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小細工と突飛がいいみたいです?
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あれから数日経って、身体の調子も良くなった頃にはグラスに特訓の講師をして貰いました。場所はグラスの家の自家用訓練所(外)だ。そこに私の具現化したミニ結界装置を埋め込むことによって、若干強い魔法を撃っても周りの家に被害が及ぶことがないそうにしました。
一応、覚悟はしていたけれど、六年の月日が大きすぎて、もはや素手で修理&強化した水明の剣をあしらわれる始末だった。それでも、グラスが言うには近接戦闘は苦手なそう。お前が苦手なら、私の剣術は爪楊枝ぶん回してるようなもんじゃないか!!!
「魔法使わずに、素手であしらいやがってどこが苦手じゃーい!!!」
「何度も言いますが、苦手なものは苦手です。下段からの振り上げが遅い、近接で魔法も扱うのでしたら常に水の球を周りに浮かべてください。水は後ろや自身の死角も反射で見ることができるので、奇襲防止になります」
「わー!!! 新しいことマシンガンのように言わないでーごっちゃになる」
ギャイギャイ騒ぎながらも、グラスの言われたことを実行して、不安定ながらもできていることから、グラスはカリスティアの潜在能力と適応力の高さに、思わず笑う。意地悪ではないが、近接攻撃をしながらの魔法同時使用は中々できないことだ。グラスはカリスティアの自身の体格に慣れない故のズレた剣筋をあしらいながらも、適性を分析した。
「近接攻撃は私よりも適正あり、女性として力は弱いですが、スキル特有の底のない手数をもう少し多様化して合せればよし。逆境や挑発に強い、精神面は心配なし。魔法や魔力は平凡より少し上くらいです」
「適正ありと言っておきながら、右手で軽く受け止めないでくれませんかね。グラス君よぉ……」
「それはできません。貴女を守るためにウィーン様に、何度も死の淵に突き落とされながら鍛錬を積んだのですから……。しっかりと私の頑張りを身をもって受け止めてください」
表情が凍結した王子の称号を持っていたとは思えぬ、柔らかく笑う顔。けれど纏う魔力は全てを凍てつかせる極寒がその笑顔をより鋭く際立たせる。水明の剣が握られた右手に蹴りを入れてグラスから距離を取る。歩く分には感じなかった、自分の感覚と身体の大きさの不一致により着地をして少しよろめく。
「独学の戦いで、貴女はここまで上り詰めたのですから、カリスティアでしたらできます。頑張りましょう」
魔力を纏ってみせるだけで、別に魔法を撃ってくるわけでも攻撃してくるわけでもない。ただ私の攻撃を受け止めるだけのグラス。私は只管に、グラスを本気で切りつけたけど届くことはない。決して多い量の魔力を纏っているわけではないのに、そこら辺の鉄より固く切ることが出来ない。
全魔力を込めて切る訳にもいかないし、それをやってもグラスの中でも私の中でも合格とはいかないだろう。ならば、何をすれば私はグラスを切れると思う? なにをすれば強敵相手に足掻くことができると思う? グラスの言ったとおりに私の腕は筋肉は多少あれども、一本だけでやって行くには足りなさすぎるし、お世辞にも筋肉が付きやすい身体もしていない。 だから……。
「具現化投与!!! 名前は面倒くさいからそのまま【魔力切り!!!】」
「攻撃が直線的過ぎます。これでは……」
剣を振り上げて、グラスに斬りかかる。グラスが解説とともに水明の剣を右手で受け止めようと腕を上に上げたところで剣を手放して、本命の【纏っている魔力を切る】ことを具現化して投与した自身の左手の爪をグラスの顔めがけて横に薙いだが、速さが足りずに一歩下がって避けられたあとに、薙いだ左手を掴んで引っ張られ態勢を立て直すことが出来ずに私の身体は地面に転がった。けれども纏ってる魔力は切ることができたから一歩前進だ。
「そうです。今のような戦い方がカリスティアには合います」
「うー、なんか小細工並べるようでかっこ悪いな……イテテ……」
「並べられる小細工が自分に備わってるだけありがたいと思ってください」
「はーい。パパー」
「誰がパパですか、歩けば厄災は恋人だけで結構です」
これ以上胃痛の種を増やしたくないと、無表情で意を抑えてこちらを見てくるグラス。誰が歩けば厄災だ!!!なんて思って今までのことを思うと、数ヶ月で不運なことを今回の六年意識不明を含めてありすぎるので、反論はゴクリと胃の中に納めた。
おーい!!! グラス君とカリスティアちゃーん!!! 修行一旦中止してご飯食べちゃってー。
「はーい、今行くよウィーンママー!!! さぁ、グラス飯だ飯ー。いくぞー」
「その前に、付いた土を玄関に入る前に払ってください」
ちゃっかり、ウィーンママが私たちのご飯を作ってくれるようになって、本当の家族のような日々が続く。付いた土を払うのを手伝うグラスに、穏やかな初夏の気候と精霊の国特有の神秘的な緑に囲まれて、世界の情勢がとてつもなく悪いことを忘れそうになる。けど、私がこうやっている間に友人は確かな危険にさらされているのだから、できるだけ速く強くならねば。
「焦らないで、確実に積み重ねましょう」
「……うん」
強くならねばと考えて、土を払う手を止めてしまい、それを不信に思ったグラスが、私の考えて居ることを察知して適切な言葉を言ってくれる。少し遅れてありがとうとお礼を言うと、グラスが笑って頭を撫でて「先に行ってます。この後にダンジョンでの修行も控えてますから、覚悟も済ませてください」と言い残して家の中へ入って行くのを笑ってもう一度ありがとう言う。
(素早くかつ正確に着実にってね。がんばろ)
ーーー
「此処の迷宮ダンジョンは、通常パーティー六人のA級冒険家が挑むレベルの所です。これを一人で10日以内に攻略してください」
「えっ……これを?」
魔王城へと続く入り口のような禍々しい魔の属性魔力が漏れ出る洞窟。お昼ご飯食べてさー次だーってはしゃいだ自分をぶん殴りたい。もう一度言う……えっ……これを? 一人で!? 10日以内!?
(なにが「焦らないで、確実に積み重ねましょう」だ!!! もぉ~)
ダンジョンとあって、エルフ族の冒険者や様々な冒険者が入り口でたむろしていて、皆が皆グラスを見て……「氷の覇者……」「伝説のSS級冒険者のグラス様」「ちょっと!よこの辛気くさい黒い女だれよ」「あの……氷雪の……」とか色々、驚きの言葉も聞こえてくる。ちょっとまて六年間でグラス君どれだけ急成長したの!? なんて問いただせる訳もなく。
「では、緊急用の水晶は……貴女ならいりま」
「いる、逆に何故いらないと思った」
「冗談ですよ。使い方はわかりますね? では、頑張ってください」
鬼、悪魔、鉄面皮おばけ、バーカ、パープリン(死語)、すっとこどっこい!!!(死語) これも、言えるわけがなく、グラスの鉄面皮……というか、わかりやすく、知らない人かどうでもいい人が居るときは鉄面皮無表情の見送りをされる。周りの無謀だの、グラス様の怒りに触れて処刑されただの言いたいこと全て悪口と共に嚥下して飲み干して、進む。
「覚えてろよ……グラス」
一応、覚悟はしていたけれど、六年の月日が大きすぎて、もはや素手で修理&強化した水明の剣をあしらわれる始末だった。それでも、グラスが言うには近接戦闘は苦手なそう。お前が苦手なら、私の剣術は爪楊枝ぶん回してるようなもんじゃないか!!!
「魔法使わずに、素手であしらいやがってどこが苦手じゃーい!!!」
「何度も言いますが、苦手なものは苦手です。下段からの振り上げが遅い、近接で魔法も扱うのでしたら常に水の球を周りに浮かべてください。水は後ろや自身の死角も反射で見ることができるので、奇襲防止になります」
「わー!!! 新しいことマシンガンのように言わないでーごっちゃになる」
ギャイギャイ騒ぎながらも、グラスの言われたことを実行して、不安定ながらもできていることから、グラスはカリスティアの潜在能力と適応力の高さに、思わず笑う。意地悪ではないが、近接攻撃をしながらの魔法同時使用は中々できないことだ。グラスはカリスティアの自身の体格に慣れない故のズレた剣筋をあしらいながらも、適性を分析した。
「近接攻撃は私よりも適正あり、女性として力は弱いですが、スキル特有の底のない手数をもう少し多様化して合せればよし。逆境や挑発に強い、精神面は心配なし。魔法や魔力は平凡より少し上くらいです」
「適正ありと言っておきながら、右手で軽く受け止めないでくれませんかね。グラス君よぉ……」
「それはできません。貴女を守るためにウィーン様に、何度も死の淵に突き落とされながら鍛錬を積んだのですから……。しっかりと私の頑張りを身をもって受け止めてください」
表情が凍結した王子の称号を持っていたとは思えぬ、柔らかく笑う顔。けれど纏う魔力は全てを凍てつかせる極寒がその笑顔をより鋭く際立たせる。水明の剣が握られた右手に蹴りを入れてグラスから距離を取る。歩く分には感じなかった、自分の感覚と身体の大きさの不一致により着地をして少しよろめく。
「独学の戦いで、貴女はここまで上り詰めたのですから、カリスティアでしたらできます。頑張りましょう」
魔力を纏ってみせるだけで、別に魔法を撃ってくるわけでも攻撃してくるわけでもない。ただ私の攻撃を受け止めるだけのグラス。私は只管に、グラスを本気で切りつけたけど届くことはない。決して多い量の魔力を纏っているわけではないのに、そこら辺の鉄より固く切ることが出来ない。
全魔力を込めて切る訳にもいかないし、それをやってもグラスの中でも私の中でも合格とはいかないだろう。ならば、何をすれば私はグラスを切れると思う? なにをすれば強敵相手に足掻くことができると思う? グラスの言ったとおりに私の腕は筋肉は多少あれども、一本だけでやって行くには足りなさすぎるし、お世辞にも筋肉が付きやすい身体もしていない。 だから……。
「具現化投与!!! 名前は面倒くさいからそのまま【魔力切り!!!】」
「攻撃が直線的過ぎます。これでは……」
剣を振り上げて、グラスに斬りかかる。グラスが解説とともに水明の剣を右手で受け止めようと腕を上に上げたところで剣を手放して、本命の【纏っている魔力を切る】ことを具現化して投与した自身の左手の爪をグラスの顔めがけて横に薙いだが、速さが足りずに一歩下がって避けられたあとに、薙いだ左手を掴んで引っ張られ態勢を立て直すことが出来ずに私の身体は地面に転がった。けれども纏ってる魔力は切ることができたから一歩前進だ。
「そうです。今のような戦い方がカリスティアには合います」
「うー、なんか小細工並べるようでかっこ悪いな……イテテ……」
「並べられる小細工が自分に備わってるだけありがたいと思ってください」
「はーい。パパー」
「誰がパパですか、歩けば厄災は恋人だけで結構です」
これ以上胃痛の種を増やしたくないと、無表情で意を抑えてこちらを見てくるグラス。誰が歩けば厄災だ!!!なんて思って今までのことを思うと、数ヶ月で不運なことを今回の六年意識不明を含めてありすぎるので、反論はゴクリと胃の中に納めた。
おーい!!! グラス君とカリスティアちゃーん!!! 修行一旦中止してご飯食べちゃってー。
「はーい、今行くよウィーンママー!!! さぁ、グラス飯だ飯ー。いくぞー」
「その前に、付いた土を玄関に入る前に払ってください」
ちゃっかり、ウィーンママが私たちのご飯を作ってくれるようになって、本当の家族のような日々が続く。付いた土を払うのを手伝うグラスに、穏やかな初夏の気候と精霊の国特有の神秘的な緑に囲まれて、世界の情勢がとてつもなく悪いことを忘れそうになる。けど、私がこうやっている間に友人は確かな危険にさらされているのだから、できるだけ速く強くならねば。
「焦らないで、確実に積み重ねましょう」
「……うん」
強くならねばと考えて、土を払う手を止めてしまい、それを不信に思ったグラスが、私の考えて居ることを察知して適切な言葉を言ってくれる。少し遅れてありがとうとお礼を言うと、グラスが笑って頭を撫でて「先に行ってます。この後にダンジョンでの修行も控えてますから、覚悟も済ませてください」と言い残して家の中へ入って行くのを笑ってもう一度ありがとう言う。
(素早くかつ正確に着実にってね。がんばろ)
ーーー
「此処の迷宮ダンジョンは、通常パーティー六人のA級冒険家が挑むレベルの所です。これを一人で10日以内に攻略してください」
「えっ……これを?」
魔王城へと続く入り口のような禍々しい魔の属性魔力が漏れ出る洞窟。お昼ご飯食べてさー次だーってはしゃいだ自分をぶん殴りたい。もう一度言う……えっ……これを? 一人で!? 10日以内!?
(なにが「焦らないで、確実に積み重ねましょう」だ!!! もぉ~)
ダンジョンとあって、エルフ族の冒険者や様々な冒険者が入り口でたむろしていて、皆が皆グラスを見て……「氷の覇者……」「伝説のSS級冒険者のグラス様」「ちょっと!よこの辛気くさい黒い女だれよ」「あの……氷雪の……」とか色々、驚きの言葉も聞こえてくる。ちょっとまて六年間でグラス君どれだけ急成長したの!? なんて問いただせる訳もなく。
「では、緊急用の水晶は……貴女ならいりま」
「いる、逆に何故いらないと思った」
「冗談ですよ。使い方はわかりますね? では、頑張ってください」
鬼、悪魔、鉄面皮おばけ、バーカ、パープリン(死語)、すっとこどっこい!!!(死語) これも、言えるわけがなく、グラスの鉄面皮……というか、わかりやすく、知らない人かどうでもいい人が居るときは鉄面皮無表情の見送りをされる。周りの無謀だの、グラス様の怒りに触れて処刑されただの言いたいこと全て悪口と共に嚥下して飲み干して、進む。
「覚えてろよ……グラス」
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