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緊急クエスト
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『緊急クエストが発令されました。』
突然脳内に響く声。
これは何度聞いても慣れない。
ギルドに登録する際に血を一滴求められるがギルドカードに情報を刻む他に一斉クエストの際この
ようにテレパシーを流し込むためだ。
「なんだ!?」
『緊急クエストです!街の外に魔物の大群が現れました!!』
「なんでこんな所に!?」
「わからないけどとにかくギルドに戻るぞ!!」
俺の声に合わせて皆が走り出す。
ギルドに戻るとすでに多くの冒険者がギルド前に集まっていた。
「おい、来たぜ。」
「あれが勇者様のパーティーか・・・」
うへぇ、イケメンがいる。なんだあの爽やかイケメン。
「今代の勇者様は王都の第二王子様って聞いた時はどうかと思ったけどなんと言うかオーラがある
な・・・」
他の冒険者が口々に賞賛する。
実際オーラはすごい。
そんなことを話しているうちにモンスターが街の周辺までやってきた。
俺はバフのエリアを広げ、ユニさんに炎ダメージのバフをかける。
俺も攻撃に参加しなきゃな。炎魔法と風魔法を発動して・・・くっつける!!
「オラァ!!」
風が炎を拡散して魔物たちに広範囲ダメージを与える。
「「「なんだ!?」」」
周りの冒険者たちがこちらを見る。
「さすがはユウさんですね!」
モニカが笑顔で駆け寄ってくる。
「これくらいしか出来ないからな。」
俺の使える魔法は少ない。ならば合成して無理やりバリエーションを増やすまでだとかいう深夜テ
ンションでやったら出来た。
「でも凄いですよ!私も負けていられません!『ライトニングブレード』!!」
聖剣が光輝き聖なる斬撃が敵を切り裂いていく。ユニさんマジでなんでソロやってたんだろう。
ソフィーさんの放つ魔法の矢も次々と敵を打ち抜いていく。
この2人はレベルも高く、職業も聖女と賢者。さすがと言うべきか。そして数分後、すべての魔物
を倒し終わった。
と思ったけど・・・親玉登場か一際デケェ・・・
「アレは・・・ドラゴン!?」
「クッ・・・!」
勇者様ですら身構えている。
「勇者様、俺と手を組みませんか?」
「どういうことだ?」
「俺の支援魔法は最大で3倍のバフを与えられる。その代わり俺は地面に手をつけて自分を守るこ
ともできない。でも勇者様の全力の一撃を3倍の威力で叩き込めれば勝算はあると思いません?ど
ちらにしろこのままだとジリ貧ですぜ。」
「わかった。乗った。」
よし、これで勝てる!!
「支援魔法をかけます。『勇気の恩寵』!」
ありったけの魔力を注ぎ込む!!
勇者様が聖剣を抜いて集中状態になる。
「行くぞ!『聖剣解放』!」
聖剣から放たれる光が眩しい。
勇者様が空高く飛び上がると同時に勇者パーティの魔法使いがドラゴンに魔法を当て注意を引く。
その隙にモニカの拘束魔法で縛り付ける。
俺の『勇気の恩寵』の効果で勇者の攻撃力は3倍。そして落下に合わせてソフィーさんが重力魔法
をかけてスピードを上昇させている。
「行っけぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
俺の声と共に勇者様の聖剣がドラゴンをぶった斬る。
「よっしゃあ!!」
「勝ったぞ!」
「勇者様だ!勇者様がトドメを刺したぞ!!」
「流石だ!」
「でもあの支援術師!すげぇバフかけてたぞ!!」
周囲の冒険者が次々と声上げる。それもそうか。すげぇ威力だったし。でも俺も褒められて
る・・・小っ恥ずかしいな。
「ありがとうございます!」
勇者様が頭を下げてくる。
「ありがとう。君のおかげで勝つことができた。」
「いや、トドメ刺したの勇者様じゃないですか。」
「それでも助かりました。」
「今度、機会があれば王城に来てください。お礼しますよ。」
「機会があれば寄らせてもらうよ。」
こうして俺たちはドラゴン討伐に成功した。
「それでは失礼します。」
立ち去る勇者一行を見送ってから俺たちはギルドで報酬を受け取り宿に戻った。
突然脳内に響く声。
これは何度聞いても慣れない。
ギルドに登録する際に血を一滴求められるがギルドカードに情報を刻む他に一斉クエストの際この
ようにテレパシーを流し込むためだ。
「なんだ!?」
『緊急クエストです!街の外に魔物の大群が現れました!!』
「なんでこんな所に!?」
「わからないけどとにかくギルドに戻るぞ!!」
俺の声に合わせて皆が走り出す。
ギルドに戻るとすでに多くの冒険者がギルド前に集まっていた。
「おい、来たぜ。」
「あれが勇者様のパーティーか・・・」
うへぇ、イケメンがいる。なんだあの爽やかイケメン。
「今代の勇者様は王都の第二王子様って聞いた時はどうかと思ったけどなんと言うかオーラがある
な・・・」
他の冒険者が口々に賞賛する。
実際オーラはすごい。
そんなことを話しているうちにモンスターが街の周辺までやってきた。
俺はバフのエリアを広げ、ユニさんに炎ダメージのバフをかける。
俺も攻撃に参加しなきゃな。炎魔法と風魔法を発動して・・・くっつける!!
「オラァ!!」
風が炎を拡散して魔物たちに広範囲ダメージを与える。
「「「なんだ!?」」」
周りの冒険者たちがこちらを見る。
「さすがはユウさんですね!」
モニカが笑顔で駆け寄ってくる。
「これくらいしか出来ないからな。」
俺の使える魔法は少ない。ならば合成して無理やりバリエーションを増やすまでだとかいう深夜テ
ンションでやったら出来た。
「でも凄いですよ!私も負けていられません!『ライトニングブレード』!!」
聖剣が光輝き聖なる斬撃が敵を切り裂いていく。ユニさんマジでなんでソロやってたんだろう。
ソフィーさんの放つ魔法の矢も次々と敵を打ち抜いていく。
この2人はレベルも高く、職業も聖女と賢者。さすがと言うべきか。そして数分後、すべての魔物
を倒し終わった。
と思ったけど・・・親玉登場か一際デケェ・・・
「アレは・・・ドラゴン!?」
「クッ・・・!」
勇者様ですら身構えている。
「勇者様、俺と手を組みませんか?」
「どういうことだ?」
「俺の支援魔法は最大で3倍のバフを与えられる。その代わり俺は地面に手をつけて自分を守るこ
ともできない。でも勇者様の全力の一撃を3倍の威力で叩き込めれば勝算はあると思いません?ど
ちらにしろこのままだとジリ貧ですぜ。」
「わかった。乗った。」
よし、これで勝てる!!
「支援魔法をかけます。『勇気の恩寵』!」
ありったけの魔力を注ぎ込む!!
勇者様が聖剣を抜いて集中状態になる。
「行くぞ!『聖剣解放』!」
聖剣から放たれる光が眩しい。
勇者様が空高く飛び上がると同時に勇者パーティの魔法使いがドラゴンに魔法を当て注意を引く。
その隙にモニカの拘束魔法で縛り付ける。
俺の『勇気の恩寵』の効果で勇者の攻撃力は3倍。そして落下に合わせてソフィーさんが重力魔法
をかけてスピードを上昇させている。
「行っけぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
俺の声と共に勇者様の聖剣がドラゴンをぶった斬る。
「よっしゃあ!!」
「勝ったぞ!」
「勇者様だ!勇者様がトドメを刺したぞ!!」
「流石だ!」
「でもあの支援術師!すげぇバフかけてたぞ!!」
周囲の冒険者が次々と声上げる。それもそうか。すげぇ威力だったし。でも俺も褒められて
る・・・小っ恥ずかしいな。
「ありがとうございます!」
勇者様が頭を下げてくる。
「ありがとう。君のおかげで勝つことができた。」
「いや、トドメ刺したの勇者様じゃないですか。」
「それでも助かりました。」
「今度、機会があれば王城に来てください。お礼しますよ。」
「機会があれば寄らせてもらうよ。」
こうして俺たちはドラゴン討伐に成功した。
「それでは失礼します。」
立ち去る勇者一行を見送ってから俺たちはギルドで報酬を受け取り宿に戻った。
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