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翌日、返事をマーガレットから託された配達員が馬でタウンハウスを出て行くのを見届けて、グウェンドリンも学園へ行く準備を整える。
昨日は手紙の件の返答に悩んだのもあるし、少なめの宿題がもともと予定されていた量になったこともあって、事業と時期伯爵としての仕事も相まって結構大変な1日だった。
「あー…しんど…」
慣れない学園生活、おまけにたっぷりの宿題と待ってくれない仕事、そしてカトリーヌへの不安。
そうしたものが相まって中々にひどい疲労っぷり。
廊下でそう口にしてぐったりとした状態のまま居間に入れば、母であるフリーンは「あら」とびっくりしたような顔をするも、そんなグウェンドリンのしんどそうな姿を見たフリーンは、「懐かしいわね」とうんうんうなずいていた。
「お母さま、懐かしいとは…」
「王立学園の名物みたいなものなのよ。
丁度跡取りとしての教育がひと段落して仕事を任され始めた令息令嬢がこなさなきゃいけない仕事の量が多くなり始めている状態と、慣れない学園生活での疲労が合わさってそんな疲れたような姿になるの」
「え…」
よく小説やら漫画やらで華々しい、豪華絢爛の学園生活しかイメージにないがその裏でこうした苦労が沢山あるらしい。
まあ、ありがちな生徒会の生徒たちにたっぷりと仕事が割り振られている当たりである程度下地のようなものは見え隠れしているが。
実際帰宅したらしんどいことが待ち受けているというのは結構よくある世界なのだろう。
「本当に懐かしいわね、ヴァルファズルも似たような状態になっていたわ」
「お父様も…!?」
「まあ、あなたの方が仕事量は多いし、あなたの方が疲れているでしょうけれど、疲れ方がそっくりよ」
ふふと笑いつつも疲れているグウェンドリンにフリーンは気力や体力が多少マシになる飲み物をメイドに指示しておいた。
「これを飲んでから学園に行ってらっしゃい」
そうして出されたのは、レモン果汁と水、砂糖、塩を混ぜて作られたエナジードリンクだ。
暑い夏の日に外で武術や馬術の鍛錬をするグウェンドリンが熱中症予防に作り出しておいた、水分補給の大きな味方。
同時に天然のエナジードリンクとしても活躍してくれる飲み物だ。
「わ、久しぶりですね、これ」
いただきます、と口にしてカップを手に取る。
レモン果汁の爽やかな味わいと飲みやすさに一気飲みしてしまいそうになるが、令嬢として躾けられているからこそ、何度かに分けて飲み干す。
その頃になるとカトリーヌが朝食を食べ終えてやってくるので、カトリーヌの支度も整っているのかどうかを確認してから居間から出る。
「行ってきます」
「行ってきます…」
疲労度はグウェンドリンの方が圧倒的に上だが、この後の学園生活を考えるとすでに疲労し始めているカトリーヌの声は暗い。
それでも行かなければならない現状をグウェンドリンは多少同情しつつも、何も言わずに馬車に乗りこんだ。
昨日は手紙の件の返答に悩んだのもあるし、少なめの宿題がもともと予定されていた量になったこともあって、事業と時期伯爵としての仕事も相まって結構大変な1日だった。
「あー…しんど…」
慣れない学園生活、おまけにたっぷりの宿題と待ってくれない仕事、そしてカトリーヌへの不安。
そうしたものが相まって中々にひどい疲労っぷり。
廊下でそう口にしてぐったりとした状態のまま居間に入れば、母であるフリーンは「あら」とびっくりしたような顔をするも、そんなグウェンドリンのしんどそうな姿を見たフリーンは、「懐かしいわね」とうんうんうなずいていた。
「お母さま、懐かしいとは…」
「王立学園の名物みたいなものなのよ。
丁度跡取りとしての教育がひと段落して仕事を任され始めた令息令嬢がこなさなきゃいけない仕事の量が多くなり始めている状態と、慣れない学園生活での疲労が合わさってそんな疲れたような姿になるの」
「え…」
よく小説やら漫画やらで華々しい、豪華絢爛の学園生活しかイメージにないがその裏でこうした苦労が沢山あるらしい。
まあ、ありがちな生徒会の生徒たちにたっぷりと仕事が割り振られている当たりである程度下地のようなものは見え隠れしているが。
実際帰宅したらしんどいことが待ち受けているというのは結構よくある世界なのだろう。
「本当に懐かしいわね、ヴァルファズルも似たような状態になっていたわ」
「お父様も…!?」
「まあ、あなたの方が仕事量は多いし、あなたの方が疲れているでしょうけれど、疲れ方がそっくりよ」
ふふと笑いつつも疲れているグウェンドリンにフリーンは気力や体力が多少マシになる飲み物をメイドに指示しておいた。
「これを飲んでから学園に行ってらっしゃい」
そうして出されたのは、レモン果汁と水、砂糖、塩を混ぜて作られたエナジードリンクだ。
暑い夏の日に外で武術や馬術の鍛錬をするグウェンドリンが熱中症予防に作り出しておいた、水分補給の大きな味方。
同時に天然のエナジードリンクとしても活躍してくれる飲み物だ。
「わ、久しぶりですね、これ」
いただきます、と口にしてカップを手に取る。
レモン果汁の爽やかな味わいと飲みやすさに一気飲みしてしまいそうになるが、令嬢として躾けられているからこそ、何度かに分けて飲み干す。
その頃になるとカトリーヌが朝食を食べ終えてやってくるので、カトリーヌの支度も整っているのかどうかを確認してから居間から出る。
「行ってきます」
「行ってきます…」
疲労度はグウェンドリンの方が圧倒的に上だが、この後の学園生活を考えるとすでに疲労し始めているカトリーヌの声は暗い。
それでも行かなければならない現状をグウェンドリンは多少同情しつつも、何も言わずに馬車に乗りこんだ。
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