもりなどなかった。
▼ ▼ ▼
「こうしてお前と飲むのも久しぶりだな」
「……そうだな」
楽しそうに笑う桂木の顔を直視していられず、テレビを見るふりをして目を逸らす。
そりゃあ久しぶりにもなるだろう。
なんせこっちは、桂木への恋心を自覚して以降、二人きりになることを避けてきたのだから。
「おっと、もうこんな時間か。今日はどうする、泊っていくか?」
「そうするよ。シャワー、借りてもいいか?」
「ああ。お湯張るか?」
「いらないよ、今湯舟に浸かったら溺死しそうだ」
罪悪感でな。
まあどうせ死ぬにしても、想いを遂げてから死にたいものだが。
「一緒に入るか?」
「馬鹿言え、大人しく待ってろ」
判子のせいか、妙に距離感の近い桂木を押し返し、シャワールームへと立てこもる。
一緒に入りたいのは山々だったが、印影を洗い流させるわけにはいかなかった。
一人心臓を昂らせながら、いつもより念入りに身体を洗って風呂を出る。
「……風呂、ありがとな」
敢えて下着だけの姿で桂木の元へ戻れば、目の前で小さく息を呑む音が聞こえた。
「……なんて恰好で出てきてるんだよ」
「いいだろ、互いの裸なんて見飽きてるんだし」
「よくない……」
頬を染めて顔を背けた桂木の目の前に座り込む。
慌てて逃げ出そうとしたその腕を掴んで引き留めれば、なんだか窮屈そうなスラックスが視界に入った。
「お前、それ……」
「み、見んな馬鹿! くそ、隠していたのに……!」
真っ赤になった桂木を力づくで引き寄せ、二人共々床へと倒れ込む。
眼前に迫った熱の篭った瞳に泣きそうになりながらも、精一杯蠱惑的な表情を作って囁いた。
「俺で、興奮したのか……?」
「……ッ」
俺の問いかけに返ってきたのは、噛みつくようなキスだった。
そうして一線を越えて味を占めた俺は、その後、何度も何度も同じ行為を繰り返した。
あの手この手で判を押し、桂木に抱かれ、効力が切れる前に逃げるように部屋を去る……実に空虚で卑劣な行為に溺れているのは分かっていた。
それでも、ただ一時でも桂木の心を自分のものに出来ることが嬉しくて堪らなかった。
「愛している」と囁く声が、操られたものだったとしても。
俺は判子を手放すことが出来なかった。
「東雲、話があるんだが」
「なんだ、改まって」
いつものように桂木の自宅で飲んでいたところ、やけに真面目な顔をした桂木がこちらへと振り向いた。
とうとうバレたかと不安に駆られたが、それは杞憂に終わった。
「俺と一緒に住まないか?」
「……え?」
「いや、別に変なこと考えてるわけじゃないんだが、お前が泊まる頻度も増えたし、もういっそ一緒に住んでしまった方が……」
「気兼ねなくえっち出来る?」
「馬鹿!そういうんじゃないと言っただろう!」
「はは、説得力無いなぁ」
俺の冗談を真に受けて眦を吊り上げた桂木を鼻で笑う。
判子を手に入れるまでは知る由も無かったが、コイツは結構性欲旺盛だ。
「身体目当てじゃない……好きだから、一緒に居たいんだ」
「…………。分かったよ」
切なげに目を伏せた桂木の姿に、胸がツキリと痛む。
無論、嬉しくてではない。
卑劣な手段でそんな台詞を言わせてしまった罪悪感が、俺の心を容赦なく蝕んでいた。
それは本当に好きな女の子に言ってやるべき台詞だろうが。絶対言わせてやらないけどな。
「一緒に住もう、桂木」
「――やった!」
無邪気に笑って俺を抱き締める桂木の背に手を回し、俺は薄れかかっていた判をいつもより入念に押し直した。
▼ ▼ ▼
「おい、桂木。朝だぞ起きろ」
「んー……」
見慣れた桂木の部屋で目を覚まし、隣で眠る男のうなじにキスと印を施してから揺り起こす。
桂木との同棲を始めてから、日常となったサイクルである。
「おはよ」
「はよ……お前は毎朝早起きですごいな………」
「お前が寝坊助なだけだろ、遅刻するぞ」
「ちゅーしてくれたら起きる……」
「ばぁか、いつまでも寝言を言ってないでしゃんとしろ」
そう言いつつも、素直に口付けを落とす。
俺が桂木のおねだりに抗える道理など無いのだ。
「たまには俺のこともキスして起こしてみろよ、眠り姫」
心にも無いことを言って桂木を揶揄う。
この生活を続けていくためには、俺が桂木よりも早く起きて判を押す必要があるのだ。桂木には、いつまでも寝汚くいてもらわなけば困る。
「んー……」
「おい二度寝に入るな」
それでも、もう少し寝起きが良くなってくれればいいのに、などという勝手な願いは、遠くない内に叶うことになる。
いや、叶ってしまうことになる、と言った方が正しいだろうか。
ある日、目覚めた時に桂木の顔が目の前にあった衝撃を、俺は一生忘れられないだろう。
「おはよう」
「――――ッ」
寝ぼける暇もなく頭が覚醒していく。
やってしまったと焦ると同時に、よくここまで持ったなと冷静に考えている自分がいた。
判子を手に入れてから、もう半年以上経つだろうか。遂にツケを清算する時が来たのだ。
「おーい、東雲。寝ぼけてるのか?」
桂木はいつもどおりの態度だ。何を言われるのか全く想像がつかず、逆に恐ろしい。
増していくプレッシャーに耐え切れず硬く瞼を閉じると、一拍の間を置いて、何か柔らかい物が唇へと触れた。
「……え?」
「寝坊助には目覚めのキス、だろう? なんだよキスして欲しいなら素直に言えばいいのに…………っ!?」
言葉が終わるのも待たず、飛び起きて桂木を押し倒す。
突然の出来事に驚く桂木を無視して服を剥ぎ取り、そのうなじを確認した。
「な、なんだどうした!? 欲求不満か!?」
「…………無い」
「何が……?」
「印が、無いのに」
穴が開きそうなほど桂木のうなじを見つめ、印影が残っていないことを確認する。
昨晩付けた印影は、寝ている間に擦れてただの赤い汚れになっていた。
それなのに、どうして。
どうして桂木は……?
「どうして、俺のことが好きなんだ……?」
「本当に何があった。悪い夢でも見たのか?」
心配そうに俺に目をやる桂木を、呆然と見つめ返す。
何も言えないまま、頬を撫でられ、抱き締められても、俺は身動き一つ出来なかった。
悪い夢を見たのではない。
都合のいい夢から醒めてしまったのだ。
「話してみろよ、東雲。ゆっくりでいいからさ」
「かつ、らぎ」
一方的に抱き締められ、宥めるように背中を撫でられる度、身を切られるような痛みが心を抉る。
昨晩、爪痕を残した背中に手を回す資格が、まだ俺にあるのだろうか。
そして。
俺はついに全てを告白した。
▼ ▼ ▼
「…………なるほど、あの時の判子がね……」
俺の懺悔を聞き終えた桂木は、怒るでも笑うでもなく、しみじみと呟いた。
「にわかには信じがたい話だが、お前の気持ちはよく分かったよ」
「謝って済む話じゃないが、すまなかった……桂木の気持ちも無視して、こんなこと……」
「そうだな」
「……」
短い肯定に、喉が詰まって何も言えなくなる。桂木の顔が恐ろしくて直視出来ない。
当然、怒っているだろう。変な力で無理矢理意識を塗り替えられ、男を抱かされていたのだから。
あまつさえ、そんなことをした相手がのうのうと自宅に住み込んでいるなど。
桂木の気持ちを考えると、どんな罵声を浴びせられても、どれほど殴られても文句は言えないと思った。
「お前は馬鹿だよ」
「……うん」
「本当に馬鹿だ、俺の気持ちなんか1ミリも分かってないじゃないか」
「ごめん……!」
泣いては駄目だと堪えていたが、ぽろりと雫が頬を滑り落ちていく。
何を傷付いて被害者面しているんだ俺は。お前は立派な加害者だ。それも確信犯である。
泣く資格すらない。
「ごめんなさい……ごめんなさい……!」
それでも勝手に滴り落ちていく水滴を乱暴に拭っていると、軋むほどの強さで腕を抑えつけられた。
思わず顔を上げると、涙で滲んだ視界にしかめっ面をした桂木が映り込む。
「擦るな、赤くなるだろ」
「ご、めん……」
思いの外優しい言葉をかけられ、益々涙が溢れていく。
拭うことも出来ずにただ目を伏せていると、不意に桂木が顔を寄せてきた。
「な、に」
そのまま押し倒され、目尻に口付けられる。
目尻だけではない。桂木は頬に、首に、胸に口付けの雨を降らせると、最後にがりっと鎖骨へ噛みついた。
「痛ッ……」
「罰だよ」
罰。これが罰なのか?
正直、俺には御褒美でしかない。
おずおずと桂木に目をやると、薄っすらと陰のある笑みを浮かべていた。
「今まで、何も伝わっていなかったんだな。俺の言葉も、行動も、全部操られたものだと思っていたわけだ」
「そ、そうだろう……?」
「はぁぁ……」
俺の言葉を受けて、深い深い溜息を吐いた桂木は、何故か俺の寝巻へと手を伸ばした。
「桂木?」
「もういい喋るな。身体に叩き込む」
「な、何を」
「そんな下らない力なんて要らなかったということをだ」
「は……?」
未だ事態が飲み込めずにいる俺をあっという間に素っ裸に剥いて、桂木も服を脱ぎ捨てる。
そうして止める暇もなく、昂った自身を俺のナカへと突き立てた。
「あ……ぐ……!」
「ずっとずっと昔から、俺の心はお前のものだよ」
「かつら……ッあ、ひぃっ!」
問いかけようとした言葉は、桂木の動きによって嬌声へと変えられる。
苛立った様子の桂木は、普段から考えられない激しさで俺を掻き抱いた。
「待って、待って桂木、激し……ッお願い、優しくして……!」
「うるさい、今まで散々優しくしてたのに、嘘だと思っていやがったんだろ。ならもう知るか、諦めて泣いてろ」
「ひ、酷い……」
「愛してる、東雲。――思い知れ」
「ん、あぁぁッ!!」
一際奥に突き込まれ、あられもない悲鳴が喉から絞り出される。
今まで侵入されたことのない深みまで暴かれて、未知の快楽になす術もなく仰け反った。
桂木は悶える俺の身体に吸い付き、所有印をあちこちへと残していく。
いつもよりも入念に。一生消させないと言わんばかりに。
行き過ぎた快楽に思考が白んでいく中、最後に桂木の声が聞こえた。
「今度は俺が印を刻む番だ」
その日の夜。
惨たらしく抱き潰され、身体中を赤い印で一杯にされた俺は、やっとの思いで告白をやり直し、ようやく両想いに至るのであった。
あの不思議な判子は消えてしまったが、後悔は無い。
本当に欲しかったものは、最初から俺の手の内にあったのだから。
40
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