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隣の裏切り者は優秀です。
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「お主の名はなんと申す」
「ダイナミック・ラブリーンちゃんよ「な、ま え は持ってないです!!!」あら、お気に召さなかったかしら?」
お気に召すわけねーだろ!? シャルうんたら・メンドッチーノとかことごとく名前が個性的過ぎる悪い意味で……もう自分の名前名無しって名前にしようかなめんどくさいしとゲンナリしてもう一度「名前は持ってないです」と言うと名前を国王がなんか考えてくれることとなった。
「グラスは元の要望通りにディザの下について働いて貰う、そうじゃな歳も考慮してB級魔道士として働くように、15歳以上で主の実力ならA級は軽く行くじゃろう……と主はグラスにやった国宝級装備の作成できる何らかのスキルがあることを考慮し、その方面を伸ばすために錬金術師の道へと進み城で暮らすか、騎士団に入自身の力を利用せんとする火の粉を払いのける力を養うかの二択をオススメじゃな」
ラブマルージュが、「アタシがこの子欲しい~」っと抗議をするも「まぁ、アタシと一緒の未来にはかわらないけど、んふ」っと不穏な自己完結のつぶやき聞こえて来て背筋か凍る。それ以上に結構頑張って作った腕輪が……国宝級装備?って聞こえたけど「気のせいですか」って流石に聞ける雰囲気ではなかった。けれど状況は悪くはない、この二択……私が強くなれば好きにして構わないと裏の意味をくみ取る事ができたのだから……そうなれば私が選ぶ選択肢は一つ
「国内で行商します」
…………。
沈黙が痛い。確かに国から錬金術師の道やら騎士団の道やら進められるのだから普通に考えたら国に居座って悠々自適に過ごすのなら、申し分なく。騎士団も……国に収まるのが嫌なら比較的手っ取り早く戦いに関する知識が得られるだろう。けど、私のこの能力を活かすのならば物の価値を知るのが速い今回だって、異世界だからこの程度の武器あるだろ位くらいに考えて作った結果なのだから。それに具現化の能力は妄想だろうが何だろうが知っていることが力になるスキルだ。情報を極力国に恩を売られずに身につけるならば最適だろう。それにコレが通らなくても突拍子もない事を言う子供にこいつらの評価がランクダウンすれば……一旦適当な孤児院でお勉強って方面に行ってくれればなおよし、ここでもう一つ突拍子もないことをいって孤児院とか提示しよう。
「それはちょっと……ん?どうしたんじゃグラス」
沈黙を貫いていたグラスが手を上げて、意見があることを伝えてきた。勿論、王の性格からして跳ね飛ばす訳はなくどんなことを言ってくれるだろうか?と人好きのする顔でグラスの発言を許可した……この王なら許可あろうがなかろうが気にしないだろうが。
「……彼女を一月ずつ皆様や城の役職の体験をさせてみるのは如何でしょうか? 彼女は歳に似合わずとても聡明でありますが、些かそれでも年齢ゆえの世間とのズレがあります。皆様も私の緊急要請水晶で見られる範囲でさえ、ディザ様やのちにラブマルージュ様の興味を引いた彼女です。彼女が皆様の役職を経験した最後に彼女の選択を見届けたくはございませんか?」
「そうじゃの、今後の選択はお預けでそれぞれの役職を経験した故での物としよう。それでよいな」
「……はい」
ここまでしっかりと演説しながら最高といわれる状況を作り出されたら嫌とは言えない……たとえ、私個人としては最悪の選択でも、私は優秀に向上心をもって生活したいわけじゃない、それなりに生きて死ねるだけでいいそこにスパイスとしてちょっと冒険やなにやらちょこっと好きなときにできるだけでいいんだ。余計なことを……とジト眼で隣に座るグラスを見ると、ほんのちょっとだけ目尻を優しくして口パクで「ご め ん な さ い」と口を動かして笑った……。その様子を見てこの野郎とさらに睨むと、幹部と王からそれぞれの謝罪と快い返事の釘を刺された……謀ったな!
「んふ、予定通り快い返事を頂いちゃったところで、じゃあ彼女の最初はアタシが頂くわね」
「斬新な死刑宣告じゃな「あぁん?なんですって」いや、なんでもないぞい」
お前らいつかギャフンと言わせてやるから覚悟しろおおおおお!
「ダイナミック・ラブリーンちゃんよ「な、ま え は持ってないです!!!」あら、お気に召さなかったかしら?」
お気に召すわけねーだろ!? シャルうんたら・メンドッチーノとかことごとく名前が個性的過ぎる悪い意味で……もう自分の名前名無しって名前にしようかなめんどくさいしとゲンナリしてもう一度「名前は持ってないです」と言うと名前を国王がなんか考えてくれることとなった。
「グラスは元の要望通りにディザの下について働いて貰う、そうじゃな歳も考慮してB級魔道士として働くように、15歳以上で主の実力ならA級は軽く行くじゃろう……と主はグラスにやった国宝級装備の作成できる何らかのスキルがあることを考慮し、その方面を伸ばすために錬金術師の道へと進み城で暮らすか、騎士団に入自身の力を利用せんとする火の粉を払いのける力を養うかの二択をオススメじゃな」
ラブマルージュが、「アタシがこの子欲しい~」っと抗議をするも「まぁ、アタシと一緒の未来にはかわらないけど、んふ」っと不穏な自己完結のつぶやき聞こえて来て背筋か凍る。それ以上に結構頑張って作った腕輪が……国宝級装備?って聞こえたけど「気のせいですか」って流石に聞ける雰囲気ではなかった。けれど状況は悪くはない、この二択……私が強くなれば好きにして構わないと裏の意味をくみ取る事ができたのだから……そうなれば私が選ぶ選択肢は一つ
「国内で行商します」
…………。
沈黙が痛い。確かに国から錬金術師の道やら騎士団の道やら進められるのだから普通に考えたら国に居座って悠々自適に過ごすのなら、申し分なく。騎士団も……国に収まるのが嫌なら比較的手っ取り早く戦いに関する知識が得られるだろう。けど、私のこの能力を活かすのならば物の価値を知るのが速い今回だって、異世界だからこの程度の武器あるだろ位くらいに考えて作った結果なのだから。それに具現化の能力は妄想だろうが何だろうが知っていることが力になるスキルだ。情報を極力国に恩を売られずに身につけるならば最適だろう。それにコレが通らなくても突拍子もない事を言う子供にこいつらの評価がランクダウンすれば……一旦適当な孤児院でお勉強って方面に行ってくれればなおよし、ここでもう一つ突拍子もないことをいって孤児院とか提示しよう。
「それはちょっと……ん?どうしたんじゃグラス」
沈黙を貫いていたグラスが手を上げて、意見があることを伝えてきた。勿論、王の性格からして跳ね飛ばす訳はなくどんなことを言ってくれるだろうか?と人好きのする顔でグラスの発言を許可した……この王なら許可あろうがなかろうが気にしないだろうが。
「……彼女を一月ずつ皆様や城の役職の体験をさせてみるのは如何でしょうか? 彼女は歳に似合わずとても聡明でありますが、些かそれでも年齢ゆえの世間とのズレがあります。皆様も私の緊急要請水晶で見られる範囲でさえ、ディザ様やのちにラブマルージュ様の興味を引いた彼女です。彼女が皆様の役職を経験した最後に彼女の選択を見届けたくはございませんか?」
「そうじゃの、今後の選択はお預けでそれぞれの役職を経験した故での物としよう。それでよいな」
「……はい」
ここまでしっかりと演説しながら最高といわれる状況を作り出されたら嫌とは言えない……たとえ、私個人としては最悪の選択でも、私は優秀に向上心をもって生活したいわけじゃない、それなりに生きて死ねるだけでいいそこにスパイスとしてちょっと冒険やなにやらちょこっと好きなときにできるだけでいいんだ。余計なことを……とジト眼で隣に座るグラスを見ると、ほんのちょっとだけ目尻を優しくして口パクで「ご め ん な さ い」と口を動かして笑った……。その様子を見てこの野郎とさらに睨むと、幹部と王からそれぞれの謝罪と快い返事の釘を刺された……謀ったな!
「んふ、予定通り快い返事を頂いちゃったところで、じゃあ彼女の最初はアタシが頂くわね」
「斬新な死刑宣告じゃな「あぁん?なんですって」いや、なんでもないぞい」
お前らいつかギャフンと言わせてやるから覚悟しろおおおおお!
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