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⑨ 保護者赤面。ほっこりをありがとう。
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小学校は学校により、毎週1人。
骨折をする学校もある。
本日の保健室は、雲梯から落下をした1年生の児童が来室。
手首はヒビ程度では腫れ無い事も多く。
なんだったら、子供の骨は柔らかいのでくにゃっと押しつぶされるような骨折もしばしば。
「湯川先生!」
「はいはい!」
違う担任におんぶをされ、低学年の女の子は来室。
「雲梯から落ちました」
「OK」
腕を見ると、腫れ、変色、変形はないが静かに無の境地で泣き続けている様子に明らかにいつもの様子と違う。
「担任さーん。校長さーん。雲梯から落下、病院行くわ」
腕を氷で冷やして、固定してっと。
「先生頑張るから、何の心配もせずに後少し我慢してね」
ちーんっとなっている子供の頭を体を振動させ介達痛を起こさないよう撫ぜると電話を顔と肩にはさみつつ、書類を書き込んでいく。
「・・・はい」
「全力で”先生”動いてるからな。早するわな」
どんなに保健室の先生、担任の先生が動いたとしても。
うわぁ。
医療受診決定権を持つ保護者(母親、父親)の携帯電話がつながらず。
職場に掛けても今日は欠勤という事。
「今日、お家の人はお仕事?お出かけ?」
「仕事」
おいおい。
欠勤してるらしいぞ?
梨乃は子供の答えに全力で保護者に鬼電話。
救急車を呼ぶ怪我でなければ、10~30分は電話がつながるのを待つつ。
内科検診などを行う学校医に連絡を取って医師の許可の元。
病院に勝手につなげる。
そうでなければ・・・。
病院の受診の有無は保護者に権利があり訴えられたら梨乃は仕事を失う。
came on。カモン。電話-!!!!
心の中で絶叫しながら待つこと10分。
「子供に内緒で夫婦でデートしてました」
折り返しの電話が母親からあり、梨乃はまぁっと口元に手をあてる。
「あらあらあら。お邪魔をして申し訳ございません。病院待ち合わせでお願いします」
―――病院
「ママ、どうしてお化粧バッチリなの?」
子供は敏い。
「え?いつも通りよ」
「嘘!絶対に嘘!いつも、そんなに綺麗な格好で仕事に行ってない」
「そうかしら?ほほほほほほほ」
「どうして?なんで?」
子供は処置を終え、お会計で待っている時に母親に尋ねる。
そして・・・。
「なんで、お父さんもいるの?お父さんもお洒落してる!スーツじゃない!お仕事クビになったの?」
父親も娘の手首骨折に心配し、受付を除くと子供に発見される。
デートをしていたなんてしれたら。
子供は絶対に自分も行くと拗ねるだろうし。
梨乃はクスクス笑いを漏らし。
「お父さんもお母さんも心配で来てくれたのよ」
っと親に加担。
***
っという事があったのよ。
家に帰り夫である総一郎に話す。
「そりゃ。親だって、奥さんを独占したい時はあるだろう。子供は可愛くとも、奥さんの可愛さとはジャンルが違うし」
「そうなのかね?」
「そうなのだよ」
総一郎はそう言うと、ニヤリと笑う。
「どこに行ってなんだろうね?」
「さぁ?」
二人で子供抜きでデートはどこに行くのか。
家族でお出かけも素敵だが。
子供ができても仲良し夫婦は理想だなとほっこりした。
骨折をする学校もある。
本日の保健室は、雲梯から落下をした1年生の児童が来室。
手首はヒビ程度では腫れ無い事も多く。
なんだったら、子供の骨は柔らかいのでくにゃっと押しつぶされるような骨折もしばしば。
「湯川先生!」
「はいはい!」
違う担任におんぶをされ、低学年の女の子は来室。
「雲梯から落ちました」
「OK」
腕を見ると、腫れ、変色、変形はないが静かに無の境地で泣き続けている様子に明らかにいつもの様子と違う。
「担任さーん。校長さーん。雲梯から落下、病院行くわ」
腕を氷で冷やして、固定してっと。
「先生頑張るから、何の心配もせずに後少し我慢してね」
ちーんっとなっている子供の頭を体を振動させ介達痛を起こさないよう撫ぜると電話を顔と肩にはさみつつ、書類を書き込んでいく。
「・・・はい」
「全力で”先生”動いてるからな。早するわな」
どんなに保健室の先生、担任の先生が動いたとしても。
うわぁ。
医療受診決定権を持つ保護者(母親、父親)の携帯電話がつながらず。
職場に掛けても今日は欠勤という事。
「今日、お家の人はお仕事?お出かけ?」
「仕事」
おいおい。
欠勤してるらしいぞ?
梨乃は子供の答えに全力で保護者に鬼電話。
救急車を呼ぶ怪我でなければ、10~30分は電話がつながるのを待つつ。
内科検診などを行う学校医に連絡を取って医師の許可の元。
病院に勝手につなげる。
そうでなければ・・・。
病院の受診の有無は保護者に権利があり訴えられたら梨乃は仕事を失う。
came on。カモン。電話-!!!!
心の中で絶叫しながら待つこと10分。
「子供に内緒で夫婦でデートしてました」
折り返しの電話が母親からあり、梨乃はまぁっと口元に手をあてる。
「あらあらあら。お邪魔をして申し訳ございません。病院待ち合わせでお願いします」
―――病院
「ママ、どうしてお化粧バッチリなの?」
子供は敏い。
「え?いつも通りよ」
「嘘!絶対に嘘!いつも、そんなに綺麗な格好で仕事に行ってない」
「そうかしら?ほほほほほほほ」
「どうして?なんで?」
子供は処置を終え、お会計で待っている時に母親に尋ねる。
そして・・・。
「なんで、お父さんもいるの?お父さんもお洒落してる!スーツじゃない!お仕事クビになったの?」
父親も娘の手首骨折に心配し、受付を除くと子供に発見される。
デートをしていたなんてしれたら。
子供は絶対に自分も行くと拗ねるだろうし。
梨乃はクスクス笑いを漏らし。
「お父さんもお母さんも心配で来てくれたのよ」
っと親に加担。
***
っという事があったのよ。
家に帰り夫である総一郎に話す。
「そりゃ。親だって、奥さんを独占したい時はあるだろう。子供は可愛くとも、奥さんの可愛さとはジャンルが違うし」
「そうなのかね?」
「そうなのだよ」
総一郎はそう言うと、ニヤリと笑う。
「どこに行ってなんだろうね?」
「さぁ?」
二人で子供抜きでデートはどこに行くのか。
家族でお出かけも素敵だが。
子供ができても仲良し夫婦は理想だなとほっこりした。
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