土曜日の部室

くねひと

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#10 校庭での排泄

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 やっとのことで北山は水飲み場の近くの植え込み……亨が排泄を許した場所までたどり着いた。時間にして1分もかからなかったかもしれないが、北山にしてみれば1時間はかかったようにも感じられた恥辱の引き回し……。もう恥も外聞もなく、北山は植え込みの陰にしゃがみ込んだ。

「駄目ですよ、先輩。そんな陰に隠れようなんて」
 亨が邪険に縄尻をたぐると、北山はしゃがみ込んだままの無様な格好でずるずると植え込みの前まで引きずり出された。

 夕暮れ時……冷たい風がすっと股間を撫で上げ、北山はり所を失った心細い気分に襲われる。
「た、頼む。植え込みの陰でやらせてくれ」
 必死に哀願する北山。
「前にも注意したでしょう。そんな態度のでかい頼み方があるんですか」
 亨にねちねちと言葉遣いにけちを付けられ、瞬間、北山は下級生に隷従する屈辱感に染まったが、そんないきどおりさえも激しい便意の前にはすぐにかき消えていく。

「……と、亨様。どうか、植え込みの陰で……は、排泄させて下さい」
「駄目です。ここで垂れ流すのが嫌なら部室に戻りますよ」

 そう言って亨は意地悪く縄尻をツンツンと引き絞る。哀願を拒絶された北山にはもう選択の余地はなかった。
「ま、待って下さい。こ、ここでします。……せ、せめてしばらく離れていて下さい」
「奴隷が何を恥ずかしがっているんですか。排泄の後もこってりと攻め上げる計画なんですから早く済まして下さいよ」

 再び、亨が北山の菊花を蹴り上げた。さっきよりも強く……。
「ぐわっ!」

 それが引金となった。しゅっと浣腸液がほとばしり、その後、破裂音と共に腸内の汚物が不連続に足元の芝生に落下していく。特有の臭気が鼻を突く。亨の声を押し殺した笑い声が北山の耳に響く。亨の眼前での排泄………北山の心の隅に残っていた理性は砕かれ、彼は完全な牡奴隷に堕とされていた……。

 ……二人は部室に戻ってきていた……北山は再び、天井からのロープに繋がれている。野外での強制排泄という衝撃的な体験の為、北山の感覚は麻痺してしまったのか、視線はうつろにあらぬ彼方かなたに向けられていた。亨が玉子型のバイブレーターを北山の乳首にガムテープで据え付けようとしているのに対し、もはや何の反発も見せず従順に受け入れている。

 あの後、北山は芝生の上に突っ伏し、お尻を高く上げさせられるという浅ましい姿勢を取らされた上に、ホースからの水流で菊花に付着した汚れを洗い流され、そしてまた、部室まで引き立てられてきたのだ。
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