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告白
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翌日、先日の中島の件で、中島は2週間謹慎になっているので、今日の学校は平和だった。静かに座って本を読めると言うのはなんと素晴らしいことか。
学校が終わって帰路に着く。今日はバイトが無いため、ミサキさんとの約束の時間まで、何かで時間潰しをしなければならない。取り敢えず一旦帰って着替えるかと、校門を出た辺りで誰かの声に呼び止められた。
「タクミ!」
「ミサキか」
呼び止めたのは幼馴染のミサキ。昨日は休みだったのに、今日は来ていたらしい。全く気にしていなかったので、知らなかった。教室に居なかったような気がしたが。
「今から帰りでしょ? 一緒に帰らない?」
「いいけど、なんか話があんの?」
「何も話がなかったら、一緒に帰っちゃダメなの?」
別にダメなわけでは無いが、正直あまり気は進まなかった。
「別にないよ」
「じゃあ帰ろっか」
何ヶ月か前間と同じように、かなり近い距離感で横を歩くミサキ。俺はなんだかその距離感が嫌で、離れる。
「あっ」
「それで、今日お前学校に来てたのか? 教室にいなかったと思ったけど」
「え、う、うん。ちょっと中島君の件でね」
なるほど中島の件で呼び出されただけで、本当なら休みの予定だったのか。中島の怒り様は凄かったからな。身の危険を感じたとかだろう。
「中島君、タクミを殴ったんだってね。ごめんね…」
「ああ、痛かったけど別になんて事ないからいいよ」
「良くないよ! 私のせいでタクミが殴られたんだから」
それについては本当にどうでもよかったのだが、昨日ミサキさんと話していて、どうだったのか気になっていたので、これだけは聞いてみた。
「なあ、中島への別れ話ってチャットとかでしたのか?」
「うん。チャットで別れ話したんだけど。その後からずっとチャットと電話が来て、怖くて学校来れなかったんだ」
「なんで直接会って話しなかったんだ?」
「えっと、もし直接会って別れようって言ったら、無理矢理されそうな気がして」
「なるほどな。まあ、それ正解だったな。昨日のあいつ見てたらやりそうだし。と言うかお前とヤリたいから付き合ってたみたいなこと言ってたしな」
「え」
ミサキの顔がサッと青くなった。何処かでまだ中島の事を信じていたのかもな。
「中島は2週間経ったら登校してくるみたいだから、気をつけろよ」
「うん…」
正直ミサキの事が心配じゃないと言えば嘘になる。だけど俺はもうミサキの側に居たいとは思わないし、思えない。
「仲良しグループの奴らに相談して、守ってもらった方がいいかもな」
「うん……あ、タクミは?」
「俺は無理だよ。ずっとは一緒にいれないし、そもそも最近は学校じゃグループの奴らと居る方が多いだろ?」
「そっか…そうだね」
そうこうしていたら、ミサキの家の前に着いた。早く帰って支度して、駅前のゲーセンにでも行こうとそのまま自分の家に向かおうとする。すると、後ろから腕を掴まれた。
「どうしたんだよ。なんか言い忘れか?」
「うん、あのね。明日からまたタクミの家に迎えにいってもいいかな?」
一瞬、何故? と思ったが、中島にあった時壁にしたいのだとすぐに思い至った。確かに朝は危ないかも知れない。となると帰りも同じくだろう。
「分かったよ」
「え、いいの?」
「ああ、中島が怖いんだろ? しばらくは一緒に投稿してやるよ。帰りも必要だったら言ってくれ。ただしバイトがある日は早く帰るから無理な時もある。そんときは別のやつに頼んでくれ」
「ち、違くて!」
「ん?」
「そうじゃない。中島君が怖いからとかじゃなくて、その、また前みたいにタクミと登下校がしたいの」
つまり中島の脅威がなくなっても、という事か?
「いや、それなら悪いけどやめとこう。俺ももうちゃんと自分で起きて学校行けるようになったし、起こしてもらう必要はない。それに、変な噂たてられたくないだろ?」
そう言うと、ミサキの顔が歪んだ。断られると思ってなかったのかも知れない。
「俺もお前も、あれから時間経って色々変わったんだ。それに俺には今好きな人がいる。だからあんまりその人に誤解されたくない」
「っ そ、そうなんだね。ご、ごめんね何か」
「いや別にいいよ。ただ、さっきも言ったけど、中島が怖いって言うなら協力するから、その時は言ってくれ」
「…うん、わかった」
ミサキはそのまま振り返って家の中に入っていった。それを見送って、俺も自宅に入って着替えに行く。まだ時間はあるけど、どうせなら食べに行く店を決めたりしたい。今日は俺の人生にとって最も重要な日だ。だからその前の食事でも、出来れば良い所に行きたい。
着替えて髪型を整えてから家を出る。まずは高いレストランでも行けるように、銀行へと向かった。
色々あってゲーセンに行く時間はなかった。背伸びしすぎないぐらいのレストランを探して予約を入れるのに、結構時間を使ってしまったからだ。まあ、そうでなくてもゲーセンが楽しめたかどうかは分からないが。
20時、待ち合わせより15分早く来て待っていると、駅の方向からスーツ姿のミサキさんがやって来た。俺が先に来ているのを見つけたからか、小走りで走って来てくれて、なんだかその姿がすごく可愛い。
「ごめんなさい。待たせちゃったね」
「いえいえ大丈夫ですよ。俺も今来たところですから」
「あ、それだいたい嘘のやつ」
「あはは、そうですね嘘のやつです。本当はもう少し前から待ってましたよ」
「やっぱりか。本当にごめんね」
「そんなに謝らないでください。俺はミサキさんを待つんなら何時間でも退屈しませんから」
「っ! もう! 何言ってるのよ! さ、早く行きましょ!」
怒ったのか照れたのか、顔を赤くしているミサキさんに着いて歩き出す。
「ミサキさん。お店って決めてたりしますか?」
「ううん、まだ決めてないわ。仕事が忙しくって予約取る暇がなくって」
「そうですか、それならちょうどよかった。実はもうオレの方で予約を取ってる店があるんですよ。もしミサキさんがそこで良ければ、行きませんか?」
「え! 行く取ってくれてたの!? そうならそうってメッセージで言ってくれればよかったのに」
「あはは サプライズってやつです。そうだ、サプライズついでにお店ここから近いので、そのまま行っちゃいませんか?」
「いいわね、さてタクミ君がどんなお店を選んだのか楽しみだわ!」
「あんまり期待しすぎないでくださいね、所詮は学生なんですから」
「ふふっ、分かってるわよ」
二人で横に並んで歩く。ミサキさんは女性にしては背の高い方で、多分160cmぐらい、それにヒールを合わせて165cmと言ったところだろうか。自分の身長が175cmなので、ミサキさんがちょっとだけ顔を上に向けて話しかけてくる時の顔が、めちゃくちゃ可愛い。
「ここです」
「ここって結構値段するところよ。大丈夫?」
「ええ、大丈夫ですよ。さ、入りましょう」
ミサキさんを連れて店内に入ると、すぐにスタッフさんが来て名前を聞いた後に案内してくれる。
「お姉さん分かっちゃた。さてはお姉さんのお金で美味しいもの食べようってことだなぁ?」
「ふふっ、なんですかその顔。違いますよ、そんなわけないでしょ。ここの代金は全て俺もちです」
「え? でも、さっきも言ったけどここ結構高いのよ? せめて割り勘にした方が」
「ダメです。これは言わば日ごろの感謝の気持ちも入っているので、おとなしく僕に払わせてください」
「なっ、それを言ったら私だって、日頃からタクミ君にお世話になってるんだから、同じじゃない」
「そうですか? それじゃあ、それはまた次の機会って事で」
「あっ」
次の機会と言ったところで、若干ミサキさんの表情が曇る。やはり予想が当たってしまったのだと、確信した。ミサキさんは多分、好きな人か恋人が出来たんだ、だから俺との関係を終わらせるつもりなんだろう。だとしたら尚更今だけは楽しんで欲しい。
俺とミサキさんはその後、いつものように談笑しながら高い料理の味を楽しんだ。そうして、食事も終わり公園へ。いつものベンチに腰掛ける。
「風が気持ちいいですね」
「ええ、本当に」
「…」
「…」
お互いが無言になる。ミサキさんの顔を見るといつもより表情が硬い。何処か悲しそうな顔をしていた。
「タクミ君、あのね」
「ミサキさん」
ミサキさんが何か言おうとするのを、強引に遮る。もうここで言うしかない。先に言われてしまっては、あの時と同じになってしまう。
少し体を傾けてミサキさんの顔をまっすぐ見る。すると、ミサキさんも俺の方を見るために体を傾けた。二人の右膝と左膝は、今にもくっつきそうだ。
「ミサキさん、ミサキさんが何を言おうとしているのか俺には分かりませんが、だいたい想像はつきます。だから強引に遮ってしまいました。すみません」
「ううん、いいのよ。私に何か言いたい事があるんでしょう?」
「流石ですねミサキさん。やっぱりミサキさんには隠し事は出来ませんね」
ミサキさんはもう俺が何を言うのか大体予想がついているのだろう。それでもちゃんと聞こうと黙ってくれていた。息を整えてミサキさんの目をしっかりと見つめる。
「ミサキさん。俺は、ミサキさんのことが好きです」
「えっ」
その瞬間、ミサキさんの目がいっぱいに見開かれ、1秒もたたないうちに薄暗い公園でも分かるぐらい美咲さんの顔が真っ赤になった。
学校が終わって帰路に着く。今日はバイトが無いため、ミサキさんとの約束の時間まで、何かで時間潰しをしなければならない。取り敢えず一旦帰って着替えるかと、校門を出た辺りで誰かの声に呼び止められた。
「タクミ!」
「ミサキか」
呼び止めたのは幼馴染のミサキ。昨日は休みだったのに、今日は来ていたらしい。全く気にしていなかったので、知らなかった。教室に居なかったような気がしたが。
「今から帰りでしょ? 一緒に帰らない?」
「いいけど、なんか話があんの?」
「何も話がなかったら、一緒に帰っちゃダメなの?」
別にダメなわけでは無いが、正直あまり気は進まなかった。
「別にないよ」
「じゃあ帰ろっか」
何ヶ月か前間と同じように、かなり近い距離感で横を歩くミサキ。俺はなんだかその距離感が嫌で、離れる。
「あっ」
「それで、今日お前学校に来てたのか? 教室にいなかったと思ったけど」
「え、う、うん。ちょっと中島君の件でね」
なるほど中島の件で呼び出されただけで、本当なら休みの予定だったのか。中島の怒り様は凄かったからな。身の危険を感じたとかだろう。
「中島君、タクミを殴ったんだってね。ごめんね…」
「ああ、痛かったけど別になんて事ないからいいよ」
「良くないよ! 私のせいでタクミが殴られたんだから」
それについては本当にどうでもよかったのだが、昨日ミサキさんと話していて、どうだったのか気になっていたので、これだけは聞いてみた。
「なあ、中島への別れ話ってチャットとかでしたのか?」
「うん。チャットで別れ話したんだけど。その後からずっとチャットと電話が来て、怖くて学校来れなかったんだ」
「なんで直接会って話しなかったんだ?」
「えっと、もし直接会って別れようって言ったら、無理矢理されそうな気がして」
「なるほどな。まあ、それ正解だったな。昨日のあいつ見てたらやりそうだし。と言うかお前とヤリたいから付き合ってたみたいなこと言ってたしな」
「え」
ミサキの顔がサッと青くなった。何処かでまだ中島の事を信じていたのかもな。
「中島は2週間経ったら登校してくるみたいだから、気をつけろよ」
「うん…」
正直ミサキの事が心配じゃないと言えば嘘になる。だけど俺はもうミサキの側に居たいとは思わないし、思えない。
「仲良しグループの奴らに相談して、守ってもらった方がいいかもな」
「うん……あ、タクミは?」
「俺は無理だよ。ずっとは一緒にいれないし、そもそも最近は学校じゃグループの奴らと居る方が多いだろ?」
「そっか…そうだね」
そうこうしていたら、ミサキの家の前に着いた。早く帰って支度して、駅前のゲーセンにでも行こうとそのまま自分の家に向かおうとする。すると、後ろから腕を掴まれた。
「どうしたんだよ。なんか言い忘れか?」
「うん、あのね。明日からまたタクミの家に迎えにいってもいいかな?」
一瞬、何故? と思ったが、中島にあった時壁にしたいのだとすぐに思い至った。確かに朝は危ないかも知れない。となると帰りも同じくだろう。
「分かったよ」
「え、いいの?」
「ああ、中島が怖いんだろ? しばらくは一緒に投稿してやるよ。帰りも必要だったら言ってくれ。ただしバイトがある日は早く帰るから無理な時もある。そんときは別のやつに頼んでくれ」
「ち、違くて!」
「ん?」
「そうじゃない。中島君が怖いからとかじゃなくて、その、また前みたいにタクミと登下校がしたいの」
つまり中島の脅威がなくなっても、という事か?
「いや、それなら悪いけどやめとこう。俺ももうちゃんと自分で起きて学校行けるようになったし、起こしてもらう必要はない。それに、変な噂たてられたくないだろ?」
そう言うと、ミサキの顔が歪んだ。断られると思ってなかったのかも知れない。
「俺もお前も、あれから時間経って色々変わったんだ。それに俺には今好きな人がいる。だからあんまりその人に誤解されたくない」
「っ そ、そうなんだね。ご、ごめんね何か」
「いや別にいいよ。ただ、さっきも言ったけど、中島が怖いって言うなら協力するから、その時は言ってくれ」
「…うん、わかった」
ミサキはそのまま振り返って家の中に入っていった。それを見送って、俺も自宅に入って着替えに行く。まだ時間はあるけど、どうせなら食べに行く店を決めたりしたい。今日は俺の人生にとって最も重要な日だ。だからその前の食事でも、出来れば良い所に行きたい。
着替えて髪型を整えてから家を出る。まずは高いレストランでも行けるように、銀行へと向かった。
色々あってゲーセンに行く時間はなかった。背伸びしすぎないぐらいのレストランを探して予約を入れるのに、結構時間を使ってしまったからだ。まあ、そうでなくてもゲーセンが楽しめたかどうかは分からないが。
20時、待ち合わせより15分早く来て待っていると、駅の方向からスーツ姿のミサキさんがやって来た。俺が先に来ているのを見つけたからか、小走りで走って来てくれて、なんだかその姿がすごく可愛い。
「ごめんなさい。待たせちゃったね」
「いえいえ大丈夫ですよ。俺も今来たところですから」
「あ、それだいたい嘘のやつ」
「あはは、そうですね嘘のやつです。本当はもう少し前から待ってましたよ」
「やっぱりか。本当にごめんね」
「そんなに謝らないでください。俺はミサキさんを待つんなら何時間でも退屈しませんから」
「っ! もう! 何言ってるのよ! さ、早く行きましょ!」
怒ったのか照れたのか、顔を赤くしているミサキさんに着いて歩き出す。
「ミサキさん。お店って決めてたりしますか?」
「ううん、まだ決めてないわ。仕事が忙しくって予約取る暇がなくって」
「そうですか、それならちょうどよかった。実はもうオレの方で予約を取ってる店があるんですよ。もしミサキさんがそこで良ければ、行きませんか?」
「え! 行く取ってくれてたの!? そうならそうってメッセージで言ってくれればよかったのに」
「あはは サプライズってやつです。そうだ、サプライズついでにお店ここから近いので、そのまま行っちゃいませんか?」
「いいわね、さてタクミ君がどんなお店を選んだのか楽しみだわ!」
「あんまり期待しすぎないでくださいね、所詮は学生なんですから」
「ふふっ、分かってるわよ」
二人で横に並んで歩く。ミサキさんは女性にしては背の高い方で、多分160cmぐらい、それにヒールを合わせて165cmと言ったところだろうか。自分の身長が175cmなので、ミサキさんがちょっとだけ顔を上に向けて話しかけてくる時の顔が、めちゃくちゃ可愛い。
「ここです」
「ここって結構値段するところよ。大丈夫?」
「ええ、大丈夫ですよ。さ、入りましょう」
ミサキさんを連れて店内に入ると、すぐにスタッフさんが来て名前を聞いた後に案内してくれる。
「お姉さん分かっちゃた。さてはお姉さんのお金で美味しいもの食べようってことだなぁ?」
「ふふっ、なんですかその顔。違いますよ、そんなわけないでしょ。ここの代金は全て俺もちです」
「え? でも、さっきも言ったけどここ結構高いのよ? せめて割り勘にした方が」
「ダメです。これは言わば日ごろの感謝の気持ちも入っているので、おとなしく僕に払わせてください」
「なっ、それを言ったら私だって、日頃からタクミ君にお世話になってるんだから、同じじゃない」
「そうですか? それじゃあ、それはまた次の機会って事で」
「あっ」
次の機会と言ったところで、若干ミサキさんの表情が曇る。やはり予想が当たってしまったのだと、確信した。ミサキさんは多分、好きな人か恋人が出来たんだ、だから俺との関係を終わらせるつもりなんだろう。だとしたら尚更今だけは楽しんで欲しい。
俺とミサキさんはその後、いつものように談笑しながら高い料理の味を楽しんだ。そうして、食事も終わり公園へ。いつものベンチに腰掛ける。
「風が気持ちいいですね」
「ええ、本当に」
「…」
「…」
お互いが無言になる。ミサキさんの顔を見るといつもより表情が硬い。何処か悲しそうな顔をしていた。
「タクミ君、あのね」
「ミサキさん」
ミサキさんが何か言おうとするのを、強引に遮る。もうここで言うしかない。先に言われてしまっては、あの時と同じになってしまう。
少し体を傾けてミサキさんの顔をまっすぐ見る。すると、ミサキさんも俺の方を見るために体を傾けた。二人の右膝と左膝は、今にもくっつきそうだ。
「ミサキさん、ミサキさんが何を言おうとしているのか俺には分かりませんが、だいたい想像はつきます。だから強引に遮ってしまいました。すみません」
「ううん、いいのよ。私に何か言いたい事があるんでしょう?」
「流石ですねミサキさん。やっぱりミサキさんには隠し事は出来ませんね」
ミサキさんはもう俺が何を言うのか大体予想がついているのだろう。それでもちゃんと聞こうと黙ってくれていた。息を整えてミサキさんの目をしっかりと見つめる。
「ミサキさん。俺は、ミサキさんのことが好きです」
「えっ」
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