プラーナ

カイロ

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第1章 叶わぬ夢

死の足跡「デスフット」(後編)

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(ククク…いいぞ~その調子で俺の足跡を見るんだ~何も考えられなくなるまで。)

(俺の能力は俺が歩いた足跡を42歩見ると死に至る、しかしその足跡が見えるところにいねぇと発動できねぇが一度能力にかかればデメリットではない!まさしく初見殺しの能力だ!さぁー歩けしねぇ!)

(なんだこの足跡は⋯見てると頭がボッーとして何も考えられなくなる⋯見ないようにしようと思っても、体がいうこときかない!)

「ジーア⋯大丈夫ですか!」

「あぁ……あぁ……」

(駄目だ完全に思考停止している!このまま相手の能力にかかりつけるのは危険だ!)

(しかしどうすればいい!?体も頭もうまく働かない。相手もどこにいるかわからない。)

(後残り数十歩か…いいぞ~そのまま死ね!)

「ククク…アーヒャヒャ!!」

(?なんだあいつこっちを見たようにみえたが気のせいか…?あれあいつの足あんなに太かったっけ?)

(!こいつなんで俺の近くいるんだ!完全にはまってたはずなのに!なんでなんでなんでだ!!)

「アビャーー!!!」そう言いながら謎の男は吹っ飛んでいった。

「なんべぇだ!どうゃ…どうにゃって!」

「危なかったですよ。あなたが奇声を上げていなければ終わってました。」

「ひ…ひのちだけぇわ! ひのちだけぇわ!」

「命?あぁ大丈夫ですよ。殺しはしません聞きたいことがあるので。」

「うぅ…ききにゃいころ?」

「えぇまあその状態だと聞き取りずらいので行きましょうか。」男を連れて行こうとした瞬間

「バーン!!」銃声が鳴り響き男が倒れた。

(銃声!?口止めか?いやそんなことよりここを離れたほうがいい。)急いでジーアのもとに向かった。

「ジーア大丈夫ですか?」

「おぅ…まだ頭がボッーとするぜ」

「よかった。それよりここを離れましょう。何者かが銃で討伐対象と思われる人間を殺しました。時機に僕たちも狙われる可能性があります。」

「おう⋯分かった!」僕とジーアは急いでその場から立ち去り、人気の多い通りにでた。

「ハァ⋯ここまでくれば大丈夫そうですね。」

「ふぅ⋯お前すげぇなー俺はすぐかかっちっまったのに。」

「あぁそうですね⋯意外と根気でなんとかなりました。」

(根気でなんとかなるのか!?)

「とりあえず野村さんに報告しましょうか。」

「そうだな」

野村さんに電話をかけ今までの経緯を話すと一旦アジトに集合することになり。ラース達にも同じ話をした。

「話を聞く限り間違いなく殺されたのは討伐対象だろうね。」

「えぇしかしなぜ僕を狙わず討伐対象を殺したかなんですが⋯」僕は野村さんを見る。

「一応聞きますが野村さんはここに今までいたんですよね?」

「あぁそうだ。ミュイが証人だ。」

「うん⋯私といたよ⋯」

「そうですか⋯じゃあおそらく僕たちに知られたくない事があったのかも知れません。」

「おいなんでそうなるんだよ?心也を殺せばいい話だろ?」リューイがつっこむ。

「確かにそうです。しかし僕を殺してもジーアに討伐対象を連れていかれるリスクを避けたかったのかも知れません。」

「そこまでしてもバラされたくないって相当な組織が絡んでるなこれは。」野村さんは言う。

「まぁとにかくこの件は一件落着ということにしておこう。それに新たに依頼もきたしなぁ。」

「へぇーなんだい。」

「最近さっきのとは別件で愛ヶ淵区で行方不明者が多発しているらしい。怪しいと思ったら即報告してくれ。」

「もしかしてまた人間の異能種か?…不吉だぜ。」リューイが不安そうな顔をしている。

「なんだリューイ?やけに弱気じゃないか?珍しい。」野村さんが冷やかす。

「うるせぇよ!びびってねーからな!」

「あはは じゃあ今日は解散だ、みんなお疲れ様。」

僕は家に帰ると居間に綾野さんがいた。

「あっおかえりなさい。今から晩ご飯つくるからね~」

「分かりました。」僕は洗面所に向かい手を洗っていると、赤茶色の跡みたいなものが洗面器に付いていた。

「?なんだろうこれ?昨日こんなの付いてなかったような⋯」

僕はそのことに気にも留めず、何事もなくその日を終えた。
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