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第一章 馴れ初めついでに日常をお見せします。
④
「あれ?迎えが来ませんわね」
麗子の婚約者である。
東條大輝は女関係が激しく夜会に迎えに来るときには女友達という名目で。
大輝の腕にまとわりつく化粧が濃い女を連れてくることはあったとしても。
迎えそのものは東條家の体裁もあることから来ないことは今までなかった。
大輝はたとえ麗子の前で違う女と熱い唇を重ねるだけのキスではなくそれ以上のキスを目の前でしながらでも迎えに来たし。
たとえ、未来の妻の前でよその女の豊満な乳に顔を埋めながらでも迎えに来ていたのだ。
今日、王宮で会った時も錚々たるメンバーに萎縮はしていたが体調不良などには見えなかったし。
困ったわ。
東條伯爵家と鷺洲公爵家。
公爵家のほうが位が高く、結婚後は東條家は鷺洲公爵家の恩恵を受ける。
大輝は忖度(そんたく)出来ないほど、馬鹿じゃないはずなのに迎えに来ない。
彼以外の男性は麗子が有能すぎて、そもそも、婚約もしてくれない。
「お嬢様。いかがいたしますか?」
「そうね・・・」
両親と祖母は迎えに来た祖父と共に行ってしまったし。2人いる兄たちは自身の妻達と既に家を出ている。
「今回の夜会は玄翠殿下の誕生日を祝うものだから・・・・。そうね・・・・。仕方がないわ。車の手配をお願い。"一応"東條家に寄ってから会場に行きましょう」
麗子はそういうとすぐに用意された車に乗り込んだ。
もちろん。
東條伯爵家に立ち寄ると使用人から既に東條家の全員が夜会に出払ったと聞き。
麗子は居ないことは予想していたが、愛している婚約者でもないので困ったわねと思いつつ送れて王宮の夜会の会場に入り見つけやすいだろう大輝を探す。
案の定。大輝は両手に美女を抱きシャンパンを飲み干していた。
既に顔は赤くほろ酔い気分なのが一目でわかる。
・・・困ったわね。
夜会の初めはダンスがあり、公爵令嬢という立場である以上、踊らないわけにはいかない。
かと言って誰か別の相手と踊るわけにもいかない。
そうじゃなくとも、既に美しい麗子となぜ麗子の婚約者なのか?と疑問に思われることの多い平凡な容姿、中身こ上に女癖の悪い大輝には注目が集まっている。
「今宵は玄翠皇太子殿下の誕生日をお祝いをしにお集まりいただきありがとうございます。早速、パーティーを始めさせていただきます」
優雅な音楽と共に、麗子は大輝に駆け寄る。
「何をなさってるの?行きますわよ」
麗子は大輝の手を握る。
「あー。お前かよ」
「お前かよっではないです。踊りますよ」
手を引っ張り、会場の中央に連れて行くと踊りだす。
そんな時だった。
麗子の頬に拳が飛んでくるのを察知した。
それは、想定外だった。
公式の場の夜会の会場のド真ん中で結婚間近の男性に頬を打たれるとは想定していなかった。
普段、誰かに平手打ちをされてもよけることは可能でバランスを崩すことなどはない。
ダンスの途中、しかも生まれた時からの婚約者にターンをするときに頬を打たれるとは思っていなかった。
身を捻り平手打ちだけは回避する麗子に。
「婚約破棄だ!」
大輝は大声で叫びその叫び声に驚いたのか音楽は止まる。
最悪だわ。
麗子はバランスを完全に崩した。
そして床に倒れる麗子を蹴ろうと大輝が足を上げるのが見え、痛みに備えて目を閉じた。
私の婚約者は公衆の面前で何をするのよ。
どういうつもりよ。
こっちだってあなたしか婚約できないから、婚約したんだし。
結婚だって女癖が悪くて誰も近寄らない貴方しかいないから受け入れたのよ。
婚約破棄よとこちらが叫んでやりたい。
あぁ、惨めだわ。
心の中でうんざりしながら、大人しく、あがく事無く、痛みを待っているのに体に衝撃は走らない。
それどころか・・・・。温かい。
やって来ない痛み、体に感じる暖かさ。
---------ゴキッッッ
骨の折れる鈍い音と共に、目を開けると、大輝はその場に叩きつけられていた。
「うぅぅぅぅ」
彼は痛みと衝撃に床に倒れたままうずくまり、体を起こすことはできずにいた。
「怪我はないな?」
頭上から聞こえてくる安堵の声の音はとても低い。
声が頭の上で聞こてきたことで、誰かの腕の中にいる事は理解できた。
麗子を抱くその人物の手は、優しく、丁寧で。それでいて、力強い。
上を見上げると、そこにはこの大帝国の皇子であり今日の主役の顔があった。
顔がただあっただけならよかったが。
――――――ゾクッ
麗子の背中に冷たいものが走る。
怖い。
その場にいる誰もが恐怖を感じた。
麗子を抱いた人物。玄翠は怒っていた。
玄翠からはなたれるのは殺気。
「その男を連れていけ。暴行罪・・・では、ぬるいな。これだけ細く可憐な公爵嬢の頬を打ち、足で蹴ろうとした。この行為は、殺人未遂罪。そして、次期皇帝の誕生日を祝う夜会をぶっ潰した皇帝侮辱罪に値する。・・・ふっ、東条伯爵家は取りつぶしだな」
どこまでも低い声が響く。
さすが大帝国の兵士だけのことはあり一瞬にして大輝を立たせるとどこかに連れて行った。
「どうしたい?」
玄翠は麗子の腰に腕を回し顔を近づける。
え?婚約破棄をされたばかりの公爵令嬢にキス?
婚約している時は不貞行為だが今はフリーの身。
不貞行為には当たらないとはいえ大パニックだ。
公衆の面前の前で惨めな末路を迎えると思っていたのに・・・。
「夜会を終わらせる口実をありがとう。殺人未遂が起こったんだからな」
耳に聞こえる声に、キスじゃないんかいっと少し突っ込みつつ。
「な、なりません」
色ボケしている場合ではない。
昔からちょこちょここの話す機会はあった。この王子はパーティーが嫌いだ。恋愛思春期思考は停止。
この夜会は次期皇帝の誕生日は個人を祝う物ではあるが公式な社交の場だ。
麗奈は玄翠の腕から出ようとするが離しては貰えず。
仕方がないので・・・。
「皇帝陛下、大変、申し訳ございませんでした」
まずはここのトップである玄翠の父である皇帝に詫び、周囲を見渡した。
「お騒がせいたしました」
麗子は周囲に一礼する。
その優雅さ、まるで花が咲いたような上品さ。周囲の張りつめた空気は一瞬にして、和やかなものになった。
「あの"元"名ばかり婚約者殺してやる」
「賛成」「異論なし」「英断です」
低い声はオリーナ大帝国の国王と王妃、両親と2人の兄。彼らは大輝が連れていかれた方ににこやかに歩き出すのは両親と2人の兄。
「さて、誕生日にお集まり頂きありがとうございます。皆様がお祝いに駆けつけてくださり私にとっても新しい人生を歩むとても素晴らしい日になりました。皆さんの祝福のこの心が、何よりの贈り物です。今宵は皆さんにとっても素敵な好き1日となりますように」
麗子の言葉に再び、ダンスの演奏が始まった。
麗子の婚約者である。
東條大輝は女関係が激しく夜会に迎えに来るときには女友達という名目で。
大輝の腕にまとわりつく化粧が濃い女を連れてくることはあったとしても。
迎えそのものは東條家の体裁もあることから来ないことは今までなかった。
大輝はたとえ麗子の前で違う女と熱い唇を重ねるだけのキスではなくそれ以上のキスを目の前でしながらでも迎えに来たし。
たとえ、未来の妻の前でよその女の豊満な乳に顔を埋めながらでも迎えに来ていたのだ。
今日、王宮で会った時も錚々たるメンバーに萎縮はしていたが体調不良などには見えなかったし。
困ったわ。
東條伯爵家と鷺洲公爵家。
公爵家のほうが位が高く、結婚後は東條家は鷺洲公爵家の恩恵を受ける。
大輝は忖度(そんたく)出来ないほど、馬鹿じゃないはずなのに迎えに来ない。
彼以外の男性は麗子が有能すぎて、そもそも、婚約もしてくれない。
「お嬢様。いかがいたしますか?」
「そうね・・・」
両親と祖母は迎えに来た祖父と共に行ってしまったし。2人いる兄たちは自身の妻達と既に家を出ている。
「今回の夜会は玄翠殿下の誕生日を祝うものだから・・・・。そうね・・・・。仕方がないわ。車の手配をお願い。"一応"東條家に寄ってから会場に行きましょう」
麗子はそういうとすぐに用意された車に乗り込んだ。
もちろん。
東條伯爵家に立ち寄ると使用人から既に東條家の全員が夜会に出払ったと聞き。
麗子は居ないことは予想していたが、愛している婚約者でもないので困ったわねと思いつつ送れて王宮の夜会の会場に入り見つけやすいだろう大輝を探す。
案の定。大輝は両手に美女を抱きシャンパンを飲み干していた。
既に顔は赤くほろ酔い気分なのが一目でわかる。
・・・困ったわね。
夜会の初めはダンスがあり、公爵令嬢という立場である以上、踊らないわけにはいかない。
かと言って誰か別の相手と踊るわけにもいかない。
そうじゃなくとも、既に美しい麗子となぜ麗子の婚約者なのか?と疑問に思われることの多い平凡な容姿、中身こ上に女癖の悪い大輝には注目が集まっている。
「今宵は玄翠皇太子殿下の誕生日をお祝いをしにお集まりいただきありがとうございます。早速、パーティーを始めさせていただきます」
優雅な音楽と共に、麗子は大輝に駆け寄る。
「何をなさってるの?行きますわよ」
麗子は大輝の手を握る。
「あー。お前かよ」
「お前かよっではないです。踊りますよ」
手を引っ張り、会場の中央に連れて行くと踊りだす。
そんな時だった。
麗子の頬に拳が飛んでくるのを察知した。
それは、想定外だった。
公式の場の夜会の会場のド真ん中で結婚間近の男性に頬を打たれるとは想定していなかった。
普段、誰かに平手打ちをされてもよけることは可能でバランスを崩すことなどはない。
ダンスの途中、しかも生まれた時からの婚約者にターンをするときに頬を打たれるとは思っていなかった。
身を捻り平手打ちだけは回避する麗子に。
「婚約破棄だ!」
大輝は大声で叫びその叫び声に驚いたのか音楽は止まる。
最悪だわ。
麗子はバランスを完全に崩した。
そして床に倒れる麗子を蹴ろうと大輝が足を上げるのが見え、痛みに備えて目を閉じた。
私の婚約者は公衆の面前で何をするのよ。
どういうつもりよ。
こっちだってあなたしか婚約できないから、婚約したんだし。
結婚だって女癖が悪くて誰も近寄らない貴方しかいないから受け入れたのよ。
婚約破棄よとこちらが叫んでやりたい。
あぁ、惨めだわ。
心の中でうんざりしながら、大人しく、あがく事無く、痛みを待っているのに体に衝撃は走らない。
それどころか・・・・。温かい。
やって来ない痛み、体に感じる暖かさ。
---------ゴキッッッ
骨の折れる鈍い音と共に、目を開けると、大輝はその場に叩きつけられていた。
「うぅぅぅぅ」
彼は痛みと衝撃に床に倒れたままうずくまり、体を起こすことはできずにいた。
「怪我はないな?」
頭上から聞こえてくる安堵の声の音はとても低い。
声が頭の上で聞こてきたことで、誰かの腕の中にいる事は理解できた。
麗子を抱くその人物の手は、優しく、丁寧で。それでいて、力強い。
上を見上げると、そこにはこの大帝国の皇子であり今日の主役の顔があった。
顔がただあっただけならよかったが。
――――――ゾクッ
麗子の背中に冷たいものが走る。
怖い。
その場にいる誰もが恐怖を感じた。
麗子を抱いた人物。玄翠は怒っていた。
玄翠からはなたれるのは殺気。
「その男を連れていけ。暴行罪・・・では、ぬるいな。これだけ細く可憐な公爵嬢の頬を打ち、足で蹴ろうとした。この行為は、殺人未遂罪。そして、次期皇帝の誕生日を祝う夜会をぶっ潰した皇帝侮辱罪に値する。・・・ふっ、東条伯爵家は取りつぶしだな」
どこまでも低い声が響く。
さすが大帝国の兵士だけのことはあり一瞬にして大輝を立たせるとどこかに連れて行った。
「どうしたい?」
玄翠は麗子の腰に腕を回し顔を近づける。
え?婚約破棄をされたばかりの公爵令嬢にキス?
婚約している時は不貞行為だが今はフリーの身。
不貞行為には当たらないとはいえ大パニックだ。
公衆の面前の前で惨めな末路を迎えると思っていたのに・・・。
「夜会を終わらせる口実をありがとう。殺人未遂が起こったんだからな」
耳に聞こえる声に、キスじゃないんかいっと少し突っ込みつつ。
「な、なりません」
色ボケしている場合ではない。
昔からちょこちょここの話す機会はあった。この王子はパーティーが嫌いだ。恋愛思春期思考は停止。
この夜会は次期皇帝の誕生日は個人を祝う物ではあるが公式な社交の場だ。
麗奈は玄翠の腕から出ようとするが離しては貰えず。
仕方がないので・・・。
「皇帝陛下、大変、申し訳ございませんでした」
まずはここのトップである玄翠の父である皇帝に詫び、周囲を見渡した。
「お騒がせいたしました」
麗子は周囲に一礼する。
その優雅さ、まるで花が咲いたような上品さ。周囲の張りつめた空気は一瞬にして、和やかなものになった。
「あの"元"名ばかり婚約者殺してやる」
「賛成」「異論なし」「英断です」
低い声はオリーナ大帝国の国王と王妃、両親と2人の兄。彼らは大輝が連れていかれた方ににこやかに歩き出すのは両親と2人の兄。
「さて、誕生日にお集まり頂きありがとうございます。皆様がお祝いに駆けつけてくださり私にとっても新しい人生を歩むとても素晴らしい日になりました。皆さんの祝福のこの心が、何よりの贈り物です。今宵は皆さんにとっても素敵な好き1日となりますように」
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