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16. 指輪の行方
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「指輪?」
「ああ、そうさ!兄上の指輪さ!それがなけりゃ、王位継承権が無くなるんだろ?証である指輪なんだから。兄上がわざわざ俺に見せびらかすように教えてくれたんだ。俺も形が違うのをいつも持っているが、兄上がそれを持っている限り俺が王位を継げないからな!」
「…お前は、そんなに国王陛下になりたかったのか?」
レオシュも、高圧的に不敬にもマルツェルをお前呼びしているが、得意気に話すマルツェルは全くそれに気づく事もなく話している。皆を驚かしてやったんだ!という達成感と、自分が次に王位継承権の証だという指輪を持っているのだから自分が継げると、思い込んでいる為たかをくくっているのだ。
「あぁ!だって、お母様が言うんだ!『あなたが王になれたら、私にも国王の母という名目で予算が増えるのに』って。最近、金、減らしたんだろ?お母様が、ドレスが買えないし宝石も買えないって嘆いていたんだ。俺のお母様って、すっごい美人だろ?美人なんだから着飾る事が仕事だろ?だって、兄上の母がいるのに、俺のお母様を娶ったんだからよ!」
確かに、現国王陛下のダリボルは王妃ズデンカと婚約している時に、王都に来て踊り子をしていたデニサに惚れ込んでしまい、妾として傍に置きはじめたのだ。側妃としてでなく、あくまでも妾として。それはつまり、公の立場は確約されていないという事なのだが、一般庶民であったデニサは、理解出来ていなかった。
費用が減らされたというのも、本来であれば妾なのだから生活の必要最低限の保障のみであるはずだったのだ。だが、デニサは自分を着飾る事は国王陛下のお側に仕える義務だと職人を勝手に自分の住まいである王宮の離れに呼び、ドレスや宝石を購入してしまうのだった。
しかし、カシュパルが二十歳になる今年、王位継承権を引き継ぐ戴冠の儀がある。その為に、見直し必要ない予算の部分は以前に戻しただけであった。
マルツェルが幼い頃より肌身離さず付けていろと言われた指輪は、王位継承権の証ではなく、国王の息子だという証明であるだけだった。
「…それで、指輪を盗んで来させ、その指輪をククレの湖に捨てた、と?」
「あぁ。俺が王位を継げますようにって願いも込めてな!兄上が指輪を無くし俺が指輪を持っていれば、俺が次期国王だ!国中で一番偉いんだぞ!って事で、おい、お前!今から王宮へ帰るぞ!」
「や…!」
バチン!
「いってー!なんだよ、俺は王太子だぞ!国王になるんだぞ!またレオシュか?俺は寛大な心を持っているから今は許してやる!おい、くそ!ついてこいよ!」
マルツェルは自分の理屈を一通り述べると、レナータを連れて行こうとする。が、レナータの腕を掴もうとするとまたも手がしびれた。仕方なく、レナータの腕を掴むのは止めてついてこいと言うに留めたのだ。
レオシュは、マルツェルのおめでたい思想にどこから突っ込もうかと呆れながらも口を開こうとしたが、
「おい、ヤーヒムよさっきからうるせぇ虫が紛れ込んだな?」
「あぁ、ベトジフ。そのようだ。でも、ベトジフが出て行くといろいろと面倒だから、師団長の俺に任せてくれるか。国王陛下や王太子のカシュパル様より権限を与えられたからの。」
「ふん!仕方ねぇなぁ。譲ってやるよ。」
と、ベトジフとヤーヒムが遠くから近づいてきて、マルツェルへと対峙する。
マルツェルはというと、師団長のヤーヒムの事は知っているが苦手である。また、その隣に魔術師団とは違う色の軍服を着た屈強なヤーヒムと同じ年頃の男性が自分に近づいてきた為、怯え始める。が、小物ほど良く吠えるという見本のように、虚勢を張った。
「な、なんだよ!ヤーヒム。この俺に何か言いたい事でもあるのか?」
「ふはははは!マルツェル様。黙って聞いていれば、なんたる痴れ言かと腰を抜かしそうになりましたぞ!
このヤーヒム、国王陛下であるダリボル様より権限を与えられたのです。良いですかな?今から順を追って説明しますから、良く聞くのですぞ。まず、どう勘違いされているのか分かりませんが、マルツェル様は王位継承権をお持ちではありません。」
「はぁ!?ヤーヒムよ、痴れ言をほざいているのはお前だろ!?俺は、父上の息子だぞ!」
「そうですな。しかし、母上様はどうですかな?」
「どうって、どう言う意味だ!?妃だろ?」
「違いますよ。公の場に出られた事がお有りですかな?デニサ様は、妾です。側妃とは全くの別物です。お慈悲で、公費が支払われているだけです。今まで勝手に使い込んでいたので、元を正したまでですよ。どうですかな?お分かりいただけましたかな?ん?」
ヤーヒムはわざとそのように言った。癪に触ったマルツェルは、唾を飛ばす勢いでまくし立てた。
「何言ってんだよ!母上は妃だろ!?正妃のズデンカ様がいるから仕方なく、ではあるが本来愛されているのは母上だろうが!!」
「愛されているかどうかは私の口から言う事ではありませんが、妾だという事は王宮に勤めている官僚は周知の事実ですぞ。ですから、デニサ様は離れに住まわれているでしょう。そして、先ほどマルツェル様が言われていた指輪の件は、自白と見なします。それが偽物であっても。王太子様の所有物を盗んだのですから、犯罪者ですね。マルツェル様。という事で。お連れしろ!!」
ヤーヒムのその言葉に、魔術師団の人々は素早く動き、マルツェルを拘束し、どこからか持ってきた縄で縛り上げられた。
「な、なんだこれは!!ヤーヒム、意味が分からないぞ!離せ!俺は国王になる男だぞ!こんな事していいと思っているのか!?」
「ですから、先ほど言いましたでしょう。国王陛下から権限を与えられていると。
それにカシュパル様からも、指輪を盗まれた事は聞いておりますよ。『もうすぐ戴冠式があるから、それまでに片付けたいと罠を張ったらまんまと引っ掛かり、偽物の指輪を盗んでいった』と。何か動きがあれば吊し上げろと言われておりますから。自白もありますし。マルツェル様の未来は…どうなりますかねぇ。さ、我々は任務が出来てしまったので仕方ないからお開きとしよう。連れて帰るぞ!!」
ベトジフまたな、と言うと魔術師団は夜中であるのに素早く準備をして、ぎゃあぎゃあと叫ぶマルツェルに布を噛ませて連行しながら王宮へと帰って行った。
「ああ、そうさ!兄上の指輪さ!それがなけりゃ、王位継承権が無くなるんだろ?証である指輪なんだから。兄上がわざわざ俺に見せびらかすように教えてくれたんだ。俺も形が違うのをいつも持っているが、兄上がそれを持っている限り俺が王位を継げないからな!」
「…お前は、そんなに国王陛下になりたかったのか?」
レオシュも、高圧的に不敬にもマルツェルをお前呼びしているが、得意気に話すマルツェルは全くそれに気づく事もなく話している。皆を驚かしてやったんだ!という達成感と、自分が次に王位継承権の証だという指輪を持っているのだから自分が継げると、思い込んでいる為たかをくくっているのだ。
「あぁ!だって、お母様が言うんだ!『あなたが王になれたら、私にも国王の母という名目で予算が増えるのに』って。最近、金、減らしたんだろ?お母様が、ドレスが買えないし宝石も買えないって嘆いていたんだ。俺のお母様って、すっごい美人だろ?美人なんだから着飾る事が仕事だろ?だって、兄上の母がいるのに、俺のお母様を娶ったんだからよ!」
確かに、現国王陛下のダリボルは王妃ズデンカと婚約している時に、王都に来て踊り子をしていたデニサに惚れ込んでしまい、妾として傍に置きはじめたのだ。側妃としてでなく、あくまでも妾として。それはつまり、公の立場は確約されていないという事なのだが、一般庶民であったデニサは、理解出来ていなかった。
費用が減らされたというのも、本来であれば妾なのだから生活の必要最低限の保障のみであるはずだったのだ。だが、デニサは自分を着飾る事は国王陛下のお側に仕える義務だと職人を勝手に自分の住まいである王宮の離れに呼び、ドレスや宝石を購入してしまうのだった。
しかし、カシュパルが二十歳になる今年、王位継承権を引き継ぐ戴冠の儀がある。その為に、見直し必要ない予算の部分は以前に戻しただけであった。
マルツェルが幼い頃より肌身離さず付けていろと言われた指輪は、王位継承権の証ではなく、国王の息子だという証明であるだけだった。
「…それで、指輪を盗んで来させ、その指輪をククレの湖に捨てた、と?」
「あぁ。俺が王位を継げますようにって願いも込めてな!兄上が指輪を無くし俺が指輪を持っていれば、俺が次期国王だ!国中で一番偉いんだぞ!って事で、おい、お前!今から王宮へ帰るぞ!」
「や…!」
バチン!
「いってー!なんだよ、俺は王太子だぞ!国王になるんだぞ!またレオシュか?俺は寛大な心を持っているから今は許してやる!おい、くそ!ついてこいよ!」
マルツェルは自分の理屈を一通り述べると、レナータを連れて行こうとする。が、レナータの腕を掴もうとするとまたも手がしびれた。仕方なく、レナータの腕を掴むのは止めてついてこいと言うに留めたのだ。
レオシュは、マルツェルのおめでたい思想にどこから突っ込もうかと呆れながらも口を開こうとしたが、
「おい、ヤーヒムよさっきからうるせぇ虫が紛れ込んだな?」
「あぁ、ベトジフ。そのようだ。でも、ベトジフが出て行くといろいろと面倒だから、師団長の俺に任せてくれるか。国王陛下や王太子のカシュパル様より権限を与えられたからの。」
「ふん!仕方ねぇなぁ。譲ってやるよ。」
と、ベトジフとヤーヒムが遠くから近づいてきて、マルツェルへと対峙する。
マルツェルはというと、師団長のヤーヒムの事は知っているが苦手である。また、その隣に魔術師団とは違う色の軍服を着た屈強なヤーヒムと同じ年頃の男性が自分に近づいてきた為、怯え始める。が、小物ほど良く吠えるという見本のように、虚勢を張った。
「な、なんだよ!ヤーヒム。この俺に何か言いたい事でもあるのか?」
「ふはははは!マルツェル様。黙って聞いていれば、なんたる痴れ言かと腰を抜かしそうになりましたぞ!
このヤーヒム、国王陛下であるダリボル様より権限を与えられたのです。良いですかな?今から順を追って説明しますから、良く聞くのですぞ。まず、どう勘違いされているのか分かりませんが、マルツェル様は王位継承権をお持ちではありません。」
「はぁ!?ヤーヒムよ、痴れ言をほざいているのはお前だろ!?俺は、父上の息子だぞ!」
「そうですな。しかし、母上様はどうですかな?」
「どうって、どう言う意味だ!?妃だろ?」
「違いますよ。公の場に出られた事がお有りですかな?デニサ様は、妾です。側妃とは全くの別物です。お慈悲で、公費が支払われているだけです。今まで勝手に使い込んでいたので、元を正したまでですよ。どうですかな?お分かりいただけましたかな?ん?」
ヤーヒムはわざとそのように言った。癪に触ったマルツェルは、唾を飛ばす勢いでまくし立てた。
「何言ってんだよ!母上は妃だろ!?正妃のズデンカ様がいるから仕方なく、ではあるが本来愛されているのは母上だろうが!!」
「愛されているかどうかは私の口から言う事ではありませんが、妾だという事は王宮に勤めている官僚は周知の事実ですぞ。ですから、デニサ様は離れに住まわれているでしょう。そして、先ほどマルツェル様が言われていた指輪の件は、自白と見なします。それが偽物であっても。王太子様の所有物を盗んだのですから、犯罪者ですね。マルツェル様。という事で。お連れしろ!!」
ヤーヒムのその言葉に、魔術師団の人々は素早く動き、マルツェルを拘束し、どこからか持ってきた縄で縛り上げられた。
「な、なんだこれは!!ヤーヒム、意味が分からないぞ!離せ!俺は国王になる男だぞ!こんな事していいと思っているのか!?」
「ですから、先ほど言いましたでしょう。国王陛下から権限を与えられていると。
それにカシュパル様からも、指輪を盗まれた事は聞いておりますよ。『もうすぐ戴冠式があるから、それまでに片付けたいと罠を張ったらまんまと引っ掛かり、偽物の指輪を盗んでいった』と。何か動きがあれば吊し上げろと言われておりますから。自白もありますし。マルツェル様の未来は…どうなりますかねぇ。さ、我々は任務が出来てしまったので仕方ないからお開きとしよう。連れて帰るぞ!!」
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