僕に双子の義兄が出来まして

サク

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4【千冬君が】体験した怖い話 千冬視点

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【よだゆふち、がくぼ】

「千夏?何か言いましたか?」
「え?何も言っていないけど」

今年は母の実家で、八月一日から中旬まで過ごすため、夏休みの課題を七月中に終わらせて受験勉強をしようと千夏を共に勉強をしていた時に微かに聞こえてきた声に千夏かと思い確認する。
真面目に勉強をしている姿に、千夏の成長を感じると同時にさみしくもあるなと思いました。
少し前までは、千夏は目を離すと、すぐに遊び始めていたのに。特にこういった課題は僕の監視が必要でしたけど、御役目御免ということですかね。

やっぱり、先程聞こえてきた声も空耳ですかね。最近多いですね、ストレスでしょうか?
今年は受験生ということもあり、夏期講習とか色々忙しいですから、感じていてもおかしくはないかもしれません。




【ゃ・き・・な・・さ・・が・・さ・・・】

その空耳が最初に聞こえてきたのは、終業式の日でした。千夏と悠暉君と石田君と一緒に下校中、聞こえてきた声に立ち止まり、あたりを見回したのですが、周りに人はいなく、風ですかねそう考えていました。
その時、強い突風が吹き

【たけ・つ・・い・・・み・・・・・】
【だのくぼ。だのくぼ、るいてえぼお。だのくぼいらんほはだらかのそ】
【うらも、てしえか】

それと同時に今度は耳の傍で、何か言っているような人の声が聞こえた気がしました。

「千冬?どうした?」

先を歩いていた千夏が曲がり角から顔を出して、不思議そうにこちらを見ていました。なかなか来ない僕に気づいて、戻ってきたみたいです。だいぶ離されてしまったようでした。
その隣から、悠暉君と石田君が顔を出しました。

「どうしたの?」
「いえ、何でもありません。先ほどの突風に驚いただけです。遅くなりすみません」
「え?突風なんてふいていたっけ?」
「「いや、吹いてない」と思うけど」

今、あった現象を伝えることはできなかった。だって、気の所為としかとしか思えなかったのです。
突風のことも三人は知らない、起きてない言っていました。あんなに強い風でしたのに。

その日の夜、変な夢を見ました。夢だから変でも当たり前、そういわれても仕方がないです。僕も、そう思っていましたから。

夢の中に黒い黒い影が現れて、僕の方をじっと見てくるんです。不思議に思って

「君は誰ですか?」

そう困惑しながらとうと、その黒い影に口ができて、

「僕の体を返して」

しゃべったんです。その声は僕とそっくりでした。
朝起きた時、変な夢を見たなってその時は思っていたんです。


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