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そんなヴァルファズルの想いなど知ったことかと言わんばかりに、カトリーヌはとにかくショックを受けた。
忙しそうにとにかく勉強と練習を欠かさない姉が、いつの間にか自分以上にお金持ちになり、幸せになるだろう道を進んでいると感じているのである。
おまけにグウェンドリンは伯爵家の次期当主としてすでに決まっているも同然。
何かしらの事故や失態で亡くなる、社交界や貴族社会を追われるなどしてその座がカトリーヌに転がり込んでこない限り、グウェンドリンがカトリーヌの下に来る事は無い。
まるで見下されているかのようだとカトリーヌは感じた。
更にカトリーヌに追い打ちをかけたのは、屋敷内の使用人たちの声だった。
「ねえ、聞いた?グウェンドリン様の事業の話」
「もちろん!なんでも王家御用達になるって聞いたわよ」
「それも絹でしょう?この国で取れなかったものだから、すごく注目されてるって噂よね」
「それに色んな商人が手紙を出してるって言うし、このままいけば伯爵家は安泰ね!」
カトリーヌがその姿をよく見かけるのはメイドたちだが、そのメイドたちもグウェンドリンのことばかりを話にだす。
自分は多くの令嬢と繋がり、いろんな家と仲良くできる人間だという自負があった。
ただ、それもすべて姉であるグウェンドリンに近づくためだと、父に言われてしまったも同然で。
でも自分と友人になった令嬢たちは、誰もかれもがグウェンドリンの事業目当てなんてことはないはず。
それに
「私にも、私にだって、何か良い所があるはずでしょ…!?」
誰もかれもが姉の話をする家の中で、部屋の中にこもるようになりがちになってしまったカトリーヌは誰も自分に目をかけてくれないとひたすらに鬱々とした気持ちのままでいた。
私の方が沢山お友達がいる、いろんな令嬢に顔が効く、そんな良い所はたくさんある。
それに、グウェンドリンと違って金髪碧眼だからこそ色んなドレスが似合う様な可憐な容姿だってある。
この容姿だからこそ貴族には受けることだってある。
実際、金髪の輝きは多くの人の目を引くもので、綺麗なものほど美しいと褒めそやされることも多い。
輝かしい金髪は王家の人間にも多く現れるし、高位貴族だからこその色合いとして尊ぶ人もいたりもする。
それでも、届かないと多くの声が物語る。
実際カトリーヌはお茶会に出るようになって以前より多少動くことにもつながっているからか、ぽっちゃり具合が軽減され始めている。
まだまだ予断は許されないが、それでもスタイルがもとに戻りつつあるのでお茶会でもその容姿と天真爛漫さに惹かれる令息も少なからずいる。
けれど、それだけだ。
天真爛漫な性格だけれど、礼儀作法は他の令嬢と比べてもまだまだな状態にあるのであれば、跡継ぎや当主補佐などの将来が決定している令息は選ぶことも無い。
それを分かっていないカトリーヌは、だからこそグウェンドリンの婚約者候補以上の条件を持つ令息と巡り合えないことをいまだに分かっていなかった。
自身の不勉強と不真面目さが出会いに直結することを彼女はいまだに分かっておらず、自身の容姿と天真爛漫さ、可愛い性格があれば何とかなると楽観視していたのが今、後の祭りの状態になって牙をむいているのだと、認めたくないのか決して見ようとしなかった。
そうして時は過ぎ、そのままの状態が続く中で3年の月日が経ち、15歳を迎え、彼女たちは学園に入学する年齢になる。
忙しそうにとにかく勉強と練習を欠かさない姉が、いつの間にか自分以上にお金持ちになり、幸せになるだろう道を進んでいると感じているのである。
おまけにグウェンドリンは伯爵家の次期当主としてすでに決まっているも同然。
何かしらの事故や失態で亡くなる、社交界や貴族社会を追われるなどしてその座がカトリーヌに転がり込んでこない限り、グウェンドリンがカトリーヌの下に来る事は無い。
まるで見下されているかのようだとカトリーヌは感じた。
更にカトリーヌに追い打ちをかけたのは、屋敷内の使用人たちの声だった。
「ねえ、聞いた?グウェンドリン様の事業の話」
「もちろん!なんでも王家御用達になるって聞いたわよ」
「それも絹でしょう?この国で取れなかったものだから、すごく注目されてるって噂よね」
「それに色んな商人が手紙を出してるって言うし、このままいけば伯爵家は安泰ね!」
カトリーヌがその姿をよく見かけるのはメイドたちだが、そのメイドたちもグウェンドリンのことばかりを話にだす。
自分は多くの令嬢と繋がり、いろんな家と仲良くできる人間だという自負があった。
ただ、それもすべて姉であるグウェンドリンに近づくためだと、父に言われてしまったも同然で。
でも自分と友人になった令嬢たちは、誰もかれもがグウェンドリンの事業目当てなんてことはないはず。
それに
「私にも、私にだって、何か良い所があるはずでしょ…!?」
誰もかれもが姉の話をする家の中で、部屋の中にこもるようになりがちになってしまったカトリーヌは誰も自分に目をかけてくれないとひたすらに鬱々とした気持ちのままでいた。
私の方が沢山お友達がいる、いろんな令嬢に顔が効く、そんな良い所はたくさんある。
それに、グウェンドリンと違って金髪碧眼だからこそ色んなドレスが似合う様な可憐な容姿だってある。
この容姿だからこそ貴族には受けることだってある。
実際、金髪の輝きは多くの人の目を引くもので、綺麗なものほど美しいと褒めそやされることも多い。
輝かしい金髪は王家の人間にも多く現れるし、高位貴族だからこその色合いとして尊ぶ人もいたりもする。
それでも、届かないと多くの声が物語る。
実際カトリーヌはお茶会に出るようになって以前より多少動くことにもつながっているからか、ぽっちゃり具合が軽減され始めている。
まだまだ予断は許されないが、それでもスタイルがもとに戻りつつあるのでお茶会でもその容姿と天真爛漫さに惹かれる令息も少なからずいる。
けれど、それだけだ。
天真爛漫な性格だけれど、礼儀作法は他の令嬢と比べてもまだまだな状態にあるのであれば、跡継ぎや当主補佐などの将来が決定している令息は選ぶことも無い。
それを分かっていないカトリーヌは、だからこそグウェンドリンの婚約者候補以上の条件を持つ令息と巡り合えないことをいまだに分かっていなかった。
自身の不勉強と不真面目さが出会いに直結することを彼女はいまだに分かっておらず、自身の容姿と天真爛漫さ、可愛い性格があれば何とかなると楽観視していたのが今、後の祭りの状態になって牙をむいているのだと、認めたくないのか決して見ようとしなかった。
そうして時は過ぎ、そのままの状態が続く中で3年の月日が経ち、15歳を迎え、彼女たちは学園に入学する年齢になる。
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