13 / 15
三章 気持ちのやり場を探して
①縋り付く-1 side瑠亜
しおりを挟む
雀が鳴く声と障子から薄く漏れる朝日で朝が来たことを知る
実を言うとあまりよく眠れなかった
ずっと秋亜の言葉が頭をグルグルと回ってどうしようもなかったのだ
起床の鐘をガンガンと鳴らしながら藍原が部屋に入ってきた
「秋亜を起こしておいてくれるか?まったく毎朝毎朝……」
秋亜は寝たら全く起きないタイプ
毎朝俺が起こしてる
今日は藍原の機嫌がなんとなく悪い気がするから宮原様がまた藍原に無理難題を押し付けたんだ
秋の背中を優しくさすってやると秋は伸びをしながら目を覚ました
前に一度、あまりに秋が起きないから叩いて起こしたことがあった
でも、秋はお客様とのプレイを思い出したのか泣き出してしまったのだ
''叩かれる"という行為は秋にとって一種のトラウマのようなものなんだろう
眠そうに目を擦る秋と俺は身支度をして藍原の運んできてくれた朝食を食べる
藍原はいつもこの朝の時間に一日のスケジュールを確認してくれる
「秋亜は今日の予約は高松様お一人だ、良かったな」
秋はさっきまで眠そうだったのに急に目を輝かせて白米をかき込み始めた
高松って昨日の浩二さんって人か……
「瑠亜は昨日も言った通りに宮原様だ」
「ぅん……」
宮原様は俺が玉の緒で小間使いをしていた頃からの常連さんで8年間ずっと俺の面倒を、ある意味見てくれている
俺のハジメテも宮原様が貰ってくれた
とても大事なお客様だ
毎年欠かさず誕生日は一日中俺と一緒にいてくれたが、今年だけはどうしても大事な仕事があったそうで、少し、少しだけ寂しかった
今日は昨日の振替みたいなものだ
実を言うとあまりよく眠れなかった
ずっと秋亜の言葉が頭をグルグルと回ってどうしようもなかったのだ
起床の鐘をガンガンと鳴らしながら藍原が部屋に入ってきた
「秋亜を起こしておいてくれるか?まったく毎朝毎朝……」
秋亜は寝たら全く起きないタイプ
毎朝俺が起こしてる
今日は藍原の機嫌がなんとなく悪い気がするから宮原様がまた藍原に無理難題を押し付けたんだ
秋の背中を優しくさすってやると秋は伸びをしながら目を覚ました
前に一度、あまりに秋が起きないから叩いて起こしたことがあった
でも、秋はお客様とのプレイを思い出したのか泣き出してしまったのだ
''叩かれる"という行為は秋にとって一種のトラウマのようなものなんだろう
眠そうに目を擦る秋と俺は身支度をして藍原の運んできてくれた朝食を食べる
藍原はいつもこの朝の時間に一日のスケジュールを確認してくれる
「秋亜は今日の予約は高松様お一人だ、良かったな」
秋はさっきまで眠そうだったのに急に目を輝かせて白米をかき込み始めた
高松って昨日の浩二さんって人か……
「瑠亜は昨日も言った通りに宮原様だ」
「ぅん……」
宮原様は俺が玉の緒で小間使いをしていた頃からの常連さんで8年間ずっと俺の面倒を、ある意味見てくれている
俺のハジメテも宮原様が貰ってくれた
とても大事なお客様だ
毎年欠かさず誕生日は一日中俺と一緒にいてくれたが、今年だけはどうしても大事な仕事があったそうで、少し、少しだけ寂しかった
今日は昨日の振替みたいなものだ
0
あなたにおすすめの小説
月弥総合病院
御月様(旧名 僕君☽☽︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
ふたなり治験棟 企画12月31公開
ほたる
BL
ふたなりとして生を受けた柊は、16歳の年に国の義務により、ふたなり治験棟に入所する事になる。
男として育ってきた為、子供を孕み産むふたなりに成り下がりたくないと抗うが…?!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる