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メンバーと喋りながら、歩いてるとひとりキョロキョロしてる娘がいた。
俺だけ、彼女のそばに行くと
「はる?今日はこっちじゃないだろ?」

『蓮ちゃん。迷った。皆どこいるの?』

「(笑)迷ったの?えーっと。今日は、響いないんじゃねぇの?」

『うん。』

「誰に連絡する?」

『えっと』

返事を聞く前に、俺は連絡とった(笑)
響とは、色々情報交換してるから、きっとはるよりERSTEの行動を知ってる。
「あ、蓮です。えぇ。そうです(笑)迷ったみたいで。お願いします。ロビーにいるんで。」

『誰?』

「郁さん。今日は、レコーディングに一緒に行くんでしょ?」

『うん。』
話してると、迎えに来たけど、郁さんじゃなかった(笑)

「おまたすぇ~」

『澪くん?』

「澪くん、登場♪お迎えにあがりました。姫♪」

「良かったな。もう迷うなよ?(笑)」
そう言って、蓮はメンバーの所へ行ってしまった。

『澪くん。ごめんね?』

「なーんで謝るの(笑)俺も最初はよく迷ったよ。」

『そうなの?』

「うそ~」

『ひどっ。』

「でも、迷わなかったって言ったら嘘になるね(笑)」

『そうなんだ。』

「でも、もう迷わなくなる方法あるんだよ。」

『どんなの?』

「んっ」
そういって、手を差し出した。

『え?』

「こうやってたら、もう迷わないよ(笑)」
そうって、はると手をつないだ。

一瞬、戸惑ってたけどすぐ笑顔になって。
『うんっ』

「(ほっ)」

★★

レコーディング室で、郁と澪は待っていた。

「はる、来ないね」

「ですね」

「迷ったかな?」

「ありえますね(笑)俺も最初迷いましたもん」

しばらく待っていたが、一向に来ない。
「下手に動けないし、どうしよう」
と思った時、携帯が鳴った。

「はい。蓮?待ってたんだけど、やっぱりそうだったんだ。ありがとう。迎えに行くよ。」

「蓮さんですか?」

「うん。はるが、一人でうろうろしてたから聞いたら迷ってたんだって(笑)」

「やっぱり(笑)」

「迎えに行ってくる」

「あ、郁さん。」

「ん?」

「俺が行ってもいいですか?」

「良いよ。変なことするなよ?」

「しませんよ(笑)ありがとうございますっ」
そう言って、走っていった。

「たまには、こういうのもね(笑)」
そして、二人で戻ってきた。

手をつないで。
「おっ。ちょっとは打ち解けてきたかな?おかえり(笑)」

『ただいま。迷っちゃった』

「いいよ。今度から、なんか連絡出来る方法考えないとね。響と蓮とね」

『うん』

話したら言うまでもなく、次の日からGPS付きの携帯を持たされた(笑)
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