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1巻:動き出す歴史
第四話 第五章:王様の人形 1
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一、深窓の侍女
王宮の西側の端、メイド宿舎の廊下は夜の静けさに包まれていた。就寝前の時間、灯りは落ち着いた明るさで、足音ひとつが響くほどに静まり返っている。
チャコは新人メイドの日課である、明日のパンの詰め替えを行っていた。シエラはそっと近づき、声をかける。
「チャコちゃん、少し話せる?」
チャコは振り返り、親しげに笑った。
「もちろん。どうしたの?」
シエラは少し躊躇いながらも、王子から頼まれた件を打ち明けた。
「王子様が、現王について調べてほしいって……お願いされて」
チャコは眉をひそめ、手早く作業を済ませた。二人の相部屋に場所を変える。シエラは王子から、現王の状況を知るために、王が抱えている専属メイドに接触を試みるように頼まれたと報告した。チャコは何も言わず、黙って報告を聞いた。
「ずいぶんと危ない橋を、渡ってるわね」
言葉の選びこそは冗談めいているものの、チャコの目は真剣だった。
「私も、業務の合間に王国の情勢を探ってるけど……現王の周りは、特に監視が厳しいの。噂レベルでも情報が洩れてこない。今日何をしているのかも、わからない。近づけるのは、ごく限られた人だけよ」
チャコは少し間を置いて、シエラの肩に手を置いた。
「無理をしないようにしてね。あなたが傷つくのは、見たくないから」
シエラは小さくうなずく。チャコは少し考え込み、それから静かに言った。
「とはいえ、専属メイドを糸口にするのは良い手ね。ローザ様は忙しい人だけど、王子様の頼みなら話を聞けるかもしれない」
チャコはそう言うと、「こっちよ」と、夜の廊下に進み出た。シエラは焦りながらも、早足で付いていく。足音を響かせないように歩きながら、チャコは現王の専属メイドは1名、ローザという人物だと説明した。彼女は現王が個人的に雇ったメイドであり、身の回りの世話を近衛騎士の代わりに一切引き受けているらしい。
「忙しくてあまり戻ってこないけど……この時間なら、部屋にいるかも」
チャコは出入り口の方まで進み、階段を上がった。左の突き当たりにある扉の前で、チャコは足を止める。
小さいが趣味の良いドアを、チャコはそっと叩いた。中から柔和な声が返り、チャコはドア越しに語り掛ける。
「ローザ様、私、新人のものです。同僚であり我が主のシエラ嬢が、王子様よりローザ様へご挨拶するようにと指示を賜りました。このような夜分に恐縮ですが、お目通り願えますでしょうか?」
少しの沈黙の後、足音が近づき、ドアが静かに開いた。
「どうぞ」
そこには、柔和な微笑みを浮かべた美しい女性が立っていた。夜中の訪問にも関わらず、彼女はまったく動じる様子を見せない。
チャコは、「この子です」とシエラを紹介した。ローザはチャコに「わざわざありがとうございます」と丁寧に礼を述べた。そしてシエラを部屋に通した。
部屋の中は整然としていた。家具はほとんどなく、小さなベッドのみが壁際に置かれている。殺風景な部屋の中で、唯一窓辺には白いバラが一鉢、静かに咲いている。
ローザはシエラをまじまじと眺め、微笑んだ。
「あなたが、第二王子様の……」
「はい。シエラと申します」
ローザは椅子を勧め、シエラは静かに腰を下ろした。部屋には椅子が一脚しかなかったので、ローザ自身はベッドに腰掛けた。
ローザは会話を穏やかに始め、シエラの事情をつぶさに聴きとった。彼女は物腰が柔らかく、ぶしつけな訪問者の話を親身に聞いてくれる。
しかし、時折ふと黙り込み、何かを考え込むように視線を落とす癖があった。その沈黙は、空気を張り詰めさせるほどではないが、どこか遠い場所に心を置いてきたように見えた。
シエラが王子の状況と現王に対する心配をローザに報告すると、「お話くださって、ありがとうございます」と返答があった。
ローザは何度かそうであったようにしばし考えこみ、口を開いた。
「北方王国は、今……科学化の波に揺れています」
ローザは窓辺の白いバラに目をやりながら、静かに語り始めた。
北方王国は、かつて魔法技術を基盤とした国だった。魔法基盤の社会では生まれ持った魔力の資質によって職業や地位が左右されることが普通で、社会の構造は個々人の才能に依存していた。
しかし、現王の代になってから、王国は科学技術へと方針を転換。この十年で、魔法に代わる新たな技術体系が築かれ、王宮の設備から市井の暮らしまで、急速に科学が浸透していった。
「科学が広がっていったのは、そんな理由があったのですね」
シエラの言葉にローザは、微笑んでうなずいた。そして、科学の利点を穏やかに説明する。
魔法と違って、科学は誰にでも平等に扱える技術である。生まれながらの資質に左右されず、努力と学習によって誰もが使いこなせる可能性を持つ。
「王様は、そうした技術こそが人類の正しい歩みだと、信じておられるのです」
一方で、科学技術の導入には大きな代償も伴っていた。魔法に頼っていた生活基盤を科学に置き換えるには、膨大な資源が必要だった。その確保が追いつかず、経済は一時的に停滞。医療や衛生の転換も遅れ、結果として人口の減少や疾病の増加が起こっている。
「問題は、山積しています」
ローザはそう言って、表情を曇らせた。現王は、こうした問題に対応するため、複数の政策を同時に推し進めている。激務に追われる日々の中で、神経質になっているのも無理はなかった。
「近衛騎士の交代すら嫌がるほどで、私が雇われました。今は、身の回りの世話はほぼ全て私が」
シエラは一瞬だけ言葉を探したが、ローザはにこりと笑って発言を制した。そして、続けた。
「陛下が厳しい表情を見せることが多くなっているのは、多忙ゆえのことです。第二王子様へのご心象を悪くしたわけでも、健康を害しているわけでもありません。……どうか、そのようにお伝えください」
王子への配慮で出来上がった完璧な伝言に、シエラはうなずくしかなかった。やがて、ローザは立ち上がり、身だしなみを整えはじめた。
「これから、陛下の就寝の支度を手伝わなくてはなりません。今は、少しだけ休憩をいただいていたのです」
シエラはすぐに立ち上がり、礼を述べる。二人は並んで部屋を後にした。ローザは軽く会釈し、夜の王宮の廊下に消えていった。
しばしの後、ローザは現王の私室を訪れた。部屋は静まり返っており、灯りは低く抑えられている。王は書類に目を通していたが、ローザの声に顔を上げた。
「第二王子殿下の専属メイドが、私にご挨拶にいらっしゃいました」
ローザは、王子の命を受けて訪ねてきたシエラのことを、丁寧に言葉を選んで伝えた。
「殿下は、陛下のお身体を心配しておられました」
その言葉に、現王の表情が険しくなる。
「……なぜそんな勝手なことを?」
声は低く、しかし怒気を含んでいた。
ローザはすぐに頭を下げる。
「申し訳ありません、ご心配は無用とお伝えしたのですが…」
速やかな謝罪は本心からのものだったが、その姿に怯えはなかった。
王は一瞬の沈黙の後、突然立ち上がり、ローザの腕を掴んだ。
「他者との過剰な接触は、禁じているはずだ…!」
その手には、力がこもっていた。ローザの腕は冷たく、硬い。彼女は、王の手を通して自らの腕の感触を知った。
何かを思い出したように、ローザはもう一度頭を下げる。
「申し訳ありません」
うつむくローザの目には、少しだけ暗い影が宿っていた。王はしばらく彼女を見つめ、それから静かに言った。
「心配をかけるな」
その言葉には、怒りの余韻と、わずかな憂いが混じっていた。ローザは何も言わず、深く一礼し、作業を始めた。
王宮の西側の端、メイド宿舎の廊下は夜の静けさに包まれていた。就寝前の時間、灯りは落ち着いた明るさで、足音ひとつが響くほどに静まり返っている。
チャコは新人メイドの日課である、明日のパンの詰め替えを行っていた。シエラはそっと近づき、声をかける。
「チャコちゃん、少し話せる?」
チャコは振り返り、親しげに笑った。
「もちろん。どうしたの?」
シエラは少し躊躇いながらも、王子から頼まれた件を打ち明けた。
「王子様が、現王について調べてほしいって……お願いされて」
チャコは眉をひそめ、手早く作業を済ませた。二人の相部屋に場所を変える。シエラは王子から、現王の状況を知るために、王が抱えている専属メイドに接触を試みるように頼まれたと報告した。チャコは何も言わず、黙って報告を聞いた。
「ずいぶんと危ない橋を、渡ってるわね」
言葉の選びこそは冗談めいているものの、チャコの目は真剣だった。
「私も、業務の合間に王国の情勢を探ってるけど……現王の周りは、特に監視が厳しいの。噂レベルでも情報が洩れてこない。今日何をしているのかも、わからない。近づけるのは、ごく限られた人だけよ」
チャコは少し間を置いて、シエラの肩に手を置いた。
「無理をしないようにしてね。あなたが傷つくのは、見たくないから」
シエラは小さくうなずく。チャコは少し考え込み、それから静かに言った。
「とはいえ、専属メイドを糸口にするのは良い手ね。ローザ様は忙しい人だけど、王子様の頼みなら話を聞けるかもしれない」
チャコはそう言うと、「こっちよ」と、夜の廊下に進み出た。シエラは焦りながらも、早足で付いていく。足音を響かせないように歩きながら、チャコは現王の専属メイドは1名、ローザという人物だと説明した。彼女は現王が個人的に雇ったメイドであり、身の回りの世話を近衛騎士の代わりに一切引き受けているらしい。
「忙しくてあまり戻ってこないけど……この時間なら、部屋にいるかも」
チャコは出入り口の方まで進み、階段を上がった。左の突き当たりにある扉の前で、チャコは足を止める。
小さいが趣味の良いドアを、チャコはそっと叩いた。中から柔和な声が返り、チャコはドア越しに語り掛ける。
「ローザ様、私、新人のものです。同僚であり我が主のシエラ嬢が、王子様よりローザ様へご挨拶するようにと指示を賜りました。このような夜分に恐縮ですが、お目通り願えますでしょうか?」
少しの沈黙の後、足音が近づき、ドアが静かに開いた。
「どうぞ」
そこには、柔和な微笑みを浮かべた美しい女性が立っていた。夜中の訪問にも関わらず、彼女はまったく動じる様子を見せない。
チャコは、「この子です」とシエラを紹介した。ローザはチャコに「わざわざありがとうございます」と丁寧に礼を述べた。そしてシエラを部屋に通した。
部屋の中は整然としていた。家具はほとんどなく、小さなベッドのみが壁際に置かれている。殺風景な部屋の中で、唯一窓辺には白いバラが一鉢、静かに咲いている。
ローザはシエラをまじまじと眺め、微笑んだ。
「あなたが、第二王子様の……」
「はい。シエラと申します」
ローザは椅子を勧め、シエラは静かに腰を下ろした。部屋には椅子が一脚しかなかったので、ローザ自身はベッドに腰掛けた。
ローザは会話を穏やかに始め、シエラの事情をつぶさに聴きとった。彼女は物腰が柔らかく、ぶしつけな訪問者の話を親身に聞いてくれる。
しかし、時折ふと黙り込み、何かを考え込むように視線を落とす癖があった。その沈黙は、空気を張り詰めさせるほどではないが、どこか遠い場所に心を置いてきたように見えた。
シエラが王子の状況と現王に対する心配をローザに報告すると、「お話くださって、ありがとうございます」と返答があった。
ローザは何度かそうであったようにしばし考えこみ、口を開いた。
「北方王国は、今……科学化の波に揺れています」
ローザは窓辺の白いバラに目をやりながら、静かに語り始めた。
北方王国は、かつて魔法技術を基盤とした国だった。魔法基盤の社会では生まれ持った魔力の資質によって職業や地位が左右されることが普通で、社会の構造は個々人の才能に依存していた。
しかし、現王の代になってから、王国は科学技術へと方針を転換。この十年で、魔法に代わる新たな技術体系が築かれ、王宮の設備から市井の暮らしまで、急速に科学が浸透していった。
「科学が広がっていったのは、そんな理由があったのですね」
シエラの言葉にローザは、微笑んでうなずいた。そして、科学の利点を穏やかに説明する。
魔法と違って、科学は誰にでも平等に扱える技術である。生まれながらの資質に左右されず、努力と学習によって誰もが使いこなせる可能性を持つ。
「王様は、そうした技術こそが人類の正しい歩みだと、信じておられるのです」
一方で、科学技術の導入には大きな代償も伴っていた。魔法に頼っていた生活基盤を科学に置き換えるには、膨大な資源が必要だった。その確保が追いつかず、経済は一時的に停滞。医療や衛生の転換も遅れ、結果として人口の減少や疾病の増加が起こっている。
「問題は、山積しています」
ローザはそう言って、表情を曇らせた。現王は、こうした問題に対応するため、複数の政策を同時に推し進めている。激務に追われる日々の中で、神経質になっているのも無理はなかった。
「近衛騎士の交代すら嫌がるほどで、私が雇われました。今は、身の回りの世話はほぼ全て私が」
シエラは一瞬だけ言葉を探したが、ローザはにこりと笑って発言を制した。そして、続けた。
「陛下が厳しい表情を見せることが多くなっているのは、多忙ゆえのことです。第二王子様へのご心象を悪くしたわけでも、健康を害しているわけでもありません。……どうか、そのようにお伝えください」
王子への配慮で出来上がった完璧な伝言に、シエラはうなずくしかなかった。やがて、ローザは立ち上がり、身だしなみを整えはじめた。
「これから、陛下の就寝の支度を手伝わなくてはなりません。今は、少しだけ休憩をいただいていたのです」
シエラはすぐに立ち上がり、礼を述べる。二人は並んで部屋を後にした。ローザは軽く会釈し、夜の王宮の廊下に消えていった。
しばしの後、ローザは現王の私室を訪れた。部屋は静まり返っており、灯りは低く抑えられている。王は書類に目を通していたが、ローザの声に顔を上げた。
「第二王子殿下の専属メイドが、私にご挨拶にいらっしゃいました」
ローザは、王子の命を受けて訪ねてきたシエラのことを、丁寧に言葉を選んで伝えた。
「殿下は、陛下のお身体を心配しておられました」
その言葉に、現王の表情が険しくなる。
「……なぜそんな勝手なことを?」
声は低く、しかし怒気を含んでいた。
ローザはすぐに頭を下げる。
「申し訳ありません、ご心配は無用とお伝えしたのですが…」
速やかな謝罪は本心からのものだったが、その姿に怯えはなかった。
王は一瞬の沈黙の後、突然立ち上がり、ローザの腕を掴んだ。
「他者との過剰な接触は、禁じているはずだ…!」
その手には、力がこもっていた。ローザの腕は冷たく、硬い。彼女は、王の手を通して自らの腕の感触を知った。
何かを思い出したように、ローザはもう一度頭を下げる。
「申し訳ありません」
うつむくローザの目には、少しだけ暗い影が宿っていた。王はしばらく彼女を見つめ、それから静かに言った。
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