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最終章 終わりの刻
18話【最終回】
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「なに……これ」
蘇る3年前の惨状。
あの時は、私を残して搭乗員たちはみんな逝ってしまった。
「ッ! 生きている者は返事しなさい!」
私はそう叫んだ。
お願い、お願いだからリマイナだけは──。
そう祈るような気持ちで足もとを見ると、装填者が私の壁になるようにしがみついていた。
彼の背中には無数の破片が突き刺さっていた。
もしも、彼がいなければ今頃私の足はミンチになっていただろう。
「……ありがとう」
私は小さくそう呟くと、血が飛び散る車内に潜り込む。
その次に飛び込んできたのは上半身が吹き飛ばされた操縦手だった。
下半身だけは操縦席に今も健在だが、上半身はバラバラになって車内に散らばっている。
「ウッ……」
思わず込上がる吐き気を抑える。
「今までも何度も経験してきたじゃない。命じて来たじゃない」
私は小さくそう呟く。
部下の死?
そんなもの慣れた。
「リュー……イ」
「あら、リマイナ」
掠れるようなリマイナの声に私は一瞬、高揚しかけた。
だが、部下の命に序列を付けてはいけない。
極めて冷静な声で答えた。
「生きてたのね」
「もう、冷たいんだから」
リマイナの言葉に私は何処か安堵する。
「戦えるかしら?」
私の問いにリマイナは小さく笑う。
「もうちょっと気遣ってよね」
その言葉に私は「私より先に死ぬのは許さないわよ」と笑った。
私の表情を見たリマイナはニイッと笑うと、仰け反っていた上体を起こす。
「1発だけ、ね」
リマイナの言葉に「十分よ」と笑った。
「私が命じたら、撃ちなさい」
私がそう言って車長席へと戻るとリマイナは満面の笑みで
「了解!」
と答えた。
「……勝ったかな」
エレーナはそう呟いた。
「でも、負けだなぁ」
そう言って周囲を見渡すと1両の戦車が近づいてきていた。
街の奥からも無数のエンジン音が響く。
「野良犬だけでも連れていけたからいいかな」
「死に時、ですかね」
エレーナの言葉に砲手がそう言って笑った。
その直後、煙の奥からパンパンパンという破裂音が響いた。
「……生きてる?」
信じられないといった様にエレーナは呟いた。
煙の奥から放たれた拳銃弾は砲塔に突き刺さり、はじけた。
「野良犬、生きてるみたい」
「殺しきれませんでしたか」
砲手はそう言って悔しそうにつぶやいた。
「止めを刺そう」
エレーナはそう呟いた。
「いた」
恐らく敵がいるであろう方向に数発拳銃を撃ったら、一発が当たったようだ。
「リマイナ、たぶん敵は距離を詰めて来る」
私はリマイナに言い聞かせるように言葉をこぼす。
「早く、正確に。でしょ?」
「そうよ、解ってるじゃない」
そう答えると二人でクスクスとわらった。
「煙の中に飛び込んで! 今度こそ仕留めます!」
表情を鋭くしたエレーナはそう叫ぶと戦車を煙幕の中に突入させた。
「どこ、どこなの。先に見つけたほうが」
「先に見つけたほうが勝つ」
濃い煙幕が私の視界を遮る。
だが、敵も同じだ。
その直後、突風が吹いた。
まさしく、神風。
神に愛されていたのはリューイ・ルーカスであった。
僅か一瞬だが、風上に立っていた彼女は煙幕の先にエレーナの戦車を捉えた。
「リマイナ!!」
「解ってる!」
二人の息は完璧にあっていた。
だが、少しばかり遅かった。
「大佐。時間切れの様だ」
モスクワ郊外でロンメルは呟いた。
彼の視線の先にはドイツ軍爆撃機隊。
あれだけあればモスクワ中心部をモスクワ防衛司令部ごと焼き払えるだろう。
たとえそこに1個戦車中隊がいようと、誤差に過ぎない。
「戦友に献杯」
「フロイライン。申し訳ない。先に逝っていてくれ」
ヒトラーはそう呟き、無線機を手に取ると神妙な顔でこう命じた。
「モスクワを焦土と化せ」
神に愛された少女は、あまりにも強く。
あまりにも勝ちすぎた。
彼女は、大国ドイツに疎まれたのであった。
~~~~~~~~
1942年12月ベルリン。
第2次世界大戦終了から1年が経った今、ベルリンでは祝勝会が同盟諸国軍の将兵たちで行われていた。
「…………」
皆が笑顔を浮かべる中、講堂の隅でロンメルはひっそりとワインを嗜んでいた。
「浮かない顔をしてどうしたんだね」
そんな彼を見つけたヘプナーは気遣うように声をかけると彼の隣にもたれかかった。
ロンメルはヘプナーを一瞥するとワインを口に運んだ。
「あんまり、じゃぁないですか」
「どういうことだね?」
ロンメルの言葉にヘプナーは眉をひそめた。
「番犬をモスクワもろとも葬り去るなんて」
その言葉にヘプナーはため息を吐いた。
リューイ・ルーカスの戦死は国内外に大題的に伝えられた。
1939年のバルト連邦とソ連の戦争で死んだと思われた女性士官が、実は生きていて。
イギリス上陸作戦の先陣を切り、モスクワ攻略戦でも一騎当千の働きをした。
「邪魔、だったのだろうな」
「あんまりじゃないか」
だが、その力を恐れた総統はモスクワもろとも彼女を殺した。
表向きは、敵の戦車部隊との戦闘で戦死。ということにして。
「だが、彼女の死は士気高揚につながった」
ヘプナーはそう言って事実を告げた。
結局、モスクワが落ちてからもソ連は半年ばかり抵抗をつづけた。
しかしそれは組織だったものではなく、レジスタンスと大差なかった。
「私には政治は解りませんが、これは間違っている」
ロンメルはそう呟くとこぶしを握り締めた。
「閣下、お久しぶりです」
そんな言葉を交わす二人の元に一人の女性士官が現れた。
「誰だね?」
怪訝そうな表情を浮かべるヘプナーに対して、ロンメルは驚いた表情を浮かべていた。
「リューイ・ルーカス少将の姉君だよ」
「ふふ、義理のですけれど」
ロンメルの言葉にリマイナはそう言って笑った。
戦死したリューイは二階級特進で少将となっていた。
「……聞いていたのかね?」
ロンメルの言葉にリマイナは小さく微笑むと「何のことですか?」ととぼけた。
「君がそれでいいならいいさ」
小さくため息を吐くとロンメルは笑った。
彼女は強い。
おそらくロンメルよりよっぽど政治について理解しているのだろう。
それでいて、リューイ・ルーカスの死を受け入れている。
「あっそうだ。閣下に伝言が」
何かを思い出したかのようにリマイナはそんなことを言い出した。
「貴男と共に戦えて光栄よ、グデーリアンにも伝えてちょうだい」
「ッ!……」
その言葉を聞いてロンメルは言葉を詰まらせた。
対してヘプナーは「私にはないのかね?」と小さく笑う。
ロンメルは目元に手を当てた後、小さく答えた。
「あぁ。私も光栄だよ」
彼の返答を聞いたリマイナは「伝えておきますね」と微笑んだ。
「では、私はこれで」
そう言って去ろうとするリマイナ。
彼女を呼び止めたのはどこからともなく現れたグデーリアンだった。
「なんだもう帰ってしまうのか?」
「叔父様方と私みたいなのが長くいると訝しまれますから」
リマイナはそう言って答える。
その返答にグデーリアンはニカッと笑った。
「なんだか番犬に似て来たな」
グデーリアンの言葉にリマイナは満面の笑みを浮かべた。
「リマイナ少佐殿、お時間が」
そんなリマイナの背後にはいつの間にか女性士官が立っていた。
背丈はリマイナ程。
すらっとした身体に起伏の乏しいその体。
そして──。
特徴的な銀色の髪。
「そう言う事ですので」
リマイナはそう言って断ると、その女性士官と共に去っていった。
残された男たちは呆然としていた。
だが、ロンメルは目元に涙を浮かべてこうつぶやいたという。
「あぁ、よかった」
蘇る3年前の惨状。
あの時は、私を残して搭乗員たちはみんな逝ってしまった。
「ッ! 生きている者は返事しなさい!」
私はそう叫んだ。
お願い、お願いだからリマイナだけは──。
そう祈るような気持ちで足もとを見ると、装填者が私の壁になるようにしがみついていた。
彼の背中には無数の破片が突き刺さっていた。
もしも、彼がいなければ今頃私の足はミンチになっていただろう。
「……ありがとう」
私は小さくそう呟くと、血が飛び散る車内に潜り込む。
その次に飛び込んできたのは上半身が吹き飛ばされた操縦手だった。
下半身だけは操縦席に今も健在だが、上半身はバラバラになって車内に散らばっている。
「ウッ……」
思わず込上がる吐き気を抑える。
「今までも何度も経験してきたじゃない。命じて来たじゃない」
私は小さくそう呟く。
部下の死?
そんなもの慣れた。
「リュー……イ」
「あら、リマイナ」
掠れるようなリマイナの声に私は一瞬、高揚しかけた。
だが、部下の命に序列を付けてはいけない。
極めて冷静な声で答えた。
「生きてたのね」
「もう、冷たいんだから」
リマイナの言葉に私は何処か安堵する。
「戦えるかしら?」
私の問いにリマイナは小さく笑う。
「もうちょっと気遣ってよね」
その言葉に私は「私より先に死ぬのは許さないわよ」と笑った。
私の表情を見たリマイナはニイッと笑うと、仰け反っていた上体を起こす。
「1発だけ、ね」
リマイナの言葉に「十分よ」と笑った。
「私が命じたら、撃ちなさい」
私がそう言って車長席へと戻るとリマイナは満面の笑みで
「了解!」
と答えた。
「……勝ったかな」
エレーナはそう呟いた。
「でも、負けだなぁ」
そう言って周囲を見渡すと1両の戦車が近づいてきていた。
街の奥からも無数のエンジン音が響く。
「野良犬だけでも連れていけたからいいかな」
「死に時、ですかね」
エレーナの言葉に砲手がそう言って笑った。
その直後、煙の奥からパンパンパンという破裂音が響いた。
「……生きてる?」
信じられないといった様にエレーナは呟いた。
煙の奥から放たれた拳銃弾は砲塔に突き刺さり、はじけた。
「野良犬、生きてるみたい」
「殺しきれませんでしたか」
砲手はそう言って悔しそうにつぶやいた。
「止めを刺そう」
エレーナはそう呟いた。
「いた」
恐らく敵がいるであろう方向に数発拳銃を撃ったら、一発が当たったようだ。
「リマイナ、たぶん敵は距離を詰めて来る」
私はリマイナに言い聞かせるように言葉をこぼす。
「早く、正確に。でしょ?」
「そうよ、解ってるじゃない」
そう答えると二人でクスクスとわらった。
「煙の中に飛び込んで! 今度こそ仕留めます!」
表情を鋭くしたエレーナはそう叫ぶと戦車を煙幕の中に突入させた。
「どこ、どこなの。先に見つけたほうが」
「先に見つけたほうが勝つ」
濃い煙幕が私の視界を遮る。
だが、敵も同じだ。
その直後、突風が吹いた。
まさしく、神風。
神に愛されていたのはリューイ・ルーカスであった。
僅か一瞬だが、風上に立っていた彼女は煙幕の先にエレーナの戦車を捉えた。
「リマイナ!!」
「解ってる!」
二人の息は完璧にあっていた。
だが、少しばかり遅かった。
「大佐。時間切れの様だ」
モスクワ郊外でロンメルは呟いた。
彼の視線の先にはドイツ軍爆撃機隊。
あれだけあればモスクワ中心部をモスクワ防衛司令部ごと焼き払えるだろう。
たとえそこに1個戦車中隊がいようと、誤差に過ぎない。
「戦友に献杯」
「フロイライン。申し訳ない。先に逝っていてくれ」
ヒトラーはそう呟き、無線機を手に取ると神妙な顔でこう命じた。
「モスクワを焦土と化せ」
神に愛された少女は、あまりにも強く。
あまりにも勝ちすぎた。
彼女は、大国ドイツに疎まれたのであった。
~~~~~~~~
1942年12月ベルリン。
第2次世界大戦終了から1年が経った今、ベルリンでは祝勝会が同盟諸国軍の将兵たちで行われていた。
「…………」
皆が笑顔を浮かべる中、講堂の隅でロンメルはひっそりとワインを嗜んでいた。
「浮かない顔をしてどうしたんだね」
そんな彼を見つけたヘプナーは気遣うように声をかけると彼の隣にもたれかかった。
ロンメルはヘプナーを一瞥するとワインを口に運んだ。
「あんまり、じゃぁないですか」
「どういうことだね?」
ロンメルの言葉にヘプナーは眉をひそめた。
「番犬をモスクワもろとも葬り去るなんて」
その言葉にヘプナーはため息を吐いた。
リューイ・ルーカスの戦死は国内外に大題的に伝えられた。
1939年のバルト連邦とソ連の戦争で死んだと思われた女性士官が、実は生きていて。
イギリス上陸作戦の先陣を切り、モスクワ攻略戦でも一騎当千の働きをした。
「邪魔、だったのだろうな」
「あんまりじゃないか」
だが、その力を恐れた総統はモスクワもろとも彼女を殺した。
表向きは、敵の戦車部隊との戦闘で戦死。ということにして。
「だが、彼女の死は士気高揚につながった」
ヘプナーはそう言って事実を告げた。
結局、モスクワが落ちてからもソ連は半年ばかり抵抗をつづけた。
しかしそれは組織だったものではなく、レジスタンスと大差なかった。
「私には政治は解りませんが、これは間違っている」
ロンメルはそう呟くとこぶしを握り締めた。
「閣下、お久しぶりです」
そんな言葉を交わす二人の元に一人の女性士官が現れた。
「誰だね?」
怪訝そうな表情を浮かべるヘプナーに対して、ロンメルは驚いた表情を浮かべていた。
「リューイ・ルーカス少将の姉君だよ」
「ふふ、義理のですけれど」
ロンメルの言葉にリマイナはそう言って笑った。
戦死したリューイは二階級特進で少将となっていた。
「……聞いていたのかね?」
ロンメルの言葉にリマイナは小さく微笑むと「何のことですか?」ととぼけた。
「君がそれでいいならいいさ」
小さくため息を吐くとロンメルは笑った。
彼女は強い。
おそらくロンメルよりよっぽど政治について理解しているのだろう。
それでいて、リューイ・ルーカスの死を受け入れている。
「あっそうだ。閣下に伝言が」
何かを思い出したかのようにリマイナはそんなことを言い出した。
「貴男と共に戦えて光栄よ、グデーリアンにも伝えてちょうだい」
「ッ!……」
その言葉を聞いてロンメルは言葉を詰まらせた。
対してヘプナーは「私にはないのかね?」と小さく笑う。
ロンメルは目元に手を当てた後、小さく答えた。
「あぁ。私も光栄だよ」
彼の返答を聞いたリマイナは「伝えておきますね」と微笑んだ。
「では、私はこれで」
そう言って去ろうとするリマイナ。
彼女を呼び止めたのはどこからともなく現れたグデーリアンだった。
「なんだもう帰ってしまうのか?」
「叔父様方と私みたいなのが長くいると訝しまれますから」
リマイナはそう言って答える。
その返答にグデーリアンはニカッと笑った。
「なんだか番犬に似て来たな」
グデーリアンの言葉にリマイナは満面の笑みを浮かべた。
「リマイナ少佐殿、お時間が」
そんなリマイナの背後にはいつの間にか女性士官が立っていた。
背丈はリマイナ程。
すらっとした身体に起伏の乏しいその体。
そして──。
特徴的な銀色の髪。
「そう言う事ですので」
リマイナはそう言って断ると、その女性士官と共に去っていった。
残された男たちは呆然としていた。
だが、ロンメルは目元に涙を浮かべてこうつぶやいたという。
「あぁ、よかった」
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