43 / 120
のほほんと過ごしたい、ゴールデンウィーク
しおりを挟む
「悠暉、悠暉、そろそろ、起きようか。ご飯だ」
優しい千春君の声がする
「う……ん…千春君…おは…よう…ごはん…たべる」
頭がボーとする。いつもと違う寝心地、これはソファー?
「めっちゃ、寝ぼけている。悠暉目の前にいるのは秋にぃだよ。」
「まあ、春兄様と秋兄様、声も似ているし仕方ないですよ。」
「寝ぼけてんな。まだ、日はこしてないぞ」
「う?違うよ…千春君の声だも…ん?千夏君?千冬君?美濃前先輩?」
意識が急速に覚醒する。
目の前には千秋君の振りをする千春君。いつ、どのタイミングで入れ替わったの?
僕はどうすればいい?とりあえず、二度寝しとく?
「ぼっく、二度寝するどす、おやすみざますですわモス、へい、スピスピすぴーカモン」
「ブッハハハ、動揺すると言葉可笑しくなるのな。」
「ぷっくくくく、気にすることないぜ。」
「あははは、あははは、昨日から笑い過ぎて腹筋が」
「ちょ、兄さん痛いって、笑いながら俺を叩かないでよ」
「悠暉さん、可愛いっいてぇ、楓にぃは俺を叩きすぎだと思う」
「お前が余計なことばかり言うからだ」
これぞまさに、寝起きドッキリだよ。僕は頭から掛け布団被る。
ふと、あれと首を傾げる。僕、動揺しなくてもいいじゃん。だって、千春君の友人の石田先輩と大山先輩、千秋君の友人の美濃前先輩と紀藤先輩は気づいている感じだったし。
「ふふっ起きたら、気づいて動揺するとは思ったけど、声だけでも、分かるとはね。」
「「「「「「「「え」」」」」」」
「ははっ凄いな。悠暉。正解だ。」
「「「「「「「「は?」」」」」」」
「そういえば、悠暉、泰明さんがどんな言い訳をしてくれるか3週間後が楽しみだと言っていたよ。」
「え?お父さんが?」
僕は首を傾げる。
「俺に心配かけたくなかった以上の言い訳が出てくると信じているって。それとライダーが先か怪我が先か気になるなぁってな。ライダーとは何のことだ?というか右手の爪の事、泰明さんに言わなかったんだな。」
「うん、言ってないよ。なるほど、言い訳、そんなのお父さんに心配かけたくなかった。一択だよ。それ以外に何があるの。ちょっと僕、お父さんに時効でお願いしますと電話してくる。っい」
慌てて、起き上がろうとして、身体の痛さに、ソファーに沈む。くっ、こういう時、筋肉痛があだとなる。あ、そうだ千春君の質問に答えていないや。
「昔、バイクに憧れて、年齢的に無理だから、気分だけでも味わおうとして、分厚めの手袋買ってもらった事があるの。ライダーが先だよ。怪我した後は、これ幸いと着けていたけど」
僕はゆっくりと動き出す。かくかく動かしながら、携帯を持って、部屋を出て行った。
普通に電話に出たお父さん。あれ?海外って普通に繋がるっけ?
『あれ?海外じゃないの?』
『父さんは先に沖縄に用事でな。明日から海外だ』
『父さん、あのさ、時効でお願いします。言い訳なんて、お父さんが言っていた、それ一択だよ。あと、ライダーが先だよ』
『ぷっくく、直球だなぁ、俺は昔から仕事で余り傍に居られないんだ、心配ぐらいさせてくれ、じゃなきゃ、仕事を辞めたくなる』
『いやいや、父さん、今の仕事好きでしょ』
『悠暉が危険な目に合っているのに、そんなこと、関係ないよ』
『昔だよ。それに、こっちに来てから、そんなことないし、今は千春君や千秋君がいるから、一人じゃないよ。大丈夫。僕はお小遣いアップを期待中だから、がんばって』
『ハハッ、そうか。って、お小遣いはバイトし始めてから、貰ってないだろう』
『じゃぁ、誕生日と、クリスマスとお年玉に期待、大だよ。ただ、身体には気を付けてね』
『そうだな、期待してくれ、奮発しよう。身体には気を付けるよ。ふふっそういや、悠暉がこうやって、電話かけてくること、初めてだな』
『だって、声なんか聞いたら、家に一人きりだよ、余計さみしくなっちゃうよ』
『ぐふっ、痛いとこつくなぁ、そうだな。千春君と千秋君、二人には感謝だな』
『あ、父さんはひとりなの?』
『いや、部下がいる』
『園枝さん?』
園枝さんはお父さんの部下で、前は家飲みでよく来ていた。お父さんが再婚してからは、家族の中になんて、独り身の俺にはきつすぎるとのことだ。
『ああ、あと新人が一人な。今はおつまみを買いに行っている』
『あまり飲み過ぎないようにね。父さん、健康診断で少し引っかかっていたし』
『わかったよ。気を付ける』
『ウイスキーはロックじゃなくハイボールにしなよ』
『はははっ、そうしよう。悠暉、無理しないでくれよ。悠暉も身体を大事にするんだよ。心配はさせてくれ』
『うん、ありがとう』
なんだか、しんみりしちゃう。それから少し話して、電話を切った。リビングに戻ると千秋君と千春君の声が聞こえてきた。
優しい千春君の声がする
「う……ん…千春君…おは…よう…ごはん…たべる」
頭がボーとする。いつもと違う寝心地、これはソファー?
「めっちゃ、寝ぼけている。悠暉目の前にいるのは秋にぃだよ。」
「まあ、春兄様と秋兄様、声も似ているし仕方ないですよ。」
「寝ぼけてんな。まだ、日はこしてないぞ」
「う?違うよ…千春君の声だも…ん?千夏君?千冬君?美濃前先輩?」
意識が急速に覚醒する。
目の前には千秋君の振りをする千春君。いつ、どのタイミングで入れ替わったの?
僕はどうすればいい?とりあえず、二度寝しとく?
「ぼっく、二度寝するどす、おやすみざますですわモス、へい、スピスピすぴーカモン」
「ブッハハハ、動揺すると言葉可笑しくなるのな。」
「ぷっくくくく、気にすることないぜ。」
「あははは、あははは、昨日から笑い過ぎて腹筋が」
「ちょ、兄さん痛いって、笑いながら俺を叩かないでよ」
「悠暉さん、可愛いっいてぇ、楓にぃは俺を叩きすぎだと思う」
「お前が余計なことばかり言うからだ」
これぞまさに、寝起きドッキリだよ。僕は頭から掛け布団被る。
ふと、あれと首を傾げる。僕、動揺しなくてもいいじゃん。だって、千春君の友人の石田先輩と大山先輩、千秋君の友人の美濃前先輩と紀藤先輩は気づいている感じだったし。
「ふふっ起きたら、気づいて動揺するとは思ったけど、声だけでも、分かるとはね。」
「「「「「「「「え」」」」」」」
「ははっ凄いな。悠暉。正解だ。」
「「「「「「「「は?」」」」」」」
「そういえば、悠暉、泰明さんがどんな言い訳をしてくれるか3週間後が楽しみだと言っていたよ。」
「え?お父さんが?」
僕は首を傾げる。
「俺に心配かけたくなかった以上の言い訳が出てくると信じているって。それとライダーが先か怪我が先か気になるなぁってな。ライダーとは何のことだ?というか右手の爪の事、泰明さんに言わなかったんだな。」
「うん、言ってないよ。なるほど、言い訳、そんなのお父さんに心配かけたくなかった。一択だよ。それ以外に何があるの。ちょっと僕、お父さんに時効でお願いしますと電話してくる。っい」
慌てて、起き上がろうとして、身体の痛さに、ソファーに沈む。くっ、こういう時、筋肉痛があだとなる。あ、そうだ千春君の質問に答えていないや。
「昔、バイクに憧れて、年齢的に無理だから、気分だけでも味わおうとして、分厚めの手袋買ってもらった事があるの。ライダーが先だよ。怪我した後は、これ幸いと着けていたけど」
僕はゆっくりと動き出す。かくかく動かしながら、携帯を持って、部屋を出て行った。
普通に電話に出たお父さん。あれ?海外って普通に繋がるっけ?
『あれ?海外じゃないの?』
『父さんは先に沖縄に用事でな。明日から海外だ』
『父さん、あのさ、時効でお願いします。言い訳なんて、お父さんが言っていた、それ一択だよ。あと、ライダーが先だよ』
『ぷっくく、直球だなぁ、俺は昔から仕事で余り傍に居られないんだ、心配ぐらいさせてくれ、じゃなきゃ、仕事を辞めたくなる』
『いやいや、父さん、今の仕事好きでしょ』
『悠暉が危険な目に合っているのに、そんなこと、関係ないよ』
『昔だよ。それに、こっちに来てから、そんなことないし、今は千春君や千秋君がいるから、一人じゃないよ。大丈夫。僕はお小遣いアップを期待中だから、がんばって』
『ハハッ、そうか。って、お小遣いはバイトし始めてから、貰ってないだろう』
『じゃぁ、誕生日と、クリスマスとお年玉に期待、大だよ。ただ、身体には気を付けてね』
『そうだな、期待してくれ、奮発しよう。身体には気を付けるよ。ふふっそういや、悠暉がこうやって、電話かけてくること、初めてだな』
『だって、声なんか聞いたら、家に一人きりだよ、余計さみしくなっちゃうよ』
『ぐふっ、痛いとこつくなぁ、そうだな。千春君と千秋君、二人には感謝だな』
『あ、父さんはひとりなの?』
『いや、部下がいる』
『園枝さん?』
園枝さんはお父さんの部下で、前は家飲みでよく来ていた。お父さんが再婚してからは、家族の中になんて、独り身の俺にはきつすぎるとのことだ。
『ああ、あと新人が一人な。今はおつまみを買いに行っている』
『あまり飲み過ぎないようにね。父さん、健康診断で少し引っかかっていたし』
『わかったよ。気を付ける』
『ウイスキーはロックじゃなくハイボールにしなよ』
『はははっ、そうしよう。悠暉、無理しないでくれよ。悠暉も身体を大事にするんだよ。心配はさせてくれ』
『うん、ありがとう』
なんだか、しんみりしちゃう。それから少し話して、電話を切った。リビングに戻ると千秋君と千春君の声が聞こえてきた。
168
あなたにおすすめの小説
病み墜ちした騎士を救う方法
無月陸兎
BL
目が覚めたら、友人が作ったゲームの“ハズレ神子”になっていた。
死亡フラグを回避しようと動くも、思うようにいかず、最終的には原作ルートから離脱。
死んだことにして田舎でのんびりスローライフを送っていた俺のもとに、ある噂が届く。
どうやら、かつてのバディだった騎士の様子が、どうもおかしいとか……?
※欠損表現有。本編が始まるのは実質中盤頃です
辺境の酒場で育った少年が、美貌の伯爵にとろけるほど愛されるまで
月ノ江リオ
BL
◆ウィリアム邸でのひだまり家族な子育て編 始動。不器用な父と、懐いた子どもと愛される十五歳の青年と……な第二部追加◆断章は残酷描写があるので、ご注意ください◆
辺境の酒場で育った十三歳の少年ノアは、八歳年上の若き伯爵ユリウスに見初められ肌を重ねる。
けれど、それは一時の戯れに過ぎなかった。
孤独を抱えた伯爵は女性関係において奔放でありながら、幼い息子を育てる父でもあった。
年齢差、身分差、そして心の距離。
不安定だった二人の関係は年月を経て、やがて蜜月へと移り変わり、交差していく想いは複雑な運命の糸をも巻き込んでいく。
最愛の番になる話
屑籠
BL
坂牧というアルファの名家に生まれたベータの咲也。
色々あって、坂牧の家から逃げ出そうとしたら、運命の番に捕まった話。
誤字脱字とうとう、あるとは思いますが脳内補完でお願いします。
久しぶりに書いてます。長い。
完結させるぞって意気込んで、書いた所まで。
俺の人生をめちゃくちゃにする人外サイコパス美形の魔性に、執着されています
フルーツ仙人
BL
上位存在×人間。人外サイコパス美形に、知らん間にド級のやばい執着をされ、懐かれ?苦労させられる苦学生のホラーラブコメです。初期は割と双方向塩対応ぎみ→じれじれ→もだもだ→相互尊重両想い&人外からの執着病みぎみです
現代地球によく似た異世界。里親を転々としてきた苦学生のダリオ・ロータスは、怪異を見ることができるが、関わってろくなことがない人生だった。現在彼は、大学生。時給2000リングにつられて、メイド喫茶のような会員制クラブで働いている。体格の良いダリオは自分でも違和感満載だが、一に金、二に金、とにかく金は大事だという思いから、どうなんだ? と思う自分をあっさり亡き者にしているドライな青年だ。彼は、客のカーター氏から『異次元の門』というマジックアイテム(後に判明)をプレゼントされたことで、異次元から『支配者』と呼ばれる恐ろしい存在と邂逅する。『支配者』は夜のように美しい青年テオドール。ダリオを『花』と呼ぶが……
エブリスタ、フジョッシーにも投稿していましたが、削除してこちらの投稿に変更しました。ムーンにも投稿しています。タイトル迷走中です
※合意のない性行為について、随所に否定的な話となっています。男女ともに性被害事件の取り扱いがあります。
※大型人外形態の性描写有。攻めが様々な形態になります。
※♡時々あります
【UI変更のためムーンライトでの更新を停止し、アルファポリスでのみ更新予定です】
アイドルのマネージャーになったら
はぴたん
BL
大人気5人組アイドル"Noise"
ひょんな事からそのマネージャーとして働く事になった冴島咲夜(さえじまさくや)。
Noiseのメンバー達がみんなで住む寮に一緒に住むことになり、一日中メンバーの誰かと共にする毎日。
必死にマネージャー業に専念し徐々にメンバーとの仲も深まってきたけど、、仲深まりすぎたかも!?
メンバー5人、だけではなく様々な人を虜にしちゃう総愛され物語。
腐男子♥異世界転生
よしの こひな
BL
ある日、腐男子で新卒サラリーマン・伊丹トキヤの自室にトラックが突っ込む。
目覚めたトキヤがそこで目にしたのは、彼が長年追い続けていたBL小説の世界――。しかも、なんとトキヤは彼が最推しするスパダリ攻め『黒の騎士』ことアルチュール・ド・シルエットの文武のライバルであり、恋のライバルでもあるサブキャラの「当て馬」セレスタン・ギレヌ・コルベールに転生してしまっていた。
トキヤは、「すぐそばで推しの2人を愛でられる!」と思っていたのに、次々と原作とは異なる展開が……。 ※なろうさん、Caitaさん、PIXIVさんでも掲載しています。
親友のお願いを聞いたら異世界から来た騎士様に求婚されました
藤吉めぐみ
BL
いつも通りに家に帰っていた大学生の心都(こと)。そんな心都を家の前で待っていたのは3ヶ月前から行方不明になっていた親友・悠隆と、銀の鎧を着た背の高い見知らぬ男。
動揺する心都に悠隆は、「ちょっと異世界に行っててさー。で、向こうの騎士様が付いてきちゃって、心都のところで預かってくれない?」とお願いしてくる。隣の騎士も「あなたに会いたくてここまで来てしまいました」と言い出して……!?
1DKの部屋から始まる、イケメン騎士とお人好し大学生の世界を越えた同居ラブ。
俺の異世界先は激重魔導騎士の懐の中
油淋丼
BL
少女漫画のような人生を送っていたクラスメイトがある日突然命を落とした。
背景の一部のようなモブは、卒業式の前日に事故に遭った。
魔王候補の一人として無能力のまま召喚され、魔物達に混じりこっそりと元の世界に戻る方法を探す。
魔物の脅威である魔導騎士は、不思議と初対面のようには感じなかった。
少女漫画のようなヒーローが本当に好きだったのは、モブ君だった。
異世界に転生したヒーローは、前世も含めて長年片思いをして愛が激重に変化した。
今度こそ必ず捕らえて囲って愛す事を誓います。
激重愛魔導最強転生騎士×魔王候補無能力転移モブ
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる