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王都防衛編
135.抱き締めて
しおりを挟む言われた言葉の意味がわからず、私は首を傾げた。
「なぜ謝る。エリーアス様の魔力が尽きそうだったのだろう?であれば、そばにいる奴隷が精液を注ぐのは当たり前だ」
専属として相手がいるにはいるが、緊急時であればそのくくりは優先度が低くなる。私がおらず、エリーアス様の魔力が減った状態でユストゥスがそばにいたなら、おまんこするのは当然の……とうぜん……。
胸が嫌な痛みを感じる。ずきりと頭痛も感じそうで私は緩く頭を振った。
<そっか。そうだな>
私の模範解答に対して、ユストゥスは微妙な表情だった。寂しそうにも見えるし、どこか諦めているようにも見える。ため息にも似た大きな深呼吸を一度吐いて、口元に誤魔化すような笑みを浮かべながら手を動かした。
<つーことで、いつも以上にエリーアスにやっちまったから、俺は今日は役に立ちそうにない。クンツも今日は腹いっぱいだろ?>
「む」
ユストゥスの指摘に私は自らの下腹を撫でた。確かに溢れんばかりに注がれて、健診前にはもったいないことに掻き出すほどだった。通常の食事と同様に毎日の性行為が必要だが、今日必要かと言われると空腹感はなく満たされている。
でも、なぜか物足りなさは続いていた。
私は今まで、魔肛持ちの群青騎士など尻を差し出すだけで良いと思っていた。使われるだけでお互いに満足するものだと思っていた。……なのに足りない。
力強い腕に抱き留められることも、喘ぐ唇を相手のそれで塞がられることもなかった。撫で回す手のひらの繊細な動きを思い出して自分で胸を弄っても、それは違っていた。よくわからない欲求が降り積もる雪のように、埃のように私の中で静かに堆積していた。
じいっとユストゥスを見上げる。
「エーゴン先生にな、今日は訓練もやめておけと言われたのだ」
<見た目に見えない疲労があるに決まってる。そりゃ先生の言う通りだ>
今は時間的にも奴隷たちは夕食を終えた後だ。今日も長いようで早かった。
出迎えて部屋へと戻っていった先輩方は、おそらく今おまんこでおちんぽを美味しくはぐはぐしている頃だろう。でもユストゥスのおちんぽは勃たないらしい。今日はもう私の腹も満たされているし、食べられないのであれば致し方がない。
だがこのまま寝よう。と言われても、このむずむずするような感覚は残ったままでは寝れそうにない。
私は口を開いて、無意味に閉じた。
何と言ったら通じるのだろう。
おまんこして、では多分だめだ。腹が空いたも通用しない。別に腹は空いていないのだ。ただ……ただこの目の前の男に、抱き締めてキスしてほしいと言うには、どういえば通じるのだろう。
奴隷の仕事として精液を注ぐわけでもなく、ただ触れてほしいなどと望むのは図々しくないか?それに私は、……今の私には、そんな資格はないのではないだろか。
考えていると少しばかり鬱々とした気分になってきた。任務をきちんとこなせないのに、腹いっぱいに精液を受けて充実した状態のせいかもしれない。筋トレや訓練で発散するのも止められている。つらい。
<クンツ、どうした?>
私の態度を訝しがったユストゥスが、軽く私のくせ毛を指で梳いてさらりと額を撫で上げた。体温やら発汗状態を確かめただけの、ユストゥスにしては何気ない動作のようだったが私には効果てきめんだった。離れかけた体温を欲してその手を掴む。
「もっ……」
ぽろっと零した声に、ユストゥスがさらに様子を伺うような表情になる。玄関近くの廊下には人気はない。通いのバルタザールは私の顔を一目見るとそのまま帰宅してしまったし、先輩方は部屋に戻って誰もいない。
そう、目の前にいるユストゥス以外は誰もいないのだ。よくわからなくてむずむずしている私が、いくら抱擁や口づけを強請ろうが問題はないはずだ。そう思うのと同時に、やはり前の私が好きだという男に触れ合いを望むのは間違っている気がしてしまう。
一度は私だって断ったのだ。それに、いずれは身体ごと前の私に返すことになるかもしれない。そう思うと、ユストゥスの手を握っていることすら過分な気がして力が抜けた。
温かな体温が離れたことで、わずかに呼吸が漏れる。逆に伸びてきた手を躱すように一歩後ずさると、そのまま私はユストゥスの視線から逃れるように向きを変えた。
「また明日から頼むぞ。きょ、今日はもう寝るか!」
少し声を張り上げてずんずんと自分の部屋へと向かった。
背後からユストゥスが付いてくる。それはそうだ。ユストゥスは私の専属奴隷で、ほぼ同じ部屋で寝起きをしている。おまんこもしないのに同じベッドで寝るのか、と少し気にしながらいつもよりだいぶ早い時間に寝支度を終えると、ユストゥスが先にベッドに上がった。
う……やっぱり一緒に寝るのか。おまんこもしないのに!
意味もなくひらひらのワンピース型の寝衣の裾をそっと気にする。性行為がしやすいためとはいえ、今更だが私がこのような格好をするのは視界の暴力だと思う。にょっきりと出た筋肉で盛り上がった太ももを見てその思いが強くなる。
生地が薄く私の胸筋やらなんやら全てがみっちりと浮き上がる上半身と、たくし上げるには容易いフレア状の裾。私の寝衣はすぐに生地が傷んで駄目になってしまうのだが、なぜだかエリーアス様はこれより大きなサイズの寝衣を用意してくれない。毎回このぱつんぱつんとした少し小さいサイズだ。最初は違和感もあったが、今ではしっくりと肌に馴染んでしまったのが、いいのか悪いのか悩ましいところだ。
<ほら、来い>
ごつごつした手が滑らかに動いて私を呼ぶ。私はそわそわと視線を彷徨わせ、部屋の端にあるハンモックに目を止めた。
「わ、私は今日はあれで寝る」
<昼寝にはいいかもしれないが、長時間寝るには向かないぞ>
「いい、あそこで寝る。ユストゥスは広く使え」
いそいそとそちらに進み、緩く編みこまれた網状のハンモックに横になる。ゆらゆら揺れる、私のゆりかごだ。ほっと息を吐いたところで、顔の上に何かを置かれた。ふわふわの毛並みに私は目を伏せる。抱き締めたい気持ちに駆られながら、顔を逸らして突き返した。
「いい。戻しておいてくれ」
<最近抱いてないじゃねえか。どうしたんだ>
「いらない。いいのだ」
ジュストも前の私のものだ。いつどこで、誰からもらったものか記憶がない私のものではない。最後まで連れていく相手というのも、きっと今の私には過ぎたものなのだ。私だったら私のものが、今の私ではない者が持っていると思ったら嬉しくない。だから、欲しいとは言えない。
寝返りを打って背を向ける。ゆらゆら揺れる感覚が、私の腰に何かが押し当てられると同時に止まった。
「……ユストゥス。何をしている」
男が私のわき腹に顔を埋めていた。さらさらと流れる不思議な光沢の髪を見やる。撫でたい。触りたい。また身体がむずむずした。
「ユ」
<悪かった。一発できるぐらい、残しておけばよかった>
私の腹に顔を埋めたまま、手だけ上に上げて器用に動く。何を言っているのだかわからず、ぽかんとその手を眺めた。
<確かに今の俺はクンツにとっては種なしの役立たずで用無しかもしれねえけど、そうあからさまに避けられるとへこむ>
「さ、避けたわけではない……!」
思わず身体を起こしながら私は否定した。ハンモックが揺れてバランスを崩しかけたが、私の腕とハンモックの土台を掴んでくれたので事なきを得た。ユストゥスは土台はすぐに手放したのに、私の腕は放してくれなかった。鷲掴みにしてくる男の手の平の体温に、かっと身体が熱くなって落ち着かない。
な、なんの話だったか。
「避けたわけではない。ただ、その……」
ユストゥスが先ほどの話を、そこまで気にしているとは思わなかった。確かになんだかもやもやしたものを感じたが、騎士とセックスすることがユストゥスの、奴隷の仕事だ。
それに私自身も今は不要なのだから、えと……?
考えがまとまらないでいる私を責め立てるように、名残惜しそうに離れたユストゥスの手が言葉を紡ぐ。
<避けてるだろうが>
「ちがっ……っ、って、だって、おまんこもしないのに……抱き締めてくれとかキスしてくれと言うのは、へん、だろう……?だから、その」
どこか恨みがましい声が漏れてしまった。私が両手で口を抑えるのと同時に、ユストゥスが目を見開く。すぐさま剣呑な目つきになって、シニカルな笑みが口元に浮かんだ。
め、目がぎらぎらしているぞこいつ……!
ユストゥスは獲物を見つけた獣のような目をしていた。そして獲物は私だということが十分に理解できた。ちりちりとうなじが焼け付くような感覚がある。ジワリと手に汗がにじんだ。
<何お嫁様、俺に抱き締められたくてキスもしてえのに、えっちなしだからって我慢してたのかよ。くっそかわいいなオイ!言ってくれよなんで避けるんだよ。えっちなしにいちゃつくの有りならいくらでも可愛がってやんよ。えっろいお嫁様の身体愛でさせてくれ!な。なっ!>
「早い早い早いっ!何言ってるかわからん!」
いつもより三倍以上の速さの手話に私が悲鳴を上げると、すかさずわきの下に手を入れられ、ぽんっといつものキングサイズのベッドに戻されていた。スプリングを軋ませて慌てて身体を起こそうとすると、ユストゥスがジュストを背中向きにベッドヘッドの棚に置いている。
たまにユストゥスはそういうことをする。ジュストに見せられないぐらい、なにか、えっちなことをするつもりだ……!そう思うとあれだけ精液を受け入れて満足したはずの魔肛が、ぴくんと勝手に反応した。
自らの身体で私の足を閉じないように陣取り、身に着けていた奴隷服を脱ぎ捨てていく。ふっ、普段の手順はどうしたんだ!もっとこんな、俗物的ではない触れ方をするだろうが!!
伸びてきた手を思わず握り返す。両手ともその状態でまるで取っ組み合いだ。にやにや笑っているところを見ると、私の反応を面白がっている。
「このっ、ばか!ばかあっ!!……ゔーッ!!」
私が唸ってみせると、ユストゥスはまるで低い声の幻聴が聞こえるような動作で笑った。目尻にできた笑いじわに、訳もなく鼓動が高鳴る。
どうしたんだ私は。いつもこいつと触れ合うと身体が変だが、いつも以上におかしい。
「お、お前も疲れているだろう?!」
どうにか押しやれないか私が身じろぎをしていると、ユストゥスは首を横に振り手を握ったまま顔だけ寄せてきた。頬をすり寄せ、ちゅっと顎に口づけを落とす。
舌先でちょんと私の下唇を触れるものだから、その感触がいつもの下唇を撫でる動作に似ていて、薄く開いた唇にすかさず重ねられる。
「は……ンンっ」
こうなるともう駄目だ。抵抗が一気に失せて、私の両手はシーツに縫い付けられる。指を交差する形で握ったユストゥスと何度も口づけを交わした。口の中に唾液を送り込まれて、長くて太い舌先に吸い付きながら嚥下する。じんじんと下半身に熱が籠った。
「あっ、ゆす、とぅす……っまっ」
手がほどけ、私の背へと回ってきた。首筋を舐め上げたユストゥスは、私の耳朶を甘噛みして付け根にちゅっと吸い付く。すんっと匂いを嗅がれて訳もなく顔が赤らんだ。厚みのある私の身体をこうして抱き締められるのは、おじさまかこの男ぐらいだ。欲しかった温かさに、身体が蕩ける。
ぐりぐりと軽く押し当てられる股間はいつもより平静を保っていて、先ほどの言葉が嘘でないことを私に告げていた。
でも、それでは。
とあることが思い当たって、私は身体をすり寄せてくるユストゥスを軽く押しやった。もっと力を込められるはずなのに、歯痒い。
「待てと言っているだろうが!その、ぉまんこ、しないということは、どのタイミングで終わるのだ?」
性行為ならば、奴隷が達した時点で終わる。多少の後戯があるにしろ、出すものを出せば仕事完了だ。だが今日は、私もユストゥスもそれが必要ない。
「おい、人が聞いているのだから面倒くさがらず手話をしろ!……っぎゃ?!」
そしてその間に逃げよう。と思っていた私だったが、ぺろんと寝衣の裾を捲られ、ペニスを握られて悲鳴を上げた。その悲鳴を飲み込むようにまた唇を塞がられる。
私の奴隷は本当に舌も手も、どこもかしこも手慣れていて私などすぐさま喘ぐしかない。
「っや、ぁっ……そこは、やめっ……んふぅ、ん……」
巧みに弄られると、腰ががくがくと揺れる。性的な刺激に後孔がほころび始めた。くっ……このままではまたいいように転がされてしまう。腰をくねらせると、私の足の付け根あたりに半勃ちになったおちんぽが当たった。緩やかな勃ち方はあまり見たことがなくて、思わず私もペニスを握ってしまう。
ふっと吐息で笑ったユストゥスは、私の手のひらに切っ先を押し付けるように腰を動かした。柔らかさがあるユストゥスの陰茎はあまり見たことがなくて、目が釘付けになってしまった。
いつも私の襞を甘く抉ってくれる亀頭に、エラが張ったカリ。淫水焼けして他の箇所より色素が濃く、弄られると赤くなるばかりの私のペニスと似ているようで違う。何となく、ごくっと喉が鳴った。
「舐めたい」
気付けばそんな言葉を漏らしていた。するとユストゥスは褒めるように目を細めながら私の頭をなで、身体を起こして胡坐をかいた。ユストゥスのおちんぽは、いつでもびきびきの完全勃起な格好いいおちんぽなので、私から愛撫をすることなどほとんどない。
這って近づいて男の股間に顔を寄せる。すると、軽く肩を掴まれ押しとどめられた。
なん、なんだ?
戸惑う私を見下ろしたまま、ユストゥスは褒めるように私の頭や頬、首筋を撫でてくれる。鼻先に陰茎を押し付けられてその匂いにくらりとめまいがした。口を開いて受け入れようとすると引かれる。……焦らされている。
下から睨みつけるが、ユストゥスに撫でられるだけで熱い吐息が漏れた。口の中に唾液が溜まる。
私をいつも気持ち良くしてくれるおちんぽ。ユストゥスのおちんぽ。おちんぽ。もう口に含むことしか考えられなくなる。舐めてしゃぶって、味わいたい。
「っ……まだ、だめ、ら?」
私の口を遮るように差し出された指をかいくぐり、合間から伸ばした舌で幹を少しだけ舐める。
はっはっと獣のような呼吸を漏らし、ユストゥスの指にしゃぶりついた。私がどれだけ触れたいか訴えるように、指を陰茎に見立てて唾液を絡ませて舐める。すると人差し指と中指を添えて上顎をくすぐられて、ぴくぴくと腰が跳ねた。緩やかな快感が止まらない。
お返しに夢中になって舐めていると、指が引き抜かれた。名残惜しくて舌を差し出して追いかけると、唇にむにっと亀頭を押し付けられる。私が舐めて濡れそぼった指を長い舌でべろんと舐め上げたユストゥスが、こちらを見ている。
もう、舐めていいのか?いいのだな?
また途中で遮られたら暴れてしまいそうだった。ふにふにと当たる亀頭が逃げないことを、唇で軽く食んで確かめる。次はもっと奥へ。
硬さの足りない肉棒を少しずつ口に飲み込んでいく。陰毛が鼻先に当たるぐらいまで深くくわえ込んで、喉奥いっぱいにおちんぽを入れて、私は喉でソレを締め付けた。ユストゥスがわずかに息を弾ませる。ゆっくりと引き、また奥に押し込む。ちゅぷ、ぢゅぷっと卑猥な水音が溢れ始めた。
本人の申告通り勃ちは悪いが、感触は悪くなかった。むしろ普段と違う目新しさがある。
「んんっ、っぶ、んぅ……っ」
あぐあぐと唇で食んで舌先で鈴口をくすぐる。さすがにそこへの刺激はつらいのか、わずかに腰が揺れた。口から肉棒を出して、下の二つの果実もたんまりと口で堪能する。頬や鼻先が汚れるのも構わずに舐め回していると、ユストゥスが態勢を変えた。
横たわるユストゥスの上に乗り、顔を跨ぐように開く。シックスナインの体勢だ。何度でも言うが、こんなお互いを可愛がるような触れ合いはほとんどしたことがない。ユストゥスの手が私の陰茎を刺激しながら、尻の間に顔を埋めた。
「んぁっ!」
くりゅっと長い舌でナカを抉られ、へなりと私は上半身を崩す。緩やかな刺激で頬に幹を擦り付けながら私は腰を揺らした。いつものように奥を押し広げるわけではない、甘やかすような愛撫に物足りなさを感じる。唇を戦慄かせて、私は熱い吐息を零した。
「ゆ、っす……おまんこ、してくれ、っ出さないで、いいから、お前のおちんぽを私の腹に、収めたいっ」
耐え切れずにそう訴えると、ユストゥスはちょっと笑って入れてくれた。柔らかさを残す陰茎を押し込むのに少しだけ手間取ったが、背後から押しつぶされるように抱き締められると、その重さと力強さに安堵する。
「ん……」
ユストゥスが動かないせいか、それとも腹が満たされているせいか、魔肛の動きも穏やかだった。時折ひくひくと収縮するが、程よい甘イキが心地いい。下腹とベッドに潰された私のペニスがとぷりと透明な液体を漏らした。
目を閉じるとぺちぺちと頬を叩かれ、うっすらと開く。
<おい、寝る気か>
「ん……」
私が頷くと、ユストゥスは横向きで抱き合うような形に変えて、もう一度入れてくれた。受け入れたくて片足を持ち上げて待っている私は、半分眠った心地だった。
ぴったりとハマって、私はわずかにのけ反った。
……いつもより、なんだか、変だ。
もどかしいと思っていたユストゥスのおちんぽが、私の奥をコリコリと擦り上げている。さざ波のように緩く押し上げられる快感に、静かに達してペニスを締め付けた。
抱き寄せられて、男の耳をあむあむと触れる。お返しのように頭や耳を撫でられた。
とろりと蕩け落ちるように寝入った私を、ユストゥスはずっと抱き締めていてくれた。
翌朝、今までもどかしいところまでしか入らなかったユストゥスのおちんぽが、何故だか急に伸びて、私の結腸にまで入り込んでずっぽりと奥を刺激するようになり、派手な絶頂の咆哮を上げることとなった。
ユストゥスは朝から濃厚な愛撫に加え、届くようになった最奥にたっぷりと濃い精液を注いでくれた。
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