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番外編
カトリーヌ侯爵令嬢の気持ち
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私、カトリーヌ=ドレイク。この国で上位貴族の令嬢よ。
幼い頃は良かったわ。自分の気持ちに素直でいられて。大きくなってくると、気持ちに蓋をしないといけないって、不便よね。私は、完璧な淑女を目指しているから、気持ちを隠すのは出来るけれど…初恋は実らないものかしらね。
☆★☆★☆★☆★☆
あの人との出会いは、王宮内の庭園でしたわ。その時は、王弟殿下とは知らず、後になってあのお優しい男性は、ヤルドレン様だと知ったのですけれど。
私が8歳位の頃。お父様について王宮まで来た時の事ですわ。
少し仕事があるからと、庭で待っていてと言われ、ゆっくり散策していた。と、急に強い風が吹いて、先日の私の誕生日プレゼントにとお父様から頂いたお気に入りの帽子が空に舞い上がってしまったの。慌てて後を追ったのですが、池の中。
「どうしましょう…あ、あちらに長い枝があるわ!」
「そう、そう。あと少しよ。」
枝で、池に浮いた帽子を取ろうとし、あと少しで、池の淵に帽子が来ると思ったのだけれど。
「気を付けて。」
いきなり後ろから声が聞こえ、びっくりしてしまいましたわ!おかげで、枝を池の中に落としてしまったわ。
「あ!」
その拍子に波紋が広がり、帽子が少し遠くへ進んでしまう。
「あー!もうちょっとだったのに!私の帽子…」
どうしましょう…お父様がせっかく…
「ごめん。待ってて。」
と、声を掛けてきた男性は、慌てて帽子の奥に向かって石を投げる。すると、波紋が広がり、今度は帽子が少しこちらに進んできた。
「すごいわ!」
いとも簡単に帽子がこちらへ来るものだから思わず、淑女の言葉遣いも忘れ、声を上げてしまったわ。
男性は、近くまで来たので、落ちていた枝でたぐり寄せ、濡れた帽子の雫を上下に振って少なくし、渡してくれた。
「どうぞ。お姫様。」
そんな気障な台詞が似合う位、整った顔立ちでしたわ。素敵な人…。
「ありがとう!私は、カトリーヌ=ドレイクよ。この帽子、この前の誕生日にお父様から頂いたのよ。良かった!」
と喜びの余り、挨拶も加えた。
「今日は風が少しあるから、気を付けてね。」
と、声を掛けて下さったのは良いけれど、私が返事をする間も無く、すぐにその場を颯爽と去ってしまわれたわ。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★
次に会った時は、私が悩んでいた時でしたわ。お父様が、【正妃になる気はあるか?】と言って来たから。あれはどういう意味なのかしら。やはり、うちは侯爵でもあるから、より高貴な人へ嫁げと言う意味よねきっと…。
けれど、なんとなく、帽子を取って下さった男性が頭から離れないのよ。
あの日会った王宮内の池の畔の、ベンチに座って、石を、池に投げ込んでいたの。
私はどうしたらいいのかしら、と考えながら。
「そんなに石を投げたら、池が埋め立てられるな。」
そう声がして、隣のベンチに腰掛けてきた。顔を見なくても、分かるわ。あの日の人の声だわ。でも、顔を見るのもドキドキして、返事もどう返したら良いのか迷って、黙ったままになってしまったわ。
「…。」
「何かあったか?大して知らない奴に話す方が、気が楽になるぞ。」
そう言って、ヤルドレン様は池に石を投げる。しかし、私の、適当に投げ入れるのとは違って、石切りをされた。石が、4回跳ねそうな所で、淵に当たり沈んだ。
「え!すごい!」
と、思わず声を上げてしまう。
「どうやるの?」
私にも出来るかしら?
「こうやるのさ。」
と、手を横に動かして、もう一度見せてくれる。今度も、同じようになった。
「ま、でも密かに何度も練習したな。ここへ来てこっそりとさ。」
「練習かぁ…。」
「やりたくなきゃ、やらなきゃいい。愉しくなかったら意味が無い。」
この、石切り以外の事にでも取れる言葉だった。
「…でも、それでもやらなきゃいけないこともあるわ。」
「意味を見出せるなら、何にでも取り組むのは必要だ。そうではないなら、止めた方が良い。」
もしかしたら、悩んでいる事が分かったのかしら。
「そうね。意味は見出せるわ。うん。やるしかないのよね。」
そう呟く。正妃になれば、お父様はきっと喜ぶでしょう。侯爵家が安泰、それだけで意味があるわ。例え私の気持ちに蓋をしなければならなくとも…。
「…では、辛くなったらまた、ここに来ればいい。石切りの練習でもしよう。心が空っぽになって、元気が出るぞ。」
「はい!ありがとうございます。」
ヤルドレン様にまたお会い出来る、そう約束されたようで、思わず、最近はしなくなった、幼い頃に浮かべていた笑顔を向けた。
☆★☆★☆★☆★☆★
ヤルドレン様を見かける事は無くなっても、思い出の庭には毎日のように出向いてしまうわ。
もうここへは来れないと言われていたのに、会えるかもしれないと、一目見たいとそれこそ毎日のように…。
今日も会えなかったわ。
でも私は、正妃になる事。それ以外考えてはいけないのですわ。だから、会えなくてきっと良かったのでしょう…。
☆★☆★☆★☆★☆★
「何ですって!?」
「これは、極秘情報だ。しかし、お前には伝えておこうと思ってな。カトリーヌよ、好きにしてもよいぞ。」
お父様は、なんとヤルドレン様の犯した罪を話し出し、そしてヤルドレン様の心の内まで話された。
ヤルドレン様が、実は私の事を…?同じ想いでしたの?けれど、罪は罪ですのよね…。
「国王陛下は、北の辺境の地へ赴かせるとお決めになられた。お前も行きたいか?」
え?私、自分の気持ちに正直になっていいのかしら?
「万が一にも、カトリーヌが王弟殿下に想いを寄せておるのなら、私は止めんよ。応援する。今までよく頑張った。まあ、寒さは覚悟しないとだがな。」
「お父様…!」
お父様の言っていた事に嘘は無かったわ。ただ、寒さってものじゃないのよ…冷えて足先や指先が痛いなんて初めての経験よ!でも、憧れていたヤルドレン様がお側にいらっしゃるわ。毎晩暖めてくださるの。だから、きっと、やっていけるわ!
ーーーーーーー
これにて、一度完結とさせていただきます。読んでくれた方、しおりに挟んでくれた方、本当にありがとうございます。
また、粗方出来たら、続編を投稿すると思いますので、それも読んでいただけたら嬉しいです。
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幼い頃は良かったわ。自分の気持ちに素直でいられて。大きくなってくると、気持ちに蓋をしないといけないって、不便よね。私は、完璧な淑女を目指しているから、気持ちを隠すのは出来るけれど…初恋は実らないものかしらね。
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あの人との出会いは、王宮内の庭園でしたわ。その時は、王弟殿下とは知らず、後になってあのお優しい男性は、ヤルドレン様だと知ったのですけれど。
私が8歳位の頃。お父様について王宮まで来た時の事ですわ。
少し仕事があるからと、庭で待っていてと言われ、ゆっくり散策していた。と、急に強い風が吹いて、先日の私の誕生日プレゼントにとお父様から頂いたお気に入りの帽子が空に舞い上がってしまったの。慌てて後を追ったのですが、池の中。
「どうしましょう…あ、あちらに長い枝があるわ!」
「そう、そう。あと少しよ。」
枝で、池に浮いた帽子を取ろうとし、あと少しで、池の淵に帽子が来ると思ったのだけれど。
「気を付けて。」
いきなり後ろから声が聞こえ、びっくりしてしまいましたわ!おかげで、枝を池の中に落としてしまったわ。
「あ!」
その拍子に波紋が広がり、帽子が少し遠くへ進んでしまう。
「あー!もうちょっとだったのに!私の帽子…」
どうしましょう…お父様がせっかく…
「ごめん。待ってて。」
と、声を掛けてきた男性は、慌てて帽子の奥に向かって石を投げる。すると、波紋が広がり、今度は帽子が少しこちらに進んできた。
「すごいわ!」
いとも簡単に帽子がこちらへ来るものだから思わず、淑女の言葉遣いも忘れ、声を上げてしまったわ。
男性は、近くまで来たので、落ちていた枝でたぐり寄せ、濡れた帽子の雫を上下に振って少なくし、渡してくれた。
「どうぞ。お姫様。」
そんな気障な台詞が似合う位、整った顔立ちでしたわ。素敵な人…。
「ありがとう!私は、カトリーヌ=ドレイクよ。この帽子、この前の誕生日にお父様から頂いたのよ。良かった!」
と喜びの余り、挨拶も加えた。
「今日は風が少しあるから、気を付けてね。」
と、声を掛けて下さったのは良いけれど、私が返事をする間も無く、すぐにその場を颯爽と去ってしまわれたわ。
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次に会った時は、私が悩んでいた時でしたわ。お父様が、【正妃になる気はあるか?】と言って来たから。あれはどういう意味なのかしら。やはり、うちは侯爵でもあるから、より高貴な人へ嫁げと言う意味よねきっと…。
けれど、なんとなく、帽子を取って下さった男性が頭から離れないのよ。
あの日会った王宮内の池の畔の、ベンチに座って、石を、池に投げ込んでいたの。
私はどうしたらいいのかしら、と考えながら。
「そんなに石を投げたら、池が埋め立てられるな。」
そう声がして、隣のベンチに腰掛けてきた。顔を見なくても、分かるわ。あの日の人の声だわ。でも、顔を見るのもドキドキして、返事もどう返したら良いのか迷って、黙ったままになってしまったわ。
「…。」
「何かあったか?大して知らない奴に話す方が、気が楽になるぞ。」
そう言って、ヤルドレン様は池に石を投げる。しかし、私の、適当に投げ入れるのとは違って、石切りをされた。石が、4回跳ねそうな所で、淵に当たり沈んだ。
「え!すごい!」
と、思わず声を上げてしまう。
「どうやるの?」
私にも出来るかしら?
「こうやるのさ。」
と、手を横に動かして、もう一度見せてくれる。今度も、同じようになった。
「ま、でも密かに何度も練習したな。ここへ来てこっそりとさ。」
「練習かぁ…。」
「やりたくなきゃ、やらなきゃいい。愉しくなかったら意味が無い。」
この、石切り以外の事にでも取れる言葉だった。
「…でも、それでもやらなきゃいけないこともあるわ。」
「意味を見出せるなら、何にでも取り組むのは必要だ。そうではないなら、止めた方が良い。」
もしかしたら、悩んでいる事が分かったのかしら。
「そうね。意味は見出せるわ。うん。やるしかないのよね。」
そう呟く。正妃になれば、お父様はきっと喜ぶでしょう。侯爵家が安泰、それだけで意味があるわ。例え私の気持ちに蓋をしなければならなくとも…。
「…では、辛くなったらまた、ここに来ればいい。石切りの練習でもしよう。心が空っぽになって、元気が出るぞ。」
「はい!ありがとうございます。」
ヤルドレン様にまたお会い出来る、そう約束されたようで、思わず、最近はしなくなった、幼い頃に浮かべていた笑顔を向けた。
☆★☆★☆★☆★☆★
ヤルドレン様を見かける事は無くなっても、思い出の庭には毎日のように出向いてしまうわ。
もうここへは来れないと言われていたのに、会えるかもしれないと、一目見たいとそれこそ毎日のように…。
今日も会えなかったわ。
でも私は、正妃になる事。それ以外考えてはいけないのですわ。だから、会えなくてきっと良かったのでしょう…。
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「何ですって!?」
「これは、極秘情報だ。しかし、お前には伝えておこうと思ってな。カトリーヌよ、好きにしてもよいぞ。」
お父様は、なんとヤルドレン様の犯した罪を話し出し、そしてヤルドレン様の心の内まで話された。
ヤルドレン様が、実は私の事を…?同じ想いでしたの?けれど、罪は罪ですのよね…。
「国王陛下は、北の辺境の地へ赴かせるとお決めになられた。お前も行きたいか?」
え?私、自分の気持ちに正直になっていいのかしら?
「万が一にも、カトリーヌが王弟殿下に想いを寄せておるのなら、私は止めんよ。応援する。今までよく頑張った。まあ、寒さは覚悟しないとだがな。」
「お父様…!」
お父様の言っていた事に嘘は無かったわ。ただ、寒さってものじゃないのよ…冷えて足先や指先が痛いなんて初めての経験よ!でも、憧れていたヤルドレン様がお側にいらっしゃるわ。毎晩暖めてくださるの。だから、きっと、やっていけるわ!
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これにて、一度完結とさせていただきます。読んでくれた方、しおりに挟んでくれた方、本当にありがとうございます。
また、粗方出来たら、続編を投稿すると思いますので、それも読んでいただけたら嬉しいです。
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