【完結】44億年ぼっちドラゴンが友だち探しの旅に出る

マルジン

文字の大きさ
4 / 52

4.寂しい気持ち

しおりを挟む
「へえ、ラハールに帰る途中で捕まったんだねえ。もしかしてネネも学校に?」

「ううん、違うよ。親戚のお家に向かう途中だったの。ラハールは獣人に優しい国だから」

「ほうほう。ラハールは獣人に優しいってことは、優しくない国もあるんだねえ?」

「……うん。優しくない国のほうが多いよ。アスドーラはノース王国以外の国に行ったことは?」

「うーん、ないかなー。だからラハール初等学校が楽しみだったんだけどなあ」

「そっか……私たち、どうなっちゃうんだろうね」

「売られるんじゃないの?誰が買うのか気になるよねえ、僕を買ってどうするんだろ」

「……そう、だね」

ノース王国で初めて、売買という行為を知った。そして売買を行うにはお金が必要であるということも。
しかし、お金や売買が人々の生活を潤すこともあれば、渇きを与えることもある、という酷い事実を知らなかった。

人間や亜人が売買されて何をされるのか。
そもそも何故売買されるのか。
そして何故、ネネは泣いているのかも理解できなかった。

「どうして泣くの?」

「……アスドーラは怖くないの?寂しくないの?」

「うーん、あんまり」

「強いんだね。私はすごく怖いよ。お父さんと、お母さんに会いたくて、寂しいよ」

アスドーラは、2つの感情について理解できなかった。
その正体が気になり、不謹慎にも泣きじゃくるネネに尋ねる。

「怖くて寂しいと、泣きたくなるの?」

「……怖いと血の気が引いて指が冷たくなったり、寂しいと胸に穴が空いたように寒くなったり、私みたいに泣いちゃったり。
アスドーラって、空気が読めない変な子なんだね」

「ええ?ごめんよ。怒らせる気はないんだ」

「うん、分かってる。でも今は……慰めて」

「慰める……」

世界最強のドラゴンといえど、44億年の無は知を欲するに至らず。
45億年目に初めて友だちを欲し、そのために知を欲した。
そんなアスドーラに、慰める秘策はなかった。
けれどネネの震える背中が、寒さに身を震わせているようで、ただただ背中をさすり暖めようとした。

すると階段を降りてくる足音が響いた。

「……ふん、今回は不作か。コイツとコイツだ。ラプタ、分かってるな?傷はつけるなよ?」

「へい」

謎の人物が牢屋を見回し、指差したのはネネとアスドーラの二人。この中で年若い二人だけであった。

「暴れるなよ?こっちだって痛めつけるのは嫌なんだからな」

ラプタと呼ばれたいかめしい顔の男は、鉄格子を解錠して出るように促した。

アスドーラにしてみれば、全員を無力化して脱出するのは容易いことだが、ノース王国宰相ロホスの忠言を思えば、力に頼るのは控えるべきだ。
であれば、ここは大人しく従って、じっくり脱出する計画を練るとしよう。
まあ、明日の試験に間に合わなそうならば、できるだけ力を抑えて無理やり脱出すればいいさ。

とても楽観的に全てを考えて、いかめしい顔の男に従った。
見た目は同じ年齢なのに、沈鬱な表情のネネとは対照的であった。

手枷を嵌められ幌馬車の荷台で揺られる二人。
ネネは俯いたまま黙りこくっていたが、アスドーラは楽しそうに辺りを見回していた。
馬車はこんなに揺れるのか。
荷台は座り心地が悪い。
こうして手枷を嵌めて拘束するのか。とても脆く感じるけれど。

そんなアスドーラも、隣に座るネネに視線を向けた。
そうだ、友だちを作る第一歩は相手に興味を持つことだった。
何か会話の糸口はないか、色々と考えて出した答えは……。

「ねえ、ネネ。さっき暴れたら逃げられたんじゃない?どうして逃げなかったの?」

周囲の状況を考えない、愚かな質問であった。

「逃げようなんて馬鹿なことを考えるな。言ったろ、痛めつけるのは趣味じゃねえってよ」

向かいに座っていたラプタが、いかめしい顔をさらに鋭くして、すかさず釘を刺す。

ネネは萎縮しながらも、小さく呟いた。

「……抵抗したら、殺されたから」

アスドーラは「ふーん」と言って頷いた。
確かネネは、ラハールに向かう途中で捕まったと言っていた。
なるほど、きっと乗合馬車が襲撃されて、何人か抵抗したけど殺されたんだなあ。
これ以上喋りそうもないネネに変わって推理するアスドーラ。

そこでなんとなく理解した。

恐怖というものについて。



「降りろ」

そう言われて、向かったのは豪華な屋敷だった。
エントランスまでの敷石は丁寧に磨き上げられ、夕日がキラキラと反射している。
ラプタに付いていくと、エントランスで待ち構えていたのは、でっぷりと腹の出た男であった。
装いはこの場にいる誰よりも上等で、指に嵌められた装飾品がキラキラと輝いている。

「おおっ、良いぞ良いぞ。猫人か!うむうむ、食べごろではないか!よくやった!」

「へい。下に連れていきます」

「うむ、私は上で準備をして待っておるからな。いつも通り、良い時間に連れてこい」

「へい」

ネネの反応を楽しみたいのか、べろべろと舌を動かして、わなわなと指をイヤらしく動かした男は、歩くのもやっとの様子で階段をちょこちょこと駆けていった。

「来い」

そう言うと、慣れた様子でエントランスの横にある扉へ向かい、階段を降りていく。

「大人しくしてろ」

そして当たり前のように、鉄格子の牢へと放り込まれた。
さっきまでの牢屋とは違って、かなり狭苦しく、格子の造りも簡素なものであった。

アスドーラはこの部屋のどこにも興味がないようで、さっと座り天井を眺めた。
ここから逃げ出す算段でもつけているのか、ぶつぶつと小声で喋りながら1人頭を捻る。

一方ネネは、座るのも憚られるのか、はたまた座ることで屈伏を示すのが嫌だったのか。真意は定まらないが、立ったまま鉄格子を見つめていた。

それから数分後、ネネの耳がピンッと立ち上がり、ガタガタと震えだした。
ぼうっとしていたアスドーラも、さすがに異変に気付いたのだが、憔悴しきったネネに話しかけることはなかった。

すると、階段を降りてくる足音が響く。

「お前だ。来い」

鉄格子が開かれ、引っ張り出されたのはネネであった。
アスドーラと出会った頃とは別人のようで、魂を抜かれた死人にも似た雰囲気が滲み出ている。

しかしネネは、へたり込むでも、咽び泣くでもなく、震えたまま頑なに階段を登ろうとはしなかった。

ラプタは苛立ちを隠しもせず、舌打ちをする。

「さっさと来い。痛めつけるのは――」

趣味じゃないと、何度も繰り返した言葉を告げようとした時だった。

ネネは牢屋の方へと振り返り、座り込むアスドーラをぼんやりと眺めながら言った。

「……私、ずっと人間の友だちが欲しかったんだ。ありがとね」

それだけ言うと、ネネは階段を上っていった。何か決意のようなものを固めたのか、躊躇いのない足取りで。


アスドーラは、牢屋の中でネネの言葉を反芻していた。

唐突に言われたので、返す言葉もなかったけれど……。
人間かあ。
人間とは言わずに、僕も友だちが欲しいなあ。

そうだ!時間はあるんだし、全種族の友だちができるといいなあ。

……ん?

「ずっと人間の友だちが欲しかったんだ」だって?

そういや、今の僕は人間か。

……てことは。
てことは!?
ネネと友だちになったってこと!?

アスドーラは立ち上がり、所在なく牢屋の中をウロウロと歩き回る。

まさかこんな形で友だちができるとは思ってもみなかった。
交流はしたけれど、親睦は深めてないから、まだ友だちじゃないと、思ってたけれど。
ネネが言うんなら、間違いなく友だちだ!

初めての友だちに感動していると、ラプタが戻ってきた。
小躍りするアスドーラを訝しげに見つめ、牢屋の向かいにある椅子に腰掛けた。

アスドーラは悩む。
ネネに会いたい!
上で何をしてるんだろう。いろいろ調べてみたいけど……力は使わない方が良い。使うにしても最小限に留めなければ。

だとしたら……呪文の魔法かなあ。使用する魔力量は限られるし、無駄に魔力を放散しなくて済むらしいから。

アスドーラは、むぅーと唸りながら思考の海に溺れていた。その海を必死に泳ぐようにして、牢屋内をぐるぐる回っていると、ラプタが言った。

「何考えてるのか知らねえけど、大人しくしとけ。お前は殺されねえんだから」

「え?」

「男は力仕事やら護衛やら、色々と使い道があるから、下男として生きられる。まあ定期的にシモの世話をさせられるかもしれんがな」

「女は?」

「あの獣人のことなら、犯されて殺されるな。
あのオッサン、趣味悪いから……生き残った女を見たことねえよ。
ああでも、最近来た貴族の娘はまだ生きてるなあ。例外はソイツだけだ」

殺される?
その言葉を聞いた瞬間、アスドーラの胸の中は寒々しくなった。
ぽっかりと穴を開けられ、スースーと寒風が吹き抜けるように。

「寂しい、ねえ」

そう呟くと、アスドーラは鉄格子に手をかけた。

「てめえ――」

力を込めると、鉄製の檻はいとも容易く曲がった。

ラプタは、慌てて立ち上がる。

アスドーラは、絶対に助けなきゃという使命感に燃えていた。
そんなアスドーラには、ラプタの動きが、あまりにも遅く映る。

失神せよテネコーペ

アスドーラの放った魔法によって、ラプタはドスンと椅子に沈んだ。

「どうしよう」

牢屋から出たのは良いけれど、索敵する魔法の呪文は覚えていない。
だからといって、呪文なしに魔法を使うと魔力が放散して、ノース王国の二の舞いになるし。

確かあの太った男が、上で準備をして待ってるとか言ってたから、上に行ってみれば良い。

アスドーラは階段を駆け上がり、エントランスを抜けて、中央階段をまた駆け上がる。
その速さたるや、目にも止まらぬ尋常ならざる速度であり、護衛たちがアスドーラを捉えることはできなかった。

けれどアスドーラは足を止める。

失神せよテネコーペ

ドサリと倒れる護衛たち。

「邪魔されたら困るからね」

アスドーラはまた階段を駆け上がり、赤い絨毯の敷かれた廊下に出る。
左右に伸びる廊下で、どちら側にも部屋があるようだが……。

「ムハハハ。綺麗な肌をしておるなあ!」

下卑た声は左側から聞こえてくる。

絨毯を踏みしめ跳躍した。
ストンと着地したのは、声のする部屋の前。

アスドーラは扉を開けようと、軽く押してみるが、どうやら鍵が掛かっていたらしい。

「ほれほれ。コレで気持ちよくしてやるぞー」

解錠する方法を考えようと試みた。
だが、中から漏れ聞こえる声に全身がゾワゾワと粟立つ気持ち悪さを覚えたので、穏便ではなく乱暴な方法を選択した。

乱暴といっても、向こうにいるネネを傷つけない程度で、でも扉の錠が壊れる程度に、加減した力で。
アスドーラは人差し指で、扉を押す。

すると錠の圧し折れる音がして、次にはバタンと扉が倒れた。

「な、なななんだ!お前、は、なんでここに!フゲッ」

アスドーラを見て慌てふためく男は、混乱で体勢を崩して床に落ちた。
生まれたままの姿で。

一方、ベッドに横たわるネネは、扉の先にいたアスドーラを見て、目を見開いた。
何故ここにいるの?とでも言いたげであったが、ハッとした様子で、露わになった体をシーツで隠した。

「くっ、護衛!出てこい!」

起き上がるのもやっとの男は、床に座り必死に叫んだ。
けれど誰も来ない。
既にアスドーラが眠らせたから。

「き、貴様!脅かしおって、こっちへ来い!折檻してやる」

のそりと立ち上がった男は、机の上にあったレターナイフを手にして、アスドーラに近づく。

「さあ、大人しくこちらへ来るのだ」

威圧のつもりか声を張り上げながらにじり寄り、とうとうアスドーラを眼前に捉えると、笑いながらナイフを振り上げた。

「な、なに!?」

しかしナイフは、アスドーラに触れることすらなかった。
むしろ、振り下ろした腕を掴まれて、苦悶の表情を浮かべている。

「ひぃ、ひいぃぃ、痛い、離せ!」

「ナイフをください」

あまりにも痛かったのか、アスドーラの要求に何度も頷き、ナイフを手離した。
その刹那、落下するナイフを手にしたアスドーラは、そそりたつ生殖器に向けて振り下ろした。

「ゾワゾワするんだ。ソレ」

「……っぐ、ぎぎぃぃぃやあ」

声にならない声を上げ、ビチビチ床で跳ねる男。その横には、アスドーラをゾワゾワさせた残骸が転がっていた。




――――作者より――――
最後までお読みいただき、ありがとうごさいます。
作者の励みになりますので、♡いいね、コメント、☆お気に入り、をいただけるとありがたいです!
お手数だとは思いますが、何卒よろしくお願いします!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~

Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」 病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。 気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた! これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。 だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。 皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。 その結果、 うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。 慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。 「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。 僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに! 行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。 そんな僕が、ついに魔法学園へ入学! 当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート! しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。 魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。 この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――! 勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる! 腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

外れスキルは、レベル1!~異世界転生したのに、外れスキルでした!

武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生したユウトは、十三歳になり成人の儀式を受け神様からスキルを授かった。 しかし、授かったスキルは『レベル1』という聞いたこともないスキルだった。 『ハズレスキルだ!』 同世代の仲間からバカにされるが、ユウトが冒険者として活動を始めると『レベル1』はとんでもないチートスキルだった。ユウトは仲間と一緒にダンジョンを探索し成り上がっていく。 そんなユウトたちに一人の少女た頼み事をする。『お父さんを助けて!』

レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。

玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!? 成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに! 故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。 この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。 持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。 主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。 期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。 その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。 仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!? 美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。 この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。

荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました

夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。 スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。 ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。 驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。 ※カクヨムで先行配信をしています。

悪役皇子、ざまぁされたので反省する ~ 馬鹿は死ななきゃ治らないって… 一度、死んだからな、同じ轍(てつ)は踏まんよ ~

shiba
ファンタジー
魂だけの存在となり、邯鄲(かんたん)の夢にて 無名の英雄 愛を知らぬ商人 気狂いの賢者など 様々な英霊達の人生を追体験した凡愚な皇子は自身の無能さを痛感する。 それゆえに悪徳貴族の嫡男に生まれ変わった後、謎の強迫観念に背中を押されるまま 幼い頃から努力を積み上げていた彼は、図らずも超越者への道を歩み出す。

処理中です...