2 / 25
2. 長い眠りから覚めたら…
しおりを挟む
目が覚めた私は、ずいぶんと違和感を覚えました。
目を開けた時に、初めに思った事は、『ここは、どこだったかしら?』でした。
そして、周りの景色を見ようと体を起こそうとすると、体中がギギギ…と音がするみたいに、なぜだか動かし辛かったのです。
仕方がないから、目を動かすとずいぶんと高い天井が見えました。そして私が寝ているベッドには天蓋が付いています。…うーん、どこかのホテル?…あら?ホテルって何だったかしら?
少し考えていると、部屋に女性が入って来たようで、いきなりカーテンを開けました。
「眩し…。」
今は朝なのか、大きな窓のカーテンを開けると暗かった部屋に日差しが降り注いできました。
「まぁ!アイネル様!!目が覚められましたか?今、当主様と、お医者様を呼びに行かせますから!!…ああ、本当に、ようございました…。」
その女性は、そう言って部屋を急いで出て行きました。
アイネル様?当主様?うーん…私の事?そういえば、長い夢を見ていたような気がするわ。どんな夢だったかしら。とても、現実味を帯びていたのよね。
私、この部屋よりもっと小さな部屋に住んでいて、一人で暮らしていたと思うわ。それで…。
バタバタバタッ!バンッ!
「アイネル!大丈夫か!?」
考えていると、廊下を走ってきたような音と、部屋の扉を思い切り開けた音がして、金色と茶色が混ざった髪色の男性が入って来て言われました。
えっと…どちら様でしたかしら?
私は、首を少し傾げました。
「どうした?お神の戯れだと言わたのだが、そうなのか?それとも、カイヴィンから聞いたが、男に突き飛ばされたからか?」
と、そう再び言われたので、何だったかしら…と考えました。
すると、開いた扉をわざとトントントンとノックする音がして、言われました。
「もう!ヘンツったら!質問攻めにしたらアイネルが困っているわよ!ゆっくり、聞きましょうね。さぁ。まずは水でも飲む?お医者様はまだだろうから、それまでに出来る事をしましょう?」
そう言ってくれた人は、腰まで伸びた金髪のとてもきれいな女性でした。二人共二十代位に見えるわ。ここは、外国?……ん?外国って思ったのはなぜかしら?
あれから、質問攻めにしてきた男性は先に朝食の為に部屋から出て行きました。
『アイネルがせっかく目覚めたのに、仕事をするわけにはいかん!今日は休む!』と言っていましたが、『分かりますよ、分かります。けれど、お仕事はしましょうね。はい、可愛いアイネルの為に頑張って来て下さいね!』と、もう一人の女性に言われ、渋々出て行きました。何だか、見ているこちらにまで分かる位に項垂れていたので、年上だけれど可愛らしい人だなぁと思いました。
…?年上?私は、幾つだったかしら?
目を開けた時に、初めに思った事は、『ここは、どこだったかしら?』でした。
そして、周りの景色を見ようと体を起こそうとすると、体中がギギギ…と音がするみたいに、なぜだか動かし辛かったのです。
仕方がないから、目を動かすとずいぶんと高い天井が見えました。そして私が寝ているベッドには天蓋が付いています。…うーん、どこかのホテル?…あら?ホテルって何だったかしら?
少し考えていると、部屋に女性が入って来たようで、いきなりカーテンを開けました。
「眩し…。」
今は朝なのか、大きな窓のカーテンを開けると暗かった部屋に日差しが降り注いできました。
「まぁ!アイネル様!!目が覚められましたか?今、当主様と、お医者様を呼びに行かせますから!!…ああ、本当に、ようございました…。」
その女性は、そう言って部屋を急いで出て行きました。
アイネル様?当主様?うーん…私の事?そういえば、長い夢を見ていたような気がするわ。どんな夢だったかしら。とても、現実味を帯びていたのよね。
私、この部屋よりもっと小さな部屋に住んでいて、一人で暮らしていたと思うわ。それで…。
バタバタバタッ!バンッ!
「アイネル!大丈夫か!?」
考えていると、廊下を走ってきたような音と、部屋の扉を思い切り開けた音がして、金色と茶色が混ざった髪色の男性が入って来て言われました。
えっと…どちら様でしたかしら?
私は、首を少し傾げました。
「どうした?お神の戯れだと言わたのだが、そうなのか?それとも、カイヴィンから聞いたが、男に突き飛ばされたからか?」
と、そう再び言われたので、何だったかしら…と考えました。
すると、開いた扉をわざとトントントンとノックする音がして、言われました。
「もう!ヘンツったら!質問攻めにしたらアイネルが困っているわよ!ゆっくり、聞きましょうね。さぁ。まずは水でも飲む?お医者様はまだだろうから、それまでに出来る事をしましょう?」
そう言ってくれた人は、腰まで伸びた金髪のとてもきれいな女性でした。二人共二十代位に見えるわ。ここは、外国?……ん?外国って思ったのはなぜかしら?
あれから、質問攻めにしてきた男性は先に朝食の為に部屋から出て行きました。
『アイネルがせっかく目覚めたのに、仕事をするわけにはいかん!今日は休む!』と言っていましたが、『分かりますよ、分かります。けれど、お仕事はしましょうね。はい、可愛いアイネルの為に頑張って来て下さいね!』と、もう一人の女性に言われ、渋々出て行きました。何だか、見ているこちらにまで分かる位に項垂れていたので、年上だけれど可愛らしい人だなぁと思いました。
…?年上?私は、幾つだったかしら?
55
あなたにおすすめの小説
完】異端の治癒能力を持つ令嬢は婚約破棄をされ、王宮の侍女として静かに暮らす事を望んだ。なのに!王子、私は侍女ですよ!言い寄られたら困ります!
仰木 あん
恋愛
マリアはエネローワ王国のライオネル伯爵の長女である。
ある日、婚約者のハルト=リッチに呼び出され、婚約破棄を告げられる。
理由はマリアの義理の妹、ソフィアに心変わりしたからだそうだ。
ハルトとソフィアは互いに惹かれ、『真実の愛』に気付いたとのこと…。
マリアは色々な物を継母の連れ子である、ソフィアに奪われてきたが、今度は婚約者か…と、気落ちをして、実家に帰る。
自室にて、過去の母の言葉を思い出す。
マリアには、王国において、異端とされるドルイダスの異能があり、強力な治癒能力で、人を癒すことが出来る事を…
しかしそれは、この国では迫害される恐れがあるため、内緒にするようにと強く言われていた。
そんな母が亡くなり、継母がソフィアを連れて屋敷に入ると、マリアの生活は一変した。
ハルトという婚約者を得て、家を折角出たのに、この始末……。
マリアは父親に願い出る。
家族に邪魔されず、一人で静かに王宮の侍女として働いて生きるため、再び家を出るのだが………
この話はフィクションです。
名前等は実際のものとなんら関係はありません。
お姉様。ずっと隠していたことをお伝えしますね ~私は不幸ではなく幸せですよ~
柚木ゆず
恋愛
今日は私が、ラファオール伯爵家に嫁ぐ日。ついにハーオット子爵邸を出られる時が訪れましたので、これまで隠していたことをお伝えします。
お姉様たちは私を苦しめるために、私が苦手にしていたクロード様と政略結婚をさせましたよね?
ですがそれは大きな間違いで、私はずっとクロード様のことが――
【完結】妹に存在を奪われた令嬢は知らない 〜彼女が刺繍に託した「たすけて」に、彼が気付いてくれていたことを〜
桜野なつみ
恋愛
存在を消された伯爵家の長女・ビオラ。声を失った彼女が、唯一想いを託せたのは針と糸だった。
白いビオラの刺繍に縫い込まれた「たすけて」の影文字。
それを見つけたのは、彼女の母の刺繍に人生を変えられた青年だった──。
言葉を失った少女と、針の声を聴く男が紡ぐ、静かな愛の物語。
侯爵令嬢はざまぁ展開より溺愛ルートを選びたい
花月
恋愛
内気なソフィア=ドレスデン侯爵令嬢の婚約者は美貌のナイジェル=エヴァンス公爵閣下だったが、王宮の中庭で美しいセリーヌ嬢を抱きしめているところに遭遇してしまう。
ナイジェル様から婚約破棄を告げられた瞬間、大聖堂の鐘の音と共に身体に異変が――。
あら?目の前にいるのはわたし…?「お前は誰だ!?」叫んだわたしの姿の中身は一体…?
ま、まさかのナイジェル様?何故こんな展開になってしまったの??
そして婚約破棄はどうなるの???
ほんの数時間の魔法――一夜だけの入れ替わりに色々詰め込んだ、ちぐはぐラブコメ。
婚約者を譲れと姉に「お願い」されました。代わりに軍人侯爵との結婚を押し付けられましたが、私は形だけの妻のようです。
ナナカ
恋愛
メリオス伯爵の次女エレナは、幼い頃から姉アルチーナに振り回されてきた。そんな姉に婚約者ロエルを譲れと言われる。さらに自分の代わりに結婚しろとまで言い出した。結婚相手は貴族たちが成り上がりと侮蔑する軍人侯爵。伯爵家との縁組が目的だからか、エレナに入れ替わった結婚も承諾する。
こうして、ほとんど顔を合わせることない別居生活が始まった。冷め切った関係になるかと思われたが、年の離れた侯爵はエレナに丁寧に接してくれるし、意外に優しい人。エレナも数少ない会話の機会が楽しみになっていく。
(本編、番外編、完結しました)
傷付いた騎士なんて要らないと妹は言った~残念ながら、変わってしまった関係は元には戻りません~
キョウキョウ
恋愛
ディアヌ・モリエールの妹であるエレーヌ・モリエールは、とてもワガママな性格だった。
両親もエレーヌの意見や行動を第一に優先して、姉であるディアヌのことは雑に扱った。
ある日、エレーヌの婚約者だったジョセフ・ラングロワという騎士が仕事中に大怪我を負った。
全身を包帯で巻き、1人では歩けないほどの重症だという。
エレーヌは婚約者であるジョセフのことを少しも心配せず、要らなくなったと姉のディアヌに看病を押し付けた。
ついでに、婚約関係まで押し付けようと両親に頼み込む。
こうして、出会うことになったディアヌとジョセフの物語。
秘密の多い令嬢は幸せになりたい
完菜
恋愛
前髪で瞳を隠して暮らす少女は、子爵家の長女でキャスティナ・クラーク・エジャートンと言う。少女の実の母は、7歳の時に亡くなり、父親が再婚すると生活が一変する。義母に存在を否定され貴族令嬢としての生活をさせてもらえない。そんなある日、ある夜会で素敵な出逢いを果たす。そこで出会った侯爵家の子息に、新しい生活を与えられる。新しい生活で出会った人々に導かれながら、努力と前向きな性格で、自分の居場所を作り上げて行く。そして、少女には秘密がある。幻の魔法と呼ばれる、癒し系魔法が使えるのだ。その魔法を使ってしまう事で、国を揺るがす事件に巻き込まれて行く。
完結が確定しています。全105話。
【完結】義妹に全て奪われた私。だけど公爵様と幸せを掴みます!
朝日みらい
恋愛
リリアナは美貌の義妹イザベラにすべてを奪われて育ち、公爵アルノーとの婚約さえも破棄される。
役立たずとされて嫁がされたのは、冷徹と噂される公爵アルノー。
アルノーは没落した家を立て直し、成功を収めた強者。
新しい生活で孤立を感じたリリアナだが、アルノーの態度に振り回されつつも、少しずつ彼の支えを感じ始め――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる