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王妃奪還作戦【6】
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目を瞑りながらなんて出来るわけねぇーじゃねえか。
コイツが槍を一振り首めがけて薙げば、俺の命は一瞬で消え失せる。それを避けるために、精一杯逃げ回って、逃げ回って、いつしかシトルが【傷心魔術 自己顕示欲】を発動する瞬間を見てしまった兵士が床に折り重なるように横たわっている。
【主はぁん、グラスはん、自称ママ悪魔はーん、ドロウはん。王妃様確保しましたんで、わてさきに行ってますわ~】
気の抜けたスケイスの声が水晶を通して頭に響く。その間にもシトルが槍と短剣を使って攻撃してくる。速くコイツを撒いて脱出しないといけねぇのに、逃げる事ができない。精々出来ることと言ったら、傷心魔術が発動した瞬間に目を逸らして即死を免れることだけ。
転がる死体で足が取られる。金属音が鳴り響く攻防の中で決死の思いで階段を駆け上がって地上に出てみても状況は変わらず……どころかなおのこと悪い状況となった。地上に出てみれば、1階は逃げおおせる老若男女の人々でごった返していた。この状況で1階に上がればシトルは追い掛けて来る。もし、追い掛けて来てここで傷心魔術とやらを使われたら……どれだけの犠牲者がでることか。
「俺は此処です。俺は俺は、此処だぁです。此処です」
「ッチ!」
駆け上がって来る瞬間を見計らって扉を閉めた。人間一人が階段から落ちるような大きい音が扉の向こうで鳴り響く。出来ればこれで死んでくれ。扉を抑えながら城の上から下へ逃げおおせる人々の悲鳴を背中に受けて祈りを捧げる。そんな中で急に人々の悲鳴がすん……と止んだ。不自然なまでに悲鳴が静かになったのを不思議に思いながらも、扉の向こうではブツブツと何かを言いながら着実にこちらに上がっていくシトルが向かって居た。もう一度舌打ちをして、傷だらけの身体をドアに押しつける。此処で絶対に出すわけには行かない……今は沈黙など気にしている暇なんてない。
「あらぁ、ドロウ君? こんな所で何しているのかな? 速く逃げないと」
ウィーンさんの無機質な声がすぐ後ろで聞こえた。戦闘で気が立っているのかと思って、その無機質な声に振り返ることなく事情を伝えた。
「シトルって奴が、傷心魔術だっけか? 自分の姿を見た奴を即死させるよくわからない魔法の使い手が向こうに居るんだ!!! 此処で出したら、被害が出ちまう!!!」
「……そんなオイタする子が居るのね。わかったわ、私がすぐになんとかするから、ちょ~と痛くなってしまうけどドロウ君は逃げてね」
「痛く? …………ッッッ!!!」
疑問符が浮かんだ時には、俺が扉を押さえる扉に赤黒い手がひたりと手首を掴んだ。血と肉がべっとりとついた肉が手首に刷り込まれて独特の感触が鳥肌を立たせる。油が切れたように、首をゆっくりと掴んだ手を伝って動かすと……。
「カリスティアちゃんとグラス君をよろしくね。ドロウ君」
べっとりと血に濡れたウィーンさんが、形容も表しようもない狂気に満ちた顔で笑っていた。目だけは辛うじてカリスティアちゃんやグラスに見せる愛情の詰まった瞳で……。その雰囲気と眼差しの不一致さが余計に……狂気と深淵の狭間を思わせる。俺は叫びそうになるが、叫ぶ前に頭に激痛が走った。抵抗する間もなく俺は目の前が真っ暗になっちまって。
「それで、目が覚めた頃にはこちらに居らしたと」
「お恥ずかしながら、はい」
そういえば王妃なんだから、あんな無礼な口を聞いて言い訳がないと遅いながらも口調を改める。口調が改まったことに気づいて目を細めるから、少し遅かったかと顔を引き攣らせれば「怖がらずとも宜しいですわ」とふわりと気品溢れさせる笑みを浮かべた。
「ふふ、口調を楽になさって宜しいのですよ。リチェルリット王妃とはいえ、亡命した身ですもの……どうぞ、エルロイドとお呼びくださいませ」
「ああ、わかった」
本当に自分より年上なのかと疑いたくなるほどに柔軟だった。「邪魔ですわね」と短剣を持って自身のドレスを歩きやすい風にざっくりと切って切れ端を床に敷いた後にそこに座ったのだ。王妃は俺にも座るようにとじーっと見た者だから俺も恐れ多いながらも座る。
「柔軟っすね」
「死んだことにされてしまったときから、大抵のことはどうでもよくなってしまっただけよ」
「すんません」
「正直な子ね。私のカロフィーネも、これくらい素直に育っていれば宜しいのですけど……」
「王妃様の娘様ですから、きっと俺なんかよりも素晴らしい人間になってますよ。……無礼を承知で聞かせてください。なんで死んだことにしなくちゃ……いけなかったんだ」
王妃の亡命なんて普通に考えても考えなくても異常だった。俺がお袋にかまけてウジウジしている間に、こんな恐ろしいく世界が蠢いているとは思わなかった。今はちらほら聞こえる逃げ惑う悲鳴が響く中で、いつの間にか朝になっていた空を見て、王妃様に聞いてしまった……知りたいと思ったことを素直に聞いちまった。
「本当に素直な子ね。けど、今はダメよ。今回私を奪還する中で生きて帰ってきた者達に伝えねばならないから。わたくしの喉は、一人一人に言えるほどに丈夫でなくてよ」
「すんません」
やっぱり無礼だった。内心頭をかき乱したくなるほどに猛省した。速くグラスとカリスティアちゃんとスケイスさんが帰ってこいと祈りながら沈黙を続けた。悲しくなるほどに気の利く話題なんてものは無くて、心の血涙をだばだばと流しながら緊張しっぱなしだった。
時折聞こえる城の壊れる音も……人々の悲鳴も……いつの間にか止んでいた。早朝からずっと沈黙のままに待ち続けて……何時のまにかまた町も何もかも死んだように静かになってしまっていた。夕暮れも相まって幻想的なまでの不穏な町並みが永久に続くのではないかという恐怖と、長いようで短い付き合いの仲間達の信頼を胸に……死した国の傍らで待ち続けた。俺も……王妃も。
・
・
「ご機嫌麗しゅう、カロフィーネ姫」
「帰りなさい!!!」
拝啓、生きている事がわかったお母様へ、カロフィーネは処女の危機に瀕しています。私も結婚する歳になって良い人も一人も居ないことを憂いた……敵のはずのお父様とディザが組んで、毎晩のこと見目麗しい男を部屋に消しかけるという暴挙に出ております。お母様……帰ってきたら真っ先にお父様を殴ってくださいお願いします。
今日も男をリュピアに言って部屋につまみ出した。リュピアに命じて監視させて身体を清め寝間着に着替えて念願のベットへ潜り混む。あぁ、カリス様の下さった髪飾りで、忍びこむ男達を圧縮して窓から捨ててやりたい、できないけれどどうしても願ってしまう。それほどに最近はしつこい……一種の作戦なんじゃないかと思いたくなるほどだ。
「わたくしは、カリス様とグラス様の恋模様を思うだけで満足で男などいりませんことよ……」
「要らないのでしたら、適当な男の種でも頂戴しては如何です?」
「良いアイディアですわね。先ほど捨てた男をすぐにこちらに……」
「冗談だから本気にしないでくれないかな? 今妊娠されたら大変なのはカロフィーネ様ですからね」
「それもそうね。全てが終わった時に可愛い子供が出来そうな男をとっ捕まえればいいですわね」
「……そんなことおっしゃられると王妃様お泣きになられると僕は思います」
良いアイディアなのに何故そのようなことを言うのか微妙に理解に苦しみますわ。わたくしはグラス様とカリス様の恋模様を考えて居るだけで、胸がぐっとほっかり暖かくなるよ。恋愛よりわたくしの優先は妄想よ妄想。
寝っ転がりながらそう言い放つと、リュピアがわかりやすくこの御姫様は……と頭を抱えた。だから敵になったとはいえ国王様やディザなんかに心配されるんだと、グチグチカーテンを閉めながらお説教を垂れ始めた。私は顔がツーンとして枕に顔を埋めた。
「お休みなさいませ。カロフィーネ姫」
「おやすみなさい、リュピア」
婚約者のことは後で考えると、グチグチ言い放ち続けるリュピアを止めて会話が終了した頃には、私の部屋の明かりを消す準備が整っていて、そのまま私は寝ることにしました……明日はお母様の生存報告が聞こえることを信じて。
コイツが槍を一振り首めがけて薙げば、俺の命は一瞬で消え失せる。それを避けるために、精一杯逃げ回って、逃げ回って、いつしかシトルが【傷心魔術 自己顕示欲】を発動する瞬間を見てしまった兵士が床に折り重なるように横たわっている。
【主はぁん、グラスはん、自称ママ悪魔はーん、ドロウはん。王妃様確保しましたんで、わてさきに行ってますわ~】
気の抜けたスケイスの声が水晶を通して頭に響く。その間にもシトルが槍と短剣を使って攻撃してくる。速くコイツを撒いて脱出しないといけねぇのに、逃げる事ができない。精々出来ることと言ったら、傷心魔術が発動した瞬間に目を逸らして即死を免れることだけ。
転がる死体で足が取られる。金属音が鳴り響く攻防の中で決死の思いで階段を駆け上がって地上に出てみても状況は変わらず……どころかなおのこと悪い状況となった。地上に出てみれば、1階は逃げおおせる老若男女の人々でごった返していた。この状況で1階に上がればシトルは追い掛けて来る。もし、追い掛けて来てここで傷心魔術とやらを使われたら……どれだけの犠牲者がでることか。
「俺は此処です。俺は俺は、此処だぁです。此処です」
「ッチ!」
駆け上がって来る瞬間を見計らって扉を閉めた。人間一人が階段から落ちるような大きい音が扉の向こうで鳴り響く。出来ればこれで死んでくれ。扉を抑えながら城の上から下へ逃げおおせる人々の悲鳴を背中に受けて祈りを捧げる。そんな中で急に人々の悲鳴がすん……と止んだ。不自然なまでに悲鳴が静かになったのを不思議に思いながらも、扉の向こうではブツブツと何かを言いながら着実にこちらに上がっていくシトルが向かって居た。もう一度舌打ちをして、傷だらけの身体をドアに押しつける。此処で絶対に出すわけには行かない……今は沈黙など気にしている暇なんてない。
「あらぁ、ドロウ君? こんな所で何しているのかな? 速く逃げないと」
ウィーンさんの無機質な声がすぐ後ろで聞こえた。戦闘で気が立っているのかと思って、その無機質な声に振り返ることなく事情を伝えた。
「シトルって奴が、傷心魔術だっけか? 自分の姿を見た奴を即死させるよくわからない魔法の使い手が向こうに居るんだ!!! 此処で出したら、被害が出ちまう!!!」
「……そんなオイタする子が居るのね。わかったわ、私がすぐになんとかするから、ちょ~と痛くなってしまうけどドロウ君は逃げてね」
「痛く? …………ッッッ!!!」
疑問符が浮かんだ時には、俺が扉を押さえる扉に赤黒い手がひたりと手首を掴んだ。血と肉がべっとりとついた肉が手首に刷り込まれて独特の感触が鳥肌を立たせる。油が切れたように、首をゆっくりと掴んだ手を伝って動かすと……。
「カリスティアちゃんとグラス君をよろしくね。ドロウ君」
べっとりと血に濡れたウィーンさんが、形容も表しようもない狂気に満ちた顔で笑っていた。目だけは辛うじてカリスティアちゃんやグラスに見せる愛情の詰まった瞳で……。その雰囲気と眼差しの不一致さが余計に……狂気と深淵の狭間を思わせる。俺は叫びそうになるが、叫ぶ前に頭に激痛が走った。抵抗する間もなく俺は目の前が真っ暗になっちまって。
「それで、目が覚めた頃にはこちらに居らしたと」
「お恥ずかしながら、はい」
そういえば王妃なんだから、あんな無礼な口を聞いて言い訳がないと遅いながらも口調を改める。口調が改まったことに気づいて目を細めるから、少し遅かったかと顔を引き攣らせれば「怖がらずとも宜しいですわ」とふわりと気品溢れさせる笑みを浮かべた。
「ふふ、口調を楽になさって宜しいのですよ。リチェルリット王妃とはいえ、亡命した身ですもの……どうぞ、エルロイドとお呼びくださいませ」
「ああ、わかった」
本当に自分より年上なのかと疑いたくなるほどに柔軟だった。「邪魔ですわね」と短剣を持って自身のドレスを歩きやすい風にざっくりと切って切れ端を床に敷いた後にそこに座ったのだ。王妃は俺にも座るようにとじーっと見た者だから俺も恐れ多いながらも座る。
「柔軟っすね」
「死んだことにされてしまったときから、大抵のことはどうでもよくなってしまっただけよ」
「すんません」
「正直な子ね。私のカロフィーネも、これくらい素直に育っていれば宜しいのですけど……」
「王妃様の娘様ですから、きっと俺なんかよりも素晴らしい人間になってますよ。……無礼を承知で聞かせてください。なんで死んだことにしなくちゃ……いけなかったんだ」
王妃の亡命なんて普通に考えても考えなくても異常だった。俺がお袋にかまけてウジウジしている間に、こんな恐ろしいく世界が蠢いているとは思わなかった。今はちらほら聞こえる逃げ惑う悲鳴が響く中で、いつの間にか朝になっていた空を見て、王妃様に聞いてしまった……知りたいと思ったことを素直に聞いちまった。
「本当に素直な子ね。けど、今はダメよ。今回私を奪還する中で生きて帰ってきた者達に伝えねばならないから。わたくしの喉は、一人一人に言えるほどに丈夫でなくてよ」
「すんません」
やっぱり無礼だった。内心頭をかき乱したくなるほどに猛省した。速くグラスとカリスティアちゃんとスケイスさんが帰ってこいと祈りながら沈黙を続けた。悲しくなるほどに気の利く話題なんてものは無くて、心の血涙をだばだばと流しながら緊張しっぱなしだった。
時折聞こえる城の壊れる音も……人々の悲鳴も……いつの間にか止んでいた。早朝からずっと沈黙のままに待ち続けて……何時のまにかまた町も何もかも死んだように静かになってしまっていた。夕暮れも相まって幻想的なまでの不穏な町並みが永久に続くのではないかという恐怖と、長いようで短い付き合いの仲間達の信頼を胸に……死した国の傍らで待ち続けた。俺も……王妃も。
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「ご機嫌麗しゅう、カロフィーネ姫」
「帰りなさい!!!」
拝啓、生きている事がわかったお母様へ、カロフィーネは処女の危機に瀕しています。私も結婚する歳になって良い人も一人も居ないことを憂いた……敵のはずのお父様とディザが組んで、毎晩のこと見目麗しい男を部屋に消しかけるという暴挙に出ております。お母様……帰ってきたら真っ先にお父様を殴ってくださいお願いします。
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「冗談だから本気にしないでくれないかな? 今妊娠されたら大変なのはカロフィーネ様ですからね」
「それもそうね。全てが終わった時に可愛い子供が出来そうな男をとっ捕まえればいいですわね」
「……そんなことおっしゃられると王妃様お泣きになられると僕は思います」
良いアイディアなのに何故そのようなことを言うのか微妙に理解に苦しみますわ。わたくしはグラス様とカリス様の恋模様を考えて居るだけで、胸がぐっとほっかり暖かくなるよ。恋愛よりわたくしの優先は妄想よ妄想。
寝っ転がりながらそう言い放つと、リュピアがわかりやすくこの御姫様は……と頭を抱えた。だから敵になったとはいえ国王様やディザなんかに心配されるんだと、グチグチカーテンを閉めながらお説教を垂れ始めた。私は顔がツーンとして枕に顔を埋めた。
「お休みなさいませ。カロフィーネ姫」
「おやすみなさい、リュピア」
婚約者のことは後で考えると、グチグチ言い放ち続けるリュピアを止めて会話が終了した頃には、私の部屋の明かりを消す準備が整っていて、そのまま私は寝ることにしました……明日はお母様の生存報告が聞こえることを信じて。
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