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最終章 終わりの刻
17話
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「進め!」
私はそう檄を飛ばす。
燃え盛る味方の戦車を横目に私たちは進んでいく。
「……大佐……ご武運を……」
雑音にまみれたそんな音声が無線機から響いた。
その直後、後ろへと過ぎていった撃破された味方戦車が爆ぜた。
「ごめんなさい。恨むなら私を恨みなさい」
助けていやることもできたかもしれない。
「仲間の屍を超えなさい! 我らの栄光はその屍の上に成り立つ!!」
「嘘でしょ! こんな局面で味方を見捨てられるの?!」
野良犬の突撃を見たエレーナはそう叫んだ。
勝利を目前にした軍隊ほど脆いものはない。
死を恐れ、大胆さを失う。
一瞬、野良犬はそういった隙を見せた。
しかしながら瞬く間に持ち直すとこちらに向かってきた。
「やっぱり、頭おかしいよ」
そう言って自嘲するように笑った。
「大尉、市街地戦に持ち込みましょう」
隣にいた車長がそうエレーナに提案した。
それを聞いたエレーナはにやりと笑うと「バラバラになるけど、いけますか?」と試すように笑った。
「私たちを誰だと思ってるんですか」
車長はそう答えた。
「総員散開! これが今生の別れです」
エレーナはそう叫んだ。
「敵が市街地へと退いていきます!」
「追いかけなさい!」
敵が市街地へと退いていく。
更なる時間稼ぎに出ている。
「迷うことなかれ! 敵を追え!!」
「エレーナの戦車は真直ぐ奥に消えたよ!」
リマイナからの報告に私は笑みを浮かべる。
「2両行動で敵を1両ずつしらみつぶしにしなさい」
私は冷静に命じる。
下手に1対1を挑めば余計時間がかかる。
「諸君の練度に期待する!!」
「了解!」
「一体どこからあれほどの戦意が湧いて来るのだろうな」
無線機で告げられる戦況を聞きながらロンメルはそう呟いた。
もはや前線部隊では戦争が終わった物となってしまっている。
いま市街地に突入させたところですぐさま全滅してしまうだろう。
「さすがは野良犬と言ったところか」
彼はそう言って葉巻を口にくわえた。
「すまない」
そう言って目をつぶると、総統からの命令を繰り返した。
「君らは余りに危険すぎた」
「武運を祈っているよ。私の愛しきフロイラン」
総統官邸でヒトラーは静かにワインを掲げた。
「貴官のおかげで我々は無数の勝利を手にした」
そう呟くと一気にワインを仰ぐ。
その苦さに顔をしかめるヒトラー。
「すべての爆撃隊に連絡。『モスクワを焼き尽くせ』」
冷徹に命じた彼は何を考えていたのだろうか。
「これで、今生の別れだ」
「歩兵部隊はモスクワに突入できるのかしら?!」
私は市街地を爆走しながらそう尋ねた。
「無理だとおもうよ」
リマイナはそう言って笑った。
私はそれにニイッと笑って答える。
「どうやら捨てられたかしら?」
「かもしれないねぇ」
先程からロンメルに戦況を報告しているものの、返答はない。
「まぁやることは変わらないわ」
私はそう言って笑った。
「右30度!」
「赤い屋根の裏だな!」
その頃、ユリアン大尉とクラウス大尉は二人で市街地に潜伏した敵のT34を発見していた。
「俺が裏に回る!」
クラウス大尉がそう言って針路を変える。
負けんじゃねぇぞと右手を挙げて鼓舞する。
「左5度変針!」
ユリアン大尉がそう叫ぶと操縦手がすぐさま応じた。
その直後、目の前のT34が発砲する。
「あぶねぇな!」
放たれた砲弾は砲塔をかすめると背後で爆発した。
「あれを避けるか!」
T34の砲手はそう言って悔しそうに叫んだ。
「再装填!」
車長は鋭くそう命じ、装填手もそれに応じる。
決して、練度は低くない。
「ッ! 背後だ!」
直後、車長がそう叫んだ。
「後進全速!」
「もらった!」
クラウス大尉は勝利を確信すると射撃を命じた。
だが、それよりも少し早くT34のクラッチが後進に入った。
「1両でも多く喰らう」
T34の砲手はそう呟くとクラウス大尉の車両に狙いを定めた。
「悪いな、これも戦争だ」
その直後、T34から放たれた砲弾はクラウス大尉の車両を穿った。
「クソッタレが!」
ユリアン大尉はそう叫ぶと射撃を命じる。
放たれた砲弾はT34を正確にとらえるといとも容易く撃破した。
「ちくしょうめ」
ユリアン大尉はそう呟くとクラウス大尉の車両に目を向けた。
砲塔が吹き飛び、炎上している。
「ありゃ、無理だなぁ」
そう呟くと彼に敬礼を捧げた。
「先に行っててくれ」
「……そう、クラウス大尉が」
私はその頃、次々に上がって来る戦果と損害を静かに受け止めていた。
こちらが2両撃破すれば1両の損害が出る。
「ダメね。みんな訓練やり直しよ」
私はそう呟いた。
「死なないでね」
そう言って同じ車両に乗り組む兵達に笑った。
私の言葉に兵達は「旅団長のご命令とあれば」とにこやかに応じた。
「信じてるわよ」
そう答えると、目の前にそびえる赤の広場を睨んだ。
その中央には1両の戦車が鎮座している。
「さぁ、最後よ」
「撃たないんですか?」
砲手席に座るエレーナに代わりに車長を担っている砲手が不満そうに尋ねた。
「やっぱり私が車長でもいい?」
エレーナの問いに砲手は小さくため息を吐くと「わがままですね」と答えた。
「最期なんだから、許してよ」
何処かフランクになったエレーナの口調に砲手はニイッと笑った。
「構いませんよ。大尉殿」
恭しく答える砲手にエレーナは「なにそれ」と笑った。
そして、車長席に戻ると目の前から迫る野良犬の戦車を睨んだ。
「交わす言葉なんて、私達にはない」
「あるのは憎しみと、相手への畏怖だけよ」
私はそう呟くと「撃て!」と鋭く命じる。
「全速前進! 左45度へ! 牽制射!!」
それよりも早く、エレーナは戦車を発進させる。
私が放った砲弾はエレーナの車両の砲塔に命中したものの、遥か彼方へと弾かれる。
「あら、リマイナ。腕が落ちたんじゃない?」
私はそう言って茶化すように笑った。
その直後、エレーナの放った砲弾が私を襲う。
幸いにも直撃することなく少し手前に着弾したものの、砲弾の破片が私を襲う。
「レーニン像の左を回っていきなさい」
こちらに向かってくるエレーナの戦車とは反対側に行くように命じる。
些細な傷など気にしていられたものか。
「停車!」
エレーナはそう叫んだ。
「いんですかい?!」
戦車を止めさせた操縦手はそう声を上げた。
だが、エレーナはこう答えた。
「大丈夫、装填が終わるのはレーニン像の影に入ったころ。勝負は、顔を出したとき」
「装填急ぎなさい!」
私は慌てていた。
敵は予想外に冷静だ。
恐らく装填が終わるころにはレーニン廟の影に差し迫っている。
「影から出たらすぐさま狙いを付けなさい!」
走りながら撃つよりも止まって撃ったほうが精度が高いのは周知の事実だ。
このままだと、負ける。
私はそう危惧していた。
そして、ある策を思いついた。
「煙幕を焚きなさい!!」
「ッ! 煙幕!!」
突如、目の前にいた野良犬の戦車が煙幕をもうもうと炊き始めた。
こうなれば、レーニン廟などあってないような物だ。
お互いにエンジン音で敵の位置を探り合う戦いになる。
「どうする──!」
そう呟いて、あるものを見つけた。
「レーニン像を倒しなさい!!」
「射撃は辞めよ!」
私はそう叫ぶ。
周囲はもう煙幕に包まれている。
レーニン像をぬけた後、私は反転を命じようとした。
恐らく敵は私たちがそのまま前進していると思っているだろう。
その裏をかく──。
直後、1発の砲声が響いた。
「メクラ撃ち……?」
そう訝しんだ直後、轟音が響く。
「レーニン像か!」
私はそう叫んだ。
煙幕に包まれていて状況が把握できないがレーニン像が倒されたようだ。
恐らくは以後は塞がれている。
「貴方達の英雄じゃないの?!」
レーニン廟には彼の遺体が安置されている。
それを倒すという事の意味は余りにも重い。
「大体の位置は分かった!」
エレーナはそう叫んだ。
エンジンの音とその方向で大体の位置は分かる。
そしてレーニン廟を崩したことに敵の動きは制限した。
「右30度! 煙の中! 撃て!」
エレーナの言葉に砲手は迷いなく応じた。
「当った」
エレーナは確信と共に呟いた。
「クソッ! どこなの?!」
私はそう悪態を吐く。
その直後、すさまじい衝撃が私を襲う。
久々の感触に私は一瞬何が起きたのかわからなかった。
「ッ! 損害報告!!」
私はそう叫ぶと同時に車内もぐりこんだ。
そこには──。
目を覆いたくなるような惨状が広がっていた。
私はそう檄を飛ばす。
燃え盛る味方の戦車を横目に私たちは進んでいく。
「……大佐……ご武運を……」
雑音にまみれたそんな音声が無線機から響いた。
その直後、後ろへと過ぎていった撃破された味方戦車が爆ぜた。
「ごめんなさい。恨むなら私を恨みなさい」
助けていやることもできたかもしれない。
「仲間の屍を超えなさい! 我らの栄光はその屍の上に成り立つ!!」
「嘘でしょ! こんな局面で味方を見捨てられるの?!」
野良犬の突撃を見たエレーナはそう叫んだ。
勝利を目前にした軍隊ほど脆いものはない。
死を恐れ、大胆さを失う。
一瞬、野良犬はそういった隙を見せた。
しかしながら瞬く間に持ち直すとこちらに向かってきた。
「やっぱり、頭おかしいよ」
そう言って自嘲するように笑った。
「大尉、市街地戦に持ち込みましょう」
隣にいた車長がそうエレーナに提案した。
それを聞いたエレーナはにやりと笑うと「バラバラになるけど、いけますか?」と試すように笑った。
「私たちを誰だと思ってるんですか」
車長はそう答えた。
「総員散開! これが今生の別れです」
エレーナはそう叫んだ。
「敵が市街地へと退いていきます!」
「追いかけなさい!」
敵が市街地へと退いていく。
更なる時間稼ぎに出ている。
「迷うことなかれ! 敵を追え!!」
「エレーナの戦車は真直ぐ奥に消えたよ!」
リマイナからの報告に私は笑みを浮かべる。
「2両行動で敵を1両ずつしらみつぶしにしなさい」
私は冷静に命じる。
下手に1対1を挑めば余計時間がかかる。
「諸君の練度に期待する!!」
「了解!」
「一体どこからあれほどの戦意が湧いて来るのだろうな」
無線機で告げられる戦況を聞きながらロンメルはそう呟いた。
もはや前線部隊では戦争が終わった物となってしまっている。
いま市街地に突入させたところですぐさま全滅してしまうだろう。
「さすがは野良犬と言ったところか」
彼はそう言って葉巻を口にくわえた。
「すまない」
そう言って目をつぶると、総統からの命令を繰り返した。
「君らは余りに危険すぎた」
「武運を祈っているよ。私の愛しきフロイラン」
総統官邸でヒトラーは静かにワインを掲げた。
「貴官のおかげで我々は無数の勝利を手にした」
そう呟くと一気にワインを仰ぐ。
その苦さに顔をしかめるヒトラー。
「すべての爆撃隊に連絡。『モスクワを焼き尽くせ』」
冷徹に命じた彼は何を考えていたのだろうか。
「これで、今生の別れだ」
「歩兵部隊はモスクワに突入できるのかしら?!」
私は市街地を爆走しながらそう尋ねた。
「無理だとおもうよ」
リマイナはそう言って笑った。
私はそれにニイッと笑って答える。
「どうやら捨てられたかしら?」
「かもしれないねぇ」
先程からロンメルに戦況を報告しているものの、返答はない。
「まぁやることは変わらないわ」
私はそう言って笑った。
「右30度!」
「赤い屋根の裏だな!」
その頃、ユリアン大尉とクラウス大尉は二人で市街地に潜伏した敵のT34を発見していた。
「俺が裏に回る!」
クラウス大尉がそう言って針路を変える。
負けんじゃねぇぞと右手を挙げて鼓舞する。
「左5度変針!」
ユリアン大尉がそう叫ぶと操縦手がすぐさま応じた。
その直後、目の前のT34が発砲する。
「あぶねぇな!」
放たれた砲弾は砲塔をかすめると背後で爆発した。
「あれを避けるか!」
T34の砲手はそう言って悔しそうに叫んだ。
「再装填!」
車長は鋭くそう命じ、装填手もそれに応じる。
決して、練度は低くない。
「ッ! 背後だ!」
直後、車長がそう叫んだ。
「後進全速!」
「もらった!」
クラウス大尉は勝利を確信すると射撃を命じた。
だが、それよりも少し早くT34のクラッチが後進に入った。
「1両でも多く喰らう」
T34の砲手はそう呟くとクラウス大尉の車両に狙いを定めた。
「悪いな、これも戦争だ」
その直後、T34から放たれた砲弾はクラウス大尉の車両を穿った。
「クソッタレが!」
ユリアン大尉はそう叫ぶと射撃を命じる。
放たれた砲弾はT34を正確にとらえるといとも容易く撃破した。
「ちくしょうめ」
ユリアン大尉はそう呟くとクラウス大尉の車両に目を向けた。
砲塔が吹き飛び、炎上している。
「ありゃ、無理だなぁ」
そう呟くと彼に敬礼を捧げた。
「先に行っててくれ」
「……そう、クラウス大尉が」
私はその頃、次々に上がって来る戦果と損害を静かに受け止めていた。
こちらが2両撃破すれば1両の損害が出る。
「ダメね。みんな訓練やり直しよ」
私はそう呟いた。
「死なないでね」
そう言って同じ車両に乗り組む兵達に笑った。
私の言葉に兵達は「旅団長のご命令とあれば」とにこやかに応じた。
「信じてるわよ」
そう答えると、目の前にそびえる赤の広場を睨んだ。
その中央には1両の戦車が鎮座している。
「さぁ、最後よ」
「撃たないんですか?」
砲手席に座るエレーナに代わりに車長を担っている砲手が不満そうに尋ねた。
「やっぱり私が車長でもいい?」
エレーナの問いに砲手は小さくため息を吐くと「わがままですね」と答えた。
「最期なんだから、許してよ」
何処かフランクになったエレーナの口調に砲手はニイッと笑った。
「構いませんよ。大尉殿」
恭しく答える砲手にエレーナは「なにそれ」と笑った。
そして、車長席に戻ると目の前から迫る野良犬の戦車を睨んだ。
「交わす言葉なんて、私達にはない」
「あるのは憎しみと、相手への畏怖だけよ」
私はそう呟くと「撃て!」と鋭く命じる。
「全速前進! 左45度へ! 牽制射!!」
それよりも早く、エレーナは戦車を発進させる。
私が放った砲弾はエレーナの車両の砲塔に命中したものの、遥か彼方へと弾かれる。
「あら、リマイナ。腕が落ちたんじゃない?」
私はそう言って茶化すように笑った。
その直後、エレーナの放った砲弾が私を襲う。
幸いにも直撃することなく少し手前に着弾したものの、砲弾の破片が私を襲う。
「レーニン像の左を回っていきなさい」
こちらに向かってくるエレーナの戦車とは反対側に行くように命じる。
些細な傷など気にしていられたものか。
「停車!」
エレーナはそう叫んだ。
「いんですかい?!」
戦車を止めさせた操縦手はそう声を上げた。
だが、エレーナはこう答えた。
「大丈夫、装填が終わるのはレーニン像の影に入ったころ。勝負は、顔を出したとき」
「装填急ぎなさい!」
私は慌てていた。
敵は予想外に冷静だ。
恐らく装填が終わるころにはレーニン廟の影に差し迫っている。
「影から出たらすぐさま狙いを付けなさい!」
走りながら撃つよりも止まって撃ったほうが精度が高いのは周知の事実だ。
このままだと、負ける。
私はそう危惧していた。
そして、ある策を思いついた。
「煙幕を焚きなさい!!」
「ッ! 煙幕!!」
突如、目の前にいた野良犬の戦車が煙幕をもうもうと炊き始めた。
こうなれば、レーニン廟などあってないような物だ。
お互いにエンジン音で敵の位置を探り合う戦いになる。
「どうする──!」
そう呟いて、あるものを見つけた。
「レーニン像を倒しなさい!!」
「射撃は辞めよ!」
私はそう叫ぶ。
周囲はもう煙幕に包まれている。
レーニン像をぬけた後、私は反転を命じようとした。
恐らく敵は私たちがそのまま前進していると思っているだろう。
その裏をかく──。
直後、1発の砲声が響いた。
「メクラ撃ち……?」
そう訝しんだ直後、轟音が響く。
「レーニン像か!」
私はそう叫んだ。
煙幕に包まれていて状況が把握できないがレーニン像が倒されたようだ。
恐らくは以後は塞がれている。
「貴方達の英雄じゃないの?!」
レーニン廟には彼の遺体が安置されている。
それを倒すという事の意味は余りにも重い。
「大体の位置は分かった!」
エレーナはそう叫んだ。
エンジンの音とその方向で大体の位置は分かる。
そしてレーニン廟を崩したことに敵の動きは制限した。
「右30度! 煙の中! 撃て!」
エレーナの言葉に砲手は迷いなく応じた。
「当った」
エレーナは確信と共に呟いた。
「クソッ! どこなの?!」
私はそう悪態を吐く。
その直後、すさまじい衝撃が私を襲う。
久々の感触に私は一瞬何が起きたのかわからなかった。
「ッ! 損害報告!!」
私はそう叫ぶと同時に車内もぐりこんだ。
そこには──。
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