僕に双子の義兄が出来まして

サク

文字の大きさ
74 / 120

千春視点2(閲覧注意。残酷非道な奴らだ。絶対二度と悠暉には会わせない)

しおりを挟む
「ぐおっなんだこれっいって」

五分後、起きない奴らを待ちきれなかった仲間が蹴り起こす。起きた奴らが喚きだし、逃れようと体を捻るが、鎖で逃れる筈もなく。

「なんで俺らがこんな目に」

そう呟く声が奴らから聞こえる。その呟きにチームの仲間から失笑が零れた。

「どの口が言う、お前らが言うなよ」

いろいろと情報を調べてきたチームの仲間が奴らに話しかけた。

「そういえば、お前ら数年前、こうやって、人を吊るして、サンドバックにしたんだったてな。そいつ、体を壊され、今も通院生活を行くっているらしいぞ、同じ目にってみるか?」

「「「「ひぃっ」」」」

自分の時は怖がるのか奴らは情けない声を上げた。

「俺のところに入った情報では、足の健を切って歩けないようにし、膝をついて歩かせ、ペットと称して、かなり甚振られた奴もいるらしいぞ。お前らも切ってやろうか?」

「「「「「「ひぃっ」」」」」」」

「カップルを攫っては、お互いの前で犯し続けたこともあるみたいだ。お前ら、モテなさそうだもんな」

「ああ、そうそう、狙いをつけた奴の大切な人を攫っては、相手をぼろぼろにした挙句、その大切な人も犯した聞いたぞ。他にも口にしたくないほどの手酷いことを沢山しでかしているみたいだな。殴りたくて仕方がないや」

「「「「「「俺も」」」」」」

「ああ、そうだ。良かったな。お前らの命綱の警察の親父さんは職を追われ、尚且つ刑務所に入れられているぞ」

「なっ」

「親が憎かったんだろう?じゃなきゃ、こんな、非道なことして尻ぬぐいばかりさせないよな。親のキャリア潰したかったんだろ?落ちぶれてほしかったんだろ?」
「良かったな。それが叶って。親さんはかわいそうだけどな」
「そうか?そんなことを仕出かした奴の親だ、どうせ、人を陥れ手に入れた地位だろ。たかが知れている」
「それも、そうか」

こいつらが非道なことをしてもこうして、生活できていたのは、警察の上の立場に親がいたからだ。息子のためか、自分の保身の為か知らないが。
それも、昨日で終わりを告げている。



「一つ聞きたいことがある」

千秋が話始めると、仲間たちはだまった。

「その耳飾りは、どうした?」

そいつらの頭らしき男には耳にほんのり桜色づいた。桜の形をしたピアスが付いていた。
黙り込む、そいつらに俺が次に問いかける。

「小鬼を知っているか?」

息お飲む声が聞こえ、それでも、黙り込むそいつらにチーム仲間から声がかかった。

「そいつ、すごいよな。助けられた奴、多くいるぜ」
「でも、詳しく教えてくれなかったがな」
「俺らも小鬼に手を手を出そうとしているなんて、警戒されたし」
「何度か、お前ら、そいつにあくどいこと潰されているよな」

「というか知らないわけがないよな?ずっと探しているんだろう?小鬼を」

最後に大山がそう声をかけた。
後ろの方で、俺や、石田、大山に不思議がっている者達が、一緒に潰しに行った者達に話しかける声が聞こえてきた。

「なぁ、総長の似ている人と連れてきた二人って」
「しっ。あの人たち、俺らより、まっじ、やばい奴だから、死ぬほど、強かったんだ」
「そうだ。俺達必要なかったと思うほど、ほぼ一瞬で沈めてしまってよ」
「特に、総長と似ているという人、総長の双子、マジで、総長とそっくり」
「ああ、あの二人だけで壊滅できたと思う」
「そんなに!」
「ああ、あとの二人も怖かった。見た目優等生なのに恐ろしや~」
「ブっ、その言い方やめろ、恨めしや~みたいに言うな」

緊張感もかけらもない話が小声で聞こえてくる。美濃前がその者達の方を向いて後、何か指示を出したのか、全員揃って、両手を口に添えて、頷いていた。

「黙り続けようが俺達がすることは、変わらない。小鬼の爪を剝いだのだろう」
「お前たちの爪も同じく剥いで、そのピアスの代わりにつけてやろうか」
「そのピアスは、返してもらおう」

青ざめる奴らに、ペンチを片手に近づく。

「ひっ、来るな」

体を捻って逃げ出そうと必死だが逃がすわけがない。大人しくさせようと、蹴り入れようとして


「君達がそこまでしたら、あの子が泣いてしまうよ。勘のいい子だからね」

しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

病み墜ちした騎士を救う方法

無月陸兎
BL
目が覚めたら、友人が作ったゲームの“ハズレ神子”になっていた。 死亡フラグを回避しようと動くも、思うようにいかず、最終的には原作ルートから離脱。 死んだことにして田舎でのんびりスローライフを送っていた俺のもとに、ある噂が届く。 どうやら、かつてのバディだった騎士の様子が、どうもおかしいとか……? ※欠損表現有。本編が始まるのは実質中盤頃です

辺境の酒場で育った少年が、美貌の伯爵にとろけるほど愛されるまで

月ノ江リオ
BL
◆ウィリアム邸でのひだまり家族な子育て編 始動。不器用な父と、懐いた子どもと愛される十五歳の青年と……な第二部追加◆断章は残酷描写があるので、ご注意ください◆ 辺境の酒場で育った十三歳の少年ノアは、八歳年上の若き伯爵ユリウスに見初められ肌を重ねる。 けれど、それは一時の戯れに過ぎなかった。 孤独を抱えた伯爵は女性関係において奔放でありながら、幼い息子を育てる父でもあった。 年齢差、身分差、そして心の距離。 不安定だった二人の関係は年月を経て、やがて蜜月へと移り変わり、交差していく想いは複雑な運命の糸をも巻き込んでいく。

最愛の番になる話

屑籠
BL
 坂牧というアルファの名家に生まれたベータの咲也。  色々あって、坂牧の家から逃げ出そうとしたら、運命の番に捕まった話。 誤字脱字とうとう、あるとは思いますが脳内補完でお願いします。 久しぶりに書いてます。長い。 完結させるぞって意気込んで、書いた所まで。

俺の人生をめちゃくちゃにする人外サイコパス美形の魔性に、執着されています

フルーツ仙人
BL
上位存在×人間。人外サイコパス美形に、知らん間にド級のやばい執着をされ、懐かれ?苦労させられる苦学生のホラーラブコメです。初期は割と双方向塩対応ぎみ→じれじれ→もだもだ→相互尊重両想い&人外からの執着病みぎみです 現代地球によく似た異世界。里親を転々としてきた苦学生のダリオ・ロータスは、怪異を見ることができるが、関わってろくなことがない人生だった。現在彼は、大学生。時給2000リングにつられて、メイド喫茶のような会員制クラブで働いている。体格の良いダリオは自分でも違和感満載だが、一に金、二に金、とにかく金は大事だという思いから、どうなんだ? と思う自分をあっさり亡き者にしているドライな青年だ。彼は、客のカーター氏から『異次元の門』というマジックアイテム(後に判明)をプレゼントされたことで、異次元から『支配者』と呼ばれる恐ろしい存在と邂逅する。『支配者』は夜のように美しい青年テオドール。ダリオを『花』と呼ぶが…… エブリスタ、フジョッシーにも投稿していましたが、削除してこちらの投稿に変更しました。ムーンにも投稿しています。タイトル迷走中です ※合意のない性行為について、随所に否定的な話となっています。男女ともに性被害事件の取り扱いがあります。 ※大型人外形態の性描写有。攻めが様々な形態になります。 ※♡時々あります 【UI変更のためムーンライトでの更新を停止し、アルファポリスでのみ更新予定です】

アイドルのマネージャーになったら

はぴたん
BL
大人気5人組アイドル"Noise" ひょんな事からそのマネージャーとして働く事になった冴島咲夜(さえじまさくや)。 Noiseのメンバー達がみんなで住む寮に一緒に住むことになり、一日中メンバーの誰かと共にする毎日。 必死にマネージャー業に専念し徐々にメンバーとの仲も深まってきたけど、、仲深まりすぎたかも!? メンバー5人、だけではなく様々な人を虜にしちゃう総愛され物語。

腐男子♥異世界転生

よしの こひな
BL
ある日、腐男子で新卒サラリーマン・伊丹トキヤの自室にトラックが突っ込む。 目覚めたトキヤがそこで目にしたのは、彼が長年追い続けていたBL小説の世界――。しかも、なんとトキヤは彼が最推しするスパダリ攻め『黒の騎士』ことアルチュール・ド・シルエットの文武のライバルであり、恋のライバルでもあるサブキャラの「当て馬」セレスタン・ギレヌ・コルベールに転生してしまっていた。 トキヤは、「すぐそばで推しの2人を愛でられる!」と思っていたのに、次々と原作とは異なる展開が……。 ※なろうさん、Caitaさん、PIXIVさんでも掲載しています。

親友のお願いを聞いたら異世界から来た騎士様に求婚されました

藤吉めぐみ
BL
いつも通りに家に帰っていた大学生の心都(こと)。そんな心都を家の前で待っていたのは3ヶ月前から行方不明になっていた親友・悠隆と、銀の鎧を着た背の高い見知らぬ男。 動揺する心都に悠隆は、「ちょっと異世界に行っててさー。で、向こうの騎士様が付いてきちゃって、心都のところで預かってくれない?」とお願いしてくる。隣の騎士も「あなたに会いたくてここまで来てしまいました」と言い出して……!? 1DKの部屋から始まる、イケメン騎士とお人好し大学生の世界を越えた同居ラブ。

俺の異世界先は激重魔導騎士の懐の中

油淋丼
BL
少女漫画のような人生を送っていたクラスメイトがある日突然命を落とした。 背景の一部のようなモブは、卒業式の前日に事故に遭った。 魔王候補の一人として無能力のまま召喚され、魔物達に混じりこっそりと元の世界に戻る方法を探す。 魔物の脅威である魔導騎士は、不思議と初対面のようには感じなかった。 少女漫画のようなヒーローが本当に好きだったのは、モブ君だった。 異世界に転生したヒーローは、前世も含めて長年片思いをして愛が激重に変化した。 今度こそ必ず捕らえて囲って愛す事を誓います。 激重愛魔導最強転生騎士×魔王候補無能力転移モブ

処理中です...