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第7章 だっだっだ うぉおぉ 大乱闘! スマッシュDスターズ
第52話 曝かれたのは……?(後編)
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「ところで、気になっていたんだけれど? この紅茶、ちょっと味が違わない?」
「……へ?」
私たちがやらかした『無自覚イチャコラ』を、うみと一緒に糾弾していたりんご先輩が、ふと脈絡のないことを言い出す。
これは助け船だろうか。
気まずい空気をリセットするためのアシストだろうか。
よく分からないけれどここは乗っておこう。
「この紅茶はばにーらが淹れましたから。昼間の紅茶はずんだ先輩が淹れましたし。やっぱり腕の違いが……」
「いやいや、アッサムとアールグレイくらいに味が違うよぉ~?」
そんなバカな。
何をどうしたら茶葉レベルで味が変わるんだ。
いや、変わるわ。
淹れるお茶を変えたら、味が変わるのは当たり前だわ。
昼間飲んだのは美月さんとっておきの、英国王室御用達「アッサムティー」。
そして私が淹れたのは、いつも私たちが飲む「TWININGS」の「アールグレイ」だ。柑橘の爽やかな香りがするコスパ最強お紅茶だ。
しくじったァ。
いつもの癖でこっちの紅茶を淹れちゃったァ。
うみがすかさず紅茶を口につける。「本当だ。昼間に飲んだのと味が違う。ほのかにレモンみたいな匂いがする」と、もっともらしいことを言う。
お前、さっきまで気づいてなかったやんけ。
そして確信する。
これは決して助け船じゃない。
むしろ、私たちが乗る泥船を沈める、追撃だ。
「ねぇ、ずんさんこれ違うよねぇ? どうして昼間の紅茶と違うの?」
「えっと、それはその……今日はうみが来たから、いいのを出したっていうか」
美月さんいけない。
それはりんご先輩の巧妙な罠。
気づいても、美月さんが答えてしまったら後の祭り――。
「なるほど~、うみちゃんのために奮発したんだぁ~! ずんさんえら~い!」
「まぁ、後輩が来るわけだしね。そこはもてなさないと」
「けどさぁ~? なんでばにらちゃんは、いつも飲んでる方の紅茶を淹れたの~?」
「ぐ、偶然よ。どっちが高級な茶葉か、分からなかったのよ――ねぇ、ばにら?」
苦しい言い訳である。
普段から飲んでいる紅茶を意識せずに淹れた。
それがことの真相だ。
けど、「分からなくて間違えた」とゴリ押せないわけでは――。
「けどぉ、ばにらちゃん迷いのない感じで淹れてたよぉ? もしかしてだけどぉ~? いつも飲んでる紅茶を淹れちゃったってことじゃないのぉ~?」
「えっ、ちょっとばにら? アンタ、まさか……?」
はい、詰みました。
まさかキッチンに一緒に立った時点から手のひらの上だったとは。
おみそれしやした。(白目)
うみが顔を真っ赤にしてわなわなと肩をふるわせる。口元を手で隠して、今にも「きゃー!」とか「わぁー!」とか叫び出しそうな感じだ。
マジでそれはやめて。
ご近所迷惑だから。
「そういえばさぁ~? ばにらちゃんお土産に、何を持って来てたっけぇ~?」
「……するめとチータラとカルパスです」
「なんでそんなおつまみを持って来たのぉ~? もしかしてぇ~、この配信が終ったらぁ~、ずんさんと晩酌でもするつもりだったぁ~?」
「ばにら……やっぱりお前!!!!」
「チガウンデス! コレハ! オツマミ健康法トイウノガアッテ……!」
「なんでカタコトなのぉ~?」
「ばにらァ!!!! 嘘だよなァ!!!! お前、まさか、ずんだ先輩と!!!!」
もはやケーキなどそっちのけで恋バナモードに入ったうみ。
うみがこの手の話に食いつきがいいのは知っている。
まさか、彼女をコラボ相手にしたのまで、りんご先輩の計算の内――。
私が淹れた紅茶を優雅にすするりんご先輩。
さながらそれは、犯人を追い詰める名探偵の決めポーズのよう。
泥棒なのに。
チーズケーキのカスをぺろりと舐めると、彼女は口の端をつり上げる。
まんまとしてやられた。
これこそが彼女の今日のコラボの狙い。
私と美月さんの関係をうみにばらすのが目的だったのだ――。
「わ、私が買って来てって言ったの! ほら、ばにらの家の近くに、おつまみの安いスーパーがあるから!」
答えに窮する私を見かねて美月さんがフォローする。
だが、これも悪手。
「なんでずんさんが、ばにらちゃんの家の近くのスーパーなんて知ってるの?」
「……そ、それは」
「嘘でしょ、ずんだ先輩!!!! まさかばにらを庇おうとして!!!!」
いや、買って来てって頼まれてるのは本当なんですけどね。
けど、ここで暴露する話じゃないですよね。
りんご先輩が追求した通り、「なんでそんなこと知ってるの?」って、普通はなりますよね。さらに「もしかして家に行ったことあるの?」とかなりますよね。
私は頭を抱えた。
もうこれ無理だ。
誤魔化せない。
喋れば喋るほど、余計に私たちの関係性を匂わせるだけ。
というか、口で目の前の泥棒猫に勝てる気がしない。
泥棒猫というか詐欺師。
天才犯罪者。
黒幕。
すごいよりんご先輩。
その知謀をせめて違うことに使って――。
素直に私たちのことを話そう。
私は追い詰められた犯人のように諦めた。
なに、たいしたことじゃない。
ただの「週一(多い時は週三)で晩酌している仲の良い先輩・後輩」だ。
なんらいっさいガチ百合ではない。
そう思って覚悟を決めたその時、テーブルに置いた私のスマホが鳴動した。
かけて来たのはなぜかBちゃん。
こんな時間に連絡なんて珍しい。
緊急だろうかとすぐに通話に出ると――。
「ばにらさん! ちょっと、どういうことですか! Twitterが大騒ぎになっているんですけれど! しっかり情報コントロールしてくださいよ!」
「……ふぇ?」
「前にずんださんと『お泊まり晩酌配信』したのって、『ばにらさんの家』でしたよね? なのに――なんでずんださんの家での配信で、『ばにらさんのアバターが動いてるんだ?』って、ファンたちが騒ぎはじめてます!」
すぐに私は配信に使ったパソコンを確認した。
配信室に置かれているまったく同じ構成の二台のパソコン。
見分けるために、その側面に美月さんはステッカーを貼っている。
ウィンクする青葉ずんだが貼られたそれは――以前、私が「配信に間に合わないから!」と借りたパソコンだ。
ぜんぜん違った。
復帰配信を豪華に行うためじゃない。
私と美月さんの関係をうみに暴露するためでもない。
津軽りんごが狙っていたのはこれだったんだ。
「今日、ずんださんの家に来るのがはじめてなら、うみさんと同じでばにらさんも立ち絵になるはずですよね! なんでFaceRigのデータを使ったんです!」
「す、すみません! 迂闊でした!」
「あと、そもそもりんごさんが冒頭で『うみさんだけFaceRigのデータがなくて立ち絵』って、詳しく説明しちゃったのも問題で……」
スマホを頬にあてながらりんご先輩を私は睨んだ。
優雅に紅茶を飲んでいたDStarsの泥棒猫は、「完全犯罪大成功!」と言わんばかりに不敵に微笑むと、ホーローのカップをテーブルの上に置いた。
頬杖を突いて彼女は私たちに尋ねる。
「さぁ、リスナーのみんなに、なんて説明しよっか? ずんさんの家に来たことがないはずなのに、『FaceRigのデータがパソコンの中に入っていた謎』を、どういいわけするのかなぁ~?」
「……りんご先輩、ひとつ聞いていいですか?」
「なぁ~にぃ?」
「なんでこんなことしたんです? なんのメリットも貴方にはないですよね?」
黒幕は心底愉快そうな笑顔で答えた。
「だって、面白そうだったから!!!!」
どうやら、私はとんでもない先輩に目をつけられてしまったようだ。
美月さんの交友関係について「友達は選べ」と後輩ながら言いたくなる夜だった。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
真の犯罪者は犯罪自体を楽しむ。DStarsのジェームズ・モリアーティー。
津軽りんごは「百合」とか「親友」とか関係なく、場をひっかき回すことにこそ喜びを覚えるタイプの、ろくでなし配信者なのでした。
見事に踊らされたばにらたち。はたして彼女たちは、自分たちの関係性を、どう周囲に説明するのか。それはそれとして、手を変え品を変え繰り出すりんごの手際に痺れたという方は、ぜひぜひ評価のほどよろしくお願いいたします。m(__)m
「……へ?」
私たちがやらかした『無自覚イチャコラ』を、うみと一緒に糾弾していたりんご先輩が、ふと脈絡のないことを言い出す。
これは助け船だろうか。
気まずい空気をリセットするためのアシストだろうか。
よく分からないけれどここは乗っておこう。
「この紅茶はばにーらが淹れましたから。昼間の紅茶はずんだ先輩が淹れましたし。やっぱり腕の違いが……」
「いやいや、アッサムとアールグレイくらいに味が違うよぉ~?」
そんなバカな。
何をどうしたら茶葉レベルで味が変わるんだ。
いや、変わるわ。
淹れるお茶を変えたら、味が変わるのは当たり前だわ。
昼間飲んだのは美月さんとっておきの、英国王室御用達「アッサムティー」。
そして私が淹れたのは、いつも私たちが飲む「TWININGS」の「アールグレイ」だ。柑橘の爽やかな香りがするコスパ最強お紅茶だ。
しくじったァ。
いつもの癖でこっちの紅茶を淹れちゃったァ。
うみがすかさず紅茶を口につける。「本当だ。昼間に飲んだのと味が違う。ほのかにレモンみたいな匂いがする」と、もっともらしいことを言う。
お前、さっきまで気づいてなかったやんけ。
そして確信する。
これは決して助け船じゃない。
むしろ、私たちが乗る泥船を沈める、追撃だ。
「ねぇ、ずんさんこれ違うよねぇ? どうして昼間の紅茶と違うの?」
「えっと、それはその……今日はうみが来たから、いいのを出したっていうか」
美月さんいけない。
それはりんご先輩の巧妙な罠。
気づいても、美月さんが答えてしまったら後の祭り――。
「なるほど~、うみちゃんのために奮発したんだぁ~! ずんさんえら~い!」
「まぁ、後輩が来るわけだしね。そこはもてなさないと」
「けどさぁ~? なんでばにらちゃんは、いつも飲んでる方の紅茶を淹れたの~?」
「ぐ、偶然よ。どっちが高級な茶葉か、分からなかったのよ――ねぇ、ばにら?」
苦しい言い訳である。
普段から飲んでいる紅茶を意識せずに淹れた。
それがことの真相だ。
けど、「分からなくて間違えた」とゴリ押せないわけでは――。
「けどぉ、ばにらちゃん迷いのない感じで淹れてたよぉ? もしかしてだけどぉ~? いつも飲んでる紅茶を淹れちゃったってことじゃないのぉ~?」
「えっ、ちょっとばにら? アンタ、まさか……?」
はい、詰みました。
まさかキッチンに一緒に立った時点から手のひらの上だったとは。
おみそれしやした。(白目)
うみが顔を真っ赤にしてわなわなと肩をふるわせる。口元を手で隠して、今にも「きゃー!」とか「わぁー!」とか叫び出しそうな感じだ。
マジでそれはやめて。
ご近所迷惑だから。
「そういえばさぁ~? ばにらちゃんお土産に、何を持って来てたっけぇ~?」
「……するめとチータラとカルパスです」
「なんでそんなおつまみを持って来たのぉ~? もしかしてぇ~、この配信が終ったらぁ~、ずんさんと晩酌でもするつもりだったぁ~?」
「ばにら……やっぱりお前!!!!」
「チガウンデス! コレハ! オツマミ健康法トイウノガアッテ……!」
「なんでカタコトなのぉ~?」
「ばにらァ!!!! 嘘だよなァ!!!! お前、まさか、ずんだ先輩と!!!!」
もはやケーキなどそっちのけで恋バナモードに入ったうみ。
うみがこの手の話に食いつきがいいのは知っている。
まさか、彼女をコラボ相手にしたのまで、りんご先輩の計算の内――。
私が淹れた紅茶を優雅にすするりんご先輩。
さながらそれは、犯人を追い詰める名探偵の決めポーズのよう。
泥棒なのに。
チーズケーキのカスをぺろりと舐めると、彼女は口の端をつり上げる。
まんまとしてやられた。
これこそが彼女の今日のコラボの狙い。
私と美月さんの関係をうみにばらすのが目的だったのだ――。
「わ、私が買って来てって言ったの! ほら、ばにらの家の近くに、おつまみの安いスーパーがあるから!」
答えに窮する私を見かねて美月さんがフォローする。
だが、これも悪手。
「なんでずんさんが、ばにらちゃんの家の近くのスーパーなんて知ってるの?」
「……そ、それは」
「嘘でしょ、ずんだ先輩!!!! まさかばにらを庇おうとして!!!!」
いや、買って来てって頼まれてるのは本当なんですけどね。
けど、ここで暴露する話じゃないですよね。
りんご先輩が追求した通り、「なんでそんなこと知ってるの?」って、普通はなりますよね。さらに「もしかして家に行ったことあるの?」とかなりますよね。
私は頭を抱えた。
もうこれ無理だ。
誤魔化せない。
喋れば喋るほど、余計に私たちの関係性を匂わせるだけ。
というか、口で目の前の泥棒猫に勝てる気がしない。
泥棒猫というか詐欺師。
天才犯罪者。
黒幕。
すごいよりんご先輩。
その知謀をせめて違うことに使って――。
素直に私たちのことを話そう。
私は追い詰められた犯人のように諦めた。
なに、たいしたことじゃない。
ただの「週一(多い時は週三)で晩酌している仲の良い先輩・後輩」だ。
なんらいっさいガチ百合ではない。
そう思って覚悟を決めたその時、テーブルに置いた私のスマホが鳴動した。
かけて来たのはなぜかBちゃん。
こんな時間に連絡なんて珍しい。
緊急だろうかとすぐに通話に出ると――。
「ばにらさん! ちょっと、どういうことですか! Twitterが大騒ぎになっているんですけれど! しっかり情報コントロールしてくださいよ!」
「……ふぇ?」
「前にずんださんと『お泊まり晩酌配信』したのって、『ばにらさんの家』でしたよね? なのに――なんでずんださんの家での配信で、『ばにらさんのアバターが動いてるんだ?』って、ファンたちが騒ぎはじめてます!」
すぐに私は配信に使ったパソコンを確認した。
配信室に置かれているまったく同じ構成の二台のパソコン。
見分けるために、その側面に美月さんはステッカーを貼っている。
ウィンクする青葉ずんだが貼られたそれは――以前、私が「配信に間に合わないから!」と借りたパソコンだ。
ぜんぜん違った。
復帰配信を豪華に行うためじゃない。
私と美月さんの関係をうみに暴露するためでもない。
津軽りんごが狙っていたのはこれだったんだ。
「今日、ずんださんの家に来るのがはじめてなら、うみさんと同じでばにらさんも立ち絵になるはずですよね! なんでFaceRigのデータを使ったんです!」
「す、すみません! 迂闊でした!」
「あと、そもそもりんごさんが冒頭で『うみさんだけFaceRigのデータがなくて立ち絵』って、詳しく説明しちゃったのも問題で……」
スマホを頬にあてながらりんご先輩を私は睨んだ。
優雅に紅茶を飲んでいたDStarsの泥棒猫は、「完全犯罪大成功!」と言わんばかりに不敵に微笑むと、ホーローのカップをテーブルの上に置いた。
頬杖を突いて彼女は私たちに尋ねる。
「さぁ、リスナーのみんなに、なんて説明しよっか? ずんさんの家に来たことがないはずなのに、『FaceRigのデータがパソコンの中に入っていた謎』を、どういいわけするのかなぁ~?」
「……りんご先輩、ひとつ聞いていいですか?」
「なぁ~にぃ?」
「なんでこんなことしたんです? なんのメリットも貴方にはないですよね?」
黒幕は心底愉快そうな笑顔で答えた。
「だって、面白そうだったから!!!!」
どうやら、私はとんでもない先輩に目をつけられてしまったようだ。
美月さんの交友関係について「友達は選べ」と後輩ながら言いたくなる夜だった。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
真の犯罪者は犯罪自体を楽しむ。DStarsのジェームズ・モリアーティー。
津軽りんごは「百合」とか「親友」とか関係なく、場をひっかき回すことにこそ喜びを覚えるタイプの、ろくでなし配信者なのでした。
見事に踊らされたばにらたち。はたして彼女たちは、自分たちの関係性を、どう周囲に説明するのか。それはそれとして、手を変え品を変え繰り出すりんごの手際に痺れたという方は、ぜひぜひ評価のほどよろしくお願いいたします。m(__)m
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