プラーナ

カイロ

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第1章 叶わぬ夢

ゲームの始まり

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「ウン? ナンノオト?」

巨人は振り返った。

「バリバリ!なんの音かって?石を食ってんだよ、石を」

「イシ?」

「そう、石だ。」

「イシッテ クエタンダ」

「食えるぜ、バリバリ!まあ俺みたいなガリン!強靭なあごがあればだがな。」

「ヘェー ボクモ タベヨウ!」

巨人はそのへんの石を取って口の中にいれた。
だが、すぐに吐き出した。

「ウェ! コンナノクエナイヨ」

「だからいったろ、バリバリ!強靭なあごがないとバリバリ!食えないって。」

「トイウカ ナンデ イシヲクウンダイ?」

「へぇっ 決まってるだろ、能力のためさ!」

「俺がただ石を食う変人だと思ったら違うぜ!俺は石を食っただけ強くなる!」

石喰らいストーンイーターだぜ!」

「フーン ジャア ハヤクタオサナイト」

巨人はリューイに向かってパンチを繰り出した。

リューイはパンチをそのままくらうが、さっきよりダメージが浅い。

「へぇっ それがお前の本気かよ。」

「ムカ! マダホンキダシテナイモンネ」

巨人は大振りのパンチを繰り出した。

「へぇっ そんなパンチ当たるわけねぇだろ! バカ野郎!」

「ムギィーー!」

(いいぞ怒れ、もっと怒れ)

巨人はどんどん大振りなパンチになっていく。

(よし、今だ!くらえ!)

リューイのパンチは見事命中した。だが、まだダメージが浅い。

「グヘェ サッキヨリイタイ」

「へぇっ そりゃそうだ 拳の硬度もあがってるからな。」

(まずいな、まだ足りねぇもっと石をくわねぇと。)

(だが、この能力には欠点がある。石を食えば食うほど、強くはなるこれは間違いねぇ。しかし、プラーナを多く消費しちまう。プラーナアウトになる前にかたをつけねぇと、殺られる!)

「なあ? ゲームしねぇか?」

「ゲーム?」

「あぁ簡単さ、お互い一発ずつ殴っていき、十秒以内に立ち上がれなくなったら負け、簡単だろ?」

「ウーン ワカッタヤロウ」

「よし、じゃあお前からいいぜ。こいよ。」

「ヨシ、ホンキデイクヨ!」

(さて、ここで耐えられれば俺の勝ちだ。耐えろよ俺!)

巨人の腕がみるみるうちにでかくなっていく。

「ヨシ、イクゾー」

巨人のパンチはリューイの顔面に直撃し、吹っ飛んでいった。

「へへー ドコニナグッテイイカ イッテナイカラネー アタマイイ!」

「10!9!8!7!6!5!4!3!2!1…」

「よっと、よしじゃあ俺の番だな。」

巨人は驚いた表情をしていた。

(ナンデ ヘイゼントシテラレルンダ オカシイ!)

「こっちも本気でいかせてもらうぜ!」

「フン! オマエノパンチナンカ ナンカイクラッテモヘッチャラダ!」

「それは食らってから言うんだぞ!!」

リューイは巨人の腹にめがけて殴る、すると巨人はその場から崩れ落ちた。

(バカナ ナンデサッキヨリ イリョクガケタチガイニ アガッテイルンダ!)

「おら、カウントいくぜ。」

「10…9…8…7…6」

(クソ! カラダガウゴカナイ!)

「5…4…3…2…1…0」

「タイムアップ、俺の勝ちだ。」

「良かったよ、お前がバカで。」

「お前が顔面を殴ってきたとき、俺は勝ちを確信したよ。」

「ナンダト…」

「俺は顔面を殴られる瞬間、パンチの進行方向に沿うように首を捻ったんだよ。」

「もちろんこれは読んでいなければ、確実に成功しないし、読んだとしても難しい。」

「だが、やらなけゃ死ぬからな、命懸けだったよ。」

「そして吹っ飛んでいったとき、俺はカウントギリギリまで石を食えるだけ食って強化したんだ。理解できたか?」

「クソ!!オマエウザイ!!シネ!!」

巨人は立ち上がり、リューイの腹を殴った。だが、リューイは全く効いていなかった。

「はあ、見苦しくなってきた。そろそろ殺るか。」

「ヒィ ウワーー!!」

巨人は逃亡する。

逃亡する最中、巨人は人質を取った。

「ウヘェ コイツガドウナッテモ イイノカ」

「あぁーお前ついてないな。ドンマイ」

「ハァ? ナニイッテ…」

巨人の体が溶けていく。

「ナンダコレ!!ウワー!…」

巨人の体は完全に溶けてしまった。

「ふぅー何今の巨人は、キモいから殺しちゃったよ。」

「あぁ殺しても構わないからいいぜ。」

「というか、お前が来てるとは思わなかったぜ。」

「まあ暇だったし、いちようリューイの様子を見てこようと思ったんだ。」

「暇ってお前な…まあいいや治してくれ。」

「えーそんな態度じゃ治してあげなーい」

「チッ 分かったよ…治してくださいお願いします。ミュイ姉ちゃん。」

「よろしいー素直になりなさいリューイちゃん。」

(面倒くせぇーなミュイの二重人格は…)

一方その頃ジーアは謎の男と一緒に歩いていた。

(こいつ どこまで歩くんだよもう30分以上は歩いているぞ)

「よし、ついたぞここがバトルフィールドだ。」

「森か…サバイバルゲーム的な感じだな。」

「まぁそんなところだ、今から十分の間、この森の中を移動してもらう、森の中ならどこにいたって構わない。」

「そして十分経ったら、俺が銃声を鳴らす。それがゲーム開始の合図だ、いいな?」

「分かった。」

「では、始めようか…スタート!」

ジーアは森の中を走っていった。

(フッ お前がどんなにあがいても無駄だ、この森は俺のテリトリー、俺はお前の捕食者だ!)
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