プラーナ

カイロ

文字の大きさ
24 / 33
第1章 叶わぬ夢

合成人形の襲撃

しおりを挟む
ー翌日ー

「ハッ⋯!!」僕は飛び起きるかのように起きると、アジトの居間のソファーにいた。

「おっ!おはよう心也くん⋯体調は大丈夫かい?」野村さんがコーヒーを飲みながら話しかけてきた。

「えぇ⋯大丈夫です。」

「そうか⋯それは良かった。」

「よお~起きたか心也ーおはよう!」ジーアが笑顔で挨拶してくれた。

「あぁおはようございます。」

「おい心也これを見てみろ」リューイがテーブルに置かれたかごを指さす、かごの中に生き物が入っていた。

「これは⋯ネズミ?」ところところで模様が違う違和感のあるネズミだった。

「あぁ昨晩トイレに行こうとしたら居たんでとっ捕まえたんだ」

「う~んこいつは変だな⋯いくら調べても図鑑に載ってない。」

「こいつ⋯なんか変⋯」リサさんがおもむろに言った。

「?…どうしたリサ?」

「こいつから⋯機械音が聞こえる⋯」

「なんだって!?」

「へぇーすごいねぇ~わかるんだー」いきなりネズミが喋り始めた。

「!?なんだこいつ喋っているぞ」一同驚愕する。

「もしかしてこのネズミは!」

「そう、たぶん君が想像した通りだと思うよ。」

「おい心也どういうことだ!説明しろ!」

「はい⋯これはラースを殺した者の能力で造られたネズミだと思います。」

「はぁ?こんなネズ公に殺されたのか!?アァ!!」

「違います⋯。僕が接敵したのは体長2m越えの巨人です。」

「お前を瀕死に追い込んだやつか⋯クソ!」

「はい⋯多分ですが、能力は身体を他の生物から自由に組み合わせたり出来る能力なのかもしれません⋯。」

「つまり生物を思うがままに改造出来るのか?」

「はい。」

「う~ん半分正解かな~実はまだ能力の続きがあるのさ。」するとネズミがしゃべり出した。

「おい!死にたくなきゃ教えろ!ネズ公!!」

「まあ教えないけどね~」

「なんだと!!」

「落ち着いてリューイ相手の思うつぼだ。」

「というかもう手遅れかもね~」

「手遅れ?なんのことだ?」

「もうじき来るよ⋯あいつらが⋯勝てるかな?」

「ピンポーン」インターホンが鳴る。

「誰だこんなときに。」野村さんが対応した。

「はい、なんでしょうか?」扉を開けた瞬間、銃口を向けられる。

「お前が心也か?」

「なんのことでしょうか?」

「嘘をついても無駄だ⋯あのネズミが居るだろ?」

「なんのこと…パン!!!」銃声が響く。

何事だと思いみんな玄関に向かうと、野村さんが射たれていた。

「!?野村さん大丈夫ですか?」

「お前なにしてんダアッ!!」リューイが謎の男に向かっていく。

「待てリューイ!うかつに近づくな!」

「ウオオォーー!」リューイは謎の男に殴りかかった。

すると後ろに今まで見てきた巨人よりも倍近くの巨人がいた。

「ダメダヨ、カンジョウニ、ナガサレチャ」巨人はリューイの腹めがけて殴りかかった。

「グハァァ!!」リューイはもろにくらい吹っ飛ばされた。

「リューイ!!」

「ジャア、ボクハ、アノコノアイテ、シテクルヨ。」

「クソ!食らいやがれ!」ジーアは謎の男にめがけて指を弾く。

「バン!」男は銃でそれを弾いた。

「嘘だろ、見えないはずなのに。」

「なかなか面白い能力だな。気にいった。お前ついてこい。」

「ジーアこれは罠です!行かないほうがいい!」僕はジーアを引き留める。

「いや⋯たとえ罠でもやるしかない⋯こいつは俺がやる!!」

「だから行くよ俺。」

「…分かりました⋯⋯気をつけてください。」

「あぁ⋯⋯。いいぜ!ついていってやるよ!」ジーアはそう言うと、謎の男についていった。

「たく、しょうがない人形ひと達ですね…私を満足させる人はいますか?」男は刀を帯刀していた。

「あれは私が行く…」

「分かりましたリサさん。気をつけて。」

「うん…」

「なんですか?あなた丸腰で戦うつもりですか?」

「いや…刀がある。」そう言うとリサさんは能力を発動する。

「へぇー面白い能力ですね。いいでしょう戦いましょう。付いてきなさい。」

「ミュイ⋯今のうちに治療を⋯」

「は⋯はい。」

「僕は能力者を探してきます!野村さんを頼みます!!」

「わ⋯分かりました。」

僕は心当たりがある場所に向かうことにした。

「ネバネバ…ネバネバ⋯どうやら戦闘向きの異能種は居なくなったかな?」玄関から謎のドロドロした物体が近づいていた。

「お、女みーつけた。」ドロドロの物体と目が合った。

「な、なんですか…」

「いいね~気弱な女はそそるねーエヘエヘ!」

ミュイは野村さんの護身用の銃を取り出し構えた。

「こ、こないでください。射ちますよ⋯!」

「いいよ射っても~でも死んじゃうかもしれないよ~出来るかなー?」

「で⋯出来ます⋯」

「へぇーやってみなよ~ほら早く~手が震えてるよ~」

「パン!!」ミュイは引き金を引くと同時に目をつむった。

「おやおや、ラッキーだね~心臓だよ。だけどね⋯残念でしたー!死にませんー!!」

「な、なんで?」

「うん?なんでかって、僕は不死身なのさ。」

「不死身?そんなのある訳ない⋯」

「ほら見てくれ~傷口が治っていくだろ~」傷は完治してしまった。

「ウヒャヒャ!!僕は無敵になったのさ!!あの人のおかげでね!」

「そ、それなら。」

「パンパンパン!!」と連射するが、どこに射っても効かなかった。

「だから言っただろう~無敵だって!真っ二つにしても再生するんだぜ~」

「なぁーそろそろ壊していいかい?早く壊したくて我慢でぎねぇ!」

ドロドロの物体はミュイにとびかかった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。

沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。 すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。 だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。 イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。 変わり果てた現実を前に、 夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。 深い後悔と悲しみに苛まれながら、 失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。 しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。 贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。 そして、母の心を知っていく子供たち。 イネスが求める愛とは、 そして、幸せとは――。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

性別交換ノート

廣瀬純七
ファンタジー
性別を交換できるノートを手に入れた高校生の山本渚の物語

断罪後のモブ令息、誰にも気づかれずに出奔する

まる
ファンタジー
断罪後のモブ令息が誰にも気づかれないよう出奔して幸せを探す話

【商業企画進行中・取り下げ予定】さようなら、私の初恋。

ごろごろみかん。
ファンタジー
結婚式の夜、私はあなたに殺された。 彼に嫌悪されているのは知っていたけど、でも、殺されるほどだとは思っていなかった。 「誰も、お前なんか必要としていない」 最期の時に言われた言葉。彼に嫌われていても、彼にほかに愛するひとがいても、私は彼の婚約者であることをやめなかった。やめられなかった。私には責務があるから。 だけどそれも、意味のないことだったのだ。 彼に殺されて、気がつけば彼と結婚する半年前に戻っていた。 なぜ時が戻ったのかは分からない。 それでも、ひとつだけ確かなことがある。 あなたは私をいらないと言ったけど──私も、私の人生にあなたはいらない。 私は、私の生きたいように生きます。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

処理中です...