結婚する事に決めたから

KONAN

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ミシャオ君とマッチングアプリ

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残り時間30分。


私「あと30分しかないぞ!」


ミシャオ「かなり満腹だ」


私「アイス食いまくってやるぜ」


ミシャオ「で、おめぇの彼女はなんて名前だ?!」


ついにミシャオ君はしびれ切らして聞いてきた。


私「え?俺の彼女の名前?気になるのか?」


ミシャオ「一応確認だ」


私「みさきだ」


ミシャオ「やっぱり竹田みさっきーか!」


私「知り合いか?」


ミシャオ「俺がその昔、好きで追いかけてた子だ」


私「あちゃー追いかけてたのか」


ミシャオ「くそ~羨ましいやつだ」


私「たまたまだろ」


ミシャオ「たまたま付き合えるなんて、どんだけだ」


私「まぁミシャオ君もパン屋の女の子とか、いろいろアタックして付き合ったこともあったろ」


ミシャオ「アタックしても付き合えてないから意味がねぇ」


私「たしかに」


ミシャオ「確かにじゃねえ!おめえってやつは」


私「彼女が欲しいなら、婚活パーティーか、今流行りのマッチングアプリって手もあるぜ!」


ミシャオ「マッチングアプリはもうやっている」


私「顔の見えない相手とのやり取りは、想像が膨らんで楽しいってやつか」


ミシャオ「でも、実際に会うとそうでもねぇ」


私「そうなのか?」


ミシャオ「タイプじゃない子が来る可能性だってあるからな」


私「そんときはどうなるんだ?」


ミシャオ「食事してお互いその日に別れてから、連絡がなくなるパターンだ」


私「じゃあ、いろんな人とお食事だな」


ミシャオ「そう簡単な話じゃねえ、金もかかるからな」


私「無料じゃないのか!」


ミシャオ「当たり前だろ。さてはマッチングアプリやったことねぇな?」


私「ないなぁー、今まで付き合った人は、みんな近くにいたところから発展するパターンだ」


ミシャオ「マッチングアプリには、たまにタイプの子もいたりする。でもライバルが多いから、連絡も取れずに終わるパターンも多い」


私「変な男が金を巻き上げるために、マッチングアプリやってるとかないのか?」


ミシャオ「本人確認があるから、その辺は大丈夫ってわけだ」


私「さすが、マッチングのプロ」


ミシャオ「しかし、おめぇはマッチングアプリもせずに、みさっきーを射止めるなんてな」


私「同じ職場だしな。だんだん俺のことが気になり出したんだろうよ」


ミシャオ「俺もその施設で働いとけばよかったぜ」


私「施設管理の仕事もたまたま、事務長が俺にやってくれって言われて入ったから、たまたまの連続だ」


ミシャオ「ことごとく運のいいやつだ」


私「社内恋愛は楽しいもんなんすよ」


ミシャオ「のろけるねぇ、休みのたびに一緒にどっか行けるなんて羨ましいぜ」


私「今、連絡取り合ってるマッチングアプリの人はいるんか?」


ミシャオ「いるっちゃーいるが」


私「ほぉ、どんな人なんだ?」


ミシャオ「顔はわからんが話は、わりかし合うような気がする」


私「その人に近々会うのか?」


ミシャオ「会うっちゃー会うけど、約束をこぎつけるのが大変なんだ。他の男ともやり取りしてるだろうから、会いたくなるように話を持っていかないといけないしな」


私「巧みな高等テクニックが必要なんだな」


ミシャオ「まぁ、おめぇには関係ない話だろうがよ」


私「たしかに」


ミシャオ「確かにじゃねえ!2回目だぞ!ひでぇ野郎だ」


私「大変申し訳ありません!」


ミシャオ「申し訳ないとも思ってないくせによ」


私「まあな」


ミシャオ「まあなじゃねえ!恐ろしいやつだ!」


私「悪気はこれっぽっちだ」


ミシャオ「悪気あんのかよ!みさっきーみたいな人と俺も付き合いたいぜ」


私「健闘を祈りますよ!たぶん、竹田さんも健闘を祈ってくれるに違いない。と思いたい」


ミシャオ「思いたいじゃなく、思えよ!」


私「竹田さんの名前を言った途端、ミシャオ君のテンション上がったな」


ミシャオ「久々にみさっきーの名前を聞いたからな。まさか、おめぇから聞くことになるとはなぁ」


私「ミステリー」


ミシャオ「ミステリーじゃねぇ!写真とかあるのか?」


私「え!見たいのか?!」


ミシャオ「いや、やめとく」


私「まったく動揺が隠しきれないようだな。マッチングアプリに集中しろよ」


ミシャオ「この状況でマッチングアプリになんて集中出来るかよ!」


私「将来の花嫁探しに落ち着いて行動するのじゃよ」


ミシャオ「あぁ、もう立ち直れねぇ」


私「何かあったんだな」


ミシャオ「いやいや、今話してることでだ!とんでもねえ性格だな」


私「性格は良いと言われている」


ミシャオ「その性格が良いと言ってる奴を、連れてきてくれ」


私「わかった。連れてくればいいんだな竹田さんを」


ミシャオ「冗談だ。連れてこないでくれ」


私「竹田さんに性格が良いと言われたことはない」


ミシャオ「なんだと!」


私「竹田さんの事なんて、忘れてたくせに商業高校の話題からさっき思い出しただけだろ」


ミシャオ「思い出が蘇ってきたんだよ」


私「まぁとりあえず、かき氷でも食って落ち着けよ。いちご味作ってきてやるからよ。俺優しい。神」


ミシャオ「なんで冬にかき氷があるんだよ!」


私「たぶん、たまたまだ」


ミシャオ「今日は、たまたま、偶然のオンパレードだな」


私「残り5分だ」


ミシャオ「おめぇとみさっきーが結婚したら、祝いを持って行ってやるぜ」


私「さすがミシャオ君。マッチングアプリで誰かとミシャオ君が結婚したら、俺も祝いを持ってってやるぜ」


ミシャオ「あぁ、たのむぜ。帰るとするか」


私「そうするか」


こうして、焼肉バイキング第二ラウンドは幕を閉じました。
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