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第八章
準備いろいろ(三)
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エーリクのお願いは、レオンハルトの着る服を選んでほしいというものだった。
(まあ。こんなにたくさんお召し物があったのね)
彼の立場を考えれば多くの服を持っているのは当たり前なのだが、これまで騎士服以外の姿を見たのは数えるほどだったため、綺麗に整えられた衣裳部屋を見て思わずそんなことを考えた。
「いつもはエーリクが選んでいるの?」
「はい、普段は私にお任せいただいております。しかし、それは他に適任がいなかっただけですので、ご結婚されたのですからこれからは是非奥様に選んでいただければと思いまして」
(奥様……)
結婚以降、公爵邸の使用人にそう呼ばれ続け、だんだんと慣れてきたつもりだった。しかし、レオンハルトと離れた状態で言われる“奥様”と、レオンハルトがすぐ近くにいる状態で言われる“奥様”は少し違って聞こえ、胸の奥を羽根でくすぐられたような心地になる。
頬がわずかに熱を持つのを感じながら衣裳部屋を回っていたルシアナは、アイボリーのジャケットの前で足を止める。そっと袖に触れると、後ろを付いて来ていたエーリクが「いいですね」と声を掛ける。
「旦那様は明るい色もお似合いになりますからね」
エーリクはルシアナに見せるように、かかっている服を手に持つ。中のジレは黒地に金の刺繍が施されており、アイボリーというどこか薄ぼんやりとした服の輪郭をきちんと引き締めていた。
(素敵……だけれど――)
「あからさまではないかしら」
アイボリーは、ルシアナの髪色であるホワイトブロンドによく似ている。当然、並べて見たらルシアナの髪のほうが光沢もあり艶やかで美しいのだが、色合いだけを見れば似た系統であることは間違いない。
「ご夫婦ですし、よろしいのではりませんか?」
エーリクの後ろに控えていたエステルの言葉に、エーリクも鷹揚に頷く。
「互いの色を身に纏うのは、人間の世界では当たり前にあることだと聞いております。披露宴を最後に、お二人が揃って社交の場に姿を現したことはないですし、むしろよいかと」
「確かに……そうね」
レオンハルトが不在ということもあって、この三週間ほどは会うのはヘレナやテレーゼなど限られた者たちのみだった。狩猟大会中に開催されていたガーデンパーティーが久しぶりに顔を出したパーティーで、それは当然ながら一人での参加だ。
披露宴でのことを踏まえ、同じ席に着く人々は制限されていたため、あのとき同じ席に着かなかった家門の者たちがどういう反応を見せるのか、それを確認する必要はあった。
(わたくしとレオンハルト様は本当に……他の誰が思うよりしっかりと、政略結婚とは思えないほどの情を育んでいるわ。狩猟大会の期間中に、レオンハルト様がわたくしの幕舎を訪ねたことも、わたくしを抱えて歩いていたことも話題になっているようだし……)
ルメンバッハ伯爵令嬢が、お茶会で何故あのような質問を自分にしてきたのかわからなかったが、邸に帰って来てからイェニーたちにレオンハルトとの仲が噂されていたと聞かされ、納得した。
レオンハルトとの仲の良さを他者へのパフォーマンスとして披露するというのは、あまり率先して行いたいことではない。しかし、自分が個人の感情を優先していい立場にないことも重々理解していた。
(もともとわたくしも、レオンハルト様の瞳の色のドレスを着るつもりだったもの。もちろん、アピールではなく、純粋に、わたくしがレオンハルト様のお色を纏いたかっただけだけれど。純粋に。アピールではなく)
誰に向けるでもない説明を脳内ですると、一つ息を吐いて、ルシアナはゆっくり首肯した。
「では、レオンハルト様の夜会服はこちらにしましょう。……装飾品も、いつもエーリクが?」
「はい。服に合わせ私が選んでいます」
「そう……それなら……」
ルシアナは一度言葉を区切ると、あるお願いをエーリクにした。
すでに辺りは暗くなり、ルシアナは出発までの時間を大人しく待つ。
もうそろそろだろうか、と思ったタイミングで、扉がノックされる。
ルシアナの合図を受け、エステルが扉を開けると、日中ルシアナが選んだ夜会服を身に纏い、前髪を上げたレオンハルトが姿を現した。
朝会ったときに比べ顔色がいい。どことなく、すっきりしたようにも見える。ゆっくり休めたのだろうか、と安堵しながら、ルシアナは立ち上がった。
(……やっぱり、とても素敵だわ)
自分で選んだものを着てもらいそう思うのは、いささか自惚れではないかと思うものの、素敵なものは素敵なのだから仕方ないとルシアナは開き直る。
小走りで駆け寄ったルシアナを、レオンハルトは愛おしそうに見下ろした。
「……披露宴を思い出す。俺の瞳の色のドレスだ」
「まあ……覚えていてくださったのですか?」
「貴女に関することだ。覚えているに決まってる」
指先で頬を撫でられ、ルシアナはくすぐったそうに小さく笑う。
披露宴で着たものとは当然別のドレスだが、まさかレオンハルトが自分の着ていたドレスの色を覚えているとは思わず、そうしようと思わなくても自然と口元が緩んだ。もちろん、笑みが漏れるのはそれだけが理由ではない。
「クラバットピンに……カフスボタンも。紫の宝石のものになさったのですね」
レオンハルトの手に自らのそれを添え頬をすり寄せると、レオンハルトは緩く口角を上げる。
「貴女の瞳には到底及ばないが、これが一番いいと思ったからな」
「嬉しいですわ」
(レオンハルト様も、わたくしの色を身に纏いたいと思ってくださったのかしら)
エーリクへのお願いは、「装飾品はいくつかこちらで選んで、最終的な判断はレオンハルトに任せたい」という内容だった。
エメラルドやサファイアなどの一般的なものから、夜会服に合わせたオニキスやブラックスピネルなどの黒いもの、シトリンやトパーズなどの黄色いもの、シルバキエ公爵家を現すラピスラズリを使用したものなど、あらゆる色の宝石を選んだ。その中に、パープルダイヤモンドを使ったものを、しれっと紛れ込ませたのだ。
(レオンハルト様が一通り、あらゆる宝石のものを揃えていたのは驚いたわ。いえ、むしろ、頓着しないからこそ、様々な種類の宝石を使ったものを揃えているのかしら)
それだったら納得だ、と笑っていると、レオンハルトは添えられたルシアナの手を取り、その手の甲に口付けた。
手袋越しに伝わったかすかな感触に、ルシアナはわずかに目を細める。
「では行こうか。ルシアナ」
「……はい。レオンハルト様」
レオンハルトにエスコートされ、ルシアナは一歩、部屋の外に進み出た。
(まあ。こんなにたくさんお召し物があったのね)
彼の立場を考えれば多くの服を持っているのは当たり前なのだが、これまで騎士服以外の姿を見たのは数えるほどだったため、綺麗に整えられた衣裳部屋を見て思わずそんなことを考えた。
「いつもはエーリクが選んでいるの?」
「はい、普段は私にお任せいただいております。しかし、それは他に適任がいなかっただけですので、ご結婚されたのですからこれからは是非奥様に選んでいただければと思いまして」
(奥様……)
結婚以降、公爵邸の使用人にそう呼ばれ続け、だんだんと慣れてきたつもりだった。しかし、レオンハルトと離れた状態で言われる“奥様”と、レオンハルトがすぐ近くにいる状態で言われる“奥様”は少し違って聞こえ、胸の奥を羽根でくすぐられたような心地になる。
頬がわずかに熱を持つのを感じながら衣裳部屋を回っていたルシアナは、アイボリーのジャケットの前で足を止める。そっと袖に触れると、後ろを付いて来ていたエーリクが「いいですね」と声を掛ける。
「旦那様は明るい色もお似合いになりますからね」
エーリクはルシアナに見せるように、かかっている服を手に持つ。中のジレは黒地に金の刺繍が施されており、アイボリーというどこか薄ぼんやりとした服の輪郭をきちんと引き締めていた。
(素敵……だけれど――)
「あからさまではないかしら」
アイボリーは、ルシアナの髪色であるホワイトブロンドによく似ている。当然、並べて見たらルシアナの髪のほうが光沢もあり艶やかで美しいのだが、色合いだけを見れば似た系統であることは間違いない。
「ご夫婦ですし、よろしいのではりませんか?」
エーリクの後ろに控えていたエステルの言葉に、エーリクも鷹揚に頷く。
「互いの色を身に纏うのは、人間の世界では当たり前にあることだと聞いております。披露宴を最後に、お二人が揃って社交の場に姿を現したことはないですし、むしろよいかと」
「確かに……そうね」
レオンハルトが不在ということもあって、この三週間ほどは会うのはヘレナやテレーゼなど限られた者たちのみだった。狩猟大会中に開催されていたガーデンパーティーが久しぶりに顔を出したパーティーで、それは当然ながら一人での参加だ。
披露宴でのことを踏まえ、同じ席に着く人々は制限されていたため、あのとき同じ席に着かなかった家門の者たちがどういう反応を見せるのか、それを確認する必要はあった。
(わたくしとレオンハルト様は本当に……他の誰が思うよりしっかりと、政略結婚とは思えないほどの情を育んでいるわ。狩猟大会の期間中に、レオンハルト様がわたくしの幕舎を訪ねたことも、わたくしを抱えて歩いていたことも話題になっているようだし……)
ルメンバッハ伯爵令嬢が、お茶会で何故あのような質問を自分にしてきたのかわからなかったが、邸に帰って来てからイェニーたちにレオンハルトとの仲が噂されていたと聞かされ、納得した。
レオンハルトとの仲の良さを他者へのパフォーマンスとして披露するというのは、あまり率先して行いたいことではない。しかし、自分が個人の感情を優先していい立場にないことも重々理解していた。
(もともとわたくしも、レオンハルト様の瞳の色のドレスを着るつもりだったもの。もちろん、アピールではなく、純粋に、わたくしがレオンハルト様のお色を纏いたかっただけだけれど。純粋に。アピールではなく)
誰に向けるでもない説明を脳内ですると、一つ息を吐いて、ルシアナはゆっくり首肯した。
「では、レオンハルト様の夜会服はこちらにしましょう。……装飾品も、いつもエーリクが?」
「はい。服に合わせ私が選んでいます」
「そう……それなら……」
ルシアナは一度言葉を区切ると、あるお願いをエーリクにした。
すでに辺りは暗くなり、ルシアナは出発までの時間を大人しく待つ。
もうそろそろだろうか、と思ったタイミングで、扉がノックされる。
ルシアナの合図を受け、エステルが扉を開けると、日中ルシアナが選んだ夜会服を身に纏い、前髪を上げたレオンハルトが姿を現した。
朝会ったときに比べ顔色がいい。どことなく、すっきりしたようにも見える。ゆっくり休めたのだろうか、と安堵しながら、ルシアナは立ち上がった。
(……やっぱり、とても素敵だわ)
自分で選んだものを着てもらいそう思うのは、いささか自惚れではないかと思うものの、素敵なものは素敵なのだから仕方ないとルシアナは開き直る。
小走りで駆け寄ったルシアナを、レオンハルトは愛おしそうに見下ろした。
「……披露宴を思い出す。俺の瞳の色のドレスだ」
「まあ……覚えていてくださったのですか?」
「貴女に関することだ。覚えているに決まってる」
指先で頬を撫でられ、ルシアナはくすぐったそうに小さく笑う。
披露宴で着たものとは当然別のドレスだが、まさかレオンハルトが自分の着ていたドレスの色を覚えているとは思わず、そうしようと思わなくても自然と口元が緩んだ。もちろん、笑みが漏れるのはそれだけが理由ではない。
「クラバットピンに……カフスボタンも。紫の宝石のものになさったのですね」
レオンハルトの手に自らのそれを添え頬をすり寄せると、レオンハルトは緩く口角を上げる。
「貴女の瞳には到底及ばないが、これが一番いいと思ったからな」
「嬉しいですわ」
(レオンハルト様も、わたくしの色を身に纏いたいと思ってくださったのかしら)
エーリクへのお願いは、「装飾品はいくつかこちらで選んで、最終的な判断はレオンハルトに任せたい」という内容だった。
エメラルドやサファイアなどの一般的なものから、夜会服に合わせたオニキスやブラックスピネルなどの黒いもの、シトリンやトパーズなどの黄色いもの、シルバキエ公爵家を現すラピスラズリを使用したものなど、あらゆる色の宝石を選んだ。その中に、パープルダイヤモンドを使ったものを、しれっと紛れ込ませたのだ。
(レオンハルト様が一通り、あらゆる宝石のものを揃えていたのは驚いたわ。いえ、むしろ、頓着しないからこそ、様々な種類の宝石を使ったものを揃えているのかしら)
それだったら納得だ、と笑っていると、レオンハルトは添えられたルシアナの手を取り、その手の甲に口付けた。
手袋越しに伝わったかすかな感触に、ルシアナはわずかに目を細める。
「では行こうか。ルシアナ」
「……はい。レオンハルト様」
レオンハルトにエスコートされ、ルシアナは一歩、部屋の外に進み出た。
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