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アルゴーの集落編 〜クーリエ 30歳?〜
X-67話 心の叫び!!
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「子供扱いされるのは好きじゃないんだよ、トモキのおばさん。それは、おばさんもご存知の通りね。だから、もうこれ以上はやめてくれないかな。ただでさえ、僕は怒られて、少し気が立っているんだ」
睨みを飛ばすユウシ。だが、そんなことは気にも留めず、トモキの母親は会話を続ける。
「あなたはとても優しい子だったから。不慮の事故で、早くにご両親を亡くされてはしまったけど、誰もこの集落の人が放っては置かなかったわ。それどころか、本当の自分の子供のように可愛がる夫婦もあったわね」
「え・・? ユウシ、あなた親を亡くしているの?」
思わぬカミングアウトに呆気に取られるコルル。その質問に対して、ユウシは無反応という返事を返してみせた。
「そうよ、コルルちゃん。彼のご両親は、どちらもとても優れたお医者様でね。彼らが発明した医薬品で多くの人が救われている事実を讃えられ、一度王都までご招待されたほどなの。その血を、彼も引いているの」
「おばさん・・・! あまり、勝手なことを言わないでもらえるかな? これ以上、僕のことを関係のないこの二人に話すな・・・!!」
「口が悪いぞ、ユウシ。 少しは大人の言うことをまともに聞かんかね」
怒りを露わにして威嚇するユウシを、この野営地で医療に当たってくれていた医者が牽制する。それを聞き、ユウシは今にも噛みつきそうな牙を引っ込めた。
「だからかしら。彼もまた、同世代いえ博識のお医者様にまで圧倒するほどの、医療知識を幼い頃に全て習得してみせたの。これは、天恵とは異なる一種の才能。神が与えた天賦の頭脳。だからこそ、気づいたのよね?」
「気づいたって何に?」
尋ねるコルルに、おばさんは優しい笑みを浮かべ、それでいて悲しい雰囲気を漂わせる。
「ご両親の事故がもしかしたら、誰かの悪意によって仕組まれたものなんじゃないかって。彼はそう思ったのよ」
「ユウシ・・・。お前、だからあんな怪しいカーブスの元にも近づいたのか・・?」
ずっと黙っていたが、俺からもついに言葉が漏れてしまう。その問いに対して。ユウシは黙って下を向くばかりだ。だが、何か言いたそうに唇を強く噛み締めている。
「ユウシ。お前さんには伝えてなかったがな・・・」
話し出す白衣を着た男性。
「この集落にいた者。少なくとも、この野営地にいる子供を除いた全員は、今回の一部始終を知っておる。詳細までは知らん。ただ、お前さんがその事実を探るべく、危険と命を顧みず、危ないことに首を突っ込んだことはな。もちろん、この火災が誰の手によって引き起こされたのかも・・」
「知っていたのかい?」
ようやく口を開いたユウシ。面を上げ、その声はどこか侘しさを感じさせる。それを強調するように、頬を溢れる一線の雫。ユウシの心の中に封じ込めていた叫びが、今形となって外に現れたような、そんな気がした。
睨みを飛ばすユウシ。だが、そんなことは気にも留めず、トモキの母親は会話を続ける。
「あなたはとても優しい子だったから。不慮の事故で、早くにご両親を亡くされてはしまったけど、誰もこの集落の人が放っては置かなかったわ。それどころか、本当の自分の子供のように可愛がる夫婦もあったわね」
「え・・? ユウシ、あなた親を亡くしているの?」
思わぬカミングアウトに呆気に取られるコルル。その質問に対して、ユウシは無反応という返事を返してみせた。
「そうよ、コルルちゃん。彼のご両親は、どちらもとても優れたお医者様でね。彼らが発明した医薬品で多くの人が救われている事実を讃えられ、一度王都までご招待されたほどなの。その血を、彼も引いているの」
「おばさん・・・! あまり、勝手なことを言わないでもらえるかな? これ以上、僕のことを関係のないこの二人に話すな・・・!!」
「口が悪いぞ、ユウシ。 少しは大人の言うことをまともに聞かんかね」
怒りを露わにして威嚇するユウシを、この野営地で医療に当たってくれていた医者が牽制する。それを聞き、ユウシは今にも噛みつきそうな牙を引っ込めた。
「だからかしら。彼もまた、同世代いえ博識のお医者様にまで圧倒するほどの、医療知識を幼い頃に全て習得してみせたの。これは、天恵とは異なる一種の才能。神が与えた天賦の頭脳。だからこそ、気づいたのよね?」
「気づいたって何に?」
尋ねるコルルに、おばさんは優しい笑みを浮かべ、それでいて悲しい雰囲気を漂わせる。
「ご両親の事故がもしかしたら、誰かの悪意によって仕組まれたものなんじゃないかって。彼はそう思ったのよ」
「ユウシ・・・。お前、だからあんな怪しいカーブスの元にも近づいたのか・・?」
ずっと黙っていたが、俺からもついに言葉が漏れてしまう。その問いに対して。ユウシは黙って下を向くばかりだ。だが、何か言いたそうに唇を強く噛み締めている。
「ユウシ。お前さんには伝えてなかったがな・・・」
話し出す白衣を着た男性。
「この集落にいた者。少なくとも、この野営地にいる子供を除いた全員は、今回の一部始終を知っておる。詳細までは知らん。ただ、お前さんがその事実を探るべく、危険と命を顧みず、危ないことに首を突っ込んだことはな。もちろん、この火災が誰の手によって引き起こされたのかも・・」
「知っていたのかい?」
ようやく口を開いたユウシ。面を上げ、その声はどこか侘しさを感じさせる。それを強調するように、頬を溢れる一線の雫。ユウシの心の中に封じ込めていた叫びが、今形となって外に現れたような、そんな気がした。
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