エターナル・ビヨンド~今度こそ完結しますように~

だいず

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1巻:動き出す歴史

第四話:王都の秘密 第一章:秘密の試験

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 第一章:秘密の試験

 夏の日も残り少なくなってきた、ある日。エバ婦人の屋敷では、令嬢とその従者の少女が明日の予定について話し込んでいた。窓から差し込む光は、令嬢の髪を通過すると様々な色に淡く輝いた。玉虫銀と形容される特別な髪の色は、ここ王都では王族の漆黒の髪に並び立つほどの尊い色だとされている。

 シエラはソファの端に腰を下ろし、落ち着かない様子でいた。指先は無意識に、髪を巻き付けもてあそんでいた。
「試験って、何が出るんだろう? やっぱり礼儀作法? それとも掃除の腕前?」
 声は少し上ずっている。
「……もし試験に落ちたら、どうしよう」
 不安そうに視線を落とす。しかし、すぐに顔を上げて笑みを作る。
「でも、そうなったら早く帝都に帰れるかもしれないし!ね?」
 自分に言い聞かせるように独り言を重ねていたシエラは、ふいにチャコを振り返る。窓辺に立っていたチャコは、そんな彼女を横目で見やり、シエラを落ち着かせるように淡々と返す。
「初めは働き口の紹介って話だったのに、急に“試験”になったのよ。……まともに相手にされているのかしらね?」
 その声音には、冷静な観察とわずかな警戒が混じっていた。
 そして心の中で、チャコは呟く――トム教官がそんな幕切れで満足するはずがない、と。

 翌朝。王宮へ向かう馬車の中、シエラは窓の外を眺めながら、ふと口を開いた。
「ねえ、今日の集合場所って……騎士棟で合ってるよね?」
 チャコは手元の書状を確認しながら頷いた。
「ええ、メリンダ婦人からの指定よ。王宮の騎士棟、正門にて担当者が待つ、ですって」
 シエラは首をかしげた。
「メイドの試験なのに、騎士棟ってちょっと不思議じゃない?」
 チャコは静かに視線を落とし、「そうよねぇ」と、考え込むように答えた。
「例えば、こっちでは、御所の給仕係は城の事務方が掌握している。北方王国も、王宮メイドの求人なら、事務担当分掌が請け負うはず」
 シエラは、チャコの分析を不思議そうに見守る。チャコは、シエラの表情を捉えることなく、続けた。
「少なくとも、制度の枠外で動いてるのは確かね。メリンダ婦人って、いったい何者なのかしら?」
 チャコは窓の外に目を向ける。栗色の瞳は、背の高い王宮の尖塔をじっと見つめた。

 “令嬢”とその従者が馬車を降りた時、騎士棟の石造りの外壁は、朝の光を受けて静かに輝いていた。静寂の中には、帯刀した者特有の金属的な足音がかすかに響く。王宮の優雅さと凛とした緊張が漂う空気は、朝の露を含んで少し肌寒かった。
 シエラとチャコが正門に足を踏み入れると、すでに出迎えの人物が待っていた。黒い礼装に身を包んだ少年—グラム公の従者と、赤い騎士服を纏った長身の女性だった。少し遠くから会釈をし顔を上げた瞬間、シエラは目を見開き、小さく息を呑んだ。
「あの……メリンダ婦人?」
 シエラが思わず声を漏らす。チャコも一瞬、身じろぐ。
 女性騎士は口元に穏やかな笑みを浮かべ、姿勢を正して一礼した。
「お久しぶりですね、お嬢様方。私は、こちらでお仕えしております、マイヤー・メリンダと申します。階級は二等将軍です。以後、お見知りおきを」
 その口調は騎士らしく、礼節と威厳を備えたものだった。シエラとチャコは思わず姿勢を正す。マイヤー将軍—つまりメリンダ婦人—は、二人の反応に満足げに頷くと、声の調子を切り替えた。
「そんなに緊張しないで。さっそく、業務の話に入りましょ。今日は、忙しいわよ~」
 マイヤー将軍は、嫌気払いの時と同じく、男編みにした金髪を揺らして笑いかけた。小さく手をたたく素振りは、メリンダ婦人そのものだった。彼女は、将軍か貴婦人かつかみどころのないまま、今回の求人紹介の経緯を説明していく。
「このご時世、騎士の仕事は戦うばかりじゃなくてね。広範化・多様化しているの。部下に命令するほどではないけど、自分でやるには効率が悪いことを頼むには個人で側仕えを雇うのが一番都合がよくて。そんな時、エバ婦人が、お嬢さんを持て余してるっていうから……」
 ようするに、マイヤー将軍は個人的に雇い入れるメイドを必要としており、シエラとチャコに声をかけたようである。騎士棟に呼び出された理由も判明し、チャコは少しホッとした。
 マイヤーは説明を続けながら、騎士棟の玄関ドアを開け、二人を通す。すると、騎士棟エントランスに、こちらに一礼する黒衣の少年が見えた。グラム公やメリンダ婦人に付いていた、あの少年従者である。
 マイヤー将軍は少年従者に向かって手を広げ、紹介した。
「こちらはグラム公…もとい、グラハム将軍の従者殿。彼もまた、あなたたちの資質を見極めたいとのことです」
 背の低い少年従者は一歩前に出て、柔らかな笑みを浮かべながらシエラに向き直った。彼は改めて一礼し、シエラとチャコも礼を返す。そのさなか、グラム公はメリンダ婦人と同じく、“グラハム”という将軍が市井に出る際の変装であったことを理解した。
「マイヤー将軍もそうですが、主はその不器用さ故、輪をかけて多忙です。そのため、本日は私が試験官代理を務めさせていただきます。」
 シエラたちは従者の申し出に要領を得ない反応を見せた。しかしマイヤー将軍はさりげなく、二人はそれぞれ別の主に仕える予定であることを伝えた。つまり、どちらかがマイヤー将軍を、どちらかがグラハム将軍を担当することになる。
 マイヤー将軍は「実はもう、どっちがどっちかは決めてあるの」と、告げ、チャコに向かってにっこりと微笑みかけた。
「じゃあ、私と一緒に来てちょうだいね。遠慮はいらないわ。あなたの腕前、しっかり見せてもらうから」
 マイヤー将軍は機嫌よく階段を上っていき、チャコは彼女の後ろを早足で付いていった。
 シエラはチャコの背中を、顔を向けるだけで黙って見送った。二人の姿が踊り場に消えると、従者が「さて」と、口を開いた。
「それでは、こちらも始めましょう。ただし、どうか気楽に。今日はあなたの人となりを知るための日です。無理をなさらず、自然体でいてくださいね」
 従者は微笑んで見せたが、シエラの緊張を解きほぐすことは無かった。

 その夜。王宮騎士棟の一角、グラハム将軍の私室。
 マイヤー将軍は、いつものようにそのソファに寝そべっていた。片足を肘掛けに乗せ、片手で頭を支えながら、くつろいだ様子で天井を見上げている。
「いやぁ、今日はよく動いた。エバ婦人が寄こした“令嬢”たちは、なかなかの掘り出し物だね」
 グラハム将軍は部屋の窓枠に背を預け、腕を組んだままマイヤー将軍を睨みつけていた。
「どういうことだ、マイヤー。落とせと言ったはずだろう」
 マイヤー将軍は肩をすくめ、やれやれと首を振った。
「大健闘だったんだよ。チャコ嬢は家事もそつなくこなすし、挨拶状くらいなら代筆もできる。騎士服からドレスへの召し変えも一人で補助できる。完璧さ」
 マイヤー将軍は、「あれは使えるぞ~」と、従者に嬉しそうな笑みを向ける。少年従者は対面のソファに腰かけ、苦笑いで応じた。
「ふざけるな!」
 グラハム将軍は声を荒げた。彼の言い分もよく理解している二人は、バツが悪そうに口を閉ざす。
 グラハム将軍は、今度は従者に向き直り、厳しく問いただす。
「マイヤーの方はまだしも、なぜもう一人まで合格させてしまったのですか?」
 怒りを宿した視線に、従者は「それは…」と、言葉を詰まらせる。
「私はメイドを雇うつもりはありません」
 そう言い渡すグラハム将軍に対し、従者は承知していることを伝えるように、小さく何度も頷いた。そして、答えを返す。
「その点は、心配無用。彼女は、私が引き取ります。私の専属として迎え入れます」
 グラハムの表情が一瞬で変わった。
「……言ってしまったのですか?!」
 グラハム将軍は、声が裏返りそうになるのを、必死に抑えた。従者は微笑をたたえ、ただ「はい」とだけ答えた。

 同じ頃、エバ婦人の屋敷では、婦人と若い食客たちだけの晩餐が設けられていた。今夜の晩餐は正式な作法から外れ、前菜からデザートまでの料理をすべて一度に運ばせていた。それは、この食卓に内密の話題が上ることを意味していた。
 テーブルの中央で、エバ婦人はにこやかにグラスを掲げた。
「まずは、シエラとチャコ。ご採用おめでとう」
 その声は穏やかだったが、喜びや誇らしさによる高揚は見られず、冷静な響きを帯びていた。
 祝福を受けた二人は暗い表情を隠そうともせず、ただグラスを少し持ち上げた。シエラは視線を落とし、チャコは手元の皿に手を伸ばそうともしない。
 リオンはそんな二人の沈んだ様子と、アニの不在が重なり、胸の奥に重い憂鬱を抱えていた。今夜の席にはアニも当然に招待されていたが、先の宴の一件ですっかり怒ってしまった彼は、誘いを拒否して部屋にこもってしまったのである。
 重い空気の部屋には、ギスギスとした食器の音のみが響いた。しばらくの後、チャコが静かに口を開いた。
「……エバ婦人。率直に伺います。今回の件、どういう意図なのですか?」
 チャコの眼差しは、感情的な風合いは無く、しかし奥底に強い意志を感じさせた。エバ婦人は珍しくチャコを見つめ、やがて口の端だけの微笑を返した。
「どうやら、もう聞かされているのね」
 エバ婦人は果実酒で口を潤し、静かな声で語り始めた。メリンダ婦人とグラム公は、現在の王宮騎士団の筆頭であるマイヤー将軍とグラハム将軍の市井遊行の姿であること。そして、彼らに仕えていた少年従者こそ、北方王国の第二王子であることを説明した。
「皆さん、変装をほどこしていたけれど、お顔はそのままでしょう?式典で顔を合わせた事があれば、すぐに気が付くわ」
 淡々と事実を告げる彼女の声に、リオンは思わず目を見開いた。向かいの席では、シエラとチャコが苦い表情を浮かべている。リオンは、王宮の試験にて二人がこの事実を知らされ、動揺したまま帰宅したのだと悟った。
 一方、エバ婦人の言葉に、チャコは頭を抱えた。婦人は嫌気払いの宴はおろか、“グラム公と従者”がシエラたちを屋敷に送りとどけたときからその正体に気が付いていたようだ。言葉の一つ一つ、婦人や将軍たちの振る舞いの一つ一つにもっと注意を払っていれば。公然の秘密に気づけたかもしれない。そうすれば、もっと別の状況が作れたかもしれないのに。
 エバ婦人は少年たちの反応を気に留めないかのように、説明を続けた。
「メイドの件は、宴の日に、偶然舞い込んできたのよ。マイヤー将軍とは旧知の仲でね、彼…女が若いころからの。将軍になると忙しいと嘆くものだから、あなたたちを推薦したのよ」
 エバ婦人は一呼吸を置き、「王子に仕えることになるとは思わなかったけれど」と付け加えた。
 エバ婦人の言葉に、チャコは「全てが偶然とは思えません」と述べた。シエラも内心はそう思っているのだろうか、チャコの言葉を静止するでも否定するでもなく黙っている。市民の暮らしを調査せよと命じられてきたはずなのに、中枢に放り込まれることになった彼女たちが“単なる偶然”で納得しないのはもっともである。
 エバ婦人は、これまで世話を尽くしてきた少女たちの無礼な振る舞いを咎めることはなかった。二人が押し殺している感情が胸の奥に沈むのを待つように、何度かに分けてグラスを空にした。
 そして、「かえって良かったかもしれないわね」と、切り出した。
「あなた達に明言されていたかは分からないけれど、潜入者はできるだけ王国の中枢に近づけてほしいと言われています。私はその通り、できるだけのことをした。それだけよ」
 エバ婦人がそう言い渡すと、若き潜入者たちはっとしたような表情をし、すぐに言葉を失ってうつむいた。婦人は彼らへの憐憫を悟られぬように、無表情を崩さぬように努めた。
 誰も言葉を発しないのを確認し、エバ婦人は立ち上がった。そして、シエラに言う。
「そのブローチは、決して外さないようにしなさい」
 シエラはうつむき、胸元につけてある赤い飾りのブローチを見た。それは、嫌気払いの宴の際にエバ婦人から贈られたものだった。
「それは、私からではなく、あなたたちの指揮官から贈られたものよ。それさえあれば、必ず帰還できると…そう聞いているわ」
 シエラは胸元のブローチにそっと触れ、その冷たさを手のひらで確かめた。チャコもブローチを見つめた。
 エバ婦人は小さく頷き、ドアに向かった。ノブに手をかけたところで、振り向くことなく言葉をかけた。
「どうしても王宮を出たければ、知らせなさい。メイドが3か月と持たないのは、不自然ではないわ」
 そう告げると、エバ婦人は静かに部屋をあとにした。残された三人は、状況を抱えきれないままでいた。

 夜も更けた頃。令嬢の居室では、シエラとチャコが並びの寝床に横たわったまま、今日の出来事について話し合っていた。
 シエラは小さく息を漏らす。
「ねえ、チャコちゃん……今日の試験、どうだった?」
 このころには、チャコもいつもの穏やかさを取り戻していた。
「マイヤー将軍のお部屋は、書類や衣装が散らかっていたわ。きっと家事が苦手なのね。今日は手前の部屋の片づけを手伝ったけど、まだ手つかずの場所があるんじゃないかな」
 シエラは頷き、少し安心したように微笑む。
「私の方は、従者殿が話を聞いてほしいって。それだけ。グラハム将軍の部屋をいじるわけにはいかないから、そうしたんだよね。終始、話し相手をしていたの。誰かのフリをして話すのって、大変だね」
 チャコはそっとシエラの手を握り返した。
「大丈夫。無事に帰ってこれたんだから、上手くできていたはずよ」
 二人は微笑みあいながら、最後の〈秘密試験〉へ話題を進めた。
「最後は、本当の名前か、誰にも言えない秘密を打ち明ける試験よね」
 チャコが静かに続ける。
「マイヤー将軍によると、騎士社会では、“秘密試験”って呼ぶらしいわ。主従の信頼を確かめる伝統なんだって」
 シエラは眠そうに瞬きをしながら「うん」と答えた。
「私は、本名はシェヘラザード…だけど、愛称の“シエラ”が本当の名前だと思うって、言ったの。そうしたら、合格できたみたい」
 チャコは微笑んだ。嘘が苦手なシエラらしい答えだ。そして、小さい声で囁く。
「私は、信ぴょう性のある大嘘をついたの。『私の主の婚約者であるアニエス様をひそかに慕っている』って」
 シエラは眠そうながらも、えーっと声を上げ、「なにそれ」と返した。“アニエス様”は、アニが扮する貴族の名である。
「でも、それで試験は合格よ。主の信頼って、意外と簡単よね」
 チャコのいたずらっぽい笑みを見て、シエラは小さく息を吐き、目を閉じた。
「やっぱりチャコちゃんは…すごいねぇ」
 まもなく寝息が聞こえ、シエラは深い眠りに落ちた。チャコは目を開けたまま、まっすぐに天井を見つめていた。白い天井を見ていると、マイヤー将軍が語りかけた本当の〈秘密試験〉の光景がよみがえる。
 暖かな窓辺にたたずむマイヤー将軍は、柔らかな眼差しで優しく言った。
「チャコ、君の本当の名を、聞かせて」
 チャコは震える声で、「私の名前は一つです」と答えた。
「では、秘密を一つ、教えて」
 骨ばった少し冷たい手が、チャコの両手を包み込んだ。その動作は羽を捕まえるかのように優しかった。チャコは思わずマイヤー将軍の瞳を見る。吸い込まれそうな深紅の瞳には、最もよく知る顔が映っていた。
 チャコはとうとう、自らの胸のうちにしまっていた、最も重要な秘密を明かした。それは、誰にも知られてはいけない、たった一つの事だった。
 慈しむように頷いたマイヤー将軍の唇が、そっとチャコの指先に触れた。
「よく話してくれたね」
 チャコは小さく息をつき、ただ静かに目を閉じた。
「なんで言っちゃったんだろう、あんな事…」
 チャコは天井に語り掛け、大きなため息をついた。後悔を抱いたまま、明日からの“業務”に向けて目をかたく閉じた。

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