うちの居候は最強戦艦!

morikawa

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第2章

2-1

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 私は母と育子、姉達と共に、地球へ迫った十万隻を超えるヴァルミンの大艦隊と決戦に及んだ。

 漆黒の宇宙空間に煌く閃光と、激しい爆発。初めての戦場は、怖くて怖くて堪らなかった。

 だけど私の存在意義は戦うこと。戦って人々を守ることだ。そんな甘えたことは言っていられない。

 私は育子の指示に従い、必死に戦った。だが、無限とも思える敵艦隊は私達姉妹を包囲し、幾度となく波状攻撃を仕掛けてくる。私達はどんどん追い込まれて行った。

「カルティ! 時空干渉砲と時空共振エンジンの使用許可を! 私はこいつらを、こいつらを!」

 私の横で育子が叫ぶ。

「だめよ~、セラスの精神の成長はまだまだ不十分だわ~。今の状態ではあの機関をコントロールするのは難しいわ~、失敗すればとんでもないことになるわよ~」

 母はこの状況下でもおっとりとした口調で返事をした。

「時空共振エンジンのリミッターの設置及び設定は終わっているわ!」

「でもでも~、時空干渉砲だけでも、とんでもない出力なのよ~?」

「だが、このままでは我々だけではなく地球も全滅だぞ?!」

 母の横に居るサレナ姉さんが育子を支持する。母はめずらしく考え込んだ。

「・・・分かったわ~。時空干渉砲のみ、使用を許可します~」

 母の決断に育子は嬉々とした様子で私に命じる。

「さあ、セラス! 時空干渉砲の準備よ!」

「はい、マスター」

 私はその指示に従い、主砲の発射準備を行う。

 時空干渉砲、対ヴァルミン戦の切り札。

 マスターと私の精神を同期させ、この世界の構成そのものに干渉し、全てを破壊する兵器。私はこれを運用する為に造られた。だからなんとしても成功させなくてはいけない。それが私の存在意義なのだから。
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