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ワン
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「おい、25番」
「は、はい…なんですか?」
ずっと黙ってた佐々木さんがいきなり口を開いた。ていうか25番呼びなんとかならないのかな
「もうすぐ俺の家に着くがくれぐれも俺を襲ったりするなよ」
「な!?するわけないじゃないですか…死にたくないですもん」
ていうか私は冤罪で犯人になっただけで普通の人間なんだから人を殺すわけないでしょ
「そうだ、首輪つけとけ」
「は、はい」
私は佐々木さんから首輪を貰った。近くで見ると凄く機械機械してる、なるほどここでリモコンの電波を受信しだんだんと首輪が締まっていくのか…考えただけでも恐ろしい。
私はとうとう首輪をつけた。1度つけると自分では外せない構造らしい。
「ふん、似合ってるぞ」
「・・・バカにしないでください」
佐々木さんの言葉は皮肉にしか感じなかった、まぁ佐々木さんもいきなり私なんかとの同棲で苛ついてるんだろうな
それからはずっと黙り込んだまま佐々木さんの家に着いた。意外にも一軒家でそこそこ大きかった
「着いたぞ入れ」
「はい、大きいお家ですね」
「死んだ親父の家をそのまま貰っただけだ」
おぉ、中も綺麗一人暮らしの男性とは思えないなぁと、辺りを隅々見てたら怒られそうなんで黙って着いていくことにしよう。
「よし、座れ…正座な」
「わ、分かりました」
なんだろうお説教でもされるのかな?それともこの家のルール的なのを教えられるのかな?
「とりま使ってみるか」
ポチッ
「え?」
佐々木さんはなんの躊躇いもなくリモコンのボタンを押した、すると私の首輪がピピッと音を鳴らしだんだんと締まっていく
「ちょ!やだ!死にたくない、助けてぇ助けて!お願いします!」
私は命乞いをしながら必死で首輪に手を通し締まるのを防ごうとした、しかしそれでも首輪は止まらず私の手の方が駄目になる。結局死んじゃう…だんだんと息もできなく
「はいOFF」
ポチッ
どうやら電源をOFFにしたらしい、私の首輪が一気に緩くなった、私は荒くなった呼吸を静め佐々木さんを睨んだ
「なんだ、助けてもらっといてありがとうもないのか?」
「あ、あ、ありがとう…ございます」
自分で締めてきたくせになんて対応なの?
「勘違いするなよ?俺たちは仲良しじゃねぇんだよ、お前は今日から俺の犬だ。しつけがなってないようなら容赦なく殺すからな?」
そう言いながら佐々木さんはリモコンをチラつかせる。なんだろう生きている心地がしない。今分かってるのはこの人には絶対に逆らっちゃいけないって事。
「返事は?ほら、わんって鳴けよ」
「・・・・・・ワン」
今日から私はこの人の犬になった
「は、はい…なんですか?」
ずっと黙ってた佐々木さんがいきなり口を開いた。ていうか25番呼びなんとかならないのかな
「もうすぐ俺の家に着くがくれぐれも俺を襲ったりするなよ」
「な!?するわけないじゃないですか…死にたくないですもん」
ていうか私は冤罪で犯人になっただけで普通の人間なんだから人を殺すわけないでしょ
「そうだ、首輪つけとけ」
「は、はい」
私は佐々木さんから首輪を貰った。近くで見ると凄く機械機械してる、なるほどここでリモコンの電波を受信しだんだんと首輪が締まっていくのか…考えただけでも恐ろしい。
私はとうとう首輪をつけた。1度つけると自分では外せない構造らしい。
「ふん、似合ってるぞ」
「・・・バカにしないでください」
佐々木さんの言葉は皮肉にしか感じなかった、まぁ佐々木さんもいきなり私なんかとの同棲で苛ついてるんだろうな
それからはずっと黙り込んだまま佐々木さんの家に着いた。意外にも一軒家でそこそこ大きかった
「着いたぞ入れ」
「はい、大きいお家ですね」
「死んだ親父の家をそのまま貰っただけだ」
おぉ、中も綺麗一人暮らしの男性とは思えないなぁと、辺りを隅々見てたら怒られそうなんで黙って着いていくことにしよう。
「よし、座れ…正座な」
「わ、分かりました」
なんだろうお説教でもされるのかな?それともこの家のルール的なのを教えられるのかな?
「とりま使ってみるか」
ポチッ
「え?」
佐々木さんはなんの躊躇いもなくリモコンのボタンを押した、すると私の首輪がピピッと音を鳴らしだんだんと締まっていく
「ちょ!やだ!死にたくない、助けてぇ助けて!お願いします!」
私は命乞いをしながら必死で首輪に手を通し締まるのを防ごうとした、しかしそれでも首輪は止まらず私の手の方が駄目になる。結局死んじゃう…だんだんと息もできなく
「はいOFF」
ポチッ
どうやら電源をOFFにしたらしい、私の首輪が一気に緩くなった、私は荒くなった呼吸を静め佐々木さんを睨んだ
「なんだ、助けてもらっといてありがとうもないのか?」
「あ、あ、ありがとう…ございます」
自分で締めてきたくせになんて対応なの?
「勘違いするなよ?俺たちは仲良しじゃねぇんだよ、お前は今日から俺の犬だ。しつけがなってないようなら容赦なく殺すからな?」
そう言いながら佐々木さんはリモコンをチラつかせる。なんだろう生きている心地がしない。今分かってるのはこの人には絶対に逆らっちゃいけないって事。
「返事は?ほら、わんって鳴けよ」
「・・・・・・ワン」
今日から私はこの人の犬になった
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