【完結済】呼ばれたみたいなので、異世界でも生きてみます。

まりぃべる

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番外編

ナリアーヌの思索

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あぁ…ここまで長かったわ…!
レンダルクも以前のように男前に戻ったし。いえ、以前にも増して、凛々しくなったわね。大人の色気というのかしら?格好良さが増して。もう、見ているだけでニヤけちゃうわ!!


ランロットも、どうにか戻って良かったわ。子どもが元気が無いのって、自分がどうにかなるより何十倍も心苦しいものね。それにしても…体が弱かったわけじゃなかったのね!健康になって何よりだけれど、あの侍女にはもう本当に困ったものだわ!!!呪ってやりたいくらいよ!私とレンダルクとの愛しい子なのに。もっとたくさん、幼い頃一緒にいたかったわ!!
…でも、私は呪うなんてそんな低俗な事はしないわ。
ランロットも、どうにか身も心も元気になってきているものね。


ルークも、まだ遊びたい盛りだったでしょうに国王がする仕事を代理でして本当に頑張っていたわね。それこそ淋しさを埋めるように。これも、見ていて痛々しい位だったのよね。
何度、抱きしめてあげたかった事か。
でも、手を伸ばしても、触る事が出来なかったものね。切なかったわ…。
…でも、結果的に愛する人にも出会えて本当に良かったわ。

ヤルドレン様も、どうにか丸く収まって本当に良かったわ。

だって本当に、私は死にきれなかったのよね…。

レンダルクともまだまだこれからって時に私がぽっくり逝っちゃったのには、自分でも情けなかったわ…。
最期の力を振り絞ったら、魂だけは留まれたのだけど。それからどんどん、王家に暗雲が立ち込めるようになってきて。
私は見ているだけしか出来なくて歯痒くて…。

誰かお願い、助けて!!

そういう思いで、異世界の扉を開かせてもらって。
その点では、本当に救われたわ!
助けて欲しいと思って、呼んだけれど、こんなにもすべて憂いを解消してくれるなんて本当に素晴らしかったわ!!

マリアさん、本当にこの世界へ来てくれてありがとう!!

向こうの世界へは帰れなくてごめんなさい。
私の勝手な想いで連れて来てしまって…でも、あたなもルークという心通わせられる人が出来たみたいだし、私も肩の荷が下りたわ。




私は、本当はもう、本来の姿へ戻らないといけないのでしょうね。肉体はないのですから。
…でも、もう少し、ヤルドレンと一緒にいてもいいわよね?



「マリア嬢!ナリアーヌはどうしておる?」
あら。またマリアさんを呼んで…ルークに怒られるわよ。

「父上、あまりマリアを呼びつけないで下さい!マリアも優しいから、来てしまうではないですか!!」
「あら、大丈夫よ。レンダルク様。ナリアーヌ様は、今日もレンダルク様のお隣でニッコリ笑っておりますよ。」

ウフフ。あなた。今日も本当に素敵よ!
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