土曜日の部室

くねひと

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#7 苦しみの中の口舌奉仕…

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「自分だけ、よがっていていいと思うんですか?」
 亨が天井のロープから後ろ手縛りの縄尻を解き放した。……北山は膝の力が抜け落ちたかのように、部室の床にへたり込む………。亨はそんな北山のあごに手をかけると、無理矢理に上を向かせた。

「さあ、先輩の口と舌で僕をかせて下さい。そうしたら、排泄を許可しましょう」
 亨はトランクスとサポーター、そしてパンツを脱ぎ捨て、下半身を露わにすると、椅子に腰掛けた。まだシャワーを浴びていない彼の下半身からは、少し離れていても汗と若い牡の薫りがつんと鼻を突く。

 ……便意はつのり、下腹部には鈍痛が走り始めていた。早く亨を自失させなければ……。北山は膝立ちでにじり寄るとその顔を亨の股間に埋めた。
「う……ふぅ……」
 亨の局部が眼前に迫ると、牡臭はより強烈になり、それを吸い込んだ北山の頭は思わずくらくらとする。

「さあ、早く……」
 催促するように、亨は片足で北山の怒張を軽く蹴り上げる。
 ……あの日嗅いだサポーターと同じ薫り……いや、それ以上の薫りに包まれ、北山は催淫薬に溺れたかのように理性を失っていく。目を閉じ……口を大きく開けると……亨をそっと舌でからめ取った。

 ……そしてゆっくりと頭を前後に動かし始める。深く亨を含むと彼のくさむらが鼻をくすぐる。ときには舌先で亀頭をめ上げ、ときには玉袋を吸い……、襲い来る便意から気をそらすためなのか、北山は献身的に口舌奉仕を続けるのであった。

 ……しかし、腹中に注ぎ込まれた浣腸液はじりじりと北山を限界に追い詰めていた。
 瞬間、激しい発作に襲われ、北山はつい口を離してしまう。
「どうしたんですか、先輩。僕はまだ逝ってませんよ」
 汗まみれの北山の頬を亨は嘲るかのように怒張でぴたぴたと叩くのだった。

「ああ、……ト、トイレへ」
 北山は夢遊病者のように立ち上がるとバケツの方へよろよろと足を進める。バケツの上にしゃがみ込もうとする北山の縄尻を亨が意地悪くぐいと引き絞ると、バランスを崩した北山は足でバケツを蹴とばしてしまった。

「あーあ、せっかく用意した水洗トイレが駄目になってしまったじゃないですか」
「た、頼む。亨。縄を解いてトイレに行かせてくれ」
 北山は蒼ざめた顔で亨に懇願する。

「僕はまだ逝っていないんですよ。縄を解いてはあげられないし、トイレも駄目です」
「そ、そんな……」
「まあ、でもそんなに我慢できないのならば排泄だけはさせてあげましょう」
 排泄の許しを得て一瞬北山はほっと息をついた。……しかし、次の亨の言葉を聞いて北山は慄然とした。
「ここで漏らされても大変ですからね。部室の外に連れ出してあげますからそこでたれ流して下さいよ」
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