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この心に在るのはそんな見え透いた物じゃない
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あの日の自分がそこに居た。
「腹違いの分際で我々と同じ物を食することの有り難さと厚かましさを思い知れ」
「申し訳ございません」
母が死してから間もない……。悪意をたったの一桁の歳の身で受けねばならなかったあのときの自分がそこに居た。小さくて女のような顔立ちで腕も細い……矮小な自分がまだ生きた表情で泣くのを堪える姿が懐かしかった。そうして……その自分の地面に転がった食べ物だったものも懐かしい。
「ははうえ……、ははうえ……」
地面に叩きつけられた自分の食べるはずだった物……母上が生きていた頃に内緒の庭でパンを持って、花を見ながら食事をしていた思い出に縋ったせいで踏み荒らされてしまった。母上のように強くなろうと泣きながらもたたきつけられた食べ物を綺麗に拾う様は人間らしい……。
(こんな自分をみて、人間らしい……か。私も汚れたもんですね)
第二王子の兄様には特に虐められていた。ことごとく母上の思い出の場所を突き止めては見せつけるようにその場で暴行や、女物の人形遊びを目の前でするように強要されたりなど様々なことをされた。その情景が切り替わり立ち替わり映像として私の目の前に現れる。
小さい肩にのしかかる悪意に潰されないようにと破られた教養の本をつなぎ合わせて何度も読んだ所も、死にそうになっている鳥の子供を目の前で殺されて……その死骸を大泣きしながら墓を建てた所も余すことなく記憶通りに現れる。
ソレを見ても、懐かしさしか感じなかったが……最後に切り替わる場面は、ぞわりと背筋が凍った……。私の母の墓……ろくに死因すらも知らされずに入れられた墓。王族にしては貧相な石造りの墓の前で、第二王子と第三、第四の王子と……私がそこに居た。
「やめて、ください。やめて! やめ、」
「やめてください? 悲しむ弟の為に処理をしてやってるだけじゃないか」
第三王子が油の乗った舌で宣う。母上の墓に私を縛り付けて後ろから魔法で攻撃するという悪質ないじめ。魔法に撃たれる恐怖ではなく母上の墓が壊れてしまう恐怖に叫んだ。声を張り上げ縛られた身体が縄で擦れて縄が触れている部分が血まみれになっても……完全に壊される最後まで当時の私は叫んだ。助けを、母を、救いを、神を……。
「けれど、誰も来なかった」
最後まで壊されて残骸になった母の墓石の残骸を大切抱きながら涙を流していた。そうだ、私はここから感情を忘れて、墓石と一緒に自分の心が砕けた瞬間がここだ。何度も壊れた墓石を治そうと積んでは勝手に崩れるの繰り返し、見かねた未来の自分である私が……当時の私の元へを向かう。
あぁ、この頃の自分はこんなに……上手に悲しむことができる人間だったのか。
私は弱々しい彼を抱きしめる。冷たいとはいえ子供だから今の自分よりは暖かい……とても暖かい涙も震えるうでも、零れ出る恨みも苦しみも子供らしく暖かい。あやすように……カリスティアを真似た手つきで自分をあやして撫でて落ち着かせる。落ち着いてきたところで少しずつ過去の私に未来の自分の事を語った。
「必ず……母上の予言の通り、それ以上に素晴らしい人が現れます」
「僕は、僕は、頑張って強くなればその人に会える?」
「ええ、守りたいと思える人が現れます」
子供の頃の自分の嗚咽がさらに激しくなる。背中をさすり頭を撫で包むように抱きしめる。過去とはいえ自分を抱きしめることに違和感が多少あるがこの際いいだろう……夢の中なのだから。
グスグスと殺しきれない嗚咽を溢れさせて震える白い少年は、ゆっくりとこちらを見上げた。優しく笑いかけるように過去の自分の顔を見ようとして顔を傾けて、ゾッと自身の背中をなめ回されるような悪寒が走った。子供の頃の自分が気持ち悪いほどに口を裂いて、空洞のような暗い瞳で笑ってこちらを見ていた。
「本当に? カリスティアを愛してるの? 似た母親の幻想を重ねてるだけじゃないの?」
「なんと言われようと愛しています。その問いと迷いは解決済みですので、もう宜しいですか?」
空虚に笑う自分を突き飛ばして睨み付ける。ケラケラと耳障りに鼓膜を揺らす笑い声がどこか心に鈍く響くようで胸に苦しさが渦巻く。兄様と会ってしまったが故にこんな夢になったのだろう。頭に思い浮かぶ思考力がお粗末な兄を思い浮かべてため息をつく。現実で虐めるだけでなく夢の中でも纏わり付くその薄汚い根性は一種の才能だ。過去の妄執を断ち切るべく前を見据える。敵は……過去の自分だ。
「母親を守れなかった償いで彼女の元に居るんじゃないの? 実際彼女にキスとか、愛する者として当然のこと前々してないし、愛とはほど遠い……自己満足の結果なんじゃないの、そうやって大事な大事なカリスティアは離れてくとおもうよ? 自己満足でろくに愛を示さない僕なんて」
「続けるのですか……いいでしょう。逆に過去の私に聞きますが、わざわざ愛してると示さねばならないものが愛なのですか? そんな見え透いて態とらしい愛を、毎日示さねば離れる程度の女性と恋人になった覚えはありません。自己満足? それで結構です。私は私の意思で彼女と共に居ます。私の勝手で今が在る」
熱に浮かされて冷静さを欠いた私を何度も根気よく引き留めて寝かせてくれる。そんな何気ないこと中にあるのが愛だ。行動一つ一つに愛か愛じゃないかを説くなど馬鹿らしい。何度でも何百でも言おう……私は私の意思で彼女を愛し、共に在ることを望む者。王子という身分をわかっていながら同等として接してくれた彼女、母以外の暖かみを私に教えてくれた彼女、あんな町に産まれながらも気高い彼女への思いを……今更。
「敵や魔物に、私のこの心の中に在るのが、そんな見え透いた物だと思われるのは流石の私も腹立たしいの一言です」
今更この程度の揺さぶりを掛けてくる見知らぬ敵に呆れ果てる。心の傷に入り込み身体を操る魔物……それがたまたま私の中に入り込むとは考えがたい。私の知る中でこの魔物を使役して、私に気づかれずに入り込ませられる人物は一人……メリナ様。
一番面倒な私をどうにかカリスティアとけしかけようとしたのでしょう。感情と心を理解するからこそ私が一番恐れている。私自身が彼女を傷つけるということを起こす為に……少し前の私ならば効いたでしょうね。兄様と会う前の私ならば……。
「こうして幹部自らまた来訪されるということは……よほどアダムスという国に都合の悪いものがあると言っているような物ですよ」
空虚に笑う過去の自分に向けて魔力を練り上げた氷の一撃を放って叫んだ。
「カリスティア!!!! 私を思いっっっきり、殴りなさい!!!!!」
・
・
・
「おーけ……。歯を食いしばれッッッ!!! グラス!!!」
先ほどまで緩やかに暴れていたグラスが自分を殴れと叫んだので、思いっきりグーで、ついでに魔力を乗せて綺麗な中性顔に右ストレートをお見舞いさせた。
氷の魔力を纏っているグラスをぶん殴ったから私の右腕がグーの状態で凍った。氷帝と呼ばれることだけはあるのか全力のパンチものけぞりはするが倒れることはなく右手で右頬を押さえて耐えた。しっかりとした足取りでこちらに向かいながらも……自分が凍らせた周りを見回して「この程度で済んでよかった……です」と呟きながら歩いてきた。この程度?
(ウィーンママの家はなんとか私が死守したけどその周りの庭や森全面凍ってるんですが!?)
グラスの鈍いながらも確かな人を殺せる氷の魔法で、空から凍った雲が降ってきたり。地面がかっちこっちで、前にグラスを蹴り上げた足は未だに凍り着いているし、なんなら、すっごーい遠くのほうに見えている山まで普通にカッコッチなんですがねぇ??
「グッモーニ~ン、顔面永久凍土野郎、おかえり」
「ただいま帰りました。口が悪いですよカリスティア、ご迷惑をおかけしたお礼に敬語でもお教え致しましょうか?」
「お礼なんてそんな、大変恐縮ですがお気持ちだけ有り難くお受けします。大層お口が騒がしく回るようで安心致しました」
敬語ならば接客業仕込みの客に気づかれない嫌み敬語を習得しているので負けないぞっと挑戦的に笑うと、グラスもクスクスと笑う。具合もなんか戻ってきたみたいで安心した。グラスの左手を取って今度はいつもと違って私が彼の手を引く、冷たい手も、愛おしそうに目を細める所もいつも通りに戻ったみたいで安心した。
「……おかえり」
「……ただいま、です」
玄関に来たところでグラスに向き直って改めて笑って言うと、グラスも笑って言ってくれた。ただいま……と。
・
・
「……終わったのはいいが、魔法で家の中を暖めて、へ、へ、くれぇ……。へっくしょーん!!!」
「あわわわ、今度はドロウ君が体調崩すってか、家の中も極寒……」
「申し訳ございません……ご迷惑おかけしました」
「腹違いの分際で我々と同じ物を食することの有り難さと厚かましさを思い知れ」
「申し訳ございません」
母が死してから間もない……。悪意をたったの一桁の歳の身で受けねばならなかったあのときの自分がそこに居た。小さくて女のような顔立ちで腕も細い……矮小な自分がまだ生きた表情で泣くのを堪える姿が懐かしかった。そうして……その自分の地面に転がった食べ物だったものも懐かしい。
「ははうえ……、ははうえ……」
地面に叩きつけられた自分の食べるはずだった物……母上が生きていた頃に内緒の庭でパンを持って、花を見ながら食事をしていた思い出に縋ったせいで踏み荒らされてしまった。母上のように強くなろうと泣きながらもたたきつけられた食べ物を綺麗に拾う様は人間らしい……。
(こんな自分をみて、人間らしい……か。私も汚れたもんですね)
第二王子の兄様には特に虐められていた。ことごとく母上の思い出の場所を突き止めては見せつけるようにその場で暴行や、女物の人形遊びを目の前でするように強要されたりなど様々なことをされた。その情景が切り替わり立ち替わり映像として私の目の前に現れる。
小さい肩にのしかかる悪意に潰されないようにと破られた教養の本をつなぎ合わせて何度も読んだ所も、死にそうになっている鳥の子供を目の前で殺されて……その死骸を大泣きしながら墓を建てた所も余すことなく記憶通りに現れる。
ソレを見ても、懐かしさしか感じなかったが……最後に切り替わる場面は、ぞわりと背筋が凍った……。私の母の墓……ろくに死因すらも知らされずに入れられた墓。王族にしては貧相な石造りの墓の前で、第二王子と第三、第四の王子と……私がそこに居た。
「やめて、ください。やめて! やめ、」
「やめてください? 悲しむ弟の為に処理をしてやってるだけじゃないか」
第三王子が油の乗った舌で宣う。母上の墓に私を縛り付けて後ろから魔法で攻撃するという悪質ないじめ。魔法に撃たれる恐怖ではなく母上の墓が壊れてしまう恐怖に叫んだ。声を張り上げ縛られた身体が縄で擦れて縄が触れている部分が血まみれになっても……完全に壊される最後まで当時の私は叫んだ。助けを、母を、救いを、神を……。
「けれど、誰も来なかった」
最後まで壊されて残骸になった母の墓石の残骸を大切抱きながら涙を流していた。そうだ、私はここから感情を忘れて、墓石と一緒に自分の心が砕けた瞬間がここだ。何度も壊れた墓石を治そうと積んでは勝手に崩れるの繰り返し、見かねた未来の自分である私が……当時の私の元へを向かう。
あぁ、この頃の自分はこんなに……上手に悲しむことができる人間だったのか。
私は弱々しい彼を抱きしめる。冷たいとはいえ子供だから今の自分よりは暖かい……とても暖かい涙も震えるうでも、零れ出る恨みも苦しみも子供らしく暖かい。あやすように……カリスティアを真似た手つきで自分をあやして撫でて落ち着かせる。落ち着いてきたところで少しずつ過去の私に未来の自分の事を語った。
「必ず……母上の予言の通り、それ以上に素晴らしい人が現れます」
「僕は、僕は、頑張って強くなればその人に会える?」
「ええ、守りたいと思える人が現れます」
子供の頃の自分の嗚咽がさらに激しくなる。背中をさすり頭を撫で包むように抱きしめる。過去とはいえ自分を抱きしめることに違和感が多少あるがこの際いいだろう……夢の中なのだから。
グスグスと殺しきれない嗚咽を溢れさせて震える白い少年は、ゆっくりとこちらを見上げた。優しく笑いかけるように過去の自分の顔を見ようとして顔を傾けて、ゾッと自身の背中をなめ回されるような悪寒が走った。子供の頃の自分が気持ち悪いほどに口を裂いて、空洞のような暗い瞳で笑ってこちらを見ていた。
「本当に? カリスティアを愛してるの? 似た母親の幻想を重ねてるだけじゃないの?」
「なんと言われようと愛しています。その問いと迷いは解決済みですので、もう宜しいですか?」
空虚に笑う自分を突き飛ばして睨み付ける。ケラケラと耳障りに鼓膜を揺らす笑い声がどこか心に鈍く響くようで胸に苦しさが渦巻く。兄様と会ってしまったが故にこんな夢になったのだろう。頭に思い浮かぶ思考力がお粗末な兄を思い浮かべてため息をつく。現実で虐めるだけでなく夢の中でも纏わり付くその薄汚い根性は一種の才能だ。過去の妄執を断ち切るべく前を見据える。敵は……過去の自分だ。
「母親を守れなかった償いで彼女の元に居るんじゃないの? 実際彼女にキスとか、愛する者として当然のこと前々してないし、愛とはほど遠い……自己満足の結果なんじゃないの、そうやって大事な大事なカリスティアは離れてくとおもうよ? 自己満足でろくに愛を示さない僕なんて」
「続けるのですか……いいでしょう。逆に過去の私に聞きますが、わざわざ愛してると示さねばならないものが愛なのですか? そんな見え透いて態とらしい愛を、毎日示さねば離れる程度の女性と恋人になった覚えはありません。自己満足? それで結構です。私は私の意思で彼女と共に居ます。私の勝手で今が在る」
熱に浮かされて冷静さを欠いた私を何度も根気よく引き留めて寝かせてくれる。そんな何気ないこと中にあるのが愛だ。行動一つ一つに愛か愛じゃないかを説くなど馬鹿らしい。何度でも何百でも言おう……私は私の意思で彼女を愛し、共に在ることを望む者。王子という身分をわかっていながら同等として接してくれた彼女、母以外の暖かみを私に教えてくれた彼女、あんな町に産まれながらも気高い彼女への思いを……今更。
「敵や魔物に、私のこの心の中に在るのが、そんな見え透いた物だと思われるのは流石の私も腹立たしいの一言です」
今更この程度の揺さぶりを掛けてくる見知らぬ敵に呆れ果てる。心の傷に入り込み身体を操る魔物……それがたまたま私の中に入り込むとは考えがたい。私の知る中でこの魔物を使役して、私に気づかれずに入り込ませられる人物は一人……メリナ様。
一番面倒な私をどうにかカリスティアとけしかけようとしたのでしょう。感情と心を理解するからこそ私が一番恐れている。私自身が彼女を傷つけるということを起こす為に……少し前の私ならば効いたでしょうね。兄様と会う前の私ならば……。
「こうして幹部自らまた来訪されるということは……よほどアダムスという国に都合の悪いものがあると言っているような物ですよ」
空虚に笑う過去の自分に向けて魔力を練り上げた氷の一撃を放って叫んだ。
「カリスティア!!!! 私を思いっっっきり、殴りなさい!!!!!」
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「おーけ……。歯を食いしばれッッッ!!! グラス!!!」
先ほどまで緩やかに暴れていたグラスが自分を殴れと叫んだので、思いっきりグーで、ついでに魔力を乗せて綺麗な中性顔に右ストレートをお見舞いさせた。
氷の魔力を纏っているグラスをぶん殴ったから私の右腕がグーの状態で凍った。氷帝と呼ばれることだけはあるのか全力のパンチものけぞりはするが倒れることはなく右手で右頬を押さえて耐えた。しっかりとした足取りでこちらに向かいながらも……自分が凍らせた周りを見回して「この程度で済んでよかった……です」と呟きながら歩いてきた。この程度?
(ウィーンママの家はなんとか私が死守したけどその周りの庭や森全面凍ってるんですが!?)
グラスの鈍いながらも確かな人を殺せる氷の魔法で、空から凍った雲が降ってきたり。地面がかっちこっちで、前にグラスを蹴り上げた足は未だに凍り着いているし、なんなら、すっごーい遠くのほうに見えている山まで普通にカッコッチなんですがねぇ??
「グッモーニ~ン、顔面永久凍土野郎、おかえり」
「ただいま帰りました。口が悪いですよカリスティア、ご迷惑をおかけしたお礼に敬語でもお教え致しましょうか?」
「お礼なんてそんな、大変恐縮ですがお気持ちだけ有り難くお受けします。大層お口が騒がしく回るようで安心致しました」
敬語ならば接客業仕込みの客に気づかれない嫌み敬語を習得しているので負けないぞっと挑戦的に笑うと、グラスもクスクスと笑う。具合もなんか戻ってきたみたいで安心した。グラスの左手を取って今度はいつもと違って私が彼の手を引く、冷たい手も、愛おしそうに目を細める所もいつも通りに戻ったみたいで安心した。
「……おかえり」
「……ただいま、です」
玄関に来たところでグラスに向き直って改めて笑って言うと、グラスも笑って言ってくれた。ただいま……と。
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「……終わったのはいいが、魔法で家の中を暖めて、へ、へ、くれぇ……。へっくしょーん!!!」
「あわわわ、今度はドロウ君が体調崩すってか、家の中も極寒……」
「申し訳ございません……ご迷惑おかけしました」
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