絶対に笑える作者の日常・爆笑した話集

⑦ 両津かいっ！大切な友人の一人目

かの有名なつながり眉の警察官・アニメといえば。
主人公の名前は”勘吉”だったなと20代以上の人は思うだろう。

そんな偉大なる両津の作者には娘がおり。
梨乃の大切な友達の一人。

「出産おめでとう」
25～35歳といえば結婚・出産ダッシュ。
本日はwebで出産祝い。
「どうだったよ？難産じゃなかったみたいで、安心してるけど」
「え？もう。最高に痛かったし。人間って、人間を創造できるのね」

なるほどね。
そういう感想かと思いつつ続きを待つ。
「来世は男でいいわ」
彼女はそう言うので。
「その心は？」
梨乃は気軽に尋ねると・・・。

「だって！男(旦那)なんて鼻くそほじってても子供が生まれるのよ？鼻くそをほじってても、こんなに可愛く神秘的なお子が鼻くそほじってても生まれるの不公平よ！」

鼻くそをほじっていてもって。
両津勘吉かい。
彼女のパパが生み出した偉大なる平成の警察官かい。
さすが、親子。
発想が似ていらっしゃる。

「ぶっ。あはははは。”勘吉”かいっ！」
思いっきり梨乃は噴き出すと、彼女もクスクス笑いだす。
「貴方のダーリンは両津のおっさんと違って誠実で、勤勉。・・・分娩中に鼻くそほじってたの？」

「ほじってない」

「そう。どちらかといえば、中川圭一タイプだものね」

「梨乃は本田に似た人と結婚したね」

「そうだね。好みはボルボ西郷だったけどね。理想と現実は違うわ」

そんな会話をしながら、梨乃の隣で聞いていた夫・総一郎はお腹を抱えて笑い出した。