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第1章 叶わぬ夢
勘と計算
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ジーアは森の中をある程度走ったあと木の影で休んでいた。
「よし、こんなだけ走ればある程度離れただろ。」
(でも今思えば変だ、銃声を鳴らしたら位置がある程度分かってしまう危険があるのになぜだろう?)
(もしかして舐められている?確かにおれの見えない弾丸を簡単に弾かれているし…クソーわかんねー)
パン!!と銃声の音が響き渡った。
(どうやら迷ってる暇はないようだ、だったらこっちだって試してやるぜお前の実力を!)
「ふっ向かってくるか、さあ私の罠旅行を堪能してもらおうか。」
銃声の音がしてから十分が経過した。
(クソ!どこに居やがるんだ全然見つからねぇ!)
常に辺りを警戒しながら歩いていると何かに足を掬われ転びそうになった瞬間、横から矢が飛んできた。
ジーアは体勢を崩しながらも矢を弾きかえす。
そして地面に右手を着いた瞬間、トラバサミに手が引っ掛かってしまう。
「いってえー!クソ!」
トラバサミを取ろうとするがなかなか取れない。
(出血がひどいこのままじゃ死んじまう。だったら!)
ジーアは左の人差し指を顔にこすりつけて指を弾き、なんとかトラバサミを壊し、応急措置をした。
「ちくしょう!どこにいやがる!出てこい!」
ジーアは焦っていた。このまま時が過ぎれば応急措置をしたとはいっても、完全に出血が止まっている訳ではない、このままだと死に至る。
(落ち着けおれ、こういう時こそ冷静になるんだ!)
ジーアは深呼吸をしてからまた歩きだした。
「ほぅ 諦めませんか、しかしそんなものまだ序の口ですよ。」
ジーアがまた歩き始めてから数分が経過していた。
(クソ!気持ち悪いぜ、いつきやがるんだ!)
そう思いながら歩いていると、なにかを踏んだきがした。
「なんだ?もしかして罠か!」と思い辺りを見渡したが、なにも起こらなかった。
「クソ!バカにしやがって!」歩き始めようとしたとき、木になにか文字みたいなものが書いてあった。
なんだと思い、木に近づいて文字を読む。
「オマエガコノキニキヅイタラシヌ ↑」
「お前が…この木に…気付いたら死ぬ…上矢印?なんだこの矢印?…まさか!」
ジーアが上を見るとギロチンみたいなものが落ちて来ていた。
ジーアはとっさにその場から離れたが、なにかに引っ掛かるとまた矢が飛んできた。
なんとか対処するも、またなにかの罠に引っかかる。
(どうなっているんだ。動いた所に必ず罠があって…て違う!何で動く場所を読まれているんだよ!あり得ないだろ普通!もしかして未来を読む能力なのか、そんなの勝てる訳ねぇだろ!)
(そうだ、その場から動かなかったらいいんだ!)
ジーアは罠を避けるのではなく、受けることにした。
「ウオオオオオオ!」ジーアは四方から飛んでくる矢を出来る限り弾き返した。
「ハァ…ハァ…なんとか生きてるぜ。」ジーアは数本矢が刺さったが、致命傷にはならずに済んだ。
「コイツはやべぇ、皆に知らせないと。俺一人じゃ無理だ。」
ジーアはスマホを取り出そうと瞬間、銃で足を射ち抜かれた。
「ウワーー!!」ジーアはその場に倒れこむ。
「だめですよ助けを読んじゃ、フェアじゃないじゃないですか。」
木の影から男が出てきた。
「どうでしたか?私のツアーは最高でしたか?」
「なにいって…やがる…」
「おや、まだ満足しませんか。だったらこれでどうでしょう?」
男は木に引っ掛かっているひもを切ると、ジーアの両足に鋭い槍が刺さった。
「ウワーー!!」
「ハハハ!どうでしょう?満足できました?」
「クソ野郎が!死ね!」
ジーアは指を弾くが、銃で弾き返された。
「無駄ですよ、私には全てが分かるんですよ。」
「なぜ俺の見えない弾丸が分かるんだ!お前…やはり未来を見る能力なのか?」
「あぁ 違いますよ未来なんて見てませんよ、勘ですよ勘。」
「勘?」
「そうですよ勘であなたの動きを読んだだけのこと。」
「そんなことが…出来るのかよ…」
「確かにそうですが、ですが今まさにそれが証明されていますよね?」
「あぁ これもあの方のおかげだ、私はこんなにも強くなれた。」
「クッ…」
「クソ!クソクソクソ!」ジーアは自分の顔面を左手で何回もビンタした。
「おやおや可哀想に…さぁツアーは終わりです…さようなら。」
男はジーアに銃口を向けた瞬間
「じゃあこれは読めたのか?勘でよ。」
「なに!」男の持っていた銃に何かが当たり、手から銃を引き離した。
「これは一体!」
「ほら…まだ来るぜ…読んでみな…」
「クッ!」今度は男の手に当たった。
(しまった、あのビンタは能力を発動させるためにやったものか、しかし残念だがビンタをした回数は覚えている!17回だ間違いない!あと15回避けきればいいだけのこと!)
(いや違う…なぜあんなに間があったんだ?おかしいただ弾いただけならそこらじゅうに着弾した跡が出来るはず、もしや!)
「俺の能力に…気付いたか?」
「ふっ 読めましたよあなたの能力!弾丸の軌道を変幻自在に曲げることが出来る能力ですね!」
「だが!さっきの攻撃で殺せなかったのが運のつき!次は読んでみせますよ!」
「なら…読んでみな…」
ジーアは意識を失った。
「ふぅー」男は目をつむり集中した。
「そこだ!」そう言うと、男はしゃがんだ瞬間目の前の木に着弾した跡が出来た。
「フフフ 読めますよ軌道が…」次は足に着弾した。
「クッ!」
(死に損ない野郎がそこで死ぬがいい! 私の勝ちだ!)
男はジーアから離れていった。
今度は腹部に着弾した。
「グハ!クソ!!」
(とにかくここから離れる!そうすればいい!いいんだ!)
今度は両腕に着弾する。
「クッ!」
次は胸部に着弾、また腹部に着弾と動く度に次々と着弾していく。
(バカな…どうなっているんだ…まるで動く場所があらかじめ分かっているようだ!あり得ない!信じないぞ!)
(だが、傷はそんなに深くはない!急所さえ当たらなければ致命傷にはならない!)
そして両足に着弾し、その場に倒れた。
「ハァ…ハァ…これで15回目だ!耐えたぞ!」
男が立ち上がろうとした瞬間、頭に着弾した。
(バカな…全部受けきった…はずなのに…)
「最後に…お前の脳天にぶちこみたかったからよ…とっておいたぜ…」
ジーアは気力を振り絞り指を弾いていた。
(ラース…感謝するぜ…お前が教えてくれてなかったら負けてたかもしれないからな…)
数年前…
「クソ!当たんねぇ!」
ジーアは異次元空間の猫の討伐をしていた。
猫の能力は視界に入った約1mの空間を異次元に飛ばしてしまう能力。
猫は余裕なのか、いつもどこかの公園にいて、人が近づいても警戒しなくなっていた。
気にいらない奴なら能力で殺せばいいだけだがらだろう。
「クソ!あの猫!舐めやがって!」ジーアは公園のブランコで休憩していた。
「しかもマジで襲ってこねぇ数十m先にいるのに変な感じだぜ。」
(でもこの猫のせいで死者が出ているんだ。早く始末しねぇと。)
「ジーア、苦戦していますね。」
「ラースか…なぁ?あいつ俺の攻撃が全く通じないんだどうすればいい?」
「ちょっと見てましたけど、攻撃が単調過ぎますよ。」
「単調って言われてもなー軌道を変えてみたりもしたけど駄目だしな。」
「まあ猫は耳がいいですからねー弾丸が見えなくても弾丸が空気を切る音は消えないですからね。」
「じゃあどうするんだよ。」
「簡単です。猫が対処しきれなくさせればいいのです。」
「対処しきれなくする?」
「そうですよ。猫の能力は視界にいれて成立する能力、だったら視界にいれさせなければいい。」
「お前サラっと言ってるけどな…超難しいだろそれ!」
「でもやるしかないですよ?」
「分かったよ!たく…」
ジーアは猫に近づいていく。
「いいですかジーア、ただ闇雲に射てばいいものじゃない!読むのです!行動を!」
(行動を読むか…)
ジーアは目をつむり集中した。
(あいつの動きを予測して、計算を創る!)
(……読めた!計十発!お前を崩す!)
ジーアは目を開けて、指を高速で弾いた。
猫は驚く、今までとは全く比べものにならないと直感したからだろう。
(まずは一発目はシンプルに直線でいく。そして二発目、右からディレイをかけて向かってくる。まあこれは対処されるだろ。)
猫は一発、二発目を対処した。
(三、四発目真上から弾丸が向かってくる、しかも四発目は約2m離してあるから同時に対処出来なくした。そして五発目、真上に気を張っている隙に後ろの左足に着弾。)
猫は真上をみて三発目を対処するが、四発目が対処しきれていなことを知る否や、後ろの左足に着弾する。
(六、七発目、前の両足を狙う、しかも四発目と同時に着弾するようにしたから、前の両足を捨てるはずだ。)
猫は四発目を対処するために前の両足を着弾するも、四発目を凌いだ。
(そして、八、九、十発目、猫がバランスを崩し倒れたら、猫の頭に向かって右、左、前と三発同時に着弾する。)
猫はバランスを崩し倒れる、そして耳で聞こえた三発の空気を切る音、猫は絶望を感じ目を閉じ、三発同時に喰らった。
「これが俺の計算だ!」
ラースはジーアに向かって拍手をした。
「素晴らしいよ!ジーア!君なら出来ると思いましたよ。」
「あぁ ありがとうラースお前のおかげだよ。」
「いや、君はもともと才能があったんだよ。」
「えっ?」
「だって君は空き缶を使って同じことをしていただろ?」
「あぁーあの頃は遊ぶものがなかったからなー無意識のうちにやっていただけだぜ。」
「そうなのかい?なおさら凄いじゃないじゃないですか。ハハハ!!」
「なんで笑うんだよー」
「いやーなんか訳わかんなくて…ハハハ!」
「プッ…ハハハ!」
二人は笑いあった。
「ハッ…!」ジーアは意識を取り戻した。
「そうだ…連絡…」ジーアはスマホでリューイに電話を掛けた。
「ジーアか?何かようか?」
「助け…」
「おいジーア!待ってろ!直ぐ行くからな!気をしっかり持てよ!」
「おいミュイ!行くぞ!」
「わかってる!でも結構距離があるから走っても間に合うか…」
「私が送っていこう。」野村さんが車に乗ってきていた。
「野村っち!いいタイミングじゃん!急いでジーアの所へ!」
一方その頃
心也はラースが殉職した場所の奥に行き、そして謎の屋敷を見つけた。
「こんな屋敷があったなんて…ここにいるのか綾野さん。」
「おい、お前!」
振り返ると少年二人がたっていた。
「ここに何のようだ!」
「ねぇ?君たちここに住んでいる人かい?」
「ハッ!教えないようだ!」
「兄ちゃん…」
「なんだよ!」
「ママから言われてるでしょ…この屋敷に近づいた人は殺せって。」
「わかってるよ!それぐらい!ったく…」
「死にたくなかったら逃げてもいいんだぜ!」
「兄ちゃん…逃がしちゃ駄目だよ…」
「ああー!うるせえ!イクゾ!」
一人の少年が襲いかかってきた。
「よし、こんなだけ走ればある程度離れただろ。」
(でも今思えば変だ、銃声を鳴らしたら位置がある程度分かってしまう危険があるのになぜだろう?)
(もしかして舐められている?確かにおれの見えない弾丸を簡単に弾かれているし…クソーわかんねー)
パン!!と銃声の音が響き渡った。
(どうやら迷ってる暇はないようだ、だったらこっちだって試してやるぜお前の実力を!)
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銃声の音がしてから十分が経過した。
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常に辺りを警戒しながら歩いていると何かに足を掬われ転びそうになった瞬間、横から矢が飛んできた。
ジーアは体勢を崩しながらも矢を弾きかえす。
そして地面に右手を着いた瞬間、トラバサミに手が引っ掛かってしまう。
「いってえー!クソ!」
トラバサミを取ろうとするがなかなか取れない。
(出血がひどいこのままじゃ死んじまう。だったら!)
ジーアは左の人差し指を顔にこすりつけて指を弾き、なんとかトラバサミを壊し、応急措置をした。
「ちくしょう!どこにいやがる!出てこい!」
ジーアは焦っていた。このまま時が過ぎれば応急措置をしたとはいっても、完全に出血が止まっている訳ではない、このままだと死に至る。
(落ち着けおれ、こういう時こそ冷静になるんだ!)
ジーアは深呼吸をしてからまた歩きだした。
「ほぅ 諦めませんか、しかしそんなものまだ序の口ですよ。」
ジーアがまた歩き始めてから数分が経過していた。
(クソ!気持ち悪いぜ、いつきやがるんだ!)
そう思いながら歩いていると、なにかを踏んだきがした。
「なんだ?もしかして罠か!」と思い辺りを見渡したが、なにも起こらなかった。
「クソ!バカにしやがって!」歩き始めようとしたとき、木になにか文字みたいなものが書いてあった。
なんだと思い、木に近づいて文字を読む。
「オマエガコノキニキヅイタラシヌ ↑」
「お前が…この木に…気付いたら死ぬ…上矢印?なんだこの矢印?…まさか!」
ジーアが上を見るとギロチンみたいなものが落ちて来ていた。
ジーアはとっさにその場から離れたが、なにかに引っ掛かるとまた矢が飛んできた。
なんとか対処するも、またなにかの罠に引っかかる。
(どうなっているんだ。動いた所に必ず罠があって…て違う!何で動く場所を読まれているんだよ!あり得ないだろ普通!もしかして未来を読む能力なのか、そんなの勝てる訳ねぇだろ!)
(そうだ、その場から動かなかったらいいんだ!)
ジーアは罠を避けるのではなく、受けることにした。
「ウオオオオオオ!」ジーアは四方から飛んでくる矢を出来る限り弾き返した。
「ハァ…ハァ…なんとか生きてるぜ。」ジーアは数本矢が刺さったが、致命傷にはならずに済んだ。
「コイツはやべぇ、皆に知らせないと。俺一人じゃ無理だ。」
ジーアはスマホを取り出そうと瞬間、銃で足を射ち抜かれた。
「ウワーー!!」ジーアはその場に倒れこむ。
「だめですよ助けを読んじゃ、フェアじゃないじゃないですか。」
木の影から男が出てきた。
「どうでしたか?私のツアーは最高でしたか?」
「なにいって…やがる…」
「おや、まだ満足しませんか。だったらこれでどうでしょう?」
男は木に引っ掛かっているひもを切ると、ジーアの両足に鋭い槍が刺さった。
「ウワーー!!」
「ハハハ!どうでしょう?満足できました?」
「クソ野郎が!死ね!」
ジーアは指を弾くが、銃で弾き返された。
「無駄ですよ、私には全てが分かるんですよ。」
「なぜ俺の見えない弾丸が分かるんだ!お前…やはり未来を見る能力なのか?」
「あぁ 違いますよ未来なんて見てませんよ、勘ですよ勘。」
「勘?」
「そうですよ勘であなたの動きを読んだだけのこと。」
「そんなことが…出来るのかよ…」
「確かにそうですが、ですが今まさにそれが証明されていますよね?」
「あぁ これもあの方のおかげだ、私はこんなにも強くなれた。」
「クッ…」
「クソ!クソクソクソ!」ジーアは自分の顔面を左手で何回もビンタした。
「おやおや可哀想に…さぁツアーは終わりです…さようなら。」
男はジーアに銃口を向けた瞬間
「じゃあこれは読めたのか?勘でよ。」
「なに!」男の持っていた銃に何かが当たり、手から銃を引き離した。
「これは一体!」
「ほら…まだ来るぜ…読んでみな…」
「クッ!」今度は男の手に当たった。
(しまった、あのビンタは能力を発動させるためにやったものか、しかし残念だがビンタをした回数は覚えている!17回だ間違いない!あと15回避けきればいいだけのこと!)
(いや違う…なぜあんなに間があったんだ?おかしいただ弾いただけならそこらじゅうに着弾した跡が出来るはず、もしや!)
「俺の能力に…気付いたか?」
「ふっ 読めましたよあなたの能力!弾丸の軌道を変幻自在に曲げることが出来る能力ですね!」
「だが!さっきの攻撃で殺せなかったのが運のつき!次は読んでみせますよ!」
「なら…読んでみな…」
ジーアは意識を失った。
「ふぅー」男は目をつむり集中した。
「そこだ!」そう言うと、男はしゃがんだ瞬間目の前の木に着弾した跡が出来た。
「フフフ 読めますよ軌道が…」次は足に着弾した。
「クッ!」
(死に損ない野郎がそこで死ぬがいい! 私の勝ちだ!)
男はジーアから離れていった。
今度は腹部に着弾した。
「グハ!クソ!!」
(とにかくここから離れる!そうすればいい!いいんだ!)
今度は両腕に着弾する。
「クッ!」
次は胸部に着弾、また腹部に着弾と動く度に次々と着弾していく。
(バカな…どうなっているんだ…まるで動く場所があらかじめ分かっているようだ!あり得ない!信じないぞ!)
(だが、傷はそんなに深くはない!急所さえ当たらなければ致命傷にはならない!)
そして両足に着弾し、その場に倒れた。
「ハァ…ハァ…これで15回目だ!耐えたぞ!」
男が立ち上がろうとした瞬間、頭に着弾した。
(バカな…全部受けきった…はずなのに…)
「最後に…お前の脳天にぶちこみたかったからよ…とっておいたぜ…」
ジーアは気力を振り絞り指を弾いていた。
(ラース…感謝するぜ…お前が教えてくれてなかったら負けてたかもしれないからな…)
数年前…
「クソ!当たんねぇ!」
ジーアは異次元空間の猫の討伐をしていた。
猫の能力は視界に入った約1mの空間を異次元に飛ばしてしまう能力。
猫は余裕なのか、いつもどこかの公園にいて、人が近づいても警戒しなくなっていた。
気にいらない奴なら能力で殺せばいいだけだがらだろう。
「クソ!あの猫!舐めやがって!」ジーアは公園のブランコで休憩していた。
「しかもマジで襲ってこねぇ数十m先にいるのに変な感じだぜ。」
(でもこの猫のせいで死者が出ているんだ。早く始末しねぇと。)
「ジーア、苦戦していますね。」
「ラースか…なぁ?あいつ俺の攻撃が全く通じないんだどうすればいい?」
「ちょっと見てましたけど、攻撃が単調過ぎますよ。」
「単調って言われてもなー軌道を変えてみたりもしたけど駄目だしな。」
「まあ猫は耳がいいですからねー弾丸が見えなくても弾丸が空気を切る音は消えないですからね。」
「じゃあどうするんだよ。」
「簡単です。猫が対処しきれなくさせればいいのです。」
「対処しきれなくする?」
「そうですよ。猫の能力は視界にいれて成立する能力、だったら視界にいれさせなければいい。」
「お前サラっと言ってるけどな…超難しいだろそれ!」
「でもやるしかないですよ?」
「分かったよ!たく…」
ジーアは猫に近づいていく。
「いいですかジーア、ただ闇雲に射てばいいものじゃない!読むのです!行動を!」
(行動を読むか…)
ジーアは目をつむり集中した。
(あいつの動きを予測して、計算を創る!)
(……読めた!計十発!お前を崩す!)
ジーアは目を開けて、指を高速で弾いた。
猫は驚く、今までとは全く比べものにならないと直感したからだろう。
(まずは一発目はシンプルに直線でいく。そして二発目、右からディレイをかけて向かってくる。まあこれは対処されるだろ。)
猫は一発、二発目を対処した。
(三、四発目真上から弾丸が向かってくる、しかも四発目は約2m離してあるから同時に対処出来なくした。そして五発目、真上に気を張っている隙に後ろの左足に着弾。)
猫は真上をみて三発目を対処するが、四発目が対処しきれていなことを知る否や、後ろの左足に着弾する。
(六、七発目、前の両足を狙う、しかも四発目と同時に着弾するようにしたから、前の両足を捨てるはずだ。)
猫は四発目を対処するために前の両足を着弾するも、四発目を凌いだ。
(そして、八、九、十発目、猫がバランスを崩し倒れたら、猫の頭に向かって右、左、前と三発同時に着弾する。)
猫はバランスを崩し倒れる、そして耳で聞こえた三発の空気を切る音、猫は絶望を感じ目を閉じ、三発同時に喰らった。
「これが俺の計算だ!」
ラースはジーアに向かって拍手をした。
「素晴らしいよ!ジーア!君なら出来ると思いましたよ。」
「あぁ ありがとうラースお前のおかげだよ。」
「いや、君はもともと才能があったんだよ。」
「えっ?」
「だって君は空き缶を使って同じことをしていただろ?」
「あぁーあの頃は遊ぶものがなかったからなー無意識のうちにやっていただけだぜ。」
「そうなのかい?なおさら凄いじゃないじゃないですか。ハハハ!!」
「なんで笑うんだよー」
「いやーなんか訳わかんなくて…ハハハ!」
「プッ…ハハハ!」
二人は笑いあった。
「ハッ…!」ジーアは意識を取り戻した。
「そうだ…連絡…」ジーアはスマホでリューイに電話を掛けた。
「ジーアか?何かようか?」
「助け…」
「おいジーア!待ってろ!直ぐ行くからな!気をしっかり持てよ!」
「おいミュイ!行くぞ!」
「わかってる!でも結構距離があるから走っても間に合うか…」
「私が送っていこう。」野村さんが車に乗ってきていた。
「野村っち!いいタイミングじゃん!急いでジーアの所へ!」
一方その頃
心也はラースが殉職した場所の奥に行き、そして謎の屋敷を見つけた。
「こんな屋敷があったなんて…ここにいるのか綾野さん。」
「おい、お前!」
振り返ると少年二人がたっていた。
「ここに何のようだ!」
「ねぇ?君たちここに住んでいる人かい?」
「ハッ!教えないようだ!」
「兄ちゃん…」
「なんだよ!」
「ママから言われてるでしょ…この屋敷に近づいた人は殺せって。」
「わかってるよ!それぐらい!ったく…」
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