【完結】『私に譲って?』と言っていたら、幸せになりましたわ。{『私に譲って?』…の姉が主人公です。}

まりぃべる

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1. 私は病弱なのよ

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 私、ダリア。クレムフィス伯爵家の長女よ。

 長女だけれど、家は継がない。
だって継ぐとなったら、領地の為に身を粉にして働くんでしょ?冗談じゃないわ!
女は、より高位な貴族の、見目麗しい殿方に嫁いでなんぼでしょ?
おっと!言葉遣いも、気をつけなくちゃね。
なんていったって私は、伯爵家の娘なんだもの。

 幼い頃は、よく寝込んでいたの。熱が出て体も思うように動かなくて辛かったわ。でも、その度にお母様が傍に居てくれたのよね。
小さな妹よりも、私を大切にしてくれてるようで、優越感だったわ。



 七歳になると、家庭教師の先生が、お屋敷に来て勉強を教えてくれると言われたわ。

 でも、話を聞いていると頭が痛くなるの。

 これは、体の不調よね。だから、調子が悪いと言って休むようにしていたら勉強しなくてよくなったの。ラッキー!!

 しかも体調を理由にしたら怒られないのよね!
フフフ。病弱な体なんだもの、しょうがないわよね!
病弱を理由にすれは、何でも許されるのね!これからも使っていかないと!

 まぁ、その位の年齢になってくるとおかげさまで寝込む事はなくなったわ。
だけれど、また寝込むと困るものね。寝込む前に、体を休めないと!


 私が苦手な勉強を、家庭教師の先生に教わている二歳違いの妹のシンシア。
意味が分からないわ。よく頭が痛くならないわね。シンシアって病弱な私と違って丈夫なのね。
でも、なんだか見下されているようで苛つくのよ。だから、気晴らしに『それ、頂戴。』って言ったら、悔しそうに顔を歪めて。スカッとしたわ!

 それからは何でもいいから妹の物が欲しいと言ったの。

 別に本当に欲しいわけではないのよね。ちょっとした気分転換。
だから、別にもらえた後は要らないの。衣装部屋を増やしてもらったけれど、シンシアの服って、私の趣味に合わないのよね。なんであんな野暮ったい服着るのかしら。もっと、自分の体をさらけ出さないと!…あ、シンシアには私みたいな魅力的なボディラインじゃないからしたくても出来ないのね!




 シンシアが婚約の打診を受けたと聞いて、急いでカントリーハウスに帰ったわ。
急いでと言っても、夜に馬車で出発なんてあり得ないし、せっかく来たんだから遊びを堪能してから明日朝に帰ればいいでしょ。

 次の日は、夜遅くまで遊んでいたから朝早くとまではいかないけれど、準備をして急いで戻ったの。

 そうしたら、ちょうど、アドルフ様と会っていたらしく私も仲間に入った。
アドルフ様と話したら、私の方がいいと言って下さったわ!!それはそうでしょうね!!
シンシアよりもこのスタイルのいい肢体!足はあまり動かないから細いでしょう?動かないからお腹もそれほど空かないから食べないもの。余計な肉は体に付いてないわ!
日中に外に出る時は最低限かつ、気をつけているから肌の色も白いし。それなのにマッサージは欠かさないから、腰はくびれているでしょ?胸も、まぁそれなりにいろんなマッサージしているから大きくなっているし。

 つまり、男性は皆私に虜になるって事よ!

 はー間に合ってよかったわ!!侯爵様と結婚出来るなんて私はなんて幸せ者なのかしら!?

 フフフフ。こんな幸せ者、国中探してもいないかもしれないわ!!

 だって、アドルフ様はとっても格好いいのよ!まぁ、少しだけ照れ屋だから私にまだ、愛してるとも好きだとも言ってくれないけれど。

 けれど、私達は相思相愛!だって結婚まで急いでくれたのだもの!早く一緒に住みたいって言ってくれて、出会ってすぐにスタンリー家へ嫁いだのよ。私って愛されてるわ。

 それにアドルフ様は私を毎晩のように抱いて下さるのよ!…毎晩は言い過ぎたわ。週に四、五回…いえ三、四回だったかしら?
まぁでもいいのよ、仕事でお疲れの時もあるみたいだもの。
私が癒して差し上げると言うのだけれど、『燃え上がり過ぎると翌日の仕事が出来なくなると困るから』って遠慮するのよ。

 もう、本当に照れ屋さんなんだから!
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